ホーム > 怒髪天 増子直純のナニワ珍遊道

うれしいインディーズ時代の希少盤が再発売!記念も兼ねて
今号はこれまでの作品を今一度振り返る、豪華ディスコグラフィーです

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Profile

怒髪天

どはつてん
’84年に札幌で結成。増子直純(vo/通称兄ィ)を中心に上原子友康(g/通称 王子)、清水泰而(b/通称シミさん)、坂詰克彦(ds/通称坂さん)の4人組で活動中。オトコくさくも人情味溢れる独特の音世界に支えられた圧巻のライブアクトで人気急上昇中のロックバンド。

オフィシャルサイト http://dohatsuten.jp/

Release

Single『オトナノススメ』
発売中
インペリアルレコード


初回生産限定盤<CD+DVD>
3000円
TECI-193


通常盤<CD>
1000円
TECI-194

<CD収録曲>
1.オトナノススメ
2.武蔵野流星号

赤坂BLITZのライブ映像と、今回はなんとツアー移動や楽屋裏までマル秘密着大公開!? 超濃厚なライブ映像&大爆笑必至な珍道中、全80分抱腹絶倒大満足間違いなし!
<DVD収録曲>
1.GREAT NUMBER
2.労働 CALLING
3.マン・イズ・ヘヴィ
4.うたのうた
5.サムライブルー
6.全人類肯定曲
7.NO MUSIC, NO LIFE.
8.セバ・ナ・セバーナ
9.よりみち
10.酒燃料爆進曲

来年1月27日(水)に、早くもニューシングル『ド真ん中節』のリリースが決定!! 続報を待たれよ!

初回生産限定盤CD+DVD 1890円/TECI-208
通常盤CDのみ 1000円/TECI-209

Live

『FM802 STILL20 ROCK FESTIVAL
「RADIO CRAZY」』
発売中
▼12月29日(火)・30日(水) 12:00
インテックス大阪
1日券7800円(オールスタンディング/Pコード338-405)
2日券14500円(オールスタンディング/Pコード:782-432)
FM802リスナーセンター■06(6354)8020
RADIO CRAZY公演事務局■06(7732)8787
1日券の詳細はコチラ
2日券の詳細はコチラ

2010年 ワンマンツアーの開催も決定!
関西は以下4公演の予定ですぞ。

▼5月9日(日) KYOTO MUSE
▼5月11日(火) 神戸STAR CLUB
▼6月4日(金) 滋賀U★STONE
▼6月5日(土) 大阪BIGCAT

News

FM802『BINTANG GARDEN』
12月18日23:00-24:00オンエア
『おとなFREAKS~MUSIC FREAKS ADULT EDITION~』
●DJ=増子直純(怒髪天)
増子流のおとなMUSIC&おとなのROCKIN'スタイルをリスナーに伝える1時間! 25年のROCK道をリスペクトする現役ミュージシャンたちからの質問にも答えます。
(再放送12月20日(日)24:00-25:00)

Link

11月5日発売の怒髪天特集では伝えられなかったこと、第2弾です。お待たせしました。今回もメンバー4人が登場します。今号のお題はずばり、これまでの作品の中から“敢えて選ぶこの1曲!”。そして制作秘話。これまでリリースしたアルバムやシングルの中から、“敢えて”お気に入りの、思い出深い1曲を選んでいただきました。そして、ジャケットや制作コンセプトなどもお伺いしました。インディーズ時代の4作品も再発というタイミングなだけに、メンバーからのコメントをぜひ、ご参考くださいませ!

怒盤

シングル『怒盤』
’00.07.27
★再発盤、発売中!!★

01 : 情熱のストレート
02 : 俺流
03 : あえて荒野をゆく君へ

● 増子直純が語る制作秘話!
増子「3年間の空白期間を経て繰り出した熱く燃えたぎる必殺のストレート。今後の怒髪天のあり方の指針となった記念すべき一枚だね。実は、『サムライブルー』が収録されるはずだったんだけど、eastern youthの吉野(vo)の強引な要望によりコンピアルバム『極東最前線』に収録されることになったんだわ」

● 敢えて選ぶこの1曲!
友康『あえて荒野をゆく君へ』
「ライブでは活動休止前からやっていた曲です。サビの“HEY HEY HEY”が聴き所かな。曲タイトルも“HEY HEY HEY”になるところでした(笑)。 少し歌謡曲的なアレンジが気にいってます」


如月 ニーチェ~Kisaragi-Nietzsche~

アルバム『如月 ニーチェ~Kisaragi-Nietzsche~』
’01.02.24
★再発盤、発売中!!★
1800円

01 : 夕暮れ男道
02 : 五月の雨
03 : 愛の嵐
04 : 楽勝
05 : 美学
06 : 星に願いを

● 増子直純が語る制作秘話!
増子「“如月ニーチェ”って友達のあだ名で。完全にぶっ飛んでるヤツで、そいつのエピソードの中で「小学校のときトレンチコート着てた」ってのがあって。どんだけよ!っていう(笑)。だからジャケットも、トレンチコートが空に舞ってるんだよね。古いお客さんだと、ここから聴いてくれている人が多い。だからこれが、一番好きだっていう人も多い。活動再開して初めてのアルバムなんだよね。毎回、ホント、これが最後の一枚になると思って出そうってずっとやってきたからね。未だにほら、ライブでやってる曲がいっぱい入ってるから。ジャケットは、当時働いてた雑貨屋のビルの屋上で撮って。トレンチコートにタコ糸をつけてさ、何回も投げてやっと撮れて。もうすっごいやったよね。おかげでうまいこと撮れた。これ、失敗した写真は山ほどあるんだよ。で、このトレンチコート、どこいったんだろうってしばらく探してたんだけど、どこにもなくて。どこやっちゃったのかなって思ってたら、友康の車のトランクの中から出てきて…。何年も経ってたからボロ布のようになってた(笑)」

● 敢えて選ぶこの1曲!
坂詰『星に願いを』
「やってて非常に“入る”曲。そのままどっか行っちゃいそうになりますね」


マン・イズ・ヘヴィ

アルバム『マン・イズ・ヘヴィ』
’01.09.28
★再発盤、発売中!!★
1800円

01 : 酒燃料爆進曲
02 : 時代遅れ TARO
03 : 杉並浮浪雲
04 : 祝日前夜
05 : トーキョーサイコ
06 : F・B・H・L
07 : サンセットマン

● 増子直純が語る制作秘話!
増子「これは“男はつらいよ”だよ、何しろ。男の人生と言うか、今とつながるけどコンセプトが“大人”なんだよね。大人の男の苦悩であったり、暮らしというものを表したいと言うか。最初、ジャケットは坂さんの案もあったんだよね。でも反対されて。ビジュアル的にまずイだろうってなって、結局、俺がやることになって。これもまた大変だったよな。デザイナーが大変なヤツで全然上がってこない! 全然、連絡つかなくなって。ギリギリで出来たんだけどめちゃくちゃなの。もういいやと思ったよ(笑)。(デザイナーは)友達だったんだけど、もろもろあったみたいで、半分逃げ腰になっちゃってて、いろいろ大変だったの。だからすごい荒くできてるよ。今見ると面白いけど。インディーぽくていいよね」

● 敢えて選ぶこの1曲!
シミ『酒燃料爆進曲』
「やっぱりこれでしょう。ライブでも盛り上がるし。新しいチャレンジでやってるのもあって」


武蔵野犬式 ムサシノドッグスタイル

アルバム『武蔵野犬式 ムサシノドッグスタイル』
’02.06.29
★再発盤、発売中!!★
2300円

01 : 蒼き旅烏
02 : 欠けたパーツの唄
03 : クソったれのテーマ
04 : 泪ヶ丘に立つ男
05 : NINKYO-BEAT
06 : 宿六小唄
07 : 社会人ファイター 08 : 旅路
09 : 福音魂列車
10 : 吠-HOEROU-郎
11 : 207
12 : サスパズレ

● 増子直純が語る制作秘話!
増子「この犬は、知り合いの家の犬でリキって名前。すごいかわいい犬だったよ。このアルバムでさらにお客さんが増えたんだよね。これが一番好きだって人も多いよね。フルだもんね。コレ作るときも大変だったな~。フルで作ったっていうのもそうだったし、この頃ライブをだーっとやるようになってて、ガンガンやろうと思ってたから。ガンガンやって、出せるうちにガンガン音源を出そうと思ってやってたんだけど、コレ、(曲を)入れ過ぎだよ! 今だったら2枚に分けるわ。でもまあ、『サスパズレ』とか、祭り的な要素があってね。そういう楽しみ方ができるんだなって、簡単なものほど一緒に楽しめるってわかったからね。大事な曲、いっぱい入ってるよな。今だったら絶対に2枚に分けてるけど(笑)。正直、曲数にとらわれてた時期だったけど、そういうことじゃない。要は内容だから。12曲も入ってたら聴く側として辛い(笑)! 多過ぎる(笑)!」

● 敢えて選ぶこの1曲!
増子『サスパズレ』
「もう、曲どうこうじゃなくて、ライブのあり方、自分たちが何ができるのかって可能性が広がった曲だから。“曲”とはあまり思えない。“あー、それそれ!”に近い、名調子みたいな。そういうのができてさ。『GET THE GLORIA』(LAUGHIN' NOSE)と思ってるから。キラー・チューン。「サスパズレ」って東北の漁師言葉で、“サス”が物差しで、それから外れる=規格外。規格よりでかいものはそのままなんだけど、規格より小さくて商品にならないものを外すんだよ。すばらしいのは、そういうハンパもんなところ。だからこそいいと思ったんだよね」


TYPE-D

アルバム『TYPE-D』
’02.06.29
★再発盤、発売中!!★
2300円

01 : 北風に吠えろ!
02 : ゆきてかえらず
03 : 俺 VS 俺
04 : 雑草挽歌
05 : 煙草と夕立ちの間
06 : ××××・ジ・エンド
07 : 無職透明 08 : 小さな約束
09 : 生きててイイですか?
10 : 夢と現

● 増子直純が語る制作秘話!
増子「ライブでも未だにやっている楽曲も入ったアルバムだけど、実はテーマが重いんだよね。“生きる”“死ぬ”っていう人間の命題に正面から向き合った作品にしたかったんだよね」

● 敢えて選ぶこの1曲!
増子『夢と現』
「日常のとある風景を切り取るだけで人生の哀しみが見えてくるっていうかさ…。最後の最後に“救われる感じ”を入れたのは、俺の“青さ”なんだと思う」


リズム&ビ-トニク

アルバム『リズム&ビ-トニク』
’04.05.12 発売 (廃盤)

01 : 俺様バカ一代
02 : オオカミに捧ぐ
03 : 夕焼け町3丁目
04 : 明日への扉
05 : また来いよ
06 : 青嵐-アオアラシ

● 清水泰而が語る制作秘話!
シミ「4人が仲良く旅をしている姿が何ともほほえましいジャケットかなと。まさに20数年間、この絵のような感じでバンド活動をしてきたような気がする。いつまでもメンバー全員が揃っててバカ笑いをする! そんなバンドの旅がいつまでも続くといいなぁ。内容は、1曲目から傍若無人、完全無欠のドハツ節が炸裂してるよね(笑)。昔は野球バカ、空手バカなんかの熱い男たちがそこらじゅうにいてさ。そんな、何かに夢中になることの大切さを思い出させてくれる! ってどうかは置いといて(笑)、バカ丸出しで突っ走っていく感じの作品になってて好きですね」

● 敢えて選ぶこの1曲!
シミ『夕焼け町3丁目』
「この歌を聴くとたくさんの思い出が甦ってくる。いろんな意味で懐かしい感じがする」


握拳と寒椿 (ニギリコブシ ト カンツバキ)

アルバム『握拳と寒椿 (ニギリコブシ ト カンツバキ)』
’04.11.24 発売
2000円
TECI-1078

01 : 男の華
02 : 愛の嵐~風速2004メートル~
03 : 今日という名の街
04 : 一番星ブルース
05 : 実録!コントライフ
06 : 孤独くらぶ

● 坂詰克彦が語る制作秘話!
坂詰「ジャケットは、全体のイメージとしての任侠テイストがいい雰囲気をかもし出していると思います! ギリギリのところで暴れる男たちの生き様がうまく投影されていましてですね、目にした人たちが立ち止まり、それを手に取ること必至です!! 作品全体に静と動がうまく混在しておりまして、どの方向からも攻撃されます! メジャー復活後第一弾の重要な作品です!」

● 敢えて選ぶこの1曲!
坂詰『実録!コントライフ』
「激しく疾走するアタッキーなビートですが、泣きもすばらしい名曲! ドラム的に難しいパターンがあったので、プレイで苦労しましたね~」


桜吹雪と男呼唄 (サクラフブキ ト オトコウタ)

アルバム『桜吹雪と男呼唄 (サクラフブキ ト オトコウタ)』
’05.03.24 発売
2000円
TECI-1091

01 : 男は胸に…
02 : 宿六小唄~ダメ男に捧ぐ~
03 : 傷跡のバラッド
04 : 唐獅子牡丹
05 : ロクでナシ
06 : むしけらブンブン
07 : フーテン悪ツ

● 坂詰克彦が語る制作秘話!
坂詰「前作に続き、仁侠映画のカバー曲が入ってます! ジャケの雰囲気とあいまって、より一層、硬派テイストをかもし出してますね。バンドのイメージを決定づける上で重要なアルバムになってます。ジャケットも任侠テイスト第2弾。エピソードとしてはですね、僕がくわえているバラは後付けってことですかね」

● 敢えて選ぶこの1曲!
坂詰『フーテン悪ツ』
「3拍子で独特のビート感を持つ曲なので、グルーヴにナイス・フィーリングを持たせるために四苦八苦した覚えがありますね~」


ニッポニア・ニッポン

アルバム『ニッポニア・ニッポン』
’05.11.02 発売
2500円
TECI-1111

01 : 枯レ葉ノ音
02 : 放吟者
03 : 俺達は明日を撃つ!
04 : 大人になっちまえば
05 : 夕焼け番長のマーチ
06 : 歪ンダセカイ
07 : メイド・イン・ジャパン
08 : 最後のひとり
09 : 美しき誤解
10 : 優しい雨
11 : 幸福の配分
12 : 人間バンザイ

● 増子直純が語る制作秘話!
増子「全体的に“暗い”というか、“重い”テーマで作ったから、意図した作品には仕上がってる。(曲には)個人的な出来事なんかがモロに反映されるタチだからね。これは“歌謡的なモチーフをロックの音像で鳴らす”をスローガンにして突き詰めてきた数年の頂点でもある作品だね。ジャケットはね、これは正直苦労した! トキをデザインしたマークを作ってもらったんだけどさ、なかなかイメージ通りにいかなかったもんな~。今考えるとさ、このマークだけドーンっとデカくあってもよかったかも…」

● 敢えて選ぶこの1曲!
増子『最後のひとり』
「コレ作ったときは泣いた(笑)!!。“ポップなメロに切ない歌詞”っていうさ、それがいいバランスで成り立った素敵な曲だと思う」


俺達は明日を撃つ!

シングル『俺達は明日を撃つ!』
’05.11.02 発売
1050円
TECI-93

01 : 俺達は明日を撃つ!
02 : 望郷ドラ息子
03 : アストロ球団応援歌(絶叫ver.)~テレビ朝日ドラマ「アストロ球団」挿入歌~

● 上原子友康が語る制作秘話!
友康「ジャケットは昔のシングル盤をイメージしてて。この昭和的なチープ感がたまらないなって(笑)。『ニッポニア・ニッポン』の先行シングルとしてリリースしたんだけど、3曲とも見事にタイプの違う曲になってるというね(笑)」

● 敢えて選ぶこの1曲!
友康『アストロ球団応援歌(絶叫ver.)』
「子供のころに読んでた大好きなマンガだったから、挿入歌の話を頂いて、メンバーみんな、うれしかったのを覚えてるな~。勇ましいリズムで全員で歌う軍歌調の歌なんだけど、夏フェスでこれをやったときの、お客さんのポカーンとした顔が忘れられない(笑)」


銀牙伝説WEED

シングル『銀牙伝説WEED』
’05.12.07 発売
1050円
TECI-95

01 : 銀牙伝説WEED ~オープニングテーマ~
02 : つきあかり ~エンディングテーマ~
03 : 銀牙伝説WEED (オリジナル・カラオケ)
04 : つきあかり (オリジナル・カラオケ)

● 清水泰而が語る制作秘話!
清水「昭和のアニメ主題歌の手法、例えば子供合唱団との共演とか、ティンパニーとか、そういうのを積極的に取り入れて、腐りきった平成アニメソングに一石を投じた問題作だと思います(笑)。選曲も昔のシングル盤を意識してA面(1曲目)は勇気溢れる力強いナンバー、B面(2曲目)が哀愁を漂わせた切ないナンバーになっているのが何ともニクイとは思いませんかね!?? このジャケットはね、かわいいウィードが、おじさん4人組の悪い組織と死闘を繰り広げるっていう実写と合成したアニメだと思われたのは言うまでもない!」

● 敢えて選ぶこの1曲!
シミ
「え~! 2曲なので“敢えて”選びません!(笑)。このお話が来たときね、アルバムのレコーディング中にもかかわらず大喜びしたのを覚えてる。アニメ主題歌、好きだからさ。平成というこの時代に、ここまで完璧なアニメ主題歌を作れたっていうのはホントにすごいな!って、勝手に思い込んでるのは…俺だけかな?(笑)」


銀牙伝説WEED~オリジナルサウンドトラックアルバム~

アルバム『銀牙伝説WEED ~オリジナルサウンドトラックアルバム~』
’06.01.25 発売
2500円
TECI-1124

<怒髪天収録曲>
・銀牙伝説WEED ~オープニングテーマ~(TV Ver.&E.G Ver.&A.G Only Ver.1&A.G Only Ver.2)
・つきあかり~エンディングテーマ ~(E.G Ver.&A.G Only Ver.&TV Ver.)
・オトコミチ・ケモノミチ ~奥羽戦士のテーマ~(挿入歌)
+インスト2曲

● 清水泰而が語る制作秘話!
清水「お、またしても俺ですか! えっとね、怒髪天の持ってる男らしくて力強い歌とか、男の哀愁の歌がアニメの内容にぴったり合ってて、より感動するようになってると思います!」

● 敢えて選ぶこの1曲!
シミ『オトコミチ・ケモノミチ~奥羽戦士のテーマ~』
「歌の出だしのコーラスがカッコイイな~って思います! きっちりとした男らしさに振り切ってる歌詞がサウンドと相まってて、昨今くすぶってた男心をまたメラメラと燃え上がらせてくれます!」


トーキョー・ロンリー・サムライマン

アルバム『トーキョー・ロンリー・サムライマン』
’06.11.08 発売
2500円
TECI-1142

01 : はじまりのブーツ
02 : ラブソングを歌わない男
03 : トーキョー・ロンリー・サムライマン
04 : ズタボロブギー
05 : アニキのロケンロー
06 : ビール・オア・ダイ
07 : N・C・T
08 : 喰うために働いて 生きるために唄え!
09 : 泣いてばっかのオマエに…
10 : 82.2
11 : 日刊 大冒険
12 : ありがとな

● 上原子友康が語る制作秘話!
友康「ファミコンをモチーフにしたジャケットで、ゲームのキャラクターになったメンバーと都会の夜の風景が哀愁漂っていてとても気にいってます。中身に関しては、ある意味R&Eの世界観が確立されたアルバムじゃないかな。色々なタイプの楽曲があって、サウンド的にも新たな試みをしてます。今聴くと曲数といい内容といい濃すぎ(笑)!」

● 敢えて選ぶこの1曲!
友康『ありがとな』
「アルバムを締めくくる最高の曲になりました。友達と飲んで騒いだ朝の帰りに流れてきたら泣いちゃうな(笑)。この曲ではクラシックギターを弾きました」


怒髪天

デビューアルバム復刻版『怒髪天』(1991年作品)
’07.03.07 発売
2000円
TECI-1149

01 : 待男-WAITING MAN-
02 : 1回休み
03 : It's So Bad
04 : 流れる雲のように
05 : 遠くの君から
06 : 大物-DEKABUTSU-
07 : 色あせぬ花

● 上原子友康が語る制作秘話!
友康「題字を北島三郎さんに書いて頂いて。当時、同じレコード会社ということでダメ元でお願いしてみたんだけど、実現してすごいうれしかった!! 北海道の大先輩なので。実際、お会いして、目の前で書いて頂いたんだけど、とてつもなく緊張したのを覚えてるな。あと、このアルバムリリースをきっかけに北海道から東京に引っ越して。そういう意味でもバンドにとって、とても大切な1枚です。初めての合宿レコーディング、当時面倒を見てもらっていた、今もだけど(笑)、先輩ミュージシャンのゲスト参加とか、慣れない東京生活の始まりとか、いろんなことを思い出すアルバムになってる」

● 敢えて選ぶこの1曲!
友康『流れる雲のように』
「札幌時代からずっと演っていた、当時のバンドを象徴する曲。今では考えられないくらいブルージーで渋いし(笑)。背伸びしてたのかな…」


D-stance "FREIHEIT YEARS 1999-2004"

ベストアルバム『D-stance "FREIHEIT YEARS 1999-2004"』
’06.11.08 発売
2500円
TECI-1150

01 : サムライブルー "極東最前線"
02 : 情熱のストレート "マキシシングル"
03 : 夕暮れ男道 "如月ニーチェ" 01.2.24 Release
04 : 星に願いを "如月ニーチェ" 01.2.24 Release
05 : 明日をブン殴れ "ロンドン・ナイト4" 01.9.16 Release
06 : 杉並浮浪雲 "マン・イズ・ヘヴィ" 01.9.28 Release
07 : ナラクデサカバ "スペースシャワー列伝~宴~" 02.4.24 Release
08 : 蒼き旅烏 "武蔵野犬式" 02.6.29 Release
09 : クソったれのテーマ "武蔵野犬式" 02.6.29 Release
10 : 社会人ファイター "武蔵野犬式" 02.6.29 Release
11 : 北風に吠えろ! "TYPE-D" 03.7.2 Release
12 : 雑草挽歌 "TYPE-D" 03.7.2 Release
13 : 小さな約束 "TYPE-D" 03.7.2 Release
14 : 俺様バカ一代・改 New Recording
15 : 欠けたパーツの唄 "TYPE-D tour" 03.10.5 新宿LIQUIDROOM
16 : 生きててイイですか? "TYPE-D tour" 03.10.5 新宿LIQUIDROOM
17 : 美学 "TYPE-D tour" 03.10.5 新宿LIQUIDROOM
18 : ハナオコシ 1999年demotape(未発表曲)

● 上原子友康が語る制作秘話!
友康「ジャケットがビカビカだよね(笑)。指紋がつくから俺は触れてない(笑)。これはマネージャーのアイデアだったんだけど、デザインと質感にものすごくこだわって作ったんだよね。インディーズ時代、(前の事務所である)フライハイトの曲でもガンガン、ライブでやってたから、せっかくならベスト盤的なものを出したいなと思って。選曲はね、意外と悩んでなかったんだよね(笑)。濃厚な1枚、まさに入門編です!」

● 敢えて選ぶこの1曲!
友康『ハナオコシ』
「バンドを再結成して、最初に作った曲の中の1曲で、デモテープのカセットを作って配ったりしたんだよね…。ここで収録できて、やっと陽の目を見た!!って思った(笑)」


酒燃料爆進曲

シングル『酒燃料爆進曲』
’07.07.04 発売
1200円
TECI-119

01 : 酒燃料爆進曲
02 : ヘベレ・ケレレ・ヨー
03 : ぐでんぐでん
04 : ビール・オア・ダイ ~二次会編~

● 増子直純が語る制作秘話!
増子「“あり得ないジャケにしよう”っていうコンセプトで作ったんだけど、マジでありない感じに仕上がった(笑)。金髪ネーチャンにハゲづらっていう俺の案は即、却下されたんだけどね! まさに“酒”というテーマを演歌とブルースからロックの手に取り戻した記念すべき作品だよ!(笑)」

● 敢えて選ぶこの1曲!
増子『酒燃料爆進曲』
「いまやライブに欠かせない定番中の定番なんだけど、作ったときはさ、よもやこんなに続けてやる曲になるとは誰一人思ってなかったよ(笑)」


LIFE BOWL

アルバム『LIFE BOWL』
’07.11.21 発売
2800円
TECI-1163

01 : 不惑 in LIFE
   (ゲスト:セイジ from.ギターウルフ)
02 : ドンマイ・ビート
   (ゲスト:ケイタイモ from.BRAT CRUSADERS)
03 : 青の季節
04 : 男と書いて
05 : 3番線
   (ゲスト:ミト from.クラムボン)
06 : 好キ嫌イズム
07 : 俺ころし
08 : なんかイイな
09 : 酒燃料爆進曲
10 : 不惑 in LIFE(reprise)

● 上原子友康が語る制作秘話!
友康「このジャケット、デザイナーさんに曲を聴いてもらったイメージで、完全にお任せで作ってもらったんだけど、出来たのがコレ! 牛(笑)。理由を聴いたら“何となく牛かなと思いまして…”だって(笑)。みんな、衝撃を受けたよ(笑)。アルバムのコンセプトは、シンプルでビート寄りの楽曲を緻密に録ろうっていうもので。ライブに組みやすい曲が多いかな。あと、ゲストに参加してもらったのが新鮮だった! サウンド的に新たな方向を見つけた1枚です」

● 敢えて選ぶこの1曲!
友康『青の季節』
「シンプルな曲、アレンジ、そして歌詞と、とても大事な1曲」


全人類肯定曲

シングル『全人類肯定曲』
’08.11.05 発売
500円
TECI-154

01 : 全人類肯定曲

● 増子直純が語る制作秘話!
増子「正直これは、挑戦だったんだよね。“生きてるだけでオッケー”っていうさ、ともすれば啓蒙的なフレーズになるじゃない。それをどれだけ“軽やか”に伝えられるかっていう。でもそれだけ、あらゆる誤解を甘んじて受けてやるって覚悟もできたんだよね。ジャケットは80年代的でインパクトあって、なおかつヒューマニズムに溢れていないデザインにしたかったから、これ、大正解!」

● 敢えて選ぶこの1曲!
増子『全人類肯定曲』 ※敢えてもなにも、1曲しかないですが。
「“深刻な事ほど陽気に伝えるべき”っていう好きな小説のワンフレーズなんだけどさ、これを実践することによって限界を超えて気がするな」


NO MUSIC, NO LIFE.

シングル『NO MUSIC, NO LIFE.』
’08.11.05 発売
500円
TEI-11

01 : NO MUSIC, NO LIFE.

● 増子直純が語る制作秘話!
増子「“ストレートでシンプル!”、これしか考えずに作った楽曲なんだよね。誰にでも楽しめてこそ音楽だからさ! ジャケットも『全人類…』と対になっててすばらしいよね! 超お気に入り!」

● 敢えて選ぶこの1曲!
増子『NO MUSIC, NO LIFE.』 ※敢えてもなにも、こちらも1曲しかないですが。
「某タワーレコードスタッフと飲みの席での話が現実になったんだよ!  最初は、開店・閉店のときに流す「社歌」を作る予定だったんだけどさ、まさかの「NO MUSIC, NO LIFE.」の名フレーズ使用許可だよね!! 震えたわ~(笑)」


労働 CALLING

シングル『労働 CALLING』
’09.01.07 発売
1000円
TECI-158

01 : 労働 CALLING
02 : 鉄砲玉ぶるーず

● 増子直純が語る制作秘話!
増子「10代のころから温めていたパロディのまさかの発表だよ、コレ(笑)。労働歌的なものを作りたかったんだよね。散々働いてきた自分のためにも(笑)。キツイ毎日を笑い飛ばせるアンセムになればな~と」

● 敢えて選ぶこの1曲!
増子『労働 CALLING』
「自嘲することによって生まれるパワーが絶対にある!! これ、必ずしも労働に対するグチなんかじゃないからさ。これこそがパンクでありロックの源だ!!」


プロレタリアン・ラリアット

アルバム『プロレタリアン・ラリアット』
’09.04.22 発売
(CD)2100円 TECI-1251
(CD+DVD) 2600円 TECI-1250

01 : GREAT NUMBER
02 : 労働CALLING
03 : マン・イズ・ヘヴィ
04 : 全人類肯定曲 ~豪華管楽器隊参戦編~
05 : よりみち
06 : うたのうた
07 : セバ・ナ・セバーナ

● 坂詰克彦が語る制作秘話!
坂詰「このジャケットはイカツイですね~。肉体で稼ぐ!!という感じが出てます! あまりにも力強くて、どっしりとした感じが出ていますね~。この星型、ギリギリまでスタッフの方が調整されていたようですよ。本物の鉄骨でできているような重厚感が、これまたすばらしい! アルバムはですね、最初から最後まで、じっくり聴き入りますね。1曲ごとに違った迫力が襲ってくるので、全7曲と少なめの曲数ですが、聞き終えた後には心地よい疲労感に見舞われるはずです。ハイ。よりストレートにスタイルを主張した作品ですね!」

● 敢えて選ぶこの1曲!
坂詰『セバ・ナ・セバーナ』
「サンバ調ということもありましてですね、パーカッションの類を一番多く使いました。馴れない楽器もあったんですが、うまく溶け込ませることができたと思いますね。ラテンっぽいグルーヴはノリが難しいんですよ。なので、かなり寿命が縮まったはずです!」

 

(取材・文 岩本和子/撮影 渡邉一生(SLOT))


 

 

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