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1万円の遊び方

 

CAUTION

※掲載しているイベントは3月14日時点で各推薦人が選んだものです。掲載後にイベント概要等が変更になっている可能性があります。必ずリンク先の情報などを各自でご確認の上、ご利用ください。
※金額は推薦人が選んだ席種や券種で表示しております。

 

3月 INDEX

開催中 マルマツネーム 松笠偕幸
    『ミシンマンの玉手箱 ししゅう博覧会』
開催中 佐藤雅彦+齋藤達也「指を置く」展
開催中 元永彩子個展“SOMEWHERE”
開催中 《未体験ゾーンの映画たち2014》
開催中 『はくせいやさんのお仕事』
公開中 『家族の灯り』
公開中 『ロボコップ』
公開中 『グランドピアノ~狙われた黒鍵~』 
15(土) 『HOMESICK18-neco眠るRELEASE PARTY-』
15(土)・16(日) 『セルシー・キッズ・ボーカル・ダンス・コンテスト』
16(日) 『薬膳料理教室』
16(日)まで 尚美学園大学 第27班
『3月の(morning sun...)』

16(日)まで 《第9回大阪アジアン映画祭》
18(火)・19(水) 劇団発泡鉄『BACKWATER DIGEST』
19(水)公開 『LIFE!』
19(水)~30(日) 『ドラキュラ城からの脱出』
21(金・祝)まで 『わたしはロランス』
21(金・祝) 『人文地理学会第280回例会』
21(金・祝) 『第10回日本橋ストリートフェスタ2014』 
21(金・祝) 本屋でボードゲームナイト
『-殺人ゲームへの招待状-』

21(金・祝)~23(日) 地点『ファッツァー』
21(金・祝)~23(日) 鳥公園『緑子の部屋』
23(日)まで 『大相撲三月場所』
23(日)まで 『BucherFlohMarkt(ビューヒャーフローマルクト) 本の蚤の市/古本とリトルプレスとzine。』
28(金)まで 『マイ・マザー』
30(日)まで 『ドリームデパート』
31(月)まで 『あなたの知らないカメムシの世界 ~カメムシだらけにしたろかー!~』
22(土) sei and music『SHOS 20「せいみゅー」レコ発』
22(土) 『NT京都2014』
22(土)公開 『父のこころ』
22(土)・23(日) 春秋座サバイバーズ
       『レジェンド・オブ・LIVE』
23(日) 黒子沙菜恵+サカイヒロト+石上和也
『ひとがた#3』

26(土)~4/1(火) 『明るい反戦』展
27(木) 忘れらんねえよ
27(木)~31(月) TOKYO PLAYERS COLLECTION 『IN HER THIRTIES』
28(金)~30(日) 杉本文楽『曾根崎心中』
28(金)~30(日) やなぎみわ×劇団唐ゼミ合同公演 『パノラマプロジェクト京都篇』
28(金)~ 『モノグラム美術』
29(土) 『電子音楽のスタディーズ』
29(土) 『歌姫ライブ春爛漫スペシャル』

 

ARCHIVE

2014年3月

「そんなイベントやってたの知らんかったわ、暇にしてたのに」。もうそんな言い草、聞きたくない! 
日夜、街で行われている映画、ライブ、舞台、展覧会、トークショーやワークショップなどなどの中から関西きっての街あそび者たちが、ほんとに行きたいイベントをリストアップ。「せめて月に1万円くらいは地元のイベントに使いましょうよっ」てことで、予算は1万円に設定しています。さ~て、今月はどこで遊びましょうか。

『HOMESICK18
 ~neco眠るRELEASE PARTY~』

3/15(土) METRO 前売2500円
1年半の活動休止期を経て『BOY/お茶』をリリースしたneco眠るの復活パーティー。ふにゃふにゃとしていると思ったら、いつのまにか踊らされている。聴いていると根拠のない元気が出てきます。この祝宴に飛び乗って。

『薬膳料理教室』
3/16(日) 北加賀屋みんなのうえん 参加費2000円
お手軽に中国の伝統を取り入れられる医食同源な一日教室。家の冷蔵庫の中身でも作れる薬膳と聞き、ずぼらな自分でもマスターできればと挑戦するのが吉か凶か。農園では春から一緒に畑を耕すファーマーも募集中だそうですよ。

『第10回日本橋ストリートフェスタ2014』
3/21(金・祝) 日本橋 堺筋界隈 散策無料
日本橋の3丁目~5丁目あたりの堺筋が歩行者天国となりパレード、ステージイベント、コスプレ開放と年々賑わいが大きくなる、年に1度のお祭り。歩行者天国の混乱状態を一度体験してみては。

sei and music『SHOS 20「せいみゅー」レコ発』
3/22(土) 旧グッゲンハイム邸 前売2500円
アルバムクレジットに名を連ねる作曲者の中に中川理沙、細馬宏通、植野隆司。参加アーティストにitoken、MC.sirafu。ジャケットデザインに惣田紗希。なんて名前を見つけてしまったら…。彼女の歌声も本物のようですのでそれを確かめに。この日は関西特別編成&DODDODOとの対バン。

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合計 7000円

『あなたの知らないカメムシの世界
~カメムシだらけにしたろかー!?~』

開催中~3/31(月) 伊丹市昆虫館 大人400円
そう、カメムシってめっちゃ多彩なんです。虫の世界に一歩踏み込むと、カメムシファンもたくさん…というか、もうこのタイトルだけで行かなあかんでしょ。ポスターも素敵。3/15(日)には、カメムシについて知り、語る、「カメムシトークパーティ」も開催。

『モノグラム美術』
3/28(金)~4/6(日) @KUNST ARZT 無料
ルイヴィトン社にダメだしされた作品展を、自身の作品もダメ出しされた岡本光博さんのギャラリー、KUNST ARZTで開催(岡本さんも出品)。法学のプロのコメントも合わせて展示されるとのことで、次の展開を感じます。

『はくせいやさんのお仕事』
開催中~4/13(日) 三田市有馬富士自然学習センター 無料
動物のはく製を作る職人に焦点を当てた企画展。京都の坂本博物標本製作所の協力で、職人の紹介や、仕事場の様子、制作過程の紹介も見られるそうで興味津々。有馬富士公園も行ってみたい。

▼マルマツネーム 松笠偕幸『ミシンマンの玉手箱 ししゅう博覧会』
~4月ごろ マルマツネーム 無料
神戸の78歳現役ミシンネーム職人、松笠偕幸さんの、千点にのぼる刺繍絵と刺繍道具などの展示。展示会場はご自宅だそうで、会期もあいまい。ホームページもありません。とっても気になる。

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合計 400円

劇団発泡鉄『BACKWATER DIGEST』
3/18(火)~19(水) UrBANGUILD
前売・当日共2000円
大学の軽音楽部出身の若手演劇人が結成した劇団、発泡鉄(ハッポウスチールと読むらしい)。鬱屈をリズミカルに吐き出す、との由。近藤和見は19日、アフタートークする。音楽劇のアニキとしてなればじっくり観て聴こうか。

『父のこころ』
3/22(土)公開 京都シネマほか 1800円
「おれのあん娘はタバコが好きでェ~」でお馴染みザ・ディランⅡの名曲『プカプカ』。そのフロントマンであった大塚まさじさんが63歳にして初主演する映画、と聞いて観ないわけにはいきませぬ。

黒子沙菜恵+サカイヒロト+石上和也『ひとがた#3』
3/23(日) SMOKE ME 1000円
OMS戯曲賞作家でありながらインディペンデントな活動をゴリンゴリン貫く畏友、サカイヒロト氏がなんと我が店、BARLowo=Tar=Vogaの上階で公演する。畏友の自問を通じて浮かび上がる風景を黒子沙菜恵が踊る。

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合計 4800円

『NT京都2014』
3/22(土) 西院春日幼稚園・春日神社境内 入場無料
拾ったフライヤーで開催を知りました。「電気・メカ・手芸・工芸・一発ギャグ ネタもの系ものづくり大集合!!」ってキャッチコピーと、開催場所のギャップがいい。

やなぎみわ×劇団唐ゼミ合同公演
『パノラマプロジェクト京都篇』

3/28(金)~30(日) 元・立誠小学校 一般前売2500円
美術からガチで演劇方向へと邁進しているやなぎみわ。絵になる舞台演出はもちろん、演劇の流れをかっちり踏まえつつ、次々と新しいチャレンジに踏み出していて、ぼやっと停滞した美術&演劇界に喝を入れるよう。やなぎ本人が唐十郎からの影響を公言しているだけに、唐ゼミとの共演は理想的だが、唐ゼミがさらにかき乱してくれそう。

杉本文楽『曽根崎心中 付り観音廻り』
3/28(金)~30(日) フェスティバルホール B席4000円
美意識がほとばしる美術家・杉本博司が文楽に挑む。神奈川芸術劇場からはじまって、海外を巡演していた杉本文楽がようやく大阪へ。大阪と文楽ってなぜか距離があるよね。束芋の映像、山村若の振付も楽しみなところ。問題は、フェスのB席で人形が見えるのかどうか。

佐藤雅彦+齋藤達也『指を置く』展
開催中~4/26(土) dddギャラリー 無料
デザイナーの展示はきめすぎていてこちらが照れることも多いけど、禅問答のような試みを続けている佐藤雅彦は気になる存在。とにかく、紙の上に指を置いてまわるような展示らしい。

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合計 6500円

『グランドピアノ ~狙われた黒鍵~』
3/8(土)公開 テアトル梅田 1800円
『ロードオブザリング』のフロドでおなじみのイライジャ・ウッドに、今度はピアニストの役の依頼じゃ(←声に出して言ってみよう)。ステージ恐怖症だったイライジャがステージに立ち、演目にはない曲を一音も間違えずに殺されてしまう。そんな緊迫した中で奏でられる旋律には、ある謎が隠されている!というもの。佐村河内守氏も必見なピアノに隠された謎に挑め!

ドラキュラ城からの脱出
3/19(水)~30(日) HEP HALL 2800円
今や、全国を進撃するイベント界の巨人となった「SCRAP」のHEP HALLリアル脱出ゲームの最新作。ドラキュラ城に仕掛けられた謎を解きながら脱出を図るのですが、なんせ毎回の脱出率が一桁だもんで、大概が失敗に終わる本イベント。頭の良い奴らとパーティーを組んで謎解きに望むべし!

本屋でボードゲームナイト-殺人ゲームへの招待状-
3/21(金・祝) FOLK old book store 1500円
今回、提案する遊び方は「ひまなら、謎でも解いていやがれ!」です。何気ない日常、ふとしたきっかけで殺人事件に巻きこまれたいよー、と思っているあなたには「殺人ゲームへの招待」というイベントがおすすめ。北浜の古本屋「FOLK old book store」に関係するアノ人を殺した犯人を見つけ出すことはできるのか!

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合計 6100円

『ロボコップ』
公開中 大阪ステーションシティシネマほか 1800円/レイト割引1200円
中学生の頃にですよ、あのロボスタイルで過激でカッコ良いバイオレンス映画。そりゃハマりましたよ。大人になった現在までに何回観た事か!歳を取るほどにその良さがわかるんだよなぁ。そんな前作から20数年ぶりのリメイク。なんと黒のロボコップ。また吹越満が黒タイツ着て「ロボコップ演芸」でお笑い番組に出演したりするのだろうか?そんな事は関係ないか。

『家族の灯り』
3/15(土)公開 シネ・リーブル梅田
1800円/水曜割引1000円

誰もが「なりたい人」というものがあるだろう。僕はこの人、1908年生まれの映画監督マノエル・ド・オリヴェイラ。105才。なんと「存命!」である。この監督、老いてますます表現がとんでもない境地に向かっている。過激でデタラメ、でも繊細で重厚、簡潔なのに不思議で奥深い…。伝説ではスポーツカーに乗り、老いてもプールでバタフライを披露し、出演女優が何人も監督と一夜を共にしたがる…。もう憧れます!一生ついていきます!僕が死ぬまで生きててください!そんな訳で、今年も新作が届く。歳を取るってすごい。

『LIFE!』
3/19(水)公開 TOHOシネマズ梅田ほか 1800円/レイト割引1200円
ベン・スティラーが監督・主演のファンタジックなコメディ。とにかく予告編で心を奪われてしまった。なんだか先日話題になったリクルートのCMにどことなく感動の質が似てそうなのが心配だが(2時間あの「感動的」な感じだとちょっと苦手)そこはべン・スティラー。とびきり馬鹿もやってくれているに違いない。

▼グザヴィエ・ドラン監督特集『わたしはロランス』『マイ・マザー』
公開中~3/21(金) 京都みなみ会館 1500円~1800円/月曜男性1000円
ちょうど自分の映画の東京公開中の時期にかぶってしまい、去年の初上映時に観られなかったドラン。ファッショナブルでセンセーションでカッコ良くて、久々に「アンファン・テリブル(恐るべき子供)」という代名詞が似合う監督の登場に心ときめく。

春秋座サバイバーズ『レジェンド・オブ・LIVE』
3/22(土)、23(日)  春秋座 一般1500円
京都で「スケールの大きさを感じさせる若手演劇人」といえば「KUNIO」「木ノ下歌舞伎」などで多才に活動する杉原邦生の名がまず挙がる。そんな彼が60才以上のシニア・ワークショップ生31名を鍛え上げて舞台に挑ませると聞けば、仕事を休んででも観に行きたくなる! しかし劇団名が「サバイバーズ」はまずいだろう。公演の時間くらいはサバイブして頂かないとね。僕自身行けるかわからないので、観た人は途中で人数減ってないかを教えて下さい。

TOKYO PLAYERS COLLECTION&ライトアイプロデュース
『IN HER THIRTIES』

3/27(木)~31(月) in→dependent theatre 2nd 3000円
劇団競泳水着はかって短編を観た事がある。若い女性の普通の生活や友情での小さな心の動きを丁寧にさりげなく描いた好編で、脚本・演出の上野友之の名を覚えた。今作で上野が仕掛けるのは、女優十人で一人の女性の十年間を描き出すこと。演じるのは関西で活躍する30代の個性派女優たち。これはコスパ高めですよ奥さん!

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合計 10900円

《第9回大阪アジアン映画祭》
公開中~3/16(日) ABCホール、シネ・リーブル梅田、シネ・ヌーヴォ、プラネット・スタジオ・プラス・ワン 前売り1本1300円
2012年以降製作された作品から厳選された「コンペティション部門」、「特別招待作品部門」「インディ・フォーラム部門」の他、今回の特集企画は「台湾:電影ルネッサンス2014」「台湾語映画、そして日本」「Special Focus on Hong Kong2014」「追悼ランラン・ショウ」「東日本大震災から3年『メモリアル3.11』」と、盛り沢山。僕が声優をつとめた阿鼻叫喚の大傑作カルト映画「燃える仏像人間」も8日、10日に上映された。最終の土日だけにかぎって言うと、2日で27本の映画が上映されるが、頑張っても11本しか見れないのが歯がゆいところ。とりあえず、1本くらいは絶対に見る。

『セルシー・キッズ・ボーカル・ダンス・コンテスト』
3/15(土)、3/16(日) 千里セルシー 無料0円
15日はボーカル部門、16日はダンス部門で、高校生以下を対象にしたキッズたちが競う。両日午後1時から夕方までの開催。子どもを子どもの枠の内でとらえておきたい向きには、脳天を直撃されるだけのクオリティーは毎回味わえる。

『人文地理学会第280回例会』
3/21(金・祝) 大阪市立大学梅田サテライト創造都市研究科大講義室 無料0円
人文地理学会の今回のテーマは、ドリーン・マッシーを迎えて、『グローバル時代における場所』について。この例会の1週間前に書店に並ぶドリーン・マッシーの『空間について』の内容紹介を読んでみると、「グローバリゼーションと排外主義はなぜ共存しうるのか」という問題提起や、場所をめぐる政治(先住民たちによる土地への権利主張、領土的なものをめぐる攻撃的排他主義、等々)を徹底的に考察している、と書いてあった。わくわく。どんなことが書かれているんだろう。僕の読書力では400ページ以上の本を1週間で読みきるのは困難だろうが、その補助線をひくにはうってつけの例会になるはず。

『大相撲三月場所』
開催中~3/23(日) BODYMAKERコロシアム 自由席2000円
不祥事があったり、日本人力士の活躍があまりなかったり、一時の相撲人気は衰えたように言われている。しかし、そんな理由で大相撲を見なくなった人は、もともと相撲がそんなに好きではなかったのである。僕は小学生のときから相撲が大好きで、今でも、将来なりたいのは「相撲取り」だと断言できる。浮ついた流行で見に来ていたお客さんが間引きされて、比較的席も取りやすくなった。今こそ、「大相撲でも見に行くか」と軽い気持ちで見にいける環境は整ったといえるだろう。散歩がてらに大相撲を見に行きたい。

杉本文楽『曽根崎心中 付り観音廻り』
3/28(金)~30(日) フェスティバルホール B席4000円
現代美術作家の杉本博司が、近松門左衛門の『曾根崎心中』を舞台化。構成、演出、美術、映像を杉本博司がてがけ、人間国宝の鶴澤清治が作曲を担当。通常の文楽公演ではカットされる「観音廻り」も舞台化し、桐竹勘十郎操る「お初」と現代美術作家・束芋の映像がコラボレーションを果たしている。これがヨーロッパ公演を経ての凱旋公演になるわけだが、せっかくの日本の日本らしい舞台を、ヨーロッパに独占させておく手はない。文楽ファンも現代美術ファンもうならせる公演になること間違いなし。必見。

『電子音楽のスタディーズ』
3/29(土) MEDIA SHOP 1000円
2013年4月から全10回で開催されていた『電子音楽のスタディーズ』もいよいよ最終回。NHKの「スコラ」電子音楽編放送もあり、あらためて2013年は電子音楽ルネサンスとも言うべき動向が見られたが、2014年最終回は「電子音楽の最近の動向~海外を中心に」と題して、今後の展望が語られるはずである。今、電子音楽が熱い!これを「電熱」と呼ぶことにしよう。

『歌姫ライブ春爛漫スペシャル』
3/29(土) ORC200 無料0円
弁天町ORC200で定期的に開催されているヴォーカルクイーンのライブ。ストリートライブだが屋根がある。毎年春に開催されるヴォーカルクイーンコンテスト出場者を中心に行われる無料ライブで、このコンテストの第1回のグランプリは大塚愛。その後も、入賞者から、AKB48の増田有華、SDN48の大河内美紗、全日本アニソングランプリで優勝しプロのアニメ歌手になった鈴木このみ、9(nine)の吉井香奈恵、村田寛奈、などなど数え切れない逸材を輩出している。昼過ぎから夕方までの約5時間程度の長丁場のライブだが、半日つぶすだけの価値はある。

《未体験ゾーンの映画たち2014》
公開中~4/11(金) シネ・リーブル梅田 リピーター割引1000円
劇場未公開の傑作映画を上映するシリーズ。今回は全26本のラインナップが出て、どれもこれも面白そう。本欄の対象となる3月後半に上映する作品では、『アダム・チャップリン』(オタク丸出しイタリア版の北斗の拳)、『ポール・ヴァーホーヴェン/トリック』(冒頭の4分だけ公開して続きを公募して制作)、『チェインド』(デヴィッド・リンチの娘、ジャニファー・リンチ監督の最新作ホラー)、『最強ゾンビ・ハンター』(『マチェーテ』のダニー・トレホ出演、ハンター、最凶神父、双子姉妹、チェーンソー男、筋肉ゾンビ、なんじゃこりゃ)などなど、どうかしている作品の目白押し。そんなエキセントリックな映画を同好の士たちと共に鑑賞できるのが、映画館ならではの醍醐味である。

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合計 9300円

鳥公園『緑子の部屋』
3/21(金)~23(日) 大阪市立芸術創造館 一般前売2800円
とにかくチラシが気になる。右端の不自然な余白、規則性の掴めないフォント、整頓されているようでアンバランスなレイアウト。こうなると鳥公園というほのぼのした団体名も何かウラがあるのではと勘ぐってしまう。ああ、ざわざわする。見に行きたくなる演劇のチラシってたぶんこういうこと。

地点『ファッツァー』
3/21(金)~23(日) アンダースロー 2000円
舞台『ファッツァー』は昨秋の初演がめちゃかっちょよかったのだ。音と光と身体の攻防が、脱走兵ファッツァーの攻防に重なる。狭いアンダースローの舞台で、壁に張り付く、倒れる、這う、という限られた動きのルールでできたゲームのような舞台だった。空間現代の生演奏でもう一度観たい。

グループ展『明るい反戦』
3/26(土)~4/1(火) Pulp 無料
チラシには「親子戦争。核戦争。応仁の乱。イラク戦争。受験戦争。対テロ戦争。百姓一揆。宇宙戦争。」とある。そうか、戦争はあらゆるところにある。小田島等、大橋裕之、小山健、まちこ!、吉井あさみ、fancomi、と、並んだ作家の名前も見事にばらばら。十人十色の反戦を見たい。

TOKYO PLAYERS COLLECTION&ライトアイプロデュース
『IN HER THIRTIES』

3/27(木)~31(月) in→dependent theatre 2nd 華麗な通し割引4000円
一人の30代女性の30歳~39歳の十年間を、30代の女優十人で描く舞台、っておもしろくならないわけがない。女性の感情のきらめきも、毒々しさも、ていねいにあぶりだすのが絶妙な上野友之さんの劇作で、30代女性のあれこれを勉強させていただきたい30代入口の三十路の私。

佐藤雅彦+齋藤達也『指を置く』展
開催中~4/26(土) dddギャラリー 無料
佐藤雅彦さんの仕事、グラフィックだったり映像だったりを見るたび、自分が今まで見えていたのに見てこなかった(見た気になっていた)事象が「こういうことだったのか!」と、パズルのピースがかたんとはまるように腑に落ちる体験がある。その快感を味わいに行きたい。

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合計 8800円

BucherFlohMarkt(ビューヒャーフローマルクト)本の蚤の市/古本とリトルプレスとzine。
3/13(木)~23(日)※月、火、水はお休みgalerie6c
入場無料(2000円ぐらいあれば良い本何冊か買えそう)

毎年恒例の、武庫之荘の素敵なギャラリーで行われる本の蚤の市。大阪・神戸・三田・岡山・高松からおもしろ本屋さんの本が集まります。高松の予約制の古本屋なタ書さんの本が気になります。

『ドリームデパート』
2/20(木)~3/30(日)※火水定休 中津シカク 入場無料(3000円ぐらいあればいろいろ買えそう)
中津の、個人出版の本や雑貨など特殊なものばかりが集まる本屋シカクさんに、これまた全国の特殊店舗や個人から珍品が集まる1か月。(とにかく変わってるってことを書いてしまいましたがおだやかで良いお店です。)参加店舗一覧を見てるだけでくらくらしてきそうな。店内すごいことになってそう。

元永彩子個展“SOMEWHERE”
3/13(木)~4/4(金) ondo 入場無料(ビジュアルブック代2300円+税)
美術家・元永彩子さんの個展。元永さんの絵は緻密で少し不思議で目をじわっと楽しませてくれます。今度のテーマは妖怪、幽霊、道の生物とのこと。展示に合わせてギャラリーの持つレーベルondoより発行されるビジュアルブック「SOMEWHERE」も楽しみ。

グループ展『明るい反戦』
3/26(土)~4/1(火) Pulp 無料

今年1月に東京神保町の“路地と人”で行われた「楽しい反戦」の大阪巡回。反戦という重くなりそうなテーマに、ずらりと並ぶポップな作家たちがどう向き合うのかすごい楽しみ。3/29には「明るいペイント/楽しいライブ」というイベントもあってこれまた良さそう。

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合計 10000円あればたっぷり良品・珍品買えそうです

尚美学園大学 第27班 『3月の(morning sun...)』
3/14(金)~16(日) 道頓堀ZAZA HOUSE 予約1800円
東京は池袋でやっている学生演劇祭の優勝者の公演ですね。5年くらい前に「東京の学生劇団ねぇ」って「ろりゑ」って劇団観てぶっ飛んだ記憶がるんですが、学生と思って侮ったらあかん、そこいらのプロよりおもろい可能性を秘めていて見逃せない。今年のが面白いかはわからんけどもだ。でまた、学生は卒業しよるからここからどえらい俳優とかが出てくるかもしれんから、観ときたい。

鳥公園『緑子の部屋』
3/21(金)~23日(日) 大阪市立芸術創造館 一般予約2500円
なんかとんがった舞台表現(演劇やダンス、ライブパフォーマンス)の評価で僕がかなり信用しているCONNECTってコンペで受賞した劇団の公演。女性二人の劇団なのでそれほどとんがってなく、なんだったら丸くてかわいいみたいなイメージを受けますけどね。演出的に面白いなぁと思っていたら、演劇界の芥川賞こと岸田國士戯曲賞の最終選考にノミネートされたりして(惜しくも逃しましたけどね、飴屋さんおめでとうございます)、戯曲・演出の両方から評価の高い今のうちに観ておくべき劇団です。

忘れらんねえよ ツレ伝ツアー ~序章~
3/27(木) 梅田Shangri-La
前売2800円(+500円 1drink)

忘れらんねえよってバンド名が忘れんらんねえよって普通の事を言っちゃう。いや、熱い、男臭いっていうか童貞臭いけど、どっかでキャッチーなのはなんだって思ったらオフィス・オーガスタ所属か!なんかイメージと違う!これからどう化けるかわからないけどとりあえず「SEXジャンプ」はやっておきたい。

TOKYO PLAYERS COLLECTION 「IN HER THIRTIES」
3/27(木)~31日(月) in→dependent theatre 2nd 一般前売3000円
東京の20代の女優10人を集めて20歳から29歳までの一人の女性の各年齢に一人ずつ配役して10年間の自問自答して30歳になるっていう画期的な公演形態に惚れた大阪のプロデューサーが大阪で30代の女優バージョンを作ろうって企画です。僕自身が30代半ばで女子にときめくのも今や20代より30代の方が多いですけど、まぁ、男の気楽さとは違うんかもしれないですね。完全ダブルキャストで2バージョンあるんですが、片方観ただけでお腹いっぱいかもしれない。もっと食べたくなるかもしれない。タイミング合う方から観てみたい。

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合計 10600円