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1万円の遊び方

 

「そんなイベントやってたの知らんかったわ、暇にしてたのに」。もうそんな言い草、聞きたくない! 
日夜、街で行われている映画、ライブ、舞台、展覧会、トークショーやワークショップなどなどの中から関西きっての街あそび者たちが、ほんとに行きたいイベントをリストアップ。「せめて月に1万円くらいは地元のイベントに使いましょうよっ」てことで、予算は1万円に設定しています。さ~て、今月はどこで遊びましょうか。

※名前をクリックすると各推薦人にリンクします。

 

若旦那家康(舞台の隙間産業)

また広島の劇団に出張舞台監督です。帰って来たら制作として高校演劇部を迎え入れる日々です。

青年団リンク キュイ
『不眠普及』『止まらない子供たちが轢かれてゆく』

7/7(木)~10(日) アトリエ劇研 一般前売2000円×2本
演劇界の次世代を担う作家として注目を集めている綾門優季が率いるキュイの関西初の公演。2作品とも仙台短編戯曲賞を受賞している確固たる作品なので必見です! 2作品同時上演ではないようなので気をつけてリンクをチェックしてください!

ニットキャップシアター 第37回公演「ねむり姫」
7/8(金)~11(月) AI・HALL 一般前売3200円
物語のユニークさと深さにもあらゆる楽器による音楽劇にも定評のあるニットキャップシアターです。それが原作モノ、それも澁澤龍彦の作品をオーディションで迎え入れた大人数でどう舞台化するのか。奇妙な気分にさせてもらえたらいいなぁ!

朝笑『朝からユニット美人vol.4』
7/23(土) AKIKAN 料金1000円
演劇の効能は学校教育にもコミュニケーションの術として取り入られてきています。そんな中、すごく健康的そうでしかし朝からどんなテンションでいたらいいのかと思わせるイベントです。30代半ばをすぎた”美人”たちと夏休みの子供のように朝から活動してみてはいかがか?

神戸ディスコトレイン
7/30(土) 神戸電鉄 谷上駅 ⇔ 岡場駅
お一人様2500円(1ドリンク+菊正宗すだちスパークリング1本付き)
走行中の電車をディスコにする企画。クラブじゃないですよ、ディスコです。必然的にかかる音楽も70年代、80年代ナンバー。ほんまにソウルトレイン。タテノリで横揺れを楽しみたい。

合計 10700円

河合カズキラングレー(スカマー)

関西スカムを牽引できない存在として、バンド・DJ・コスプレなどで広く活動中。最下層音楽がキーワード。ウルトラファッカーズ、アメリカンバッドボーイ、アマリリス【改】、DJ河合カズキラングレー。7/24(日)なんばベアーズ ウルトラファッカーズ久々のライブ http://centralscum.lostfrog.net/

▼ヒョウタン総研インターナショナル
7/3(日) KOBE LIVE SPOT BIG APPLE 前売2500円
4人でひょうたんを使ってテクノ(テクノポップ)を演奏するらしく。しかもひょうたんの栽培・楽器加工もしているらしく。その昔大阪のフリーペーパー界隈で漫画等を制作されてた方がメンバーさんです。すべての要素に関連性が無く、なんだかよくわからないですが、きっとしっくり納得して帰ることができるのだろうと思います。ひょうたんにお酒入れて腰から下げてみたいんです。

押尾学 トークギグ 2016 in大阪
7/22(金) ロフトプラスワンWEST 前売3500円
押尾学先生といいますと、私の場合は映画『ピンチランナー』(2000年/那須博之監督)です。当時人気絶頂期にあったモーニング娘。主演の映画で、意気揚々と観に行った記憶があります。同監督の『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズはもちろん、JAC系の『コータローまかりとおる!』や羽賀研二の『BE FREE!』など80年代アイドルムービーの良作、そして『テラ戦士ΨBOY』や『REX恐竜物語』のようなアイドルムービーの奇作も踏まえた上で観に行ったのですが。作品への個人的評価は差し控えるとしまして、印象に残っているのが押尾先生の演技。作中での輝きは例えるなら吉川晃司の『すかんぴんウォーク』における山田辰夫ばりでした。プライベートでの事件の数々はさておき、アーティスティックな部分の話を聞いてみたいな~と思うところ。

ぼんのこへんのこ祭
7/31(日) 松尾神社(滋賀県湖南市) 無料
男女のシンボルを担いで子どもたちが呪文的なものを詠唱しながら練り歩くというものらしく、性的奇祭系かと思われ気になるところである。調べたところYouTubeに動画があり、80年代オルタネイティブロックの如き呪術感でなかなか良い感じでした。イア!イア!

合計 6000円

吉村祥(FOLK old book store店主)

大阪・北浜にある本屋です。本以外にも食器や古着など、売れるものは何でも売る姿勢で営業中。7/2(土)・3(日)・9(土)・10(日)京都の元・立誠小学校で開催される「カモンサマー」という映画上映イベントの会場で古本を販売。7/22(金)からはフォーク店内でスケラッコ個展「盆の国」を開催。7/11(月)発売の漫画「盆の国」の原画を展示します。

白根ゆたんぽ個展
『抽象・具象・その他美女など、を京都にて』人展 アイマイヲルガン

開催中~7/9(土) トランスポップギャラリー 入場無料
タイトル、フライヤー画像がもうとてもかっこいい。しっかり稼いでいつか作品を買いたいです。

イラストレーター 安西水丸展
開催中~7/10(日) 美術館「えき」KYOTO 当日一般800円
絵本から小説やエッセイの装丁まで、身近に感じられ、かつ、お洒落。いばらないし押し付けない。本当に大好きな絵描きさんです。先日出た雑誌「COYOTE 特集:安西水丸 おもしろ美術1年生もすごく良かった。絵の他に「身の回りの宝物(愛用品)」も展示されるとかで、これは必ず見に行きたい。

企画展「それ、思い込みですよ」
開催中~7/10(日) あくあぴあ芥川(高槻市立自然博物館) 無料
夏はなんだか勉強したくなる気持ちが強くなります。タイトルが気になるこの展示、自然について、へ~!ほ~!と なりに行きたいです。

江口寿史展 KING OF POP 京都編
開催中~9/4(日) 京都国際マンガミュージアム 無料(ミュージアム入場料800円)
きっと一生、江口寿史と高橋留美子の漫画に出てくる女の子が好みのタイプです。原画はもちろん、江口さんが描いているところを生で見られるスケッチイベントも見てみたい。

never young beach『fam fam』TOUR
7/15(金) 梅田AKASO 前売3000円+ドリンク代(Pコード:295-831)
新アルバム『fam fam』に収録の「明るい未来」を家や道端でくちずさんでたら鼻の奥がツンとしてきます。ライブでぜひ聴きたいです。

世界のおいしい絵本展
7/23(土)~8/7(日) EXPO’70パビリオン 無料(自然文化園入園料250円が必要)
最近絵本を読む機会が多く、食べ物が出てくる絵本は子供の食いつきが違うなと思っていました。約100冊がずらっと並ぶそうで楽しそうです。

合計 5350円

イナガキハルカ(悶々OL)

元・ラジオスタッフ、現・新人OL。音楽、お笑い、お芝居。生の舞台に生かされている。その何物にも代えがたい魅力をお伝えしたいとおこがましくも勝手にライブレポート中→http://repoblog.exblog.jp/ 色んな媒体で書きたい!どうぞよろしくお願いいたします。夏が来ました。私を海につれてって。

ATMC 2016 ~Tanabata Session~
7/7(木) 梅田Shangri-La 前売2500円+ドリンク代(Pコード:298-857)
RUSH BALLのスピンオフ企画ATMC。皮肉まみれながら世界平和を目論むラッパー&DJユニットCreepy Nuts、話題沸騰中のフレンズ(大阪初公演!)、キラキラの胸キュンポップなナードマグネット、青臭さがたまらなくグッとくるHelsinki Lambda Club、ハードなパンクバンド空きっ腹に酒、関西のロックDJ集団onion night!からDJSHIGEとVJのMARというこれまたなかなかに面白いラインナップで私的には本編以上にドキドキ!来年は本編の大きなステージをにぎやかすかもしれないこの面子、ライブハウスで楽しんでおきたいっす!

DENIMS『iggy&pops』×愛はズボーン『RIKAKO』発売記念
ミニライブ

7/10(日) タワーレコード難波店5Fイベントスペース 観覧無料
大阪の若手ライブバンドDENIMSと愛はズボーン。DENIMSの2ndアルバム『iggy&pops』は彼らお得意の躍らせるソウルナンバー以外にも、jazzチックな曲や切なげなラブソングまで好き勝手に詰め込んだ装いで、非常に楽しみ♪一方愛はズの『RIKAKO』はVo.GIMA☆KENTAくんが架空の女性を歌ったシングルがリードトラック。盛り上げ上手なこの2組のレアセットでのライブ。さみしくなりがちな日曜の夜、遊びに行かなくては!DENIMSは今回のアルバムを引っさげて初のワンマンも行うなどダメな大人の本気が楽しみやなぁ~

never young beach『fam fam』TOUR
7/15(金) umeda AKASO 前売3000円+ドリンク代(Pコード:295-831)
今年も個人的ベストアルバムになる匂いぷんぷんなネバヤンのNewアルバム『fam fam』!ネバヤン?何それおいしいの?て人はもうすぐさま『明るい未来』のPVを見てほしい!日常がすばらしくHAPPYになるから!私はなんだか行き過ぎて泣けてきたけど!ネバヤンといえばのんびりした夏が似合うどこか懐かしく心地よいサウンドが持ち味だが、昨年名を広めてから、バババンとライブを立て続けに行ってきて、メンバーとの絆も深まり、本気で能動的に楽しくやっていけばいいんだって自信と、これまでになかったほど真っ直ぐに自分の気持ちを歌うそのエネルギーが加わって、たまらない仕上がりになっている。今回の大阪はVo.安部くんが待ち望んだというキセルとの2マン。ライブがまった面白くってゆるくてでも熱くていいんですよ。一緒にはしゃいでしまおう!

大自然単独ライブ「木の下は毛虫が落ちてくる!気をつけろ!!」
7/17(日) 道頓堀ZAZA HOUSE 前売1200円
昨年末のオールザッツ漫才で一番誰やねん!から沸かせたのは大自然だと思う。MCの千原ジュニアもそこで初見で、その後別の番組でもオススメしていたりして。「大自然」って名前だけでもちょっとなんやねん(笑)って笑ってしまいそうになるが、その名の通り(?)デカいオッサン2人で、スケールの大きいような、すんごく適当なような、でもなんだろな、懐がでかいというか、妙に納得してしまうような、下手するとカッコイイってなるようなネタをしたりする。そんな結成1年の2人の初めての単独ライブ。気になるから行ってみようっと。

シソンヌライブ「cinq」
7/30(土) テイジンホール
全席指定5000円(Pコード:450-445)
ほんまにこれまでいろんなネタを見たけどどれもこれも面白いシソンヌ。めくるめくキャラクター変化と、そのやけにうまい演技力で、ディープな設定だって妙にリアルになる。でも「芝居」にはならずにしっかり「コント」にするメリハリのある笑い。最近では芸人が最もライブを見に来る芸人とも言われたりするそう。ん~好きになっちゃうっ!

合計 11700円+ドリンク代

フルタニタカハル(digmeoutART&DINERマスター)

アメリカ村digmeoutART&DINERのマスターです。アート、音楽、カルチャー全般、食などなど、なんでも来いの食いしん坊。 毎週金曜日梅田エストワンMOJA in the houseにて仲間達とDJしていますその名も「Mo'JAZZ FRIDAY」 digmeoutART&DINER7月はKEYTALKコラボカフェやフォトジャーナリスト渋谷敦志さんのファースト写真集『回帰するブラジル』の展示があります。 

江口寿史展 KING OF POP 京都編
開催中~9/4(日) 京都国際マンガミュージアム 無料(ミュージアム入場料800円)
やっと関西に来てくれた江口先生の個展。7月下旬に作品入れ替えもあるそうで2度見れるのはかなり楽しみですね。会期中のイベントにも参加したい。願わくば抽選で勝ち抜き、似顔絵を描いていただきたい。

ART OSAKA 2016
7/2(土)・3(日) ホテルグランヴィア大阪26階(ワンフロア貸切り) 1Day Pass1500円
大阪を代表するアートフェア。日本各地、海外からも沢山のギャラリーが参加しています。毎年、有名無名問わず見応えのある作品に出会えます。アートは難しいからと言わずに一度参加してみてください。面白い作品も沢山ありますよ!チケットは当日、ホテル26階のフェア受付にてお買い求め下さいとのこと。 ※小学生以下は無料(必ず保護者同伴)。

「シング・ストリート 未来へのうた」
7/9(土)~ シネ・リーブル梅田ほか 一般1800円
映画好きの友人が激烈プッシュしている80年代を舞台にした青春映画。僕は高校でバンドデビューしたくて、入学2日目にして先輩に見学に来いと言われたラグビー部で3年間を過ごしたので、こんなおしゃれなバックボーンはないまま大人になりました。でもこれ観てキュンとしたいっす。HP見る限り劇中の音楽も最高ですね。監督を務めたジョン・カーニーは前作の『はじまりのうた』も良かったので期待しております。

いくたま夏祭
7/11(月)・12(火) 生國魂神社 入場無料
毎年楽しみにしているいくたま夏祭は、大阪三大夏祭りの一つ(あと二つは天神祭と住吉祭)。混みすぎないし小さな子供連れでも行きやすいです。境内であるおねり(獅子舞・神輿・枕太鼓)も見応えあり。陸渡御も復活したそうです。

星空スタンド vol.4
7/16(土)~24(日) なんばカーニバルモール 観覧無料+飲食代
清少納言も「夏はよる」と枕草子で書いてるように夏は夜が楽しい。で、裏なんばあたりのお店が出店する「なんばグルメと真夏酒」は間違いなく楽しくていとおかし。会期中はDJやバンドもあるようです。

合計 4100円

池内美絵 (美術家)

引き続きヤスデの死骸と暮らしています。ヤスデ亡き後の土は、西のアトリエにまきました。色々育つといいな。神戸アートヴィレッジセンター広報誌『アートヴィレッジボイス』vol.81にコラム書きました。http://www014.upp.so-net.ne.jp/ike/

スパイス大学 カレーゼミ
7/3(日) KOBE STUDIO Y3 参加費1500円(3店共同スパイスプレート&チャイ付き)
カレー教授(ヒンホイ・桑原教授)が、みみみ堂・佐野坂教授、堀江座・堀江教授を客員カレー教授に迎え、スパイス大学を開校。当日テーマは『2016年こんなカレーが食べたい』『カレーを食べるときに最適な音楽は?』など。普通のカレー好きも参加して大丈夫なのか、不安になる熱さです。

京都大学総合博物館平成28年度企画展『虫を知りつくす』
7/13(水)~10/13(日) 京都大学総合博物館 一般400円(入館料)
昆虫学の最前線を紹介する企画展。京都大学の研究者が講師をつとめる『特別講演会シリーズ・昆虫アカデミア』も贅沢。全13回、なんと無料です(要入館料)。いずもり・ようさんのイラストもかわいい。

『地球に落ちて来た男』上映
7/16(土)~ シネマート心斎橋、神戸アートビレッジセンターほか 前売り1500円
私にとってデヴィッド・ボウイといえば、中学生のときにテレビで見たこの映画。当時ストーリーはあまり頭に入りませんでしたが、何やら美しかった印象がずっと頭に残りました。神戸アートビレッジセンターでの『爆音映画祭 in 神戸 2016』でも上映あり。

場のヒントのマチナビvol.7
「しんかいちセミナリエ~感動・感激!セミの羽化を見に行こう!~」

7/21(木) 神戸アートビレッジセンター、湊川公園ほか 参加無料
『セミナリエ』ってイベント名がすばらしー。羽化ってほんとにキラキラ美しく不思議で感動です。このイベントへの参加は小学生以下のみしかできないので、大人はぜひ個人で観察に出かけましょう。

プロジェクト・ミーティング『事務局のクリエイティビティ ♯01』
7/29(金) 京阪電車なにわ橋駅アートエリアB1 0円
国際展やアートプロジェクトを支える様々な"事務局の人々"をクローズアップするシリーズ。第一回は、ブレーカープロジェクト・松尾真由子さん、おおさか創造千島財団・緒方江美さんをゲストに、アーティストやプロジェクト支援のありかた、現場での創意工夫、今後のビジョンなどについて語り合うとのこと。事務局はほんと重要やと思います。

合計 3400円

保山ひャン (芸術家)

7月は、ダリや若冲といった人気の展覧会が複数あってにぎわうでしょう。アイドルイベントも夏休みをにらんで活発になります。でも、暑い!そんな中、おすすめは7/10(日)に大阪・桜川のenvironment 0gで開催する「保山ひャンpresents ヘリタプコー」です!アマリリス【改】white album(アリスセイラー&嶽本野ばら)による音楽劇、盆と正月による少女ダダ、strain fobia(イソロク)による詩。0gはキャバレー・ヴォルテールと化すでしょう。

EUフィルムデーズ2016 映画で旅するヨーロッパ
開催中~7/15(金) 京都文化博物館 一般500円
フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、ポーランド、ハンガリーなど26のEU加盟国の映画が上映される。今なら、話題の英国の映画もラインナップされている。ギリシア、エストニア、ブルガリア、スロヴァキア、クロアチアの作品など多くは日本初公開のものもあり、見逃せない。

チェコのグラフィックデザイン
-ポスターとマッチラベルを中心に-

開催中~8/8(月) 京都工芸繊維大学美術工芸資料館 一般200円
社会主義体制下におけるチェコスロヴァキア時代のポスターとマッチラベルが公開展示される。現在のチェコの情況とどう違うのか、なども念頭にデザインを楽しみたい。

「妖怪三昧―異形のものの棲むところ」
7/2(土)~8/5(金) 京都市立芸術大学 芸術資料館陳列室 0円
納涼お見舞い申し上げます。「付喪神絵詞」「百鬼夜行絵巻」「土蜘蛛草紙」などが展示される。夏になって活発に動き出すのは虫だけではない。妖怪もまた。生命力が旺盛なこの季節、幽霊や妖怪もつられて生命力活発になってしまうのは、夏のせいかしら。

山本精一画展
7/3(日)~10(日) 伽奈泥庵 ライブ予約1000円+1ドリンク代
ライブのフライヤーなどで画伯炸裂の山本精一の絵の個展。味わい深く笑いたい。3日のオープニングと10日のクロージングにライブがあり、料金欄にはそのときの金額を載せた。ふだんは普通の飲食代のみ。

絵のなかにみえるものみえないもの
7/5(火) 堺町画廊 投げ銭
戦時体制下に作られた国策紙芝居の展示と口演。大衆は時として感情的になり判断を誤るかもしれないが、かつて誤った経験を歴史として見直すことが出来るのは、ひとつの財産でもある。昔の紙芝居が、昔のものなのか、それとも繰り返される未来を予見させるものなのか。娯楽は娯楽として楽しみながら、いろいろ考えたい。

劇団SOLA SOLIVE vol.2 「The Star Festival」
7/9(土) アカルスタジオ 前売1500円+ドリンク代300円
10歳から24歳までの女性パフォーマンス集団、劇団SOLAの歌とダンスと演技のステージ。笑いの要素も感動の要素もライブの要素もあるので毎回楽しみにしているが、さて、今回はどんな舞台を見せてくれるのか、期待。

古橋悌二「LOVERS / 永遠の恋人たち」展示
7/9(土)~24(日) 京都芸術センター 0円
この夏、京都芸術センターとMETROで、ダムタイプ関連の展示&イベントが行われる。ダムタイプを知らない人もよく知る人も、一度は訪れたい。京都芸術センターでは古橋悌二「LOVERS / 永遠の恋人たち」展示とトークイベント(有料)、METROでのダムタイプ上映とトーク(有料)、などが予定されている。日程、料金はチェック&チェック!

MoMAK Filmsキューバ映画特集
7/15(金)・16(土) 京都国立近代美術館 1プログラム520円
「キューバの映画ポスター  竹尾ポスターコレクションより」展示にあわせて、キューバ映画が上映される。展示でそのポスターが見れるウンベルト・ソラス監督の「ルシア」など。

いずみシンフォニエッタ大阪 第37回定期演奏会
「東西巨匠たちのアニヴァーサリー」

7/16(土) いずみホール 一般5000円
サティ(生誕150年)、武満徹(没後20年)、伊福部昭(没後10年)、ジャック・ボディ(没後1年)、スティーブ・ライヒ(生誕80年)。それぞれのアニヴァーサリーにちなんだ演奏が予定されている。現代音楽のくくりではあるが、この巨匠のラインナップだと、安心して楽しめることうけあい。

合計 8720円+ドリンク代、投げ銭

山口良太(音楽と演劇の年賀状展)

本業はデザイナーなんですが、なぜか「イベントでフード出しませんか?」と立て続けに誘われ、7月は京都と大阪でフード出店します。7/2,3,9,10は京都・元・立誠小学校で「カモンサマー! 未公開夏の青春映画特集!! 立誠サマーキャンプ」で焼き菓子を(僕の出店は7/2,9のみ)。7/3は大阪・コワーキングスペース往来の「スナック往来」というイベントでおつまみ出します。どうなることやらドキドキです。

never young beach『fam fam』TOUR
7/15(金) umeda AKASO 前売3000円+ドリンク代(Pコード:295-831)
はっぴいえんどmeetsサーフロック?ふむふむ、なるほどねーと軽く試聴しただけでスルーしてたnever young beachの新譜『fam fam』聴いてみたら、何これめちゃくちゃええでないの。「明るい未来」って曲なんて帰り道に自転車こぎながら歌いたい。自転車といえば高田渡の「自転車にのって」のカバーという選曲も直球だけどいい感じ。大阪のレコ発ライブがキセルと対バンってのも熱い。

悪い芝居 vol.18「メロメロたち」
7/15(金)~18(月) 梅田HEP HALL 前売一般3900円(Pコード:450-149)
悪い芝居の魅力は音楽にあると思っている。岡田太郎によって毎公演作られるオリジナル曲は、山崎彬の荒唐無稽な物語と、観客を挑発する演出の爆発力を上げるのはあたりまえ。ダブ、レゲエ、ロックといったあらゆる音楽の要素を飲み込み、なんちゅうか普通に聴いててかっちょよくて客席で踊りたくなる。そんな悪い芝居が挑むロックバンドを主軸にした舞台。「生演奏」をウリにするくせに妙に音楽が浮いてるどこかのダサ演劇とはちがうぞ。

海まで、あと一歩
7/17(日) 塩屋 旧グッゲンハイム邸 予約3500円
元SAKEROCKの田中馨が立ち上げた謎のバンドHei Tanakaが旧グッゲンハイム邸で見れる!と思ったら、伴瀬朝彦、古川麦、小倉向などなど、東西あちこちで名曲・名演奏を生み出す音楽家も続々と集結。こりゃきもちいい夏の始まりになりそうな予感。

スケラッコ個展「盆の国」展
7/22(金)~8/7(日) 北浜FOLK old book storeほか 無料
スケラッコさんの漫画はほのぼのテイストなイメージがあったのだけど、トーチwebで連載されていた「盆の国」でガツンとやられた。永遠に終わらないお盆の世界から抜け出す少女と死者たちの物語。読者をぐいぐい引き込む骨太な展開と情感を増幅させる繊細な絵で、これはちょう名作だ…!と今年一番うなった。「盆の国」単行本化を記念した個展ということでとても楽しみ。

合計 6500円

ぎゃしゃ (チャラリーマン)

「身体が絞れたらプールに行こう」ではなく、「プールに行くために身体を絞ろう」と自分を追い込む季節的宣言

たをやめオルケスタ「たをやめパレード」
7/2(土) 森ノ宮キューズモール 0円
前日の7/1には、味園ユニバースでフライデーナイトを彩る夜の蝶ライクな18人組女子ビッグバンドが、翌日の昼間にショッピングモールに登場。夜の似合う彼女たちの昼顔を味わうことも、また甘美。素敵な大人のみなさまは、軽くアルコールを投入して昼間からほろ酔って行きましょう。

レプタイルズフィーバー「小さな恐竜たちの世界」
7/2(土)・3(日) ATCホール 前売大人 800円(Pコード:990-225)
生き物全般が苦手なんですが、飼うなら小さな爬虫類かと思ってます。触れて、買えて、トークショーやグッズ販売など隅から隅まで一日かけて楽しそうな企画の中、異彩を放つのは「千葉のターザン」ことパンク町田のステージイベント。彼を見に行くだけでも200%期待できる。

第5回 珍しいそうめんを食べる会~そうめん食べて熊本応援!~
7/7(木) なんば紅鶴 料金2000円+1ドリンク代
フルーツ、野菜、海産物など「それほんまに美味いんか?」という組み合わせのミラクルを一気に約30種楽しめる素麺イベントが、今年も開催。ブルーベリー、ごぼう、にんにく、牛乳、色々な変化球の中、一番の「?」は蕎麦そうめん。本イベントは熊本のメーカー「肥後そう川」支援としても実施されます。昼食抜いて喰らい尽くすしか!!

YKOYKO(タカハシユキオ)個展TOUR2016
7/9(土)・10(日) 堀江Pulp 0円
顔や見た目だけでなくアイテムやジャケットオマージュなど、ファンであればニヤリとしてしまうディティールで楽しませてくれるビックリマン風ミュージシャンイラストを描くYKOYKO氏の個展がついに大阪で開催。2days限りなので逃しませんように!

大阪城ウォーターパーク
7/16(土)~ 大阪城公園 早割 1900円
今月の推薦目玉は、水の都・大阪らしく水ネタです。昼のプールなら、一気に業績回復を成し遂げたハウステンボスが大阪を乗っ取りに仕掛けてくる巨大ウォータースライダーを中心としたテーマパーク。同時開催が「世界のビール祭り」ということではっちゃけ過ぎる大人が続出し過ぎそうだけど、そこは節度を持って楽しみましょう。子供よりはしゃいで、滑って、飛んで、次の日の仕事に支障を残したい。

ナイトプール「THE WATER TERRACE」
7/16(土)~ ホテルニューオータニ大阪 5000円
昼は野外で、夜はホテルで。大阪城付近が夏は水攻め。"夜の"、"大人の"と付ければどんな言葉もムーディーになりますが、一昨年から東京でバカ当たりしているナイトプールは、夏の夜の大人の社交場として、もっともっと拡大される需要。昨年、いち早くナイトプールを仕掛けて大当たりさせた先駆者ニューオータニは今年も攻めの姿勢。どれだけ自覚的に解放できるか、のパリピごっこスキルが求められます。

岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ
7/30(土)~ 伊丹市立美術館 800円
期待するよね。やっぱり。彼が来るのを。

リバーシブル吉岡 単独公演ノークレーム ノーリターン
7/31(日) 堀江SOCORE FACTORY 前売 2000円
尼崎市が生んだピンク歌謡界最後のカリスマ、リバさまが久々のワンマン。ニューアルバム「ラヴ・インスパイア」を初めて聴いた時、飛び跳ねながら泣いてしまった。なんだろうね、この涙は。下世話の先にある崇高なエロスと音楽の悦びが交錯する世界へ、リバさまのピロートークで連れてイカされたい。13-150は僕もだいすきです。

合計 11500円

ぴあ関西版WEB編集部

7/14(木)「大阪立ち飲み酒場(PB版)」、7/28(木)「ぴあ西宮食本」を発売予定。よろしくお願いします!

moogabooga exhibition「Komado コマド」
開催中~7/3(日) gallery yolcha (ギャラリーヨルチャ) 入場無料
TV番組やMV、短編アニメなど、多岐に渡る領域で活躍中のアニメーションユニット「ムーガブーガ」の展覧会。50をこえる小さなシネマと シネマのための小さなポスターをコマドからのぞき見るというもの。ヨルチャは屋根裏部屋のような場所がギャラリーになっているし、のぞき見るっていう展示も面白いなぁ。(A)

Private Talk展
開催中~7/10(日) 阿波座・enoco1F ルーム4 入場無料
関西を拠点に活動する人気イラストレーター、タダユキヒロ、とんぼせんせい、西武アキラ、makomo、山内庸資、yamyamが“プライベート”をテーマに制作した作品の展覧会。面白そう!(A)

映画「うつくしいひと」チャリティー上映会
7/2(土) 神戸文化ホール 全席自由席500円
「熊本の素晴らしさを実感できる映画を作る」という想いのもと、熊本城や菊池渓谷、阿蘇など、熊本を舞台に昨年撮影された約40分の短編映画の上映会。震災後に無くなってしまった風景がこの映画には残っている。震災がなかったとしても観たいと思っていたけど、震災が起きてしまったことでこの映画により深い意味が与えられたような気がする。ちなみに入場料は全額寄付されるとのこと。監督は行定勲、出演は橋本愛や高良健吾など熊本県にゆかりのある人々。(A)

wanna eat CURRY vol. 3
7/10(日) 南船場・CELL 当日2000円(1ドリンク+1カレー付)
いろんなカレーイベントがありますがコレにはまだ参加したことがないので気になっています。参加カレー店は、ツキノワカレー、ワルン、デッカオ、マタタビ、はらいそ、Midnight Sun、サケとスミビとロシュタン。金佑龍くんのライブがあるのもいいなぁ。(A)

星空スタンド vol.4
7/16(土)~24(日) なんばカーニバルモール 参加費無料+飲食代
ウラなんばで朝日を見たこと数知れず、飲んで飲まれて飲まれて飲んでしてきた私にとって外せないのが定期的に開催されているグルメイベント、『星空スタンド』。ウラなんばはもちろん、なんば一帯の個性的過ぎる飲食店がなんばカーニバルモールに屋台として出店。美味いグルメはもちろん、屋外のシチュエーションも相まって開放感は抜群の大人の夏祭り。今年のテーマは真夏酒。ふむ。ウコン注入して、駆けつけます。(M)

江戸の遊び絵づくし―おはつです!笑って遊べる浮世絵、ここに参上。
7/23(土)~9/4(日) 明石市立文化博物館 前売大人800円
歌川国芳や葛飾北斎らが描いた戯画、寄せ絵、影絵など、江戸時代のポップカルチャーとでも言えそうなユーモアあふれる浮世絵を展示。見るだけではなく遊んで楽しめるコーナーもあるよう。7/23(土)は無料開放とのことなのでこの日に行こうか悩むところ。(A)

ゾンビミュージアム
7/29(金)~8/22(月) 大丸心斎橋店北館14Fイベントホール 当日800円
海外ドラマ『ウォーキング・デッド』を見てからゾンビ熱冷めぬところに、リアルゾンビ屋敷がこの夏…との情報をゲット。2020年にアメリカでゾンビパニックが発生、次々と人が死滅しゾンビ化する世界が舞台のデパ上最新お化け屋敷。…なのだけど、正直HP見てるだけでドン引きするほど怖い。でも行ってみたい。会期は約1ヵ月とロングラン。夏の終わりまでには踏み込む…か。(M)

梅田ゆかた祭2016 ゆかたde盆踊り
7/30(土)~31(日) グランフロント大阪 うめきた広場 参加無料
昨夏より、どうにも盆踊り欲が高まりまくり今年も踊らねば…とすでに6月より盆踊りシーズンを個人的に開幕させましたが、7月の注目はうめきた広場の盆踊り。どちらかといえばゆかたで梅田を楽しもう的なイベントですが、盆踊りがこんな街中の好立地な場所で開催されるのは大チャンス。8月の盆踊りトップシーズンへ向けて、都会の盆踊りで弾みをつけようと思ってます。(M)

カリー寺(かりーでら)
7/31(日) 塚口・浄土真宗本願寺派 清光山 西正寺 参加費500円+飲食代
もうひとつカレーイベント「カリー寺」(藤井寺のイントネーションで読むらしい)。こちらは、受付でご飯とお皿、スプーンを受け取って、200円(小盛り)~500円程度(大盛り)のカレーを各ブースで支払うというシステム(ご飯はお代わり自由)。ちょっとづついろんな種類を食べたい人も多いだろうからいいシステムだなぁ。参加カレー店は、ROGSPA、MASH、またたび食堂、shiba curry、かばくんカレー、六甲山モバイルカレーピカソ。トークショーなんかもあるようで面白そう。(A)

合計 4600円

 


注意事項

※掲載しているイベントは7月1日時点で各推薦人が選んだものです。掲載後にイベント概要等が変更になっている可能性があります。必ずリンク先の情報などを各自でご確認の上、ご利用ください。
※金額は推薦人が選んだ席種や券種で表示しております。

 

7月 インデックス

開催中~7/3(日) moogabooga …
開催中~7/9(土) 白根ゆたんぽ個展
開催中~7/10(日) 安西水丸展
開催中~7/10(日) 「それ、思い込み…」
開催中~7/10(日) Private Talk展
開催中~7/15(金) EUフィルムデーズ2016
開催中~8/8(月) チェコのグラフィックデザイン
開催中~9/4(日) 江口寿史展 KING …
開催中~9/4(日) 江口寿史展 KING …
7/2(土) たをやめオルケスタ「たをやめ…」
7/2(土) 映画「うつくしいひと」チャリ…

7/2(土)・3(日) ART OSAKA 2016
7/2(土)・3(日) レプタイルズフィーバー
7/2(土)~10(日) 「カモンサマー! 未公開…」
7/2(土)~8/5(金) 「妖怪三昧―異形…」
7/3(日) ヒョウタン総研インターナショナル
7/3(日) スパイス大学 カレーゼミ
7/3(日)~10(日) 山本精一画展
7/5(火) 絵のなかにみえるものみえ…
7/7(木) ATMC 2016 ~Tanabata …
7/7(木) 第5回 珍しいそうめんを…
7/7(木)~10(日) 青年団リンク キュイ
7/8(金)~11(月) ニットキャップシアター …
7/9(土)~ シング・ストリート
7/9(土) 劇団SOLA SOLIVE vol.2 …
7/9(土) 劇団SOLA SOLIVE vol.2 …
7/9(土)・10(日) YKOYKO(タカハシユキオ)…
7/9(土)~24(日) 古橋悌二「LOVERS…
7/10(日) DENIMS×愛はズボーン
7/10(日) 「保山ひャンpresents ヘリ…」
7/10(日) wanna eat CURRY vol.3
7/11(月)・12(火) いくたま夏祭
7/13(水)~10/13(日)『虫を知り…』
7/14(木) 「大阪立ち飲み酒場(PB版)」
7/15(金) never young beach
7/15(金) never young beach
7/15(金) never young beach
7/15(金)・16(土) MoMAK Filmsキュー…
7/15(金)~18(月) 悪い芝居 vol.18
7/16(土) いずみシンフォニエッタ大阪 …
7/16(土)~ 『地球に落ちて来た男』
7/16(土)~ 大阪城ウォーターパーク
7/16(土)~ ナイトプール「THE WATER…」
7/16(土)~24(日) 星空スタンド vol.4
7/16(土)~24(日) 星空スタンド vol.4
7/17(日) 大自然単独ライブ「木の下…」
7/17(日) 海まで、あと一歩
7/21(木) 「しんかいちセミナリエ~感動…」
7/22(金) 押尾学 トークギグ 2016 …
7/22(金)~8/7(日) スケラッコ個展「盆…」
7/23(土) 朝笑『朝からユニット美人 …』
7/23(土)~8/7(日) 世界のおいしい…
7/23(土)~9/4(日) 江戸の遊び絵づ…
7/24(日) ウルトラファッカーズ
7/28(木) 「ぴあ西宮食本」
7/29(金)『事務局のクリエイティビティ…』
7/29(金)~8/22(月) ゾンビミュージアム
7/30(土) シソンヌライブ「cinq」
7/30(土) 神戸ディスコトレイン
7/30(土)~ 岡崎京子展 戦場のガー…
7/30(土)~31(日) 梅田ゆかた祭…
7/31(日) ぼんのこへんのこ祭
7/31(日) リバーシブル吉岡 単独公演…
7/31(日) カリー寺(かりーでら)

まんが

作:和田淳

※画面をクリックすると漫画が大きくなります。

イラスト作者紹介

「バクのばくー」作者

和田淳●1980年兵庫県生。2002年頃から独学でアニメーションを制作しはじめ、「間」と「気持ちいい動き」を大きなテーマに制作を続けている。『わからないブタ』(10)がファントーシュ国際アニメーション映画祭でBest film、文化庁メディア芸術祭で優秀賞等国内外の映画祭で受賞。『グレートラビット』(12)がベルリン国際映画祭短編部門で銀熊賞を受賞する。
http://kankaku.jp/

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