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1万円の遊び方

作:水口グッチ


 

注意事項

※掲載しているイベントは5月30日時点で各推薦人が選んだものです。掲載後にイベント概要等が変更になっている可能性があります。必ずリンク先の情報などを各自でご確認の上、ご利用ください。
※金額は推薦人が選んだ席種や券種で表示しております。

 

6月 インデックス

開催中 プチ展示『だんごむし・わらじむし』
開催中 『ノスタルジー&ファンタジー 現代美術の…』
6/1(日)まで あごうさとし『…-バベルの塔-』
6/1(日) はくぶつあ『ホネトーク』
6/1(日) 和歌浦アート&クラフト2014『ミチシオ祭』
6/1(日)~15(日) 初めまして古本市
6/1(日) 大野松雄『音の世界』
6/1(日)~30(月) 突劇金魚『穴の宇宙』
6/2(月)まで チチ松村プレゼンツ『…インド店展』
6/3(火)より 『アパートメント・ワンワンワン 第4期』
6/4(水) ワークショップ『…プラバンバッチつくろっ!』
6/4(水) 『淫乱淫酒ヲタク美女たちのから…』
6/5(木) 『アクースモニウムで観る/聴く“建築映画”』
6/6(金)より 『ポリス・ストーリー/レジェンド』
6/6(金)より 『グランド・ブタペスト・ホテル』
6/7(土) ヰタ・セクスアリス『ワンマン・ライヴ!』
6/7(土)より 『罪の手触り』
6/8(日) 『梅酒BAR~梅酒を楽しむ会~』
6/8(日)まで 植田正治写真展『Illusion』
6/10(火)~12(木) 劇団どくんご『OUF!』
6/11(水) 『イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーと…』
6/11(水)まで 『…海文堂生誕100年まつり』
6/12(木)~15(日) 『日本劇作家大会』
6/13(金)まで 『トークバック 沈黙を破る女たち』
6/13(金)~30(月) 子供鉅人『クルージング…
6/14(土) 『spoken words project』
6/14(土)まで 『瀧口修造展』
6/14(土)~22(日) 『和井内洋介の世界』
6/14(土)より アピチャッポン・ウィーラセタクン個展
6/15(日) 大井浩明『時を得たメシアン』

6/15(日)まで 木村のぞみ『片羽の鳥冠』
6/20(金)~22(日) 壱劇屋『UNKNOWN…』
6/20(金)~24(火) 山本桃水『青空と…』
6/21(土)・22(日) 『文楽若手会』
6/21(土)~27(金) 『劇場版 テレクラキャノンボール』
6/21(土)より 『大阪遺産 難波宮』
6/22(日) 『音楽の祭日2014 in みんぱく』
6/22(日) オルケスタ・リブレ『plays JAZZ講談…』
6/26(木) 実験劇場『Decision Points』
6/27(金) Noism『劇的舞踊カルメン』
6/27(金)・28(土) 『柴田聡子と山本精一』
6/28(土) 『両想い管打団!』
6/28(土)まで 細江英公『薔薇刑』展
6/28(土)より レトロ印刷JAM移転イベント
6/28(土)・29(日) 映画連続上映「キラ・ムラートワ」
6/29(日) 『そうさく畑 収穫祭 2014夏』
6/29(日)まで 通崎睦美 選展『通崎好み』
6/29(日)まで 『横尾探検隊 LOST IN…』
6/30(月)まで 『… トリックアートサーカス』


まんが

作:和田淳

 

イラスト作者紹介

「バクのばくー」作者

和田淳●1980年兵庫県生。2002年頃から独学でアニメーションを制作しはじめ、「間」と「気持ちいい動き」を大きなテーマに制作を続けている。『わからないブタ』(10)がファントーシュ国際アニメーション映画祭でBest film、文化庁メディア芸術祭で優秀賞等国内外の映画祭で受賞。『グレートラビット』(12)がベルリン国際映画祭短編部門で銀熊賞を受賞する。
http://kankaku.jp/

メインビジュアル作者

水口グッチ(切り絵イラスト/漫画/赤犬/みにまむす/ミクロムス)●
工作や音楽をやってます。イラスト等のご依頼承ります。
<出演情報>
6月1日@西天満モエラド「虹観ましょう!」
出演:CINEMA dub MONKS、二階堂和美、ミクロムス
6月14日18:30~@立売堀ミリバール2F
「オアハカ本出版記念イベント “BONITA OAXACA VOL.2″」
出演:みにまむす
6月14日19時以降
@アメリカ村のライブハウスのどこか
「STORMY DUDES FESTA! 2014」
出演:赤犬/RAZORS EDGE他28バンド
詳しくはhttp://www.minimamus.comまで。

 

過去ログ

2014年3月
2014年4月
2014年5月

「そんなイベントやってたの知らんかったわ、暇にしてたのに」。もうそんな言い草、聞きたくない! 
日夜、街で行われている映画、ライブ、舞台、展覧会、トークショーやワークショップなどなどの中から関西きっての街あそび者たちが、ほんとに行きたいイベントをリストアップ。「せめて月に1万円くらいは地元のイベントに使いましょうよっ」てことで、予算は1万円に設定しています。さ~て、今月はどこで遊びましょうか。

※名前をクリックすると各推薦人にリンクします。

竹内厚 (編集者)

近頃、無性にバンドがやりたい気分です。

劇団子供鉅人『クルージング・アドベンチャー3』
6/13(金)~30(月)の金土日月 中之島・天満橋周辺 4000円
此花での前作はめっちゃスペクタクルでオフビート、楽しい時間だった。近所なので、演ってる様子をのぞきに行こうかとも思ったり。大川の新しい使い方としても期待してます。

アピチャッポン・ウィーラセタクン個展『フォトフォビア』
6/14(土)より 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA 無料
国際的に活躍する映像作家にして、カンヌ受賞作『プンミおじさんの森』でも知られるアピチャッポン・ウィーラセタクンの国内最大規模の個展が京都にて。ノルウェーの美術館で開催された展覧会の再編版だとか。6/13(金)にはプレイベントでタイのミュージシャンPOD(Moderndog)のスペシャルライブも。

大阪歴史博物館 特別展『大阪遺産 難波宮-遺跡を読み解くキーワード-』
6/21(土)より 大阪歴史博物館 600円
ちょっとした公園程度にしか認識されてない難波宮。でも、かつての国の中心、宮殿やからね。馬鹿にしたもんじゃない。発掘60周年を記念しての展覧会は、「難波宮の建築部材」「難波宮の文字」「難波宮の1950年代」「難波宮の瓦」など、全15章構成の濃密さ。発掘史から最新の調査成果までを反映した、学芸員の熱がイイ。

Noism『劇的舞踊カルメン』
6/27(金) 兵庫県立芸術文化センター A3000円(Pコード:434-690)
金森穣が率いるNoism、好きです。おそらく関西での上演は相当久しぶりなので、近年の様子は知らない。だけど、金森穣にはいい記憶しかない。

細江英公『薔薇刑』展
6/28(土)まで YOD Gallery 無料
なんで今また『薔薇刑』なのか。写真集掲載作品以外も展示、大阪初公開とか言われると、やっぱり見てみたい。三島由紀夫の裸体と向きあう水無月……一句詠めそう。

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合計 9600円

山口良太 (音楽と演劇の年賀状展)

毎年炊いてるいちごジャム、今年は黒胡椒と赤ワインを入れたらすこぶる美味しかった。おしゃれな気分になります。次はらっきょうとレモン酒を漬けたい。

はくぶつあ
『大阪市立自然史博物館でホネトーク』

6/1(日) 大阪市立自然史博物館 500円(博物館入場料込み)・飲み会3000~4000円
博物館ツアー、略して「はくぶつあ」。第1回目のテーマは「ホネ」ということで、いきなりアナーキーさ全開。終わった後は飲み屋でホネトーク、博物トークということで、腕組んでむつかしく考え込むアカデミックさとは無縁のツアーになりそう。構造とかデザインに興味がある人も楽しめる予感。

『日本劇作家大会2014 豊岡大会』
6/12(木)~15(日) 城崎国際アートセンター、豊岡市民プラザ、玄武洞公園、豊岡稽古堂、出石永楽館、城崎温泉街 無料(一部有料)
日本中の劇作家が一同に会し、舞台公演、リーディング、トークショー盛りだくさんの劇作家フェス。出演者は豪華だし、温泉はあるし、よくわからんけど楽しそうだ。谷賢一×山崎彬@玄武洞(!)、内田樹×平田オリザ、iakuが気になる。バスだったら大阪から3700円で行ける、意外と近い城崎。行きたい!(温泉!)

メイシアター 実験劇場 vol.35『Decision Points』
6/26(木) 吹田市文化会館 メイシアター 前売2000円
ダンスやパフォーマンスなどの「身体表現に重きをおく」アーティストのショーケースイベント。過去に見たシリーズではコンテンポラリーダンスあり、コントユニットありで、手法はさまざまだけど、身体ひとつでこれだけいろんな表現ができるのか、とシンプルなおどろきが毎回楽しい。

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合計 9400円

吉村祥 (FOLK old book store店主)

大阪北浜にあるレストランと合体した古本屋の店主。本屋から始まりましたが、最近は本屋よりレストランの方が人気です。この春から、定休日の月曜日に人気スパイスカレーの谷口カレーの出店も。もはやカレー屋。
http://www.folkbookstore.com

はくぶつあ『大阪市立自然史博物館でホネトーク』
6/1(日) 大阪市立自然史博物館 500円(博物館入場料込み)・飲み会3000~4000円
博物館で骨格標本を見ながら、骨に詳しい人から骨トークが聞けるイベント。本物の骨も触れるとのこと! 博物館に行ってただぼんやり展示物を見ててもよくわからないけど、案内人がいたらきっと楽しい。その後には交流会もセットになっていて、博物館つながりっていうかなりピンポイントな友人ができそうです。映画でもなんでも、あとであーだこーだ感想いいながらご飯食べるのが一番のハイライトでしょ!って。自然物の放つ刺激を受けながら博物館の魅力に気づけそうなイベントです。

和歌浦アート&クラフト2014『ミチシオ祭』
6/1(日) 片男波公園・片男波海水浴場 トークイベント参加費1000円
最近個人的に気になっている和歌山の海沿いで、作家もののクラフト市やアート展示、飲食の出店に加えオオルタイチ+ウタモらのフリーライブ、さらに和歌山の山奥のおもしろ素敵な本屋イハラ・ハートショップの井原万見子さんと、本を巡ってこれまたおもしろい活動を続ける内沼晋太郎さんのトークイベントまで。盛りだくさん!なんか元気もらえそう。

初めまして古本市 神戸・京都・大阪古本三都物語
6/1(日)~15(日) マヤルカ古書店びすこ文庫 古本購入代3000円
2012年~2014年にオープンした関西のフレッシュな古本屋さんが集まる古本市。FOLKは2010年オープンなので呼ばれない! 会場となる古本屋さんも、新しく勢力的な活動をされているマヤルカ古書店さんとびすこ文庫さん。新たな視点でセレクトされた古本を買ってフレッシュさを取り戻したい。

植田正治写真展『Illusion』
6/8(日)まで Nadar 入場無料
2000年に亡くなった鳥取の偉大な写真家植田正治の写真展が大阪で。鳥取砂丘で撮影された雄大かつスタイリッシュな写真が有名ですが、今回並ぶのは自宅の小さなスタジオでオブジェやミニチュアを使って撮影された、植田正治の内面的な対話を留めた日記のような作品とのこと。Nadarの親密な空間にすごく合いそう。

劇団子供鉅人『クルージング・アドベンチャー3』
6/13(金)~30(月)の金土日月 中之島・天満橋周辺 4000円
子供鉅人の移動式演劇の第2弾。3ってついてるけど第2弾。町を移動しながら巻き起こる不測の事態もお芝居の中に取り込んでしまう子供鉅人のすごさをまた体験したい。しかも今度はクルージング! 船に乗るだけでもうテンション上がってるので、もう絶対楽しいやん。次々押し寄せる事件を目撃したい。

レトロ印刷JAM移転イベント『ジャムパゴス諸島』
6/28(土)より レトロ印刷JAM 無料
新しさと懐かしさをいつも提供してくれる人気印刷店レトロ印刷JAMが移転!より奥まった場所へ、でも面積は倍に。イベントやワークショップもやり放題できる場所に移転となったら期待は高まるばかり。こけら落としには、混虫(昆虫じゃなく混虫)・色物(植物じゃなく色物)採集イベントを開催。応募によって集まった参加者が自由な発想で考えた虫や植物のカラフルなイラストがずらり並ぶそうです。お客さんは気に入った虫を持って帰れて、それが自分が印刷をオーダーするときの色サンプルになるという印刷屋さんならではの画期的な企画!

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合計 8500円

若旦那家康 (舞台の隙間産業)

6月は突劇金魚アトリエ公演http://kinnngyo.com/の制作とsunday play日本の名作#2「友達」http://sunday-go.jp/tomodachi/index.htmlの制作でフル回転。どれも異空間体験ができる演劇公演となるでしょう。

サーチプロジェクトvol.3
『アパートメント・ワンワンワン-中之島1丁目1-1で繰り広げる111日-』
〈第4期/6月-7月〉

6/3(火)より アートエリアB1 無料
3月に大阪東京公演をした鳥公園という劇団の作品モチーフになった奥原しんこさんの展示がされているという事で、これは見ないと。コラージュされた絵のパースや視点が狂ってきて、何だったら時代もわからなくなる気がする。すごく楽しみ。

劇団どくんご公演第二十八番『OUF!』
6/10(火)~12(木) 吉田神社 前売3000円
5月に長田神社で観ていなかったら京都の吉田神社で。観ていても違いを知りたくなる、日本全国をまわるテント劇団。いやぁ何を考えたらこんな生き方ができるんでしょうか。目の前で繰り広げられる出し物(?)より、出演者が何を見ているのかが気になってしょうがない。誰でもこういう旅に出る可能性があったんだよね。けどほとんどの人がどこかで立ち止るんで、どくんごの生き方へは憧憬があるよね。去年はそんなことを考えた。今年はもっと何をするのか、観ようと思います。

劇団壱劇屋第23回公演 『UNKNOWN HOSPITAL』
6/20(金)~22(日) HEP HALL 前売3200円
本当にすごいペースで活動し続ける壱劇屋。ついにHEP HALLか! 攻めてるなぁ。他に追随できる劇団のない、芸術過ぎず、万人が目で楽しめてゾクゾクさせるパフォーマンス。バカもスゲェも同居している大阪の小劇場でまだ観てないのはまずいんじゃないかと思わせる勢いですね。なのに戦略的な匂いをさせず人に好かれる感じがいい。仕方なしで応援してまうわ。

『柴田聡子と山本精一のツーマンツーデイズ』
6/27(金) 京都UrBANGUILD 6/28(土) 大阪難波BEARS 前売2000円
気になる新人女性シンガー柴田聡子と大阪のベテラン気持ちいい音楽家山本精一のツーマンが京都と大阪で。どっちも趣ある感じで気になるなぁ。柴田聡子はフェスティバルトーキョーとかに出てたりチェルフィッチュと対バンしたり、本当に気になる存在。

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合計 8200円

田中裕一 (屍拾いのコピーライター)

別名、「グランシャトー付近に棲息する人見知り鬼」。ぼくのチョイスするイベントに引っかかる人の特徴は、たぶん「30歳以上、男を漢と変換しがち、ホモソーシャル(チーム萌え・バディ萌えって意味)が好き、そこそこ良い人」だと思います。

『ポリス・ストーリー/レジェンド』
6/6(金)より TOHOシネマズ梅田ほか 1800円
ジャッキー・チェンは言った。「ボク、“ライジング・ドラゴン”デ体ヲ張ッタアクション終ワリニスルヨー」って。あれ?終わってへんやん!!やったぜ!!ふわぁっふー!!というわけで、どうやら監督に騙されて(たぶん)、結果ジャッキー・アクション映画となった『ポリス・ストーリー』シリーズの最新作。内容はどうあれ、オーバー30歳の日本男児は、ジャッキーの勇姿を観に行くべきだっ!

劇団子供鉅人『クルージング・アドベンチャー3』
6/13(金)~30(月)の金土日月 中之島・天満橋周辺 4000円
本公演で大阪から東京へ拠点を移す劇団子供鉅人。彼らの醍醐味のひとつである、芝居と舞台と観客の距離をゼロにする「ゼロ距離芝居」も、もしかすると大阪で見納めかも。前作の『此花アドベンチャー2』は大阪版グーニーズのようで、その世界で同じ空気を吸って、同じ時間を共有するだけでかなりの多幸感がありました。今回もそんな素敵な作品の中に入れることを楽しみにしております。

『劇場版 テレクラキャノンボール2013』
6/21(土)~27(金) 第七藝術劇場 1800円
ジャッキー最新作公開時期に「キャノンボール」という名を冠した映画があるらしい、とググってみれば、これが期待大の男たちによるバトルドキュメント映画だった。内容は、AV監督たちがバイクや車で東京から札幌に向け爆走し、各地でゲットした素人女性の数を競い合う『テレクラキャノンボール』を追ったドキュメンタリー。ご当地キャラふなっしーを黙らせるくらいご当地尻軽女にドビュッシーし、ゴールを目指し爆走でヌきつヌかれつ、まさにセイシをかけた戦いが繰り広げられるであろう本作。6月の男のジメジメ感をぶっ飛ばす「男映画」を見逃すなっ!

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合計 7600円

太田明日香 (編集者)

フリーランス編集者。淡路島出身。オオタ編集室(http://otaskotask.tumblr.com)。高校の同級生と淡路島で農業体験イベントやワークショップを企画する「島の情報室(http://shimamedia-awaji.tumblr.com)」始めました。春色タマネギツアーは無事終わり、次回企画を画策中です。このごろ興味あるのは、地方で自前でメディアを作ることについて。いろんな地方に仕事で行くたびに編集者不足に悩んでいるところが多く、なんとかできないかと思っています。

にしあわじきぼうのいえ 個展『ごはんと、雑貨と、美術部と-』
ワークショップ「のりちゃんとプラバンバッチつくろっ!」

6/4(水) シチニア食堂 3000円(ランチ付き)
障害のある人の施設「西淡路希望の家」のキッチュでユーモアたっぷりなプラバンバッチが作れるワークショップ。布グッズ販売や美術部の作品展示は6/3(火)まで開催中!

人文研アカデミーレクチャー&無料上映会
『イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘』

6/11(水) 京都大学人文科学研究所本館・共通1講義室 無料
原発の燃料となるウラン採掘現場で働く労働者たちの姿を描いたドキュメンタリー映画を、字幕担当の渋谷哲也さんと、『ナチスのキッチン』で注目の藤原辰史さんの解説付きで見るという豪華企画。見逃した方はこの機会に。

『トークバック 沈黙を破る女たち』
6/13(金)まで 第七藝術劇場 前売1500円
どん底を味わったサンフランシスコの女たちが、演じることでどう変わるのかを描いたドキュメンタリー映画。坂上香監督の人の可能性を信じようとする姿に心打たれるはず。

ワークショップ『spoken words project』
6/14(土) アトリエ「Re:」 2500円
着ない服も、柄を変えれば好きになるかも。リユースやリメイクに取り組むアトリエ「Re:」でシルクスクリーンのワークショップ。6/13(金)にはデザイナーの飛田正浩氏による無料の公開制作も!

木村のぞみ 巡回展『片羽の鳥冠』
6/15(日)まで タピエスタイル南船場店 無料
家畜をモチーフにした木村のぞみさんによるオブジェや食器類は、控えめなかわいらしさと上品さに満ちている。好きな器を見つけて生活に彩りをプラスしてみては?

通崎睦美 選展『通崎好み』
6/29(日)まで 東大阪市民美術センター 500円
戦前の着物に、今の洋服にはないロマンを感じるのは私だけでしょうか。マリンバ奏者の通崎睦美さんの着物コレクションでしばしタイムトリップを。

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合計 7500円

河合カズキラングレー (スカマー)

関西スカムを牽引できない存在としてバンド・DJ・コスプレなどで広く活動中。最下層音楽がキーワード。ウルトラファッカーズ、ハードコアデュード、アメリカンバッドボーイ、DJ KKL。http://centralscum.lostfrog.net/
6/15(日)ウルトラファッカーズ@大阪難波ベアーズ 前売1800円 対バン:元祖(from 東京)/ひみつキング/BERLIN/

もすみそ×TSURUPIKA presents
『淫乱淫酒ヲタク美女たちのから騒ぎ』

6/4(水) アメリカ村FANJtwice 前売2000円
グラビアモデルやレースクイーンやレイヤーのみなさんのアニソン・ボカロ生ライブイベントというわかったようなわからないようなイベント。イベント中に流す映像をちょっと手伝ったりしたのではありますが、僕は全貌がまったく掴めておらず、無責任にオススメしているように思われるかもしれませんが、きっと楽しいと思います。 出演:もすみそ、TSURUPIKA、秋葉ちひろ、Miki、葉山藍子、奥野静香、福山ほの香、亜桜みくり、小夏

ヰタ・セクスアリス『ワンマン・ライヴ!』
6/7(土) 大阪難波ベアーズ 前売1800円
その昔、大阪でランブラーズというサイケバンドがいた。友人宅でカセットで聴いたのだが、「虹の橋」という曲がとてもかっこよかった。学生にはファズギターとか新鮮で珍しかったのである。折しも東京ではネオGS(グループサウンズ)ってのが勃興しており、ファントムギフトとかコレクターズとか賑やかだった頃。そのバンドが発展したのがヰタ・セクスアリス。そしてこの日のゲストはフォークテイルズ。フォークテイルズも知人宅でカセットで聴いたのだが、「Sunny Child」というフルート入の曲がとても良かった。という正味25年前の想い出とともにおすすめ。

『そうさく畑 収穫祭 2014夏 + こみっくトレジャーthe Origin』
6/29(日) インテックス大阪 無料
創作系の即売会。同人誌といえば二次創作(パロディ)がひろく知られておりますが、創作系(オリジナル)はまた違った濃さのある世界です。高校の漫画研究会の会誌的なものもあれば、設定の凝った作品や、何冊も続いている大作があったりして驚きます。漫画好きならば楽しめると思います。あ、こみとれoriginのほうは18禁のいわゆる同人誌的なものが山盛りです。

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合計 3800円

有佐和也 (雑誌IN/SECTS編集部)

1987年石川県小松市生まれ。コーポ北加賀屋在住。大学卒業後、2010年からIN/SECTSに所属。大阪・兵庫・京都を中心に、どうにかこうにか編集・執筆を手掛ける。アートエリアB1で〈graf〉と〈IN/SECTS〉協同企画展「アパートメント・ワンワンワン」開催中! クロージングは一大イベントを予定しています。

『梅酒BAR~梅酒を楽しむ会~』
6/8(日) 中野BC 参加費500円(1ドリンク付き)
和歌山は海南市にある「長久」や「紀伊国屋文左衛門」で知られる酒造メーカーが行う、年に一度の梅酒イベント。紀州の梅酒はやっぱりおいしい。中野BCの梅酒全ラインナップを味わえるほかに、梅酒蔵の見学も可能。

『音楽の祭日2014 in みんぱく』
6/22(日) 国立民族学博物館 無料
26年前にフランスで始まった市民のための音楽の祭典。市民のためなのですべて無料。その日本の会場のひとつである、みんぱくでのプログラムがすごい。70年代のフォークが聞けたかと思えばネパールの擦弦楽器サーランギと太鼓マーダルによる民族音楽の演奏、ピアノの原型といわれる打弦楽器ダルシマーによるバロックとクラシックの演奏、ボリビアのダンスもあり。あまねく世界の音楽たち、んーこれは一度観てみたい。

『両想い管打団!』
6/28(土)  元・立誠小学校 予約3000円
「ずっと片想いでした。とうとう両想い 踊る指数は無限大!」なんだか楽しそーな雰囲気満載でマイペースな、片想い&三田村管打団?によるツーマン。ファンはもちろん、ここに行けばお祭りの空気に浸れることは間違いない。

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合計 3500円

池内美絵 (美術家)

ヤスデと暮らしています。そろそろ今年のセミ食計画をたてたいところ。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/ike/

プチ展示『だんごむし・わらじむし』
開催中 伊丹市昆虫館 大人400円
いたこんの企画には、いつも心くすぐられます。協力がみのじさんということは、グッズも充実してるに違いない。話題のオオグソクムシも登場らしいけど、食べる企画はなさそうやなあ(美味しいらしいです。ちなみにダンゴムシもまあまあ美味しいです)。企画展「虫のデザイン」も開催中。

『ノスタルジー&ファンタジー 現代美術の想像力とその源泉』
開催中 国立国際美術館 一般900円
日本の現代美術家10組による展覧会。タイトルとポスター、作家のチョイスにはあまりピンとこないのが正直なところですが、淀テクの展示が久しぶりに見れるのが楽しみ。6/7(土)には、トークショー「郷愁を拾い集める」(ゲスト:淀川テクニック)もあり。

『99+1 海文堂生誕100年まつり』
6/11(水)まで ギャラリー島田deux 無料
昨年創業99年で閉店してしまった海文堂書店の100年目のおまつり。ゆかりの画家の作品展や、記録映像の上映、写真展などが開催されるそうです。土日には、歴代の店長や名物店員が店長をつとめるカフェもオープンとか。めっちゃもりだくさん、deuxからあふれそう。

『和井内洋介の世界─わたしの好きなアメリカ』
6/14(土)~22(日) EDANE 無料
ご機嫌な酔っ払っい代表、和井内氏の展覧会があるそうです。そうや、ただの酔っ払いじゃなくてデザイナーなんやった。と思ったら、なんやねんこのDMの写真。お知らせページ見てもよく分からへんし。行くしかないやん。

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合計 1300円

西尾孔志 (映画監督)

劇団子供鉅人・益山貴司くんとの共同監督映画『キッチンドライブ』撮影99%終了。名作の手応えです! この夏、新宿K'sシネマを皮切りに全国公開。乞うご期待!
http://www.ks-cinema.com/movie/moosic-lab-2014/

突劇金魚 濃厚短編作品集 キンギョの人々vol.3『穴の宇宙』
6/1(日)~30(月) 突劇金魚アトリエ 一般前売1900円
幾多の賞に名を馳せる関西演劇界の異才であり、不思議系美人女優であるサリngROCK率いる、現実の狭間に生息するファンタジーを掬い上げて描く演劇集団。しかも今回は現実の家みたいな場所(てか家?)で1ヶ月間も舞台公演をする。わくわくするわ! いつかこの人の書く日常系ダークファンタジーで映画を撮ってみたい!

『アクースモニウムで観る/聴く“建築映画”』
6/5(木) 同志社大学寒梅館 一般1300円
『ゴダールのソシアリスム』や七里圭監督の『DUBHOUSE』『夢で逢えたら』等を、アクースモニウム(電子音響音楽をコンサートで発表するための「多次元立体音響装置」)で上映。「爆音映画祭」の京都会場や、音像と映像の野心的な企画を幾多と発表し続けて来た寒梅館らしい試み。ソニマージュ(音響sonと映像imageの対等な融合を意味するゴダールの造語)で感性と脳ミソをスッキリ洗いに行く。

『グランド・ブタペスト・ホテル』
6/6(金)より TOHOシネマズ梅田ほか 一般1800円/レイト1300円
大好きなウェス・アンダーソン監督の最新作! 人生で唯一、映画館で大声で嗚咽をあげて泣いてしまった映画『ライフ・アクアティック』やコマ撮りアニメ『ファンタスティックMr.FOX』の若きアメリカ人監督。この人のせいで、撮影中に良いカットが撮れたら「ねぇ、今のカット、ウェス・アンダーソンみたいじゃね?」と周囲のスタッフに同意を求めて回る困った監督になってしまったよ、僕。

『罪の手触り』
6/7(土)より シネ・リーブル梅田ほか 一般1800円/水曜1100円
6月は凄いねー。ゴダールにムラートワにウェス・アンダーソンに、そしてこのジャ・ジャンクーと、映画芸術の名監督揃い! アジアで今一番の映画作家だと思うジャ・ジャンクー。『青の稲妻』『世界』と常に現在の映画芸術を革新し、オフィス北野がスポンサーになっている中国の鬼才。今回は「普通の人々の暴力」を独自の映像美学で描く。予告編だけでザワザワした。

劇団子供鉅人『クルージング・アドベンチャー3』
6/13(金)~30(月)の金土日月 中之島・天満橋周辺 4000円
一緒に映画を撮った関係で「身内褒め」に見えてしまうのが惜しいけど、本当にイチオシ&期待の公演! 前回のアドベンチャー演劇『コノハナアドベンチャー2』は、観客と役者が此花の町を練り歩きながら様々な演劇アトラクションを体験するというもので、正直、軽いノリで観に行ったのだが大好きな『グーニーズ』などのハリウッド映画を彷彿とさせるキラキラ&ドラマティックな展開にノックアウトされてしまった。第2弾は船!クルージング!ドリンクも付いて、手作り感あふれる大スペクタクルを堪能しよう! チラシのイラストはなんと座長の益山貴司!

ロシア・ソヴィエト映画連続上映「キラ・ムラートワ」
6/28(土)・29(日) 神戸映画資料館 一般1200円
高校生の頃からずっと観たかったのに、少ない上映機会を見逃し続けて来たソヴィエトの女性監督キラ・ムラートワ。ソクーロフ、ゲルマン、カネフスキーなど、冷戦以後に驚きと共に世界に知られる事となったソヴィエト現代映画作家の一人だ。噂の傑作『長い見送り』とついに対面出来る機会がやって来たのだが、実は、この日も、仕事…休んじゃおう!

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合計 10800円

保山ひャン (芸術家)

6月14日(土)にロフトプラスワンwestで保山ひャンpresents「クラスメイトは同級生」というトークイベントします。Open12:00 / Start 12:30 前売り¥2000 / 当日¥2300(要1オーダー(¥500以上))出演者は須磨日和、荒金理香、秋山衣梨佳、仲村コニー、津川まぁ子、他 ほんとは、これが一番のおすすめ。

あごうさとし演劇公演『純粋言語を巡る物語-バベルの塔-』
6/1(日)まで 京都芸術センター1Fフリースペース 前売500円
「あなたの声で、言葉で、身体で、バベルを建設してみませんか」「バベルとは、世界を広げるための言語と物語の起爆装置であり、生産工場でもあったと考えられます」「劇場に集まった、互いに共通の言語を持たない観客が、劇場の中で、個々にのみ成立するコミュニケーションと痕跡を残して、また世界へ広がっていく。例えばそんなバベル(劇場)を建設してみようと考えています」う~む。謎が謎を呼ぶ。謎を解くには、行ってみるしかなさそうだ。

大野松雄『音の世界』
6/1(日) 龍谷大学アバンティ響都ホール 3500円
「鉄腕アトム」の効果音は、電子音響が使われていた。大野松雄の発明だ。1930年生まれの大野松雄がライブパフォーマンスするのもスペシャルな話だけど、大口俊輔、大友良英との共演も楽しみ。大野、大口、大友と、「大」の名をもつ、文字通りのビッグ3のステージに期待したい。

チチ松村プレゼンツ『やさしく、かわいく、おかしなインド店展』
6/2(月)まで  The 14th.Moon 無料(飲食代)
インドをテーマにした作品展に、「チャナサブジ」の特別メニュー、そしてサプライズライブ。チチ松村さんが、今、インドにはまってるらしい。その磁力にぐいぐい引き寄せられて、愉しみをともに味わってみたい。インドはもともと大好きだし!

『瀧口修造展』
6/14(土)まで テヅカヤマギャラリー 無料
瀧口修造のドローイング、水彩、ロトデッサン、デカルコマニーなど作品の展示。7日には瀧口修造の「美というもの」講演の上映、解説もある。瀧口修造は、常に気にかかりながら、いつまでたっても卒業できない存在として立ちはだかっている。今回のアプローチで、多少なりとも接近したい。

大井浩明リサイタル・シリーズ『時を得たメシアン』
6/15(日) 山村サロン 前売2500円
芦屋の山村サロンで、大井氏は現代音楽のコンサートをよく開いているが、今回はメシアン。15日のプログラムは、O.メシアン(1908-1992):《幼な子イエスに注ぐ20のまなざし》(全20曲、1944)―ドン・コルンバ・マルミオン、モーリス・トエスカのテクスト朗読を伴うオリジナル原案版/日本初演。朗読されるのは、山村サロンの山村雅治氏。

『文楽若手会』
6/21(土)~22(日) 国立文楽劇場 2100円
なんだかんだ言って、文楽は大人気である。万才、菅原伝授手習鑑より「寺入りの段」「寺子屋の段」、卅三間堂棟由来より「平太郎住家より木遣り音頭の段」。若手の成長を見守りたい、という気持ちと同時進行で、文楽初心者の僕のような観客の成長も促されるものと期待している。

『音楽の祭日2014 in みんぱく』
6/22(日) 国立民族学博物館 無料
この日は、入館が無料なのだ。それでなくても行きたいところ。朝の10時半から夕方4時半まで、民族音楽、伝統音楽の数々を特別展示館と本館エントランスホールで同時進行。体を幽体離脱させて、2箇所同時に見てみたい。

オルケスタ・リブレ
『plays JAZZ講談 ジャズ八鍵伝~もう一つのジャズ史』

6/22(日) 元・立誠小学校 前売3500円
芳垣 安洋(ds)青木タイセイ(tb, key hca, arr)塩谷博之(ss,cl)藤原大輔(ts)渡辺隆雄(tp)Gideon Juckes(tu)高良久美子(vib)椎谷求(g,st-g)鈴木正人(b,arr)岡部洋一(perc)ゲストに神田京子(講談)スガダイロー(Pf)RON×II(Tap Dance) このメンツを見れば、説明は不要だろう。え、説明必要ですか? え~っと、エ~ット。とにかく、見に行きましょう。

山本桃水 初個展『青空と少女』
6/20(金)~24(火) アートスペース亜蛮人 無料
山本桃水(やまもと・とうすい)。日本画の作者めいた名前だが、「山」「本」「桃」「水」がそれぞれ想起させる世界をもっているのが、彼女の作品である。憧憬と郷愁。未来と過去を同時にあわせもっている世界に、ひたってみたい。

『横尾探検隊 LOST IN YOKOO JUNGLE』
6/29(日)まで 横尾忠則現代美術館 一般500円
横尾忠則の少年時代の景色や読書体験、映画体験が反映した作品をあつめて展示。少年時代は、実際の体験と、読書や映画など、空想の体験とが、混在してできている。横尾忠則の少年時代への探検は、リアルに探検した思い出でもある。さらに、個人の体験のはずなのに、見る人の体験を思い出させる引き金にもなる。思うに、少年時代というのは、きわめて個人的であると同時に、万人に共通の領域でもあるのだろう。少女にとってもあてはまるかどうかは、少女からの意見をききたい。

『Meet the SMILE トリックアートサーカス』
6/30(月)まで 大阪駅上5F時空の広場 無料
サーカスをテーマにしたトリックアート。同じ体験型のアミューズメントでも、トリックアートがよく使われるのは、コスト面もさることながら、遊具に比べて、断然、安全だからなのだろう。しかし、そういう普通の考え方とは別に、人々の嗜好が三次元から二次元へと移ってきている証しだとも言えないだろうか。←言えないな

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合計 12600円