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連載初のゲスト登場!
私たちはSA日比谷野音を応援していますスペシャル!

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第37回の『怒髪天 増子直純のナニワ珍遊道』は、初のゲストをお迎えしてお届けします。7月11日(土)に日比谷野音でのワンマンライブを控え、現在は全国ツアー中のSAより、TAISEIさん、NAOKIさんがご登場。ボーカル&ギタリスト対談ということで、増子兄ィと友康さんとの4名で、バンドのなれそめから昨年1月に開催した怒髪天の武道館公演について、SAの日比谷野音など、ざっくばらんに語ってもらいました! なお、取材は4月1日に行われた梅田クラブクアトロでの「SA presents BIGTOP TOUR 2015 <承>」前に行いました。

 

――では、まずはバンド同士のなれそめを教えてください。

増子「最初はほら、上京してきて、アパートの隣の棟だったから」

NAOKI「80年代のお話やね。西荻窪のひかりコーポ。今はなきひかりコーポです」

増子「引っ越してきたら、隣の棟で。しかも上下にラフィンノーズ。初代、二代目とね」

NAOKI「そうそうそうそう(笑)」

増子「上にBELLEYちゃん住んでたから。なんだここ!?って。東京はもうラフィンノーズばっかりだ! ラフィンノーズばっかり住んでんな!って」

友康「上京してきたなって実感が。ラフィンノーズ住んでる!」

増子「マジかよ!!??って(笑)。すごいびっくりしたわ。東京すげーなって。でも考えたら、出身は関西なんだよね」

NOAKI「俺も上京」

増子「みんな上京組だったんだよ。それで、カメラマンの菊池さんがうちに遊びに来たときに紹介してもらって知り合って。うちで飲んだり、なんだかんだで」

NAOKI「それでライブも観たりしてたから。怒髪天のライブは。本当に最初の頃」

--それからはどんな感じだったんですか?

増子「その後はTAISEIのBAD MESSIAHもなくなって、SAやるっていう話聞いて」

TAISEI「そうそうそう。でもNAOKIちゃんが(SAに)入ったくらいからか、よく(一緒に)やるようになったのは」

NAOKI「14年」

TAISEI「くらい前かな。怒髪天もまた始めたくらい」

増子「ちょうど同じくらい」

NAOKI「近いね」

--活動のタイミングが。

増子「そうそうそう。NAOKIさんもアレだったから、最初会ったとき、DOG FIGHTだったから」

NAOKI「俺も転々としてるからな、かなりバンドはね。最後のところに嫁いできました(笑)」

増子「終の棲家」

NAOKI「見つけました、やっと(笑)。この14年はもう、頻繁よ」

増子「そうそうそう。そっからはもう」

NAOKI「頻繁に」

増子「何かとね」

TAISEI「よくイベント出たよね、何かとね」

増子「呼んで呼ばれて。何しろイベントがま~一緒だった」

TAISEI「ま~一緒なんだ」

増子「ま~一緒だった。何かと一緒だった。ライブのイベントでも会うわさ、週末にWIRE行きゃ会うわ」

TAISEI「会うしね。下北で飲みゃ会うし」

増子「飲みゃ~会うし。最高だったね」

TAISEI「人の結婚、斡旋したりな?」

増子「ありゃ最高だった!」

TAISEI「最高だったな!」

増子「あの時、TAISEI、“ほんっとにそういうこと止めた方がいいよ”って俺とNAOKIさんに言ったよね。“ダメだって、そういうことやっちゃダメだって。ダメだって焚き付けちゃ”って。もうこっちはノリノリになってて」

TAISEI「まあ、いい感じになったんだけど」

増子「まあ、面白かったよね! ほんと、よく一緒になってたし、『サーチ&デストロイ』とか、あと『ロンナイ』(ロンドン・ナイト)だね」

TAISEI「『ロンナイ』ね」

増子「週末にいつも遊びに行ってたところに、ま~いるから。それが楽しくて行ってたんだけどね。行けばいるから。最高だったな~、あのイベント…『サーチ&デストロイ』、最高だったな!」

TAISEI「最高だった」

増子「最後には知ってるヤツしか来なかったもん(笑)。客5、6人」

TAISEI「しょうがないからPONちゃん(『サーチ&デストロイ』主宰)、素っ裸だよな」

増子「PONのさ、誕生日のときにさ、ケーキ買ってきて、わ~!!って、おめでとう!!って顔にやってさ、体についてるヤツみんなでペロペロ舐めんの。(PONは)全裸になってて、ケーキついたヤツ、みんなでペロペロ舐めて。もう東京最高だな!って。それのおかげで誰も来なくなった(笑)。サイコビリーとかパンクとか、あの辺はもう、みんな一緒だったから」

TAISEI「みんな仲間だったね」

増子「みんなあそこに集まってたからな。そら、客も来なくなるわ(笑)」

NAOKI「30代の終わりから40代最初はもう、元気だね。ほんと元気だったね、“We are おっさん”は」

増子「ほんと元気だったね」

NAOKI「元気なおっさんだったね」

--今とはやはり違いますか。

増子「いや、めちゃくちゃだったね。朝まで打ち上げだったから。今はなるべくね、できれば寝たい」

NAOKI「人生の軸足が大いにバンド活動に傾いたね、そっから」

増子「そうそうそう」

NAOKI「だからやっぱり、無理はしなくなりましたよ」

増子「気力、体力ともにライブのときを常にピークにもっていきたいっていうのがあるから」

TAISEI「そうそう」

増子「昔は多少むちゃしてもなんとかなったじゃない。今はやっぱりちゃんとコンディション整えとかないと。永ちゃんじゃないけどね、“ビンテージ”になったから」

NAOKI「体はビンテージ!」

増子「ハーレーと同じで、ちゃんとチューニングして」

--今年、SAは日比谷野音大音楽堂で初ワンマンが決まりまして、おめでとうございます! 怒髪天は「SAコムレイズ かかってこん會」会長でもあり、動画メッセージでも「何でもします」と。

増子「そうだよ、何でもしてるよ。今のところ、プロモーションで俺らが出たときに必ず(SAのこと)言ってるし、曲2曲かけてくれるっていうところでは必ずSAの曲もかけてる。そら1曲っていうところはさすがに俺らの曲かけないとね(笑)。新曲かけないといけないから。もう1曲いけますよっていう時は、お願いしますって必ず言ってるし、ことあるごとにTシャツ着て。ほら、俺ら去年、武道館やったときすごい応援してもらったから」

NAOKI「や~、でもこっちが力もらってるよ。あの武道館、夢見させてくれたよ」

TAISEI「言ってくれたときに、もう、すげーうれしかったんだから」

NAOKI「武道館のMCで、SAのこと言ってくれて」

増子「バンドってやっぱりロマンあるよ。俺らも“やるか!”ってなったとき、だいぶ無茶しなきゃいかんなっていうのとさ、金銭的にも、ちょっとバイトして金貯めなきゃなって話になってさ、それでもやろうぜと。最初に誰かがやらないと」

TAISEI「怒髪が武道館やったことによって、次はSAだ!ってMCで言ったとき、まわりのオヤジがみんな、“やれんじゃねえの!? やれんじゃねぇの!?”ってなっちゃってな。待て待て待て待て!と。なめんなよ!?と(笑)」

NAOKI「それでまあ、落としどころとして、俺らはやっぱり日比谷野音をやるっていう。いろんな会場があるじゃないですか。大きい会場はいっぱいあるけど、それではないんですよ」

増子「いや~野音でしょ! 我々の世代は。俺だって最終的なビジョンは野音だったからね。やっぱりもう、MODSの雨の野音」

NAOKI「キャロル、燃え尽きる」

増子「やっぱ野音だろうと」

NAOKI「地方から来た人間だし、“We are おっさん”は」

TAISEI「キャンペーンとか行くと、20代とか10代の子って、日比谷野音が何だか分かんないって。何のこっちゃって」

増子「何のこっちゃ。まあ、でも、それを教えていくのが我々の役目だよな」

TAISEI「そういうことやな」

NAOKI「今、野音を目指してるっていうバンドもそうそういるわけじゃないしね。あれ、ほんまにやろうと思ったら金かかるからね。機材が何もないわけだから」

増子「もっと大きくてやりやすいところもできたから」

--そういう環境の整った場所はいろいろありますが。

TAISEI「あるけど」

増子「思い入れのある会場ってあるからね」

TAISEI「リスク背負ってでもやらなければいけないよね、やっぱりね」

増子「そら、やるとなったら俺ら応援するに決まってるよね。恩返ししたいんだもん」

友康「ほんとさ、SAはちょっと…想像しただけでたまらないよね」

増子「たまらんよね」

NAOKI「キャー!!」

友康「野音ってどこにも代え難い場所だから」

増子「最高なんだよね、見てて」

友康「ほんと最高!」

NAOKI「ほんとそう思う。野外! ほんとすごいですよ。変な空間なんですよ。緑もあるんだけど」

増子「急にオフィス街になる」

NAOKI「あそこにこだまするっていう。そして夕暮れが…!」

増子「最高なんだよね!」

NAOKI「ドラマチックなんですよ。天気もあいまってドラマチック」

増子「最高なんだよな~」

--怒髪天も2010年に日比谷野音でライブをしましたが、4月に雪が降りましたね。

増子「そう、雪降った。4月だよ」

NAOKI「マジで!?(笑)」

増子「41年ぶりに。ほんとバカじゃねぇかと思ったよ。いい加減にしろよって。AXのときは2回、大雪でさ。ほんとに遮断されて」

NAOKI「今度は降らさんでええよ」

増子「そういうのは要らないから!」

TAISEI「北海道から来ましたっていうのをやってくれたんじゃないの!?」

増子「すげー寒かったんだから」

友康「寒かったねぇ」

--そういう気象条件も後々はドラマになるというか。

増子「なるね。雨降っても絵になるから」

--コムレイズのVTRで「最終的に“こんにちは、SAです”って言う」と増子さんがおっしゃっていまして。

増子「そう。全部はしょっちゃって、“SAを応援してます”っていうのもはしょっちゃって、最終的に。もういいんじゃない? 最後は“こんにちは、SAです!”で。 “こんにちは、怒髪天です。えー、ねぇ? 今度7月に野音がありますSAを、応援しています”っていうのを、最初と最後だけ。“こんにちは、SAです”」

--ほかにありますか? 怒髪天として応援していく方法。

増子「いやもう、それはいろんなバンドに言っているのと、本当に細かいプロモーションだよね。どこに行ってもチェックするし、言っていくし。CD屋を見かけたら、ちゃんと面出しをする。すごい細かい作業」

--そういう地道な作業が…

増子「大事だよ。CD屋で“お、面出しされてんだ!?”って」

TAISEI「俺らの時代で初めてCDになったときさ、CD屋行って面出ししたよね」

友康「やったやった」

TAISEI「やるんだよ」

増子「だって小っちぇえんだもん、CD」

TAISEI「こんな縦に入れたら見えねえじゃんって」

友康「そうそう(笑)」

増子「必ずやったよ。ほかのヤツのは下げといて。それが世のためだと思ってたから」

--SAも去年30周年で、3時間のライブもされました。

増子「恐ろしいよ」

--どうでしたか?

NAOKI「ファンへの感謝祭みたいなものだったけど、ぶっちゃけ、めちゃめちゃ疲れるよ(笑)。2部構成で、1部で燃え尽きてたから」

TAISEI「真っ白。真っ白になるわ」

増子「俺、思うんだけど、俺の予定ではSAみたいなバンドになるはずだったの。インプット一緒だから」

TAISEI「そういうことだな」

増子「ほぼ一緒だから。こういう感じになる予定だったんだけど。いろいろ……紆余曲折がありまして…。ちょっとおかしな変化が起きてこうなって。だからSA見てたら、すごくうらやましい部分も、憧れる部分もあって。やっぱロックバンドって“カッコイイな”っていうの、大事じゃない? もはや、ね? それは無理だから」

友康「さっきSAのリハ見ててね、ロックバンド組みたいな~って」

一同 おい!!!

増子「それはでもね、俺、わかる。カッコイイ」

友康「ほんとにカッコイイ」

増子「あとやっぱり、年を重ねていくことによって、カッコイイんだけど人としての可愛らしさというものが出てきて。これはね、これは年を重ねないと出ない!」

TAISEI「だね」

増子「若いバンドはカッコつけてるだけに見えるから。そうじゃない、人間性というか、人としての可愛げというか。あれはね、醸し出せないね。ちゃんと決め事をね、ロックのセオリーとか、それを守っていかないとダメよ。やっぱり大変だとは思うけど、それはうらやましいし、憧れる部分はいっぱいあるよ」

NAOKI「でも怒髪天は独自のスタイルを見つけてさ。インプットは一緒なだけに伝わるものは一緒なんですよね」

TAISEI「そうなんだよ」

増子「中身はね」

TAISEI「中身は一緒なんだよね」

増子「中身は一緒」

TAISEI「側が違うんだよ」

NAOKI「だから何回観ても、楽しかったり、ほろりときちゃったり」

TAISEI「俺、リハで泣きそうになったもんな」

増子「今日のリハ、本気でやったから。SAはほら、ライブの後攻だから観れないから。本番前だから。だからリハでちゃんと観てもらおうと思って。こんなにリハを真剣にやったことはない!」

NAOKI「いいリハ見せてもらったわ。本番やったもん」

増子「本番だもん(笑)」

友康「いつもリハ前にギターの弦変えるんだけど、もうダメになっちゃって、また変えた。ライブやった後みたい。なんかこもっちゃって、音が」

NAOKI「あーなるほど」

増子「俺も声かさかさになっちゃって。まずいよ! 今日はもう1回終わった感じだね。本当に。それはでもね、あるよ。何ていうのかな、中身は一緒だと思ってる。アウトプットの仕方が違うだけで」

TAISEI「でも本当に、ロックバンドでも同年代のヤツいっぱいいるけど、こんなにシンパシー感じるバンドはないな、俺は。怒髪天というバンド以外は」

増子「まあ、そうだね。曲聴いてると俺らも泣きそうになるよね。いいんだよね~」

友康「新曲もいいんだよね」

増子「新曲がいいっていうのはいいよね」

友康「そうだね、やっぱ新曲がいいっていうのはいいね」

TAISEI「そうかもね、ほんとにね」

増子「それこそインプットが一緒だから琴線が一緒なんだよね」

NAOKI・友康「そうそうそう」

TAISEI「そうそう、それ欲しいそれ欲しいっていうのが」

増子「ほんといいんだよね。ほんと一番近いと思うな」

--今、バンド同士で、同世代でそういうふうに思えるっていうのは、続けていないと起こり得ないですよね。

増子「そうだね」

TAISEI「SAがこのメンバーになったときと、怒髪がまたもう一度やるぞっていうときと、同じぐらいの時期で、同じところを見ていて、同じように下手こいたこともあったし、ウケなかったこともあったし、わーってウケたこともあって。それを共有してきたっていうのがやっぱりでかいのかなと思う。で、怒髪が武道館をやったときも、もうほんと嬉しかったもんな。悔しいとかより、“おめでとー!!!”って」

増子「いや~、嬉しかったよ。本当に嬉しかった。いやもう、無茶してよかったなって思ったね」

TAISEI「だから、関係者がみんな見てたけど、お互いの顔を見られないの。みんな(笑)。ヤバイヤバイって」

増子「まあ、俺らが一番泣いてたけど(笑)」

NAOKI「わんわん言うてた」

増子「あんな泣くとは思わんかった。鼻の奥痛くなったもん」

NAOKI「始まってすぐやど。ワー!!!って」

増子「あれはね、ダメだよ、ほんと」

--では、怒髪天からSAにメッセージをお願いします。

増子「もうほんと、このまんまでいいと思うし、いくつになっても勝負を賭けた姿を後輩たちに見せてやってほしい。そしてもちろん、俺達にも見せてほしい。やっぱりライバルだから。SAはほんと、ライバルだと思ってる。いい曲作られて、いいライブやられたら悔しいし」

友康「SAは燃えるんですよ、ほんと。見ていて」

増子「今日は(SAが)後攻で俺ら先攻でよかったなと思って。最初にやれらるとね、ほんっともう…必要以上にがんばんなきゃいけないんだから! これあかんわ~って」

NAOKI「ちょ~っと待てと!」

増子「あー! ハードル上げんなよ~!!っていうさ。それはあんだよね」

NAOKI「お互い様であるよ、本当に。それが相乗効果になってすばらしいなと思う」

TAISEI「だから今日は大変だと思う(笑)」

増子「大変だよ。今日は終わったら寝込むわ」

友康「とにかくね、野音が楽しみで。あのね、めちゃめちゃ晴れると思う! で、ビール飲みながら」

増子「最っ高だろうな」

友康「最高の日になる予感がするので、ちょっと楽しもうかなと。SAのCDも予習して」

NAOKI「曲知ってるっていうの嬉しいよね。怒髪の曲もさ、俺、ほとんど知ってるから。わー、これ好き好き!って」

増子「さっきのリハもそうだよね。うおー!きたー!って」

--ちなみにTAISEIさんとNAOKIさんは、雨男、晴れ男で言うと、どちらですか?

TAISEI「どっちだろうね?」

NAOKI「7:3ぐらいで晴れてるから、晴れ男ちゃうかな? どうなんやろ」

--晴れ男です!

増子「俺も去年からね! だいぶ晴れづいてるから」

友康「晴れてる」

増子「それまではだいぶん…」

NAOKI「雪男」

増子「雪男。嵐男だから。嘘だろ!?って」

--では最後に、TAISEIさん、NAOKIさんから、日比谷野音に向けて一言、お願いします!

TAISEI「こうやって怒髪天の皆さんが応援してくれて、会長もやってくれて、本当にもう、期待してくれていることに応えないといけないから。で、同年代のバンドとして怒髪天に追いつけ、追い越せの気持ちで日比谷野音を成功させたいなと思います」

NAOKI「刺激的です、この世が。俺はちょうどね、50歳初のステージが野音なんですよ」

TAISEI・増子・友康「おー!!!」

増子「ドラマチックだな~!」

NAOKI「いや、感慨深いですよ」

TAISEI「うんうん」

NAOKI「自分の過去のバンド歴を考えたら、二十歳で野音に立ったんですよ。その時の野音と50歳の野音……。あの、俺らこうやって14年寄り添ってやってきてさ、周りからは最初な? 成功するかどうかなんて分かんない感じで、“え? NAOKI、SA行くの!?”みたいな声もあったりしたよな。だからほんと、更地から作って、俺達だけの力で、そしてこうやってライバルからの刺激を受けてここまで頑張ってこれたんよね。それで50歳の最初のステージが野音って」

増子「それちょっと聞いただけでぐっと来そう」

NAOKI「鼻血もんですよ、多分。ヤバイよ」

TAISEI「やべぇな…」

NAOKI「でもそれもまた次へのステップを考えてるから」

TAISEI「せやな」

NAOKI「とにかく心から楽しんだろと。そして集まってくれる、東西南北、北海道から沖縄まで、駆けつけてくれるファン達が嬉し涙流してる姿を見たいです。それを見てその夜、俺ら美味しい酒を飲んで、もう失禁するくらい飲む。まだ失禁したことないから。失禁するほど飲むぜ! 50歳で!」

TAISEI「いや、いいんじゃないかな」

NAOKI「その日の夜くらいいいんじゃないかな! それくらいですよ、心意気は」

 

取材・文/岩本和子 撮影/渡邉一生(SLOT PHOTOGRAPHIC)


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Profile

怒髪天

どはつてん
’84年に札幌で結成。増子直純(vo/通称兄ィ)を中心に上原子友康(g/通称 王子)、清水泰次(b/通称シミさん)、坂詰克彦(ds/通称坂さん)の4人組で活動中。オトコくさくも人情味溢れる独特の音世界に支えられた圧巻のライブアクトで人気急上昇中のロックバンド。

オフィシャルサイト http://dohatsuten.jp/

 

SA(えすえー)

SA(えすえー)
'84年、当時高校生のTAISEI(Vo)を中心に結成。3年足らずで解散するも1999年、TAISEIのソロプロジェクトとして再始動。2002年、NAOKI(Gt)の正式加入でバンド化。KEN(Ba)、SHOHEI(Dr)が加入し、現メンバーが揃う。古きよき、そして圧倒的かつ絶対的なロックンロール・スター像を継承するライブパフォーマンスは世代や国境、ジャンルを越えて支持されている。

オフィシャルサイト http://sa-web.jp/

Release

【怒髪天】

酒唄コンピレーションアルバム
『怒髪天 酒唄傑作選
~オヤジだョ!全員酒豪~』

5月13日(水)発売

怒髪天 酒唄傑作選 ~オヤジだョ!全員酒豪~

¥2,000+税 / TECI-1456

01. 宜しく候
02. 酒燃料爆進曲
03. ナラクデサカバ
04. ビール・オア・ダイ
05. ヘベレ・ケレレ・ヨー
06. ぐでんぐでん
07. 悪心13
08. あたしSUPERツラい
09. ちょいと一杯のブルース
10. 日本全国酒飲み音頭

<『日本全国酒飲み音頭』ご当地全員酒豪(下戸&雰囲気酒豪&元酒豪含む)合唱団> ※敬称略
総代表:岡本圭司, 及川ちかし(バラクーダ) / ベートーベン鈴木 (ex.バラクーダ)
東北:菅波栄純, 松田晋二(THE BACK HORN) / 箭内道彦 / 渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)
北陸:スネオヘアー / レキシ
甲信越:MAKOTO, RONZI(BRAHMAN/OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)
関東:カトウタロウ / 加藤ひさし, 古市コータロー(THE COLLECTORS) /コヤマシュウ, マツキタイジロウ, ナガイケジョー, オカモト “MOBY” タクヤ(SCOOBIE DO) / TOMOVSKY / 大木温之(The ピーズ) / 矢沢洋子
東海:TAISEI(SA) / 鈴木圭介, グレートマエカワ, 竹安堅一, ミスター小西(フラワーカンパニーズ)
近畿:うつみようこ / NAOKI(SA) / 奥野真哉(SOUL FLOWER UNION)
中国:ウエノコウジ(the HIATUS) / セイジ, U.G(ギターウルフ)
四国:佐藤タイジ(シアターブルック) / 杉作J太郎 / ロマン優光(ロマンポルシェ。)
九州:氏原ワタル, 赤塚ヤスシ, 森田ケーサク(DOES) / 松原浩三(MILK&WATER) / 武藤昭平(勝手にしやがれ, 武藤昭平 with ウエノコウジ)
沖縄:キヨサク, 儀間 崇, 髙里 悟(MONGOL800)

 

怒髪天「宜しく候」

 

LIVE DVD&Blu-ray
『ドハツの日(10・20)特別公演
怒髪天スーパーライブ ~秋の大感謝祭 "30(サンジュー)ベリーマッチ"~
LIVE AT NAKANO SUNPLAZA』

発売中

※DVDジャケ(1020_DVDJKT)
¥4,000+税 / TEBI-43333

※Blu-ray Discジャケ(1020_BDJKT)
¥4,800+税 / TEXI-51011

01. 威風怒道~愛と栄光のテーマ~
02. 独立!俺キングダム
03. 欠けたパーツの唄
04. 愛の嵐~風速2004メートル~
05. 男、走る!
06. あたし、SUPERツラい…
07. 地獄で会おうゼ!
08. 蒼き旅烏
09. あえて荒野をゆく君へ
10. プレイヤーⅠ
11. DO RORO DERODERO ON DO RORO
12. 己 DANCE
13. GREAT NUMBER
14. 枯レ葉ノ音
15. そのともしびをてがかりに
16. 雪割り桜
17. ロックバンド・ア・ゴーゴー
18. 喰うために働いて 生きるために唄え!!
19. 団地でDAN!RAN!
20. セバ・ナ・セバーナ
21. ひともしごろ
22. 歩きつづけるかぎり
23. オトナノススメ

*DVD、Blu-ray共に初回プレス盤にのみスペシャル対談を収録したブックレット付き!
<対談内容>
①増子直純×奥野真哉
②上原子友康×カトウタロウ
③清水泰次+坂詰克彦×上田健司

 

【SA】

Album
『BRING IT ON!』

発売中

BRING IT ON!

¥2,300+税 / PAC-009

01. RISE TO ACTION
02. GO ALL THE WAY
03. 青春に捧ぐ part2
04. あったけぇうるせぇ R&R バンド
05. 雄叫び
06. BELIEVE IN MAGIC
07. 破滅型ダンディー
08. YOUR DOOR
09. グロリアス・ボーイ
10. OKEY-DOKEY

 

SA「青春に捧ぐ part2」

 

Album(リマスター盤)
『GREAT OPERATION FOR REVIVE』

発売中

GREAT OPERATION FOR REVIVE

¥2,400+税 / PAC-010

01. DON'T DENY, GIVE IT A TRY!!
02. THIS IS ALL I NEED
03. DEATH OR SUBMISSION
04. DIE WITH HONOR
05. BORIN' BORIN'
06. DRAWING YOUR FLAG
07. FOR THE UNITY
08. CHAIN
09. KNOW RIGHT FROM WRONG
10. LOOK UP TO THE SKY
11. FOR WHO, FOR WHAT
12. UPSTART BOYS
13. BORSTAL BREAKOUT
14. REVENGE OF GUTTER BOY
15. runnin' BUMPY WAY
16. DELIGHT
17. FIGHT BACK TEARS
18. PUMP IT UP

 

Live

【怒髪天】

「怒髪天TOUR2015 オヤジだョ!全員酒豪
 ~人生航路、酔う SORROW~」

6月28日(日)10:00~一般発売
▼6月27日(土) 18:00
EX THEATER ROPPONGI

アリーナ立見-3900円
スタンド指定席-4500円
※ドリンク代別途必要。
[問]ホットスタッフ・プロモーション
[TEL]03-5720-9999

5月16日(土)10:00~一般発売
▼7月10日(金) 19:00
DRUM LOGOS

オールスタンディング-3900円(要1ドリンクオーダー/整理番号付)
[問]BEA
[TEL]092-712-4221

5月9日(土)10:00~一般発売
▼7月18日(土) 18:00
Hip Shot Japan

オールスタンディング-3900円(ドリンク代別途必要)
[問]G・I・P
[TEL]022-222-9999

5月9日(土)10:00~一般発売
▼7月19日(日) 17:00
仙台Rensa

オールスタンディング-3900円(ドリンク代別途必要)
[問]G・I・P
[TEL]022-222-9999

7月25日(土)10:00~一般発売
▼9月5日(土) 18:00
道新ホール

指定席-4500円
[問]WESS
[TEL]011-614-9999

7月25日(土)10:00~一般発売
▼9月6日(日) 18:00
ペニーレーン24

オールスタンディング-3900円(ドリンク代別途必要)
[問]WESS
[TEL]011-614-9999

7月5日(日)10:00~一般発売
▼9月12日(土) 18:00
なんばHatch

1Fスタンディング-3900円(整理番号付、ドリンク代別途要)
2F指定席-4500円(ドリンク代別途要)
[問]夢番地
[TEL]06-6341-3525

5月30日(土)10:00~一般発売
▼9月13日(日) 18:00
ダイアモンドホール

前売-3900円(整理番号付・別途ドリンク代必要。)
[問]ジェイルハウス
[TEL]052-936-6041

6月28日(日)10:00~一般発売
▼9月29日(火) 19:00
渋谷公会堂

指定席-4500円
[問]ホットスタッフ・プロモーション
[TEL]03-5720-9999

 

「EROSTIKA POP UP STORE PARTY」
▼5月8日(金) 18:00
大阪NOON+CAFE
前売-3300円(ドリンク代別
[出]怒髪天/渡辺俊美/
JACKIE&THE CEDRICS/THEクルマ
[問]NOON+CAFE
[TEL]06-6373-4919

 

「大怒髪展 2015 “歌の歓楽街”」
▼5月17日(日) 15:00
TSUTAYA O-EAST/TSUTAYA O-WEST
立見-5500円(ドリンク代別途必要/特典付)
[出演]怒髪天/八代亜紀/SA/SCOOBIE DO
※18歳以下は当日会場にて1500円返金。要学生証又は顔写真付身分証明書。公演内容に関する詳細はhttp://www.dohatsuten.jp/
daidohatsuten2015/
まで。
[問]ホットスタッフ・プロモーション
[TEL]03-5720-9999

 

『GREENROOM FESTIVAL'15』
発売中
▼5月23日(土) 12:00
▼5月24日(日) 12:00
赤レンガ地区野外特設会場
1日券-9800円
2日通し券-17000円
[出演]オゾマトリ/ママズ・ガン/ザ・グラウラーズ/
トミー・ゲレロ/レイ・バービー/PUSHIM/怒髪天/
FIRE BALL/KEMURI/ペトロールズ/
BAGDAD CAFE THE trench town/他
※ドリンク代別途必要。
※小学生以下は保護者同伴に限り無料。
※出演者は予定のため変更の可能性あり。
※出演者変更に伴う払戻し不可。出演者はいずれかの公演に出演。
[問]GREENROOM FESTIVAL実行委員会
[TEL]03-6692-0939

 

8月29日(土)10:00~一般発売
「氣志團万博2015 Presented by
シミズオクト」

Pコード:261-320
▼9月19日(土)・20日(日) 10:30
千葉県・袖ケ浦海浜公園
1日券-12000円
[出演]
9月19日(土)
森友嵐士(OPENING MATCH)/森山直太朗
(OPENING CEREMONY ACT)/郷ひろみ/
仙台貨物/でんぱ組.inc/氣志團/他
9月20日(日)
LiSA(OPENING MATCH)/私立恵比寿中学/
怒髪天/ももいろクローバーZ/和田アキ子/
氣志團/他
※未就学児童は入場不可。12歳以下は保護者同伴に限り入場可、チケット必要。
※9/19・20の2日通し券-21000円あり(Pコード:781-489)。
[問]ホットスタッフ・プロモーション
[TEL]03-5720-9999

 

6月20日(土)10:00~一般発売
「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2015 in EZO」
▼8月14日(金)・15日(土)
石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
通し入場券-18500円
14日入場券-9300円 15日入場券-13000円
[出演]a flood of circle [Alexandros]/
安全地帯/打首獄門同好会/
沖仁 con 渡辺香津美/キュウソネコカミ/
クラムボン/クリープハイプ/ザ・クロマニヨンズ/
サニーデイ・サービス/佐野元春&THE COYOTE BAND/JiLL-Decoy association/
The SKA FLAMES/SCOOBIE DO/the day
/the telephones/10-FEET/怒髪天/tricot/
夏木マリ GIBIER du MARIE/Nothing’s Carved In Stone/back number/THE BACK HORN/ハナレグミ/Perfume/BIGMAMA
/Fear,and Loathing in Las Vegas/
BUGY CRAXONE/plenty/PE’Z/
THE BAWDIES/WHITE ASH/森は生きている
/ユニコーン/夜の本気ダンス/RIZE/
レキシ&二階堂和美/ROCK’N’ ROLL GYPSIES
/ROTH BART BARON/他
※8/14(金)開場10:00・開演15:00、8/15(土)開場10:00・開演昼12:30。
※雨天決行。
※小学生以下は保護者同伴に限り無料。
※出演者はいずれかの公演に出演、都合により変更の可能性あり。出演者変更に伴う払戻し不可。
※駐車券・バス券(片道)あり(Pコード:781-423)。
[問]WESS
[TEL]011-614-9999

 

【SA】

「SA BRING IT ON TOUR <転>」
▼5月9日(土) 19:00
石巻BLUE RESISTANCE
前売-3300円
[ゲスト]THE STARBEMS
[問]BLUE RESISTANCE
[TEL]0225-98-5876

▼5月10日(日) 18:30
盛岡Club Change
前売-3300円
[ゲスト]THE STARBEMS
[問]Club Change
[TEL]019-652-7182

▼5月15日(金) 19:00
CLUB ♯9

前売-3300円(ドリンク代別途必要)
[出演]SA/CEDIN’DEDEN/他
[問]CLUB #9
[TEL]024-934-1980

▼5月22日(金) 19:30
名古屋クラブクアトロ

スタンディング-3300円(整理番号付・別途ドリンク代必要。)
※小学生以上有料。未就学児童は、大人1名につき1名まで無料。
[問]ジェイルハウス
[TEL]052-936-6041

▼5月24日(日) 18:30
club SPOT

前売-3300円(要1ドリンクオーダー/整理番号付)
[ゲスト]ザ50回転ズ
※未就学児入場不可。
[問]PROJECT FAMIRY
[TEL]092-406-0855

▼5月26日(火) 19:00
神戸 太陽と虎

前売-3300円(オールスタンディング、整理番号付、ドリンク代別途要)
[共演]THE NEATBEATS
※未就学児童は無料。但し、保護者1名につき1名まで無料。小学生以下は有料。
[問]神戸 太陽と虎
[TEL]078-231-5540

▼6月5日(金) 19:00
BESSIE HALL

スタンディング-3300円(ドリンク代別途必要)
※小学生以上はチケット必要。未就学児童は保護者1名につき1名まで無料。
[問]スマッシュ・イースト
[TEL]011-261-5569

▼6月7日(日) 18:30
仙台CLUB JUNK BOX

オールスタンディング-3300円(ドリンク代別途必要)
※小学生以上はチケット必要。未就学児童は保護者1名につき1名まで入場可。
[問]ノースロードミュージック仙台
[TEL]022-256-1000

▼6月12日(金) 19:00
福岡Queblick

前売-3300円(要1ドリンクオーダー/整理番号付)
※未就学児入場不可。
[問]PROJECT FAMIRY
[TEL]092-406-0855

▼6月14日(日) 18:30
Shangri-La

オールスタンディング-3300円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※小学生以上は有料。未就学児童は保護者1名につき1名まで無料。
[問]夢番地
[TEL]06-6341-3525

TOUR FINAL!!
▼7月11日(土) 18:00
日比谷野外大音楽堂

全席指定席-4300円
客席後方ファミリー席-4300円
※雨天決行、荒天中止。小学生以下は当日会場にて2000円返金。詳細は問合せ先まで。
[問]ATFIELD inc.
[TEL]03-5712-5227

Book

『怒髪天が語った1082+10の真実
怒髪級!!』

1714円+税
ぴあ株式会社

怒髪天のことが何でもわかる必読書!
怒髪天に1082の質問を投げかけた怒髪天初の単行本『怒髪天が語った1082+10の真実 怒髪級!!』。バンドの歴史かこれからのこと、音楽観に人生観、はたまた個人的な趣味嗜好まで何でも聞いた1082問! 写真はオール撮り下ろし、ロードムービー風の大阪ロケからかっこよさ炸裂のスタジオ撮影、そして“オッサンのグラビア”と見どころ満載! さらには各方面で大好評、ドラムス坂詰克彦氏の常軌を逸脱した驚きエピソードを全10話収録!
『怒髪天が語った1082+10の真実 怒髪級!!』はBOOKぴあセブンネットAmazon楽天BOOKS、または、全国の書店で絶賛発売中!

 

怒髪天 増子直純
『歩きつづけるかぎり』

2571円
株式会社音楽と人

タワーレコード、HMV限定で、いずれも店頭、WEBで販売。一般書店、CD店での販売はなし。
タワーレコードHMV
お問い合わせ
株式会社音楽と人 販売係
[TEL]03-5452-4266

Link

女性自身WEB連載 増子直純の「男子たるもの」
http://blog.jisin.jp/dht/

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