ホーム > 怒髪天 増子直純のナニワ珍遊道

今回のナニワ珍遊道は、どこよりも遅い! 心斎橋クラブクアトロライブレポです!
そして! スペシャル動画シリーズ第4弾にご登場いただくのは、ROCK'A'TRENCHの皆さんです!

←前号へ  次号へ→


 

Profile

怒髪天

どはつてん
’84年に札幌で結成。増子直純(vo/通称兄ィ)を中心に上原子友康(g/通称 王子)、清水泰而(b/通称シミさん)、坂詰克彦(ds/通称坂さん)の4人組で活動中。オトコくさくも人情味溢れる独特の音世界に支えられた圧巻のライブアクトで人気急上昇中のロックバンド。

オフィシャルサイト http://dohatsuten.jp/

Release

Album『プロレタリアン・ラリアット』
発売中
インペリアルレコード

プロレタリアン・ラリアット 白盤[初回限定盤]
白盤[初回限定盤](CD+DVD)
2600円 TECI-1250

プロレタリアン・ラリアット 青盤[通常盤]
青盤[通常盤](CD)
2100円 TECI-1251

1.GREAT NUMBER  
2.労働CALLING    
3.マン・イズ・ヘヴィ  
4.全人類肯定曲  
5.よりみち  
6.うたのうた  
7.セバ・ナ・セバーナ  

Live

今年も特別な京都3日間、開催決定!
3日間の内容は全て異なり、素敵なゲストも後日発表!
『響都ノ宴』
8月30日(日)一般発売
▼10月2日(金) 19:00/3日(土) 18:30
▼10月4日(日) 18:00
1日券3500円(Pコード329-368)
3日通し券(リストバンドPASS付)10000円(Pコード782-355)
磔磔
※未就学児童は入場不可。販売期間中は1人1公演のみ4枚まで。
夢番地■06(6341)3525

1日券の詳細はコチラ
3日通し券の詳細はコチラ

25周年アニバーサリーイベントも
渋谷AXで決定!
『怒髪天結成25周年特別企画
“オールスター男呼唄 秋の大感謝祭 -愛されたくて…四半世紀-”』
9月5日(土)一般発売
▼10月29日(木) 19:00
渋谷AX
1F立見/2F指定 3990円
出演:怒髪天+怒髪天にゆかりのあるゲスト多数
チケットの詳細も後日、アップ致します!

 


ROCK'A'TRENCH

何だか意外な組み合わせ!? 大ヒットしたドラマ主題歌にCMソングと、話題の彼ら。暖かなキャラクターのフロントマン、山森大輔(vo)が語る怒髪天とは?


【ROCK’A’TRENCHライブデータ】

8月22日(土)一般発売
Pコード326-306
▼9月18日(金) 19:00
神戸VARIT.
▼9月19日(土) 18:30
KYOTO MUSE
オールスタンディング3500円
チケットの詳細はコチラ

9月12日(土)一般発売
Pコード326-308
▼10月11日(日) 18:00
なんばHatch
1Fスタンディング3500円
2F指定席3500円
チケットの詳細はコチラ

※未就学児童は入場不可。12歳以下は保護者同伴に限り入場可。
GREENS■06(6882)1224

Back Number

第1回 第2回 第3回 第4回
第5回 第6回 第7回 第8回
第9回 第10回 第11回 第12回
第13回 第14回 第15回 第16回
第17回 第18回 第19回 第20回
第21回 第22回 第23回 第24回
第25回 第26回 第27回 第28回
第29回 第30回 第31回 第32回
第33回 第34回 第35回 第36回
第37回 第38回 第39回 第40回
第41回      

 季節はすっかり夏、春から続いた『プロレタリアン・ラリアットtour09』も先日、赤坂BRITZにて無事、完結いたした次第。ここ大阪でも6月21日(日)に満員御礼の心斎橋クアトロにて『プロレタリアン・ラリアットtour 09~チャンピオンカーニバル~』と題したワンマンライブが行われたことも、怒髪天界隈の皆様には記憶に新しいところだと思います。そこで今回は、「あの日の感動をもう一度!」ということで、熱気が伝わりまくりの写真の数々で、大阪会場でのライブを振り返っていただきます!

 そして! スペシャル動画シリーズは、ROCK'A'TRENCHのフロントマン、山森氏が登場!


 『プロレタリアン・ラリアットtour 09~チャンピオンカーニバル~』、ベストな50枚一挙掲載! もうこれ以上のものはない!というほど、磨り減るほどに熱き魂を放出した怒髪天の、渾身のライブ画像です! 


 この日の心斎橋クラブクアトロには、立錐の余地なしと言わんばかりの人、人、人。しかも老若男女と幅広い世代の顔ぶれで、ここに集った人たちが皆、怒髪天を、怒髪天の音楽を愛している人ばかり! アンコールで兄ィが思わず男泣きしたのもうなずけるほど、満員の会場から愛ある眼差しが注がれておりました。
 本編は、『GREAT NUMBER』から始まり『セバナ・セ・バーナ』まで怒涛の全14曲! MCは挟むものの、聴いているこちらも息が上がるほどのボリューム。メンバーもオーディエンスも、受けては返し、返しては受けと、それはまさにガッチガチの“プロレス”でした!
 そして、アンコール2回。その2回目の2曲目、これが本当に最後の『ヘベレ・ケレレ・ヨー』が終わると、Queenの『WE ARE THE CHAMPIONS』が流れ出し、ステージ最前で両手を上げ、“勝利”を噛み締める4人…そしてステージを去っていったのですが……。
 鳴りやまない拍手! 客電が点いたにもかかわらず、ステージに背中を見せる人は皆無! 皆が皆、それでもまだ怒髪天の音を求めていたのでした。そして、オーディエンスの粘り勝ち! メンバーが再びステージに登場して「この気持ちは、曲やって返さなきゃな」と兄ィ。
 それはそれは、“渾身”なんて言葉では片付けられないほどの、怒髪天の精魂すべてが詰まりまくった『美学』を一発お見舞い! 会場は、これからライブが始まる!?と思うほどに湧き上がったのでした。

 さて、怒髪天といえば、音楽もさることながら増子兄ィと坂さんのおしゃべりも名物。ということで、ナニワ珍遊道特別編、MC特集のライブレポをドン!
 『GREAT NUMBER』『労働CALLING』『マン・イズ・ヘヴィ』を終えて…
兄ィ「今日はもう、楽しみにしてるから! (ステージと会場の間の)柵から入ってきてもらってもいいから! 大阪は、東京よりも先にお客さんが入ってくれた土地で、本当に楽しみにしてたから!」などと、話して恒例の質問コーナー!
兄ィ「ロックでないヤツは?」 
 ロクでナシ~! で、『ロクでナシ』に突入!
兄ィ「さすが大阪! わかってらっしゃる! 顔がオモシロイ!! 世間的にダメな人たちばっかりなだろうね。大阪のダメピープル!」
 ダメダメって言いながらも、好きなんですよね。わかります。そして、『NCT』『宿六小唄』。
兄ィ「頭、けっこう時間かけてセットしたんだけど…、見て見ぬふりするのも大事ですから。バンドはモテるよ。でも、君らの前にいる人たちは例外。俺ら、芸人にやたらファンが多いですからね。ゆってぃ(ワカチコワカチコ)とか、レイザーラモン・RG(若きスベリ神、坂さんと同じ匂いがする芸人)とか…」
 続いて『うたのうた』『サムライブルー』『クソったれのテーマ』へ(この3曲は、全世界が震撼!!というほど、すごかったです!)。灰になった兄ィ、蘇生する間に…出ました!!
坂さん「元気ですかー!? 元気があれば何でもできる! おそらく! いろんなことができるから。でも、やりすぎたら疲れるから! 夢でも見ているかのようなお客様の数々! シワも見えちゃうよ!? なんちゃって! 今日は東京より下(西)は最後(の土地)です! (このツアーも)上は北から下は南まで、残すは仙台、札幌…」
「札幌終わったよ!」と間髪いれずに兄ィのツッコミ!
兄ィ「坂さん、一生も短いですから。大丈夫かなぁと思ったら大丈夫じゃないから」
坂さん「涅槃で待つ! by沖雅也」(ここでふたりの掛けあいゼロ)
兄ィ「大阪は芸に厳しい。皆さん、つまんないものは絶対に見に来ない。今日も坂さんは見えていないみたいですけど。坂さん、全部大阪弁でMCやりたいっつってんだけど、坂さんの大阪弁は世界で一番、イラっとする! ナンデデスネン!! ドナイシテマンネン!!って。ここがアメリカだったら銃社会で坂さん、蜂の巣だから。最終日が札幌ですよ!? そんな坂さんのことを許してもらう意味も込めて…」
 もちろん『全人類肯定曲』へ! そして『ビール・オア・ダイ』『ドンマイ・ビート』『NO MUSIC NO LIFE』を。
兄ィ「非常にいい顔してる! 伝わってるなっていう…鏡を見てるようだよ、顔がひどすぎて(笑)。本当に嬉しい、愛すべきバカども!!」
 そして『セバナ・セ・バーナ』で本編を締めくくり、アンコールにて出ました! 坂さん!
坂さん「ありがとうゴザイマンネン! 僕ら、困ったもんですな。僕のオチの場合、下に行っちゃうんですよ。だから話しません…」と言いながらも何か下の方を言おうとして…
 ステージ暗転! 真っ暗! 本当に坂さんが見えない人となり、メンバーもオーディエンスも大爆笑。ここだけは坂さん、惨敗!! しかも、アンコール2回目の坂さんMCでも、ブーイングの嵐。ドナイヤネン!!

 そんなこんなで、アンコールは『なんかいいな』『よりみち』『情熱のストレート』、そして2回目『酒燃料爆進曲』『ヘベレ・ケレレ・ヨー』も歌って増子兄ィ、最後のMC。

「死にそうになったら俺のとこ、来い。何となく死なない方にもっていってやるから。本当にありがとう。ありがとうとしか言えん。おおきに! また生きて会おうぜ! いろいろ辛いことあるけど、あの時、増子、変な顔してたなぁって思ってニヤニヤしとけ! お前らのこと嫌いなヤツは、俺も嫌いだから! また生きて会おうぜ! ありがとう!」


(取材・文 岩本和子/撮影 渡邉一生(SLOT))



次回は、8月上旬更新予定です。次回より諸々の事情により、月1更新となります。
本コーナーに関するご意見・ご感想を、こちらまでお寄せください。

←前号へ  次号へ→