吉村祥(FOLK old book store店主)

北浜にある古本と新本、雑貨とご飯のお店の店主です。11/11(火)～16(日)1万円の遊び方のトップ画(切り絵)を手がけられているグッチさんのバンド「みにまむす」のアルバム『みにまむ百景』アートワーク展を行います。最終日の11/16(日)には『みにまむ百景』レコ発ライブも！ その他イベントはHPをご覧ください。

▼畑口佐知子展
「絵と、絵から飛び出したカタチ達。」
11/1(土)～9(日)水木休み　Nonius　入場無料
以前にFOLKで展示をしてもらったり、オリジナルのプラ板バッジを卸してもらったり、さらに店番を頼んだりしてお世話になりまくっている画家の畑口佐知子さんの個展。カラフルなイメージがあったんですが今度はモノクロのフライヤーでめちゃ渋くておおっとなりました。会場となる、弁天町の加藤汽船ビル2Fの雑貨屋Noniusさんも気になります。

▼子供鉅人「逐電100W・ロード100Mile(ヴァージン)」
11/7(金)～9(日)　HEP HALL　前売3000円
この夏、東京に拠点を移した劇団 子供鉅人の移転後初の大阪公演。HEP HALLでの公演はいつも大人数でのにぎやかな公演だったので、客演なしの子供鉅人メンバーだけの親密な芝居を大きいところで観るとどうなるのかも楽しみ。

▼編集者さんで古本市！
11/15(土)～30(日)　本は人生のおやつです!!　古本購入代
以前“書店員さんで古本市”と題した、新刊書店の店員さんの蔵書による古本市を開催されていて、今度は本を作る編集者さんの蔵書による古本市を開催。どんな本を読んできたのか覗きみる楽しみがあっていいなあと思います。

▼まちこ！わくわくフレンドパーク展
11/24(月･祝)までの土日月のみ　アートスペースジューソー／#13　入場無料
手がけるフライヤーがことごとくナイスセンスで、何者や～と思ってたらよくイベントで会うようになって、しゃべってみたら独特の間やし、聞くところによると普段はOLしてるらしい。カレー大サーカスのときにまちこ！から買ったオリジナルデザインのTシャツはこの夏よく着ました。そのときに「こんな風にイベントとか来たら色んな人が声かけてくれるようになったりして不思議やね」と話しました。世界観を知りたいので行きます。

▼「シャムキャッツ3rdアルバム『AFTER HOURS』アナログLP試聴会」
／AFTER LIVE
11/29(土)　HOP KEN　試聴会は入場無料／AFTER LIVEは前売2000円
先日見たシャムキャッツのギター菅原慎一さんのソロのライブが派手さはないけど朴訥としてすごく良くてまた見たい。ボーカル夏目知幸さんのソロもかなり良さそう。さらにデュオでの演奏もあるそうでどんな感じかすごく気になります。移転して新装オープンするHOP KENの会場もめちゃ楽しみ。

合計　5000円＋買い物代

池内美絵 (美術家)

ヤスデと暮らしています。来年2015年冬に中津SOMA galleryで何かすることになりました。今年12月は三条富小路書店に参加します。いまいち情報を把握できてませんが、11月は神戸文化祭とかしおさい2014とかもあるもよう。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/ike/　

▼プチ展示『モズのはやにえ』
開催中　伊丹市昆虫館　大人400円
木の枝に虫やヤモリなんかがぐっさりと刺さっているのを見たことはないでしょうか。モズという鳥のしわざで、「はやにえ」と呼ばれています。その「はやにえ」の実物と写真を、今回は一挙200点展示(数年前にもう少し小規模の展示がありました)！ そんなに持って行かれてモズには災難ですし、展示されてるのは痛々しい虫がほとんどのような気もしますが、魅力的に感じるのは何故でしょう。来年1/19(月)まで開催。

▼キッピー山の企画展『いわたまいこの切り絵といきもののデザイン』
開催中　三田市有馬富士自然学習センター展示室4　無料
ウニ展＠ウサギノネドコに美しいウニの切り絵を展示されていた、いわたまいこさんの切り絵展。フライングで見てしまった展示風景(写真)もいい感じ。来年1/18(日)まで開催してるけど、冬はめっちゃ寒そうな予感がするので、秋に行って散策もしたい。

▼『disappear -みえなくなる-』『Paraglider』『架説』
11/2(日)～23(日)　ギャラリーあしやシューレ　無料
11/2(日)～30(日)　ART SPACE ZERO-ONE　無料
11/18(火)まで　京都精華大学 対峰館1階T-101　無料
花岡伸宏くんが出す展覧会が3つも！ 花岡くんの作品は何か気になります。

▼菌類雑貨イベント『熊楠の庭』
11/5(水)～24(月･祝)　Guignol(ギニョール)　無料
菌類学者、南方熊楠が愛したであろう架空の庭をテーマに、菌類(キノコ･変形菌)モチーフの雑貨が並ぶイベント。キノコ雑貨はポピュラーですが、変形菌雑貨て！ スタンプラリーに参加すると、変形菌ミラーももらえるとか。

▼『苔･こけ･コケ展』
11/21(金)～23(日)　京都府立植物園 植物園会館　無料(植物園入園料200円)
昨年、コケの色の美しさともふもふ感にはしゃいでしまったコケ展が今年も！ コケの展示以外にも、講習会、講演会、観察会、コケ本やコケグッズ販売などなど、苔づくしの3日間。今年も触りたい。

合計　600円

うにうにこ(会社員)

お酒と音楽が大好きな会社員です。先日とある来日ツアーの打ち上げで、ウーロンハイのことを英語で「working poor cocktail」と説明する友人に震えました。プロフィール画像は小田島等先生に描いてもらった遺影。

▼『スーパーローカルヒーロー』
11/1(土)～17(金)　第七藝術劇場ほか　前売1000円
尾道の駅裏にある、古民家を利用したCDショップ「れいこう堂」の店長ノブエさんの日常を追いかけたドキュメンタリー。今年の夏、広島に行った時に寄ったら閉まっていたので(運が良い人だけ入れるそう)、この映画を観に行って、ノブエさんの人柄に触れて、来年こそお邪魔できたらいいなぁ～。

▼原田ちあき企画『異種格闘おえかき大戦』
11/16(日)　アトリエ空白　1800円(※SOLD OUT)
最近では下山のDVDジャケットを手がけたり、ヴィレッジヴァンガードでオリジナル商品を販売したりと、今一番注目すべきイラストレーター原田ちあきちゃんの企画。ちあきちゃん含む3名の作家で繰り広げられる真剣勝負(ガチンコバトル)のほうは既に満席なので(わたしは予約してます◎)11/14(金)～12/6(土)まで中津シカクでやっているグループ展『きみでおめかし』のほうを要チェキで。

▼音楽講義Fuer Immer 第6回『スロッビング･グリッスル』
11/21(金)　南堀江PULP　1000円(※25名限定)
前に西天満にあったスペースNAKEDや、nu thingsなどで行われていた、ノイエ･ドイチェ･ヴェレ･シーンを中心とした音楽講義『Fuer Immer』がPULPで復活！ 講義はもちろんFOREVER RECORDSの東瀬戸悟さんで、今回は「スロッビング･グリッスル」の特集。サイキックTV、クリス＆コージー、コイルなどのTG以降の流れもおさえた内容になるそうなので、これはみんなメモ持ってゴー！

▼『under extreme tension』
11/22(土)　神戸108　前売2000円
神戸のグラインドコアバンドswarrrmのニューアルバム『FLOWER』のリリースライブ。ゲストに東京から狂うクルー、千葉からKamome Kamomeを迎えるという超･豪華イベント！ カオティック、エモーショナル、サイケデリック、ジャンクなど、様々な音楽性を持つバンドが出演するけど、それがうまくまとまってるのは、主催してる神戸のバンド、ヨダレサゴの人間性、音楽性からきてるんだろうなぁ～としみじみ。

▼『僕の彼女はヒステリックVol.6
～ロンリー「楽しいVoid」レコ発大阪編～』
11/23(日)　南船場地下一階　前売2000円
今年の夏のアンセムは間違いなくロンリーの『楽しいVoid』でした。8月にsummer of fanからリリースされたこの7inchの、ダルダルな奴らの夏の一部始終感がすごく自分とマッチして、ほんとよく聴いた～！リリースライブは大阪のmanchester school企画にて、東京からCOSMIC NEUROSEを迎えてと間違いないメンツ。そしてまだ発表されてない1バンドは…！ なので、チケットは早めに買っといたほうが良さそうです◎

▼ワタナベサラ＆クラブシッキーpresents『ひねくれ展』
11/29(土)より　ピンポン食堂　無料(美味しいので是非1オーダーを！)
HOSOMEやLARGE400などで活動する大沢式子さん(シッキー)と、岡山のワタナベサラさんとの2人展。シッキーは絵を描いてそれを缶バッヂにしてみんなに配りまくるという活動『クラブシッキー』を3年前から行なっていて(わたしも結構な数保有してます◎)今回は刺繍やグッズ、原画の展示に加えて、これまでの缶バッヂ全てを復刻させるという、まさに集大成的な内容！　持ってない缶バッヂコンプしよ～＼(^o^)／　12/6(土)まで開催。

▼『line in da utopia』
11/30(日)　難波ベアーズ　前売2000円
東心斎橋のatmosphareが主催するイベント。ALTZ.P4、bonanzas、宮武BONES、she luv itと、タイトだけどエグくて、モッシュ確実なメンツ◎ 開場が17時からとちょっと早めで、ベアーズ内で前打ち上げ的なことをするそう。こりゃとんでもないライブになりそうで今からめちゃめちゃ楽しみ～！

合計　9800円＋飲食代

竹内厚 (編集者)

倉方俊輔＋柴崎友香『大阪建築』(京阪神エルマガジン社･刊)発売。編集を担当しました。

▼ジョアン･ガルシア映像写真展　上新田 ゆめまぼろし
11/1(土)～5(水)　旧新田小学校校舎　無料
大阪大学の企画で、ポルトガル人写真家が滞在制作したらしい。実はそれくらいしかよくわかってないけど、それだけわかれば十分、かな。千里中央駅から会場まで「展覧会の伏線が張り巡らされています」とか。チラシデザインの確かさと、告知内容の不確かさが相まって、思わせぶりなところがかえって気になる。

▼能勢伊勢雄写真展
11/1(土)～26(水)　Gallery Nomart　無料
知の怪人、能勢伊勢雄が大阪のギャラリーにまさかの登場。「近代と前近代が交差した時代に生きたゲーテの全人的認識でもって、「写真機」という近代的な道具を用いて作品を創りだすことを試みたものである」という、ゲーテの形態学を背景とした写真作品とは。なお、写真展の後は新作版画の展覧会がおなじくNomartで予定されている。

▼《第15回宝塚映画祭》
11/22(土)～28(金)　シネ･ピピア　当日1200円
単なる映画上映だけでなく、企画が奮っている映画祭。いちばんの名物は、映画＋トークの組み合わせぶりだが、特別企画の「昭和風俗ドキュメンタリー特選上映」も楽しそうだ。

▼金氏徹平･Tom Woolner･山本麻紀子による企画展
『舞台がぼんやり見えてきた』
11/22(土)より　京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA　無料
3人のアーティストが「留学経験をもとに、価値観、常識、視点をテーマに共同制作…会場内に大きな舞台装置を制作します」という不思議な企画。なんで舞台装置？ 舞台上で日々、いろんな企画が計画されているんだとか。12/7(日)まで。

▼祝 生誕80年!! 糸川燿史に会いに行こう
11/23(日)　ジェームスブルースランド　前売3000円
写真家の糸川さん80歳生誕祭は、ゲストに大塚まさじ、金子マリ、光玄、中川イサトとゼータクな顔合わせ。「会いに行こう」ってのもゴキゲンです。

合計　4200円

保山ひャン (芸術家)

誰が言ったか「芸術の秋」え、もう冬ですか、そうですか。11月は、1日(土)に、なんば紅鶴で大喜利に出ます。22日(土)は正午からなんばBEARSで噂のライブイベント「10minutes」します、今回はわれながら神イベントの予感。29日(土)は正午からロフトプラスワンwestで、10年後に「早すぎた」と言われること必至のイベント「クラスメイトは同級生」します、生き証人になってください。いつまでもあると思うな保山イベント。

▼『古典の祭典2014 』
11/1(土)　京都アスニー　無料
第一部は雅楽、第二部は「『古事記』と『日本書紀』とはどう違うのか」と題する講演と対談。このあたり、教科書的な知識しかないので、最新の研究成果が見れるとうれしい。

▼『青池保子　華麗なる原画の世界「エロイカ」から「ファルコ」まで』
11/1(土)より　京都国際マンガミュージアム　入場料800円
「イブの息子たち」「エロイカより愛をこめて」「エル・アルコン－鷹－」「修道士ファルコ」など、原画300枚以上を２会期にわけて展示。12月中旬に原画の入れ替えがあるらしい。12月には宝塚で「アルカサル－王城－」が舞台化されるそうだが、宝塚版「イブの息子たち」も見たかったな。2/1(日)まで。

▼ふたり展『かわいいのがいいな』
11/2(日)～9(日)　Nano Gallery　無料
平岡佳子と津川まぁ子のふたり展。女同士はややこしい、とよく言われる。女はややこしい、ともよく言われる。このふたりは、女のややこしさは全開なのだが、女同士のややこしさを感じさせない。ややこし曲線の波長がうまく調和しているんだろうな。初日にライブペイントあり。

▼『稲荷信仰と神楽～折上稲荷神社のキツネ巫女による湯立て神楽～』
11/3(月･祝)　京都市東部文化会館ホール　無料
講演会「稲荷信仰の成り立ち」「神楽とは何か」、折上稲荷神社の宮司さんによる神社の歴史と祭事の解説、そして、キツネ巫女の湯立て神楽。湯立て神楽は、湯がとんでくるのが醍醐味の一つなのだが、ホールでの神楽でどう実現されるのか、興味津々。

▼妄想絵師魚子処女個展『水槽迷路』
11/7(金)～11(火)　アートスペース亜蛮人　無料
大阪日本橋、オタクたちの集う町にあるミステリースポット、アートスペース亜蛮人。ここの展示はどれを見ても、はずれなし。なかでも今月のイチオシはこれ。9日には魚子ちゃんによるライブペイントもあるが、血が苦手な人は見ないほうがいい、というものらしい。ゾクゾクする。本展は亜蛮人の2階で開催されるが、同じ期間、1階では前川ルチオ「メザニーン」が予定されている。あわせて見たい。

▼奈良・町家の芸術祭『はならぁと2014』
11/7(金)～24(月･祝)　郡山城下町、奈良きたまち、生駒山宝山寺参道 他　無料(一部有料)
奈良で町屋と現代アートをコラボレーションさせる芸術祭。上記３つのメインエリアで開催される「はならぁと　こあ」と、サテライト会場として８つのエリアで開催される「はならぁと　ぷらす」。会期中にはさまざまなイベントが用意されていて、週末には「こあ」会場をまわる周遊バスも出るそうな(有料)。なかでも生駒宝山寺参道の旧たき万旅館では、LAFMSのリック・ポッツ、いくしゅんなどの出展や、樋口ヒロユキさんのトークイベント(有料)、シモーヌ深雪のライブ(有料)など、FUKUGAN　GALLERYの村田さんの大胆なキュレーションが痛快。

▼『ブンミャク』
11/8(土)　GRIND　前売2500円
アリスセイラー、テンテンコ、CASIO☆トルコ温泉、にかもきゅのLIVE、原田ちあき、marimoのライブペイント。このイベントは、きっと僕のために企画されたものに違いない。楽しいカルトを満喫できるはず。毎月8日あたりは、既に財布は空洞なのだが、これだけは他人の妻を質にいれてでも見に行きたい。(僕は独身なので)

▼『ゴールデンアフタヌーンティーパーティwithアリスフェーブ』
11/13(木)～21(金)　MANIFESTO GALLERY　無料
フェーブは、ガレットデロアなどに入っている親指大くらいの陶器の置物。入っていたら、幸運がもたらされる、という。フェーブのお店「なつじかん」1周年記念で作ったアリスフェーブと、筋向いのギャラリーでのアリス作品展がコラボレーションしてひらくティーパーティ。期間中は吉祥寺カレルチャペック紅茶店の特別メニューが用意してある。あくまでも、至福に満ちた「ゴールデンアフタヌーン」お茶会であって、「マッド」お茶会ではないので、お間違いなきよう。

▼『コミュニタリアリズム』
11/15(土)　泉大津市民会館小ホール　500円
ピアニスト金井亜沙美が2009年から続けているコンサートシリーズ。今回のテーマは「音は薬」音楽ならぬ音薬なのである。リゲティ、西村朗、大慈弥恵麻、ラッヘンマンの現代音楽と、モーツァルト。

▼『清水真理 人形個展 Beauty & The Beast』
11/20(木)より　乙画廊　500円
新作の人形を中心に展示。清水真理さんの人形を思い浮かべるだけで、タイトルになった「美女と野獣」の「＆」の部分が妄想の中で変化していく。野獣はおそらく野獣性の謂いなのだろう、と勝手にきめて「美女で、しかも野獣」とか「美女のなかの野獣」「美女は野獣」とか、「美女とYシャツと野獣」おっと、最後のは清水真理さんの人形とは大きく懸け離れてしまった。

▼音楽講義Fuer Immer 第6回『スロッビング･グリッスル』
11/21(金)　南堀江PULP　1000円(※25名限定)
東瀬戸悟による音楽レクチャーシリーズ。10月に行われたクラウトロックのトークイベントは、レアな映像やレアな音、レアなレコードの大洪水で時間が全然足りなかった。今回も、きっと。ああ、きっと。そう言えばTHROBBING GRISTLEの「Hamburger Lady」は当時の僕の愛唱歌だった。サビの部分だけ！

▼《MoMA　ニューヨーク近代美術館映画コレクション》
11/22(土)～28(金)　神戸アートビレッジセンター　一般1300円
MoMA!モマ～！ 最新の映画を見るのもいいが、アーカイブ鑑賞の愉しみが底知れないのが、映画のいいところ。今回のコレクションでは、ラオール・ウォルシュやオットー・プレミンジャー、グリフィスなど、見る前から映画の醍醐味を味わった気になるプログラムが並んだ。アンディ・ウォーホルプログラムはスクリーン・テストシリーズからの作品と、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ。マーティン・スコセッシが撮影したドキュメンタリーとカップリングされるのは、ジョゼフ・コーネルが監督をつとめ た映画。また、ディズニーが19歳のときに制作したアニメーションなど、珍品好きの僕向けの作品もある、バリエーションに富んだラインナップでワクワク。

▼『嵯峨妖怪アートフェスタ　大モノノケ市』
11/23(日)　京都嵯峨芸術大学講堂　無料
全国の妖怪作家が集まって妖怪グッズを販売するアートフリーマーケット。主催の妖怪藝術団体百妖箱の初代部長は、「燃える仏像人間」の宇治茶監督！

▼『奇想天外！浮世絵師　歌川国芳の世界』
11/24(月･祝)まで　美術館「えき」KYOTO　一般800円
巨大なクジラや妖怪の作品、アルチンボルド顔負けの寄せ絵、など、型破りな作品で見所満載の国芳展、あれ？つい最近も展覧会やってなかったっけ、と思わせる大人気ぶり。前期と後期で作品の入れ替えがある。前期のがしゃどくろを取るか、後期のクジラを取るか、両方か！

▼『文楽若手自主公演』
11/27(木)・28(金)　ドーンセンター　2500円
十色会の第13回若手公演。5年ぶりの自主公演になる。演目は「傾城阿波の鳴門　巡礼歌の段」「仮名手本忠臣蔵　二ツ玉の段、身売の段、勘平腹切の段」大阪市は文楽の補助についてシビアで、まるで文楽に対する需要がない窮状に陥っているんじゃないか、と錯覚してしまう。実際はどうなのか、文楽をまだ見に行ったことのない人は、一度見に行ってほしい。僕は、早めに予約しておこう、と思っている。

合計　9900円

山口良太 (音楽と演劇の年賀状展)

近況年明けに開催予定の「音楽と演劇の年賀状展」の準備を超スローペースで進める中、まちなかで見かける「年賀状」の文字にドキッとする日々。年賀状…年賀状せな…。

▼「淹れ方、盛り付け、ペアリング。」
11/9(日)　FOLK old book store　2000円
焙煎所「大山崎COFFEE ROASTERS」のコーヒー淹れ方ワークショップと、「おかず食堂」のカフェ風盛り付けワークショップのペアリング企画。つねづねコーヒーおいしく淹れられるようになりたいなーと思ってたのに加えておかず食堂のチーズケーキもいただけるとは。

▼ハイバイ「霊感少女 ヒドミ」
11/15(土)･16(日)　AI･HALL　 一般前売3000円
前回アイホールで見た「て」が傑作で、こんなにハードでシビアな物語なのに笑えて泣けるってすごい。悲劇と喜劇は紙一重とはこのことか。「2005年の発表当時、ミッシェル・ゴンドリーを丸パクリしたのに誰にも気づかれなかった幻の作品」というのもわけわかんなくて気になる。

▼空堀ワークショップフェス
11/28(金)～30(日)　空堀界隈(谷町6丁目駅～松屋町駅)　無料～3500円
空堀のお店で同時多発的に開かれるワークショップのお祭り。「大工の棟梁と作るカッティングボード教室」「8×8cmメモノート作り」「タイの屋台で見た、あの、ビニール袋の結び方」が気になる。

▼「シャムキャッツ3rdアルバム『AFTER HOURS』アナログLP試聴会」／AFTER LIVE
11/29(土)　HOP KEN　試聴会は入場無料／AFTER LIVEは前売2000円
シャムキャッツ「AFTER HOURS」アナログ発売ということで、いい音で聴いてみようという視聴会。のあとは、夏目知幸＋菅原慎一のライブもあるというなかなか見れないレアな企画。

合計　10500円

太田明日香 (編集者)

フリーランス編集者。淡路島出身。オオタ編集室、島の情報室。出身地の竹原集落で、11/16(日)に馬と一緒にピクニックしたりアウトドアクッキングを楽しむ「トレード･ピクニック」というイベントがあります。11/15(土)～30(日)まで本は人生のおやつです！！さんの「編集者さんで古本市！」に出展＆同時期には紀伊國屋書店グランフロント大阪店でフェアも。掘り出し物いっぱいなんで買いにきてや～。

▼「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2014」
11/1(土)・2(日)　大阪市内　イベントにより要参加費
前に行った村野藤吾展でも感じたけれど、大阪は建築のポテンシャルが高い！ 大阪の町中にある建築物をミュージアムに見立てて回ろうという取り組みの第１弾。これに参加したあとはまちの見方が変わりそう。

▼奈良・町家の芸術祭『はならぁと2014』
11/7(金)～24(月･祝)　郡山城下町、奈良きたまち、生駒山宝山寺参道 他　無料(一部有料)
奈良といったら正倉院展や仏像に目が行きがちだけど、現代アートも負けてないっ！ 今年で4年目を迎える町家を使った芸術祭。個人的にはいくしゅんや谷澤紗和子さんの展示がある生駒宝山寺参道エリアが楽しみ。

▼『ヒップな生活革命』(朝日出版社)刊行記念
佐久間裕美子トークショー＆サイン会
11/9(日)　スタンダードブックストア心斎橋　1200円(ワンドリンクつき)
アメリカのポートランドのスモールでローカルな生活をレポートした『ヒップな生活革命』著者によるトークショー。「小商い」「地方移住」なんて言葉にピンときた人はヒントを得られるのでは？

▼おーたむ じゃんぼ とんぼせんせい
11/11(火)～24(月･祝)　Space eauuu　無料
三本の線を引くだけでどこにでも現れるとんぼせんせいの新作が大集合。おすすめは、11/24(月)の「とんぼせんせいの何でも描く会」。お気に入りの絵を描いてもらって飾ったり、ツイッターアイコンにしたりしよう。

▼シオタニリュウヘイ博覧会
11/14(金)～17(月)　アトリエパッチワーク
無料(ワークショップは有料)
民俗衣装チックでノスタルジックなデザインのニット雑貨を作る「フリーニッター」塩谷龍平さんの初個展。会期中には「フリーニットアクセサリー」WSや「アップサイクル封筒」WS(11/15･16)も。要注目の新人クリエイターのこれからに期待大◎

▼長澤はらっぱマーケット
11/24(月･祝)　長沢エコセンター(旧長澤へきち保育園)
無料
淡路島のカフェ・ノマド村がある集落の長澤で、年に2回開催。島内のものづくり作家や自然派のカフェやレストランを営むお店が集まったマーケット。ちょっと遠出して、自然の中でおやつを食べたり、買い物したり、のんびりした一日を。ホームページはなし。

合計　1200円

若旦那家康 (舞台の隙間産業)

舞台の隙間って隠喩で言うとどこやって考えて「距離と時間」と考えたら、突劇金魚の東京公演が控えていたり、学生演劇祭をやってみたりっていう活動に意味が出てきました。東京になりますが突劇金魚『漏れて100年』が11/29(土)～12/2(月)で駒場アゴラ劇場にておこないます。偶然や必然で東京にいらっしゃいましたら、ぜひ！

▼ 牛乳地獄 「穴があったら入りたい」
11/11(火)･12(水)　ウイングフィールド　前売2000円
名古屋の若手劇団の初の大阪公演です。もっと言うと劇団初の名古屋外公演ですよね。どういう外に出る勢い、見守りたい。20分くらいの作品を観たことありますが、マイム的なパフォーマンスを取り入れた作品でした。長編はどんなことをするのか。最近多い名古屋の劇団の大阪公演。とりあえず名前の印象は今までで一番強い。

▼劇団壱劇屋 第24回公演
「突撃！ゴールデンチャイナタウン！！
～暗黒霊幻道士VSドラゴンナリタ～」
11/21(金)～23(日)　 in→dependent theatre 2nd　前売3500円
もう演劇好きには知られている壱劇屋なんで、そろそろ新しいジャンルのお客さんに観てもらってもいい時なんじゃないでしょうか。美術家とか映画好きとか、文筆家とかって思っていたら、今回はどうも生の舞台でやるのにわかりやすいカンフー的なエンタメっぽい？ ま、クールなパフォーマンスとばかばかしいこともひっくるめて観れるんでしょうねと、期待大。

▼劇団競泳水着 十周年記念企画 FINAL TOUR 第十九回公演
「別れても好きな人 2014」
11/21(金)～24(月・祝)　in→dependent theatre 1st　前売3000円
関西演劇界では３０代女優を集めて公演した『in her thirties』の演出をした上野さんってほうがわかるかもしれません。そんな上野さんの主宰する劇団競泳水着の公演です。なんかトレンディドラマみたいなというふれこみで瑞々しい女性らしさを体現したような作品って売り方だったんですが、その頃の女優さんは退団されてどういう形でなっているんでしょうね。なんか女子会割とか金額設定があるんでリンクから確認してください。

▼夕暮れ社弱男ユニット演劇公演「プール」
11/27(木)～30日(日)　京都芸術センター フリースペース　 予約2500円
競泳水着の紹介の後に作品名は「プール」ってのが狙いで選んだんではないです。(宣伝美術は競泳水着ばかりですけど)grafの服部滋樹さんやFM802の谷口純弘が審査員になっているコンテストで受賞してバッと売れるかと思いきや、芸術創造館で公演して以降、より小さな元･立誠小学校でずっとやっている印象が強かった夕暮れ社 弱男ユニットがやっと進出して来た感じ。見た目もやしっこの攻めの姿勢、楽しみですよ。

合計　11000円

西尾孔志 (映画監督)

映画『キッチンドライブ』を共同制作した劇団子供鉅人が『逐電100W・ロード100Mile(ヴァージン)』をひっさげ大阪に戻ってきますよ(11/7(金)～10(月)＠HEP HALL)！ また映画『ソウルフラワートレイン』の原作者、ロビン西さんが『湯浅政明大全Sketchbook for Animation Projects』発売記念トークイベントにて来阪(11/15(土)＠ロフト・プラス・ワンWEST)！

▼PREFUSE 73 JAPAN TOUR
11/3(月･祝)　CIRCUS　前売3500円
エイフェックス･ツインやオウテカなど、変態チックなエレクトロニック・サウンドの世界的レーベル「WARP」から、PREFUSE73がやってくる！！！！ これはヤバい！！！！ 細かい声のサンプリングで繰り出される黄泉の国のヒップホップ(?)系エレクトロニカ。絶頂寸止めが延々続く感じでゆらゆら踊りたい。

▼『6才のボクが、大人になるまで。』
11/14(金)より　大阪ステーションシティシネマほか　一般1800円
なんと12年間もかけて撮影されたこの映画。主要なキャストが実際に歳をとる。でもアート映画でもドキュメンタリー映画でもない。監督は『スクール・オブ・ロック』『恋人までの距離(ディスタンス)』のリチャード・リンクレイターだし、俳優もイーサン・ホークやパトリシア・アークエットと、ハリウッドのメジャーな才能たちが集結して、こんな斬新な手法に挑戦しているのだ。じっくりと繊細に描かれる、ある家族の12年間を胸を熱くして見守ろう。

▼『デビルズ・ノット』
11/14(金)より　大阪ステーションシティシネマほか　一般1800円
アメリカ犯罪史上類を見ない、最悪の冤罪疑惑事件「ウエスト・メンフィス3事件」。たけしの「奇跡体験！アンビリバボー」でも紹介され、トラウマ回と言われるこの陰惨でミステリアスな事件に、鬼才アトム・エゴヤン監督が挑む。本当に犯人は悪魔崇拝の少年たちなのか？　それとも被害者の関係者に真犯人がいるのか？　すげー気になる！

▼ハイバイ「霊感少女 ヒドミ」
11/15(土)･16(日)　AI･HALL　 一般前売3000円
「演劇ってあんまり面白いのに出会ったことなくて」ってセリフ、もう色んなとこで聞きます。だったらハイバイ。もう絶対ハイバイ。『投げられやすい石』で戦慄し、『ある女』で切なさに震え、『て』で感涙し、と常に期待以上の素晴らしさ。今月はこれと劇団子供巨人は押さえておきましょう。

▼『ショート・ターム』
11/15(土)より　TOHOシネマズなんばほか
一般1800円/レイト1300円
チラシのビジュアルが素晴らしく、その美しさに惹かれて予告編を見たら、もうすっかり感動してしまった。アメリカのインディーズ映画ながら、世界中で多数の賞を獲得した「今年の1本」の呼び声高い作品。問題を抱えた児童たちが集まる施設を舞台に、年齢差のある女同士の友情が描かれる。観客それぞれにとってのかけがえのない瞬間が、きっとそこにあると思う。

合計　11400円

ぴあ関西版WEB編集部

11月6日(木)より『ぴあ尼崎食本』、11月26日(水)より『宇宙戦艦ヤマト2199ぴあ』、11月27日(木)より『ぴあ宝塚沿線の本』を発売します！

▼うたのしくみトークライブ
11/1(土)　レンタルスペースシーズOSAKA　1500円
滋賀県立大学教授にしてミュージシャン、そして古今東西の「うた」に、有り得ない角度から切り込みまくった名著「うたのしくみ」の著者、細馬宏通さんのトークショウ。この日は山下達郎のあの名曲１曲について、たっぷり2時間トーク(＆たぶん歌いますね)。聞き手は大学職員である一方ワーク・ライフバランスコンサルタントとして活躍する湯本理絵さん。さらに司会は細馬さんの実弟、細馬浩太郎さんですって！(W)

▼「ART GARDEN feat.NHK Eクリ」
11/1(土)～11日(火)　阪急西宮ガーデンズ　入場無料
NHKの人気番組のデザインの世界に触れられるアート展。EクリとはNHK Eテレのクリエイティブな番組の略で、「デザインあ」は体験型展示として特大パネルや、大小さまざまな大きさの寿司(ってどんなん？)の展示があるらしい。もうその段階で絶対面白いはずだけど、見逃し確立の高い「Eテレ0655」「Eテレ2355」や「ピタゴラスイッチ」の映像が見られるブースもあるとか。これは絶対行く！！(A)

▼「しおさい2014」
11/1(土)～30日(日)　塩屋一帯　無料
神戸の西、海辺の小さな町「塩屋」。ここで１ヶ月間に渡って開催される塩屋の町の文化祭が「しおさい2014」。江戸時代から伝わる塩屋音頭を新しいくアレンジして塩屋楽団が練り歩き、旧グ邸では総勢70人の老若男女が出演するコンサート、野外では観客が音を探してさまよう体験型音楽会「しおや歩き回り音楽会～おとをさがして～」など音楽企画はもちろん、アートの展示にワークショップなど盛りだくさん過ぎ！！(W)

▼ササヤマルシェ
11/1(土)～3(月･祝)　篠山市河原町妻入商家群　無料(買い物代)
都心から離れた場所ながら毎回大盛況ですっかり定着してきた感さえあるマルシェイベント。風情ある町並みと赤や黄色に色づいた山々など景色も最高な季節だし、温泉とか入りつつ小旅行気分で行きたいなぁ。(A)

▼RUINCHI presents“TOKEITEN:時計展”
11/2(日)～16(日)　Violet And Claire　入場無料(買い物代)
アイスランドのスウィートな双子ユニット「Pascal Pinon」のLIVEでコラボグッズを出されていて知った、紙や布などを使った小物やコラージュ作品、イラストなどをてがけるRUINCHIさんの「時計」をテーマにした個展。11/16(日)は"時計tote bag"のワークショップもあるようです。(A)

▼はじまりの日
11/3(月･祝)　大阪･高津宮　無料(買い物代)
10月開催予定だったのが台風直撃で流れ、今月開催に。マルシェイベントはいろいろあるけど、どれもワイワイ笑顔があふれていて楽しくて大好き。パンや焼き菓子系はもちろん、ずんだ餅、さば寿司なんかの飲食屋台や佐伯真由美(ex.あふりらんぽ・オニ)などのライブも。売上を寄付しているというのもイイネ！(A)

▼マッティ・ピックヤムサ イラスト原画展2014
11/4(日)まで　神戸･カフェ、アンティーク・マルカ　入場無料(買い物代)
11/6(木)～16(日)　奈良ボリクコーヒー　入場無料(飲食代)
過去にはトーベ・ヤンソンも受賞したフィンランドで名誉ある児童文学賞を受賞し、日本でも注目を集めているフィンランドのイラストレーター、マッティ・ピックヤムサのイラスト原画展。マルカではこの展示に合わせたカフェメニューもあるとか。普通に買い物がてら原画展も見に行きたいな(A)

▼Ky(キィ) Japan Tour 2014「生きるという営み」
11/12(水)　大阪･ブックカフェ Wild Bunch　前売り2500円
約1ヶ月間かけて日本全国を周る「映像と音でつづるフィルムコンサート」。フランスの映画監督エリック･ピタールさんの作品の上映に、監督の息子ヤン・ピタール(ウッドベース)と仲野真紀(サックス)によるユニット「Ky(キィ)」のライブがあるそうです(映像にのせて演奏するのかは不明)。関西では、7日(金)淡路、8日(土)和歌山、11日(火)京都もあるが、そちらでは短編作品の上映。大阪のみ長編映画『危機的時代におけるセックストーイの使い方』の上映があるとのこと。正直、よく知らないんですが気になっています。(A)

▼灯しびとの集い
11/15(土)･16(日)　大阪堺･大仙公園催し広場　無料(買い物代)
陶磁、ガラス、木工、金属、染織などいろんなジャンルのクラフト作家が全国から一堂に会し、作品を展示販売する見るだけでも楽しいイベント。こだわりの飲食屋台も参加するけど人気の店は長蛇の列ができていたり。並んでまでいらないという気持ちと、でもやっぱり評判のものが食べたいという気持ちどちらも分かります。(A)

▼CINEMA MUSE EXHIBITION
11/16(日)まで　Reinette(レネット)　入場無料(買い物代)
ブリジット・バルドーやウィノナ・ライダーなど新旧問わず映画女優をモデルに、作品の役に似合うアクセサリーをオールハンドメイドのDIYアクセサリーブランド「joy!」が作り出し、セレクトショップ「Violet And Claire」がヴィンテージのアイテムのセレクト、オリジナルの食器や、Cinema Muse Zine、MIX CDもあるとか。見るだけなら無料だけどいっぱい買いたいものがありそう。(A)

▼奥田澪 作品展「パンのにおいがしてきたら」
11/24(月･祝)～29(土)　Calo Bookshop and Cafe　入場無料
シルクスクリーンで刷られたいろんなパンをモチーフに作品や雑貨を作る奥田澪さんの作品展。美味しそうで可愛い独特の風合いが人気ですよね。以前、hitotoでされた個展に行きたかったけど行けなかったので今度は行けるかなぁ。(A)

合計　4000円＋買い物代