ホーム > インタビュー&レポート > 「届いたときにドキドキしなかったら意味がない」 SUPER BEAVERが結成20周年に贈る極上のギフト 初のアコースティックアルバム『Acoustic Album 1』と その先の未来に迫る、渋谷龍太(vo)×柳沢亮太(g)インタビュー
興味を持ってくれた先に
SUPER BEAVERという母体があるのはデカいことだと思ってる
――前回インタビューしたとき、渋谷くんは"今までにできなかったことに挑戦する"ということで海外旅行に行った話を聞いたけど、映画『ナイトフラワー』でまさか俳優にも挑戦していたとは...!
渋谷「それこそ『都会のラクダ TOUR 2024 〜セイハッ!ツーツーウラウラ〜』のファイナル(='24年12月3日・4日、東京・日本武道館)の翌日には撮影してましたから、もう1年前ですね。今回のアコースティックアルバムの制作が始まった時期とかなり近いんじゃないかな? いろんなことに挑戦させてもらって、いろんな角度から物事を見ると、音楽自体の視野も広がるし、自分の中で大きな刺激や変化になってるのをこの1年で実感しました。その道を突き詰めてきた人と同じ空気を吸って、同じ体験をするのは、やりたいなと思ってもできることではないので、そこから敏感に何かをキャッチできたら、素敵なことになるんじゃないのかなって」
――これまでも映画やドラマの主題歌を担当してきたけど、演者の心情とか現場がどう成り立っているのかを知った上で取り組んだら、また解像度が違うだろうね。ただ、俳優が音楽をやったりミュージシャンが芝居をするのって、出来によってはマイナスプロモーションにもなるから、それを自分の血肉にできたのも20年の経験値のたまものか。
渋谷「自分にとって荒唐無稽なことをやってみようとまでは思わないし、今はちゃんと興味があって、それをある程度、消化できるなと思えるものはやりたいなという感じかな。僕にそれができていたかは分からないですけど、お芝居をずっとやってきた人じゃないからこそ出せるものがあるとは聞いていたので。これからも音楽に還元できるものを冷静に見極めながら、取捨選択していけたらいいなと思ってます」
――かと思えば、いちシンガーとして映画『楓』のためにスピッツの名曲をカバーしたり、SUPER BEAVERというベースがありつつ、歌でいろんな場所へ連れていってもらえる状況は面白いね。
渋谷「バンド活動をずっとやってきてリーチできる層はじわじわ広がってるけど、最近はそれとはまた別のところから派生した縁でSUPER BEAVERを初めて知ってくれた方も結構いて。そこから"どういう曲なんだろう?"と興味を持ってくれた先に、SUPER BEAVERという母体があるのはデカいことだと思ってるから。『楓』に関してもそうで、"知ってもらえたらうれしいな。ただ、最終的にバンドを聴いてもらえたら最高!"と思ってますね」
――そんな状況下で出るのが『Acoustic Album 1』というのは、結果的にめちゃくちゃ良かったかも。いわゆるベスト盤的な要素もあるし、初めて通して聴いたとき、こりゃ'25年の最後にすごいアルバムが出たなと思った。
柳沢「うれしいですね。20周年という切りの良さを利用して面白いことを考えられないかなと思って、ライブは『現場至上主義』に始まり、ZOZOマリンスタジアム2DAYSもあったりフリーライブだFC限定だと、チャレンジしたいこと、これをやったら喜んでくれるかなというアイデアはほぼほぼできたんですけど、音源としても何かできないかなと。特に深い意味もないけど、ベスト盤は何だか気分が乗らない。だったら、近年はシングルのカップリングに既存曲のアコースティックアレンジを入れたり、種みたいなものがいっぱいあったから、アコースティックアルバムを作ってみてもいいんじゃないかと思ったのが発端でしたね。あとは、'25年1月に『アコースティックのラクダ 2025 〜突然トッツゼン〜』があって、そこに客演じゃなくサポートとして河野圭さんを呼ぼうという話になって。制作にはずっと関わってくれてましたけど、ツアーにジョインしてもらうのは初めてだったのでリハーサルもしたいし、アレンジもちょっと変えたい。というところで、とりあえずアルバムに収録するかライブで演奏するだけかは分からないけど、バーッと曲を選んだという。ライブに向けたアレンジでもあり、アコースティックアルバムへのプリプロでもある、ぜいたくな大人の楽しみでしたね」
――なるほど、それは一石二鳥だしいいアイデアですね。
柳沢「河野さんは『儚くない』('23)のときにピアノを入れたくてお呼びしたのがきっかけでしたけど、今ではもう信じられないぐらい弾かせちゃってますね(笑)。快く一緒に楽しんでくれていますけど」
――今作を聴いていても、ピアノってすごい楽器だなと何度も思わされました。
柳沢「本当にズルい。"俺もピアノが弾けるようになりたい"って何度言ったか(笑)。音楽的にレンジが広いのもあると思うんですけど、分かりやすく曲の表情を変えてくれるし、説得力がすごかったですね」
そもそも原曲を超える必要がないんですよ
――先行配信された『人として』(M-1)は、元々の曲の強さもあるけど、アコースティックでやったら必殺の一曲になるのが目に見えている曲だったので、満を持してですね。
柳沢「ただ...アコースティックだったのは前半だけで、2コーラスめから"ジャーン!"とやっちゃってますけど(笑)」
――ビーバーのアレンジって自由過ぎて、毎度"アコースティックの概念とは?"と考えさせられるよね(笑)。
柳沢「さっき奥さん(=筆者)が言ってくれたのがまさにで、ベスト盤ではないけど何だかベスト盤のような感じもするし、アコースティックとは言ってるけど、ただのアコースティックじゃないよねと、我々も作りながらずっと同じことを言ってました(笑)」
――典型的なイメージとしてのアコースティック像から外そうと思ってるわけじゃなくて、曲をみんなでアレンジし直していったベストな結果がこれ、ということだもんね。
柳沢「おっしゃる通りで。だからアコースティックという土壌から外れたつもりはないんですけど...」
渋谷「いや、それはうそだよ(笑)。基盤はそこから始まってるけど、ズレないようにしようは全く思ってない。エレキとかバンバン持ってたし(笑)」
柳沢「俺はエレキを持ちながらも、"これはアコースティックなんだ"と自分に言い聞かせてたよ?(笑)」
――もはや精神論アコースティックアルバム(笑)。
柳沢「『Q&A』(M-11)に関してはアコギすら使ってないと思います(笑)」
渋谷「はみ出したつもりがないと言う人間がこれですから(笑)」
――ただ、それぞれの曲を新しいアレンジで聴いたとき、素材がいいとどう料理してもうまいんだなというのもありつつ、ビーバーの歌ってやっぱり素直だな、今でも純度が高いなと思う。そして、ボーカルって大事だなと改めて。
渋谷「委ねてくれるならくれた分だけやってやると思ってましたし、歌一本の力がいかに大事かは常日頃のレコーディングから思ってることなので、アコースティックによってそれが表面化した感じで。いろんなバンドのライブを見ていても、ちゃんと歌えてるボーカルって実はあんまりいないと思っていて。でも、そこはないがしろにしちゃいけないし、デカい音を鳴らしてくれるバンドに甘んじちゃいけないよなって」
――新曲だと、その曲が生まれた背景やメッセージなどアレンジの話だけじゃなくなるけど、既存の曲は原曲があるからこそ、よりアプローチのアイデアが問われますね。
渋谷「すでに一つの正解があるものだから別のアプローチってすごく難しいと思うし、アコースティック以外の言葉でこのアルバムを表すなら、自分たちの曲をカバーした感覚に近い。楽器陣は河野さんを含めて頭を使ったと思うし、結果めちゃくちゃいいアルバムができたから、"SUPER BEAVER、なかなか面白いじゃん!"と改めて思ってくれる人もいるんじゃないかな? 自分も歌入れの前にその都度テンションが上がってましたから」
―――『ひたむき』(M-2)はリーダー(=上杉研太・b)のベースを16ビートにした時点で大勝利だと思ったし、『正攻法』(M-3)の藤原"37才"広明(ds)くんのドラムのフレーズも、何となくじゃ出てこない練られたものだと思うし。
柳沢「ぶーやん(=渋谷)が言った通り、発想は確かにセルフカバーに近いですよね。ぶーやんは正解がある分、難しかったんじゃないかと言ってくれたけど、逆に言うと、今回は他人の曲のカバーではなく自分たちの楽曲なので、もう帰る家はあるからこそ、いかようにでもできた感じですね。一時期トリビュートに参加させてもらうことが多かったんですけど、あのときのやり方ともちょっと似てるんですよ。再解釈の違いというか、あえて引いて見る、できるだけ色眼鏡をなくして分解する。その作業は本当に楽しかったですね」
――原曲を超えられなかったらというプレッシャーより、全然ポジティブだね。
柳沢「そもそも原曲を超える必要がないんですよ。もうずっとやり続けるバージョンがあって、その上で"実はこういう服も似合っちゃったりして...!"って、好きにお試しできた感覚なので。しかも河野さんがいてくれて、自分では鳴らせないけど湧いてきちゃったイメージをお願いすると音になる。そんな幸せなことってあります?(笑) ただ、根本的にビートが変わったことで、一番大きくアレンジが変わったヒロ(=藤原)は大変だったかもしれない」
――柳沢くん、めちゃくちゃ前向きだな。すごく性格が出てる(笑)。やっぱりさ、元がいいだけに、"へたにいじらなければ良かったのに..."と思われるのは心外だから。
柳沢「そうか、自分たちで変えても、そう思われる可能性もあるのか」
渋谷「絶対にあるでしょ。周年を迎えたアーティストのセルフカバーを聴いて、超ヘコむことってあるもん。それならやってほしくなかったな、みたいな」
柳沢「でもね、別に俺が楽観的どうこうじゃなくて、そもそもこのアルバムを作り始めるきっかけは、最初に言ったように、20周年に喜んでもらえることは何かないかな、ということなので、プレゼント感があるアイデアというか。"いつもありがとう、もし良かったら聴いてみて"ぐらいの気楽さから始まったからこそ、"きっとこれは楽しんでもらえるぞ...!"というワクワクがずっと続いたんだと思いますね」
自分たちの中でエンタメである意識が今回は結構強い
――あと、従来のアコースティックアルバムを作る感覚で言うと、『mob』(M-6)とかは普通選ばないと思うので、そういう選曲の目線も興味深いなと思って。
柳沢「例えば『正攻法』とかもそうですけど、澁太郎(=渋谷)さんが"これをアコースティックにしたら良さそうよね"という曲じゃなくて、"ガラッと空気が変わったけどすごくいい"みたいな方が面白いんじゃないかと、一連のアコースティックアレンジをし始めたぐらいからずっと言ってきたから、根本的な曲のチョイスはそこですね」
――だからこそ、バンドとアコースティックでアレンジにより違いが出そうな『mob』とかになってくると。あと、アコースティックとなれば間引いて間引いて歌とピアノのみ、みたいなアレンジでも聴きたかったから、『値千金』(M-8)のような曲もあって良かったなと。
渋谷「何かすごく変な話ですけど、こういう曲ってバカ目立てるじゃないですか?(笑) 俺は歌い手が上手に見せるために使う技術が、あんまり好きじゃなくて。技術は物事を深く伝えるためにあるべきものだと思ってるから。その辺をこの曲ではいかんなく発揮できたと思います。歌っていてめっちゃ楽しかったですよ」
――新曲についてインタビューをするときより、2人とも自信に満ちているというか、発言の端々からいつも以上に"楽しい"が溢れてる感じがするね。
渋谷「何かね、もちろん自分たちの本質に乗っかってる話ではあるけど、そこからちょっとだけズレてるから...」
柳沢「いや~ホントその通り!」
渋谷「いつも鳴らしている本懐から少しズレてるから、遊びの成分が多分に含まれていて、自分たちの中でエンタメである意識が今回は結構強いんですよ。そういう音楽家としての楽しさが詰まった一枚だと思うので。迷いが含まれるのが本質だと思うし、ずっと考えながら進んでいくものだと思う。でも、遊びの部分にはそれが一切ないので、自ずとそこに軸足を置いて話ができてるんでしょうね」
柳沢「あくまでスピンオフという感じで、かと言って適当でもなく、ギフトな気持ちもすごくあるし...誤解を恐れずに言うと、いつもより無責任に楽しめた(笑)。けど、今までのどのオリジナルアルバムより、時間もお金もかかってるんですけど。非常にわがままに贅沢にやらせていただいたから自信作ができたと思いますし、その一方で、肩の力も抜けていたと思うんですよね」
――そういうレコーディングを経験した上で、次にオリジナルアルバムを録ったらまた変わりそうだね。
柳沢「この制作を'24年の12月に始めて、'25年1月にアコースティックツアーをやった頃にはZOZOマリンスタジアムはもう決まってたし、そのツアーの盛り上がりを受けて、"河野さん、ZOZOも一緒にやりましょうよ!"みたいになって。ZOZOでやった『人として』はアコースティックバージョンの構成だし、『それでも世界が目を覚ますのなら』(M-13)も今回のアレンジで。何の説明もなしにいつもと違うアレンジを披露することは今までに一回もなかったんですけど、それに無理がなかったというか違和感なく伝わっただろうなと思いますし、そのアレンジはさらにブラッシュアップされてアコースティックアルバムに入ったわけで。そういうことができるようになったのは、今後のSUPER BEAVERのライブにおいても作品作りにおいても生きてくる柔軟性だと思いますね」
――ZOZOマリンスタジアムのライブで、最も度肝を抜かれたのが『それでも世界が目を覚ますのなら』で。元々スケールの大きな曲だけど、大舞台を与えられたときにすごい化学反応が起きたというか。
柳沢「この曲はアレンジをしてるときから、ああいう大きな場所でこういうアレンジだったら絶対にカッコいい、みたいな話ですごく盛り上がったのを覚えてますね。初日の前日にゲネの映像を見て、レーザーとか照明をさらに変えてもらったりもしましたし、最初から当日の絵がイメージできていたアレンジだったかもしれないですね」
――あの広さ、あの音像のド真ん中でドーンと歌うのって得難い経験だったと思うし、ある意味、神様にでもなった気持ちだったんじゃない?(笑)
渋谷「それってZOZOのライブで一貫して感じたことかも。この曲のアレンジは顕著でそう見えやすかったと思うんですけど、常に全治全能感がありましたよ(笑)。スタジアムロック色が一番強かった曲だから、箱のデカさとすごく合っていて、気持ち良かったのは間違いないですね」
――200人キャパのライブハウスで奮闘していた時代に作った曲がスタジアムを圧倒したのは、最高の物語だったな。あとは『切望』(M-12)もすごい。ここまで変われるというか、また全然違う強さを持った曲になったなと。
柳沢「あの雰囲気作りはもう本当に河野さんのおかげではあるけど、いいですよね。"ちゃんといい曲を作ってきたんだな、ビーバー"っていう感じがしました(笑)」
――マジでそれ、『Acoustic Album 1』を聴き終わった後のリスナーの第一声だと思うわ(笑)。
柳沢「あと、俺は基本アコギで曲を作ってるから、"こういうアレンジだと成立しない"みたいな曲があんまりないのかもしれない。やっぱりビーバーの曲って歌ありき、歌を軸にした楽曲なんだなって気付けたんですよ。だから、『切望』をここまで変えても成立する。そこを自分たちでも思い返せた作品になりました」
20周年だから集大成ではなく、21周年も集大成
――個人的にお気に入り曲とかはあるの?
柳沢「『それでも世界が目を覚ますのなら』はストリングスアレンジまで河野さんがしてくれたんですけど、『人として』、『美しい日』(M-7)、『名前を呼ぶよ』(M-9)のストリングスは美央さんが書いてくれて。『人として』はオリジナルも美央さんで、『美しい日』と『名前を呼ぶよ』は、'23年に『SUPER BEAVER アコースティックのラクダ ~突然NHKホール~』に美央ストリングスに出演してもらったときにやっていて。近年は河野さんと一緒にいろいろと楽曲を作ってきたわけですけど、アレンジの脳みそを持って初めてSUPER BEAVERに参加してくれたのは美央さんで、このタイミングでSUPER BEAVERの歴史を感じる意味でも、美央さんに頼みたくて。スタジオに巨匠が並んだのはドリームマッチ、夢のコラボみたいですごく楽しかったし、ときめいちゃった出来事でした。だから、お気に入りの曲というよりはお気に入りの出来事の一つですね」
渋谷「俺は『mob』と『Q&A』ですね。この2曲みたいなことがやりたいミュージシャンって結構いると思うんですけど、SUPER BEAVERでそのエゴをちゃんと実現できたのはめちゃくちゃ面白いことだと思うから。届いたときにドキドキしなかったら意味がないと思っちゃってるいちリスナーの俺としても、あの2曲は好きですね」
――こうやってリアレンジすることで、みんなにもう一度聴く機会を持ってもらえるのもうれしいし、有意義な作品になりましたよね。結成20周年のアニバーサリーイヤーはまだ続きますけど、'25年を振り返ってどうでしたか?
渋谷「バンドとしていろんなことができて楽しかったですね。充実してたと思うし、自己満足に終わらなかった一年にできて良かったなって、今この段階でも思ってます」
柳沢「とにかく楽しんでもらいたいと思ったことを計画して、いろんなことができたと思いますし、アコースティックアルバムも作れたし、もう随分前のように感じちゃうけど、『主人公』('25)という曲も毎朝流れてる。いろんな人に聴いていただけるきっかけになった一年じゃないかな。20周年の最後に残ってる'26年のアリーナツアー『都会のラクダTOUR 2026 ~ラクダトゥインクルー~』も、全国を回るのは初めてですから」
――そう考えたら、まだもうちょっと山は続きますね。
渋谷「ていうか、まだ言わなきゃいけないことがあって。'26年8月に京セラドーム大阪で2日間、9月に東京ドームで2日間ワンマンライブをやります!」
――すげー! ドーム!? いったいどこまで行くねん!
渋谷「自分たちですら思いもよらないところまで来ているなと思いつつ、こういうドキドキワクワクが20周年で終わっちゃうのもフィナーレ感が出てよろしくないなと。20年経っていろんなことができたからこそ、もっと楽しいことができるよと提示できるバンドでありたいので。20周年だから集大成ではなく、21周年も集大成という動き方を、この先もしっかりと見せていけたらいいなと思ってます!」
Text by 奥"ボウイ"昌史
ライター奥"ボウイ"昌史さんからのオススメ!
「ヤバい、もう原曲より『Acoustic Album 1』の方を聴いてしまう。そんな謎の懸念が生まれるほど良いです。2人同様オススメを選ぶなら、リフ最強な『予感』(M-10)、変わり過ぎて別モノの良さが出たメロいぞ『切望』、ZOZOマリンスタジアムで見てぶっ飛んだ『それでも世界が目を覚ますのなら』辺りでしょうか。こういうアレンジができるならまだまだ行ける場所がある。今や音楽誌のみならず芸能誌の表紙まで飾り、明石家さんまと対峙してその息子はビーバーの曲を結婚式で流す...予測できるかそんな未来(笑)。その最果てがこのたび発表された東阪ドーム公演。でも心配はしていません。"もうないだろこれよりデカい会場、次どうすんねん"という方が心配です(笑)。ユニクロとビーバー、竹下通りとビーバー、オリンピックとビーバー。最近、絡む相手が規格外過ぎる。いつまで奇跡を見せ続けてくれるのか。最後に、5年前の結成15周年時に、僕がビーバーに寄せたコメントを下記に改めて転載します。この頃からみるみる状況は変わったけど、気持ちはまるで変わってません。最高の物語をこれからもあなたと見届けますよ」
音楽はビジネスだから、今流行ってるのはそんなんじゃないから。
そんな言葉をいまだに飲み込めない甘ちゃんの自分がいる。
音楽がよければ、歌がよければ、ライブがよければ、世に認められる。
そんな綺麗事をどこかで諦められない往生際の悪い自分がいる。
でも、それが現実になるのを俺はこの目で見てきたんだよ。
20
SUPER BEAVER、結成15周年おめでとう。
死ぬまで付き合うぜ。
奥"ボウイ"昌史
(2025年12月28日更新)
Acoustic Album
『Acoustic Album 1』
【初回生産限定盤A(Blu-ray付)】
発売中 8800円
Sony Records
SRCL-13453~4
【初回生産限定盤B(DVD付)】
発売中 8250円
Sony Records
SRCL-13455~6
※紙ジャケット仕様
<収録曲>
01. 人として
02. ひたむき
03. 正攻法
04. 秘密
05. グラデーション
06. mob
07. 美しい日
08. 値千金
09. 名前を呼ぶよ
10. 予感
11. Q&A
12. 切望
13. それでも世界が目を覚ますのなら
14. アイラヴユー
<Blu-ray/DVD収録内容>
2025.1.28 愛知県芸術劇場 大ホール
『アコースティックのラクダ2025
~突然トッツゼン~』
01. ひたむき
02. グラデーション
03. 秘密
04. 正攻法
05. Q&A
06. 切望
07. 値千金
08. 予感
09. 美しい日
10. アイラヴユー
11. 涙の正体
12. それでも世界が目を覚ますのなら
13. 名前を呼ぶよ
【通常盤】
発売中 3630円
Sony Records
SRCL-13457
<収録曲>
同上
スーパー・ビーバー…写真左より、上杉研太(b)、藤原“37才”広明(ds)、渋谷龍太(vo)、柳沢亮太(g)。’05年、高校の先輩・後輩である渋谷&上杉・柳沢に、柳沢の幼なじみである藤原を加え東京にて結成。’09年にメジャーデビューを果たすも、’11年には活動の場をインディーズへと移し、’12年に自主レーベルのI×L×P×RECORDSを設立。’13年よりeggmanのロックレーベル[NOiD]とタッグを組み、’18年4月には初の日本武道館公演を開催。結成15周年を迎えた’20年にメジャー再契約以降、人気コミックス原作の実写映画『東京リベンジャーズ』主題歌の『名前を呼ぶよ』(’21)ほか、数々のタイアップ曲を担当。’23年には山梨・富士急ハイランド・コニファーフォレストにて、初の野外ワンマン2DAYSを成功させる。’25年4月1日には結成20周年を迎え、アニバーサリーイヤーに突入。6月には、過去最大キャパにして自身初のスタジアムワンマン2DAYS『SUPER BEAVER 20th Anniversary「都会のラクダSP at ZOZOマリンスタジアム」』を開催。12月3日には初のアコースティックアルバム『Acoustic Album 1』をリリース。12月22日には新曲『生きがい』を配信。その後も、’26年1~3月に全国アリーナツアー『都会のラクダTOUR 2026 ~ラクダトゥインクルー~』、3月31日(火)・4月1日(水)に日本武道館2DAYS公演『都会のラクダSP at 日本武道館 ~ラクダフロムトウキョウジャパン~』、8~9月に初のドームツアー『都会のラクダ DOME TOUR 2026』を開催予定。現在もライブハウス、ホール、アリーナ、フェスなど年間約100本のライブを行い、今最も注目を集めるロックバンド。
SUPER BEAVER オフィシャルサイト
https://super-beaver.com/
『FM802 ROCK FESTIVAL
RADIO CRAZY 2025』
Thank you, Sold Out!!
▼12月28日(日)11:00
インテックス大阪
28日券12500円
[出演]ano/[Alexandros]/Omoinotake/9mm Parabellum Bullet/Saucy Dog/SCANDAL/スキマスイッチ/
SUPER BEAVER/ストレイテナー/
DISH///This is LAST/
東京スカパラダイスオーケストラ/
ハンブレッダーズ/BURNOUT SYNDROMES/Vaundy/PEOPLE 1/BLUE ENCOUNT/ヤバイTシャツ屋さん/山内総一郎/reGretGirl/レトロリロン
[オープニングアクト]yutori
[LIVE HOUSE Antenna出演]Arakezuri/Klang Ruler/プッシュプルポット/
Blue Mash
『レディクレ初参!フラカンとスキマの
スペシャルバンド<ザ・ライターズ>!』
[出演]ザ・ライターズ
(フラワーカンパニーズ+スキマスイッチ)
FM802 RADIO CRAZY公演事務局■06(7732)8787(平日12:00~17:00)
FM802リスナーセンター■info@funky802.com
※未就学児入場不可。保護者1名につき、小学生1名のみ入場無料。2人目以降は追加人数分のチケットが必要。開演時間が変更の場合がございます。START時間は改めてステージタイムテーブルをご確認ください。出演アーティストは変更による払戻しはいたしません。アーティストの出演日、及び出演ステージが変更になる場合があります。各ステージの入場規制を行うことがあります。オフィシャルサイト(http://radiocrazy.fm/)内の注意事項を必ず確認、了承の上、チケットをご購入ください。
Thank you, Sold Out!!
▼3月20日(金・祝)・21日(土)17:00
大阪城ホール
指定席9900円 立見9900円
GREENS■06(6882)1224
(平日昼12:00-18:00)
https://www.greens-corp.co.jp/
※4歳以上チケット必要(4歳未満でも座席が必要な場合はチケット必要)。お客様を含む会場内の映像を配信させていただき、写真が公開されることがありますのであらかじめご了承ください。
『都会のラクダ DOME TOUR 2026』
一般発売日未定
▼8月1日(土)・2日(日)17:00
京セラドーム大阪
指定席13200円 車椅子席13200円
スタンド後方席11000円
注釈付き指定席11000円
注釈付バルコニー着席11000円
GREENS■06(6882)1224
(平日昼12:00-18:00)
https://www.greens-corp.co.jp/
※4歳以上チケット必要(4歳未満でも座席が必要な場合はチケット必要)。お客様を含む会場内の映像を配信させていただき、写真が公開されることがありますのであらかじめご了承ください。
【東京公演】
『東京』('22)
特設ページはコチラ!
『名前を呼ぶよ』('21)
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『愛しい人』('21)
特設ページはコチラ!
『アイラヴユー』('21)
特設ページはコチラ!
『突破口/自慢になりたい』('20)
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『ハイライト/
ひとりで生きていたならば』('20)
特設ページはコチラ!
『予感』('18)
特設ページはコチラ!
『歓声前夜』('18)
特設ページはコチラ!
『真ん中のこと』('17)
特設ページはコチラ!
『美しい日/全部』('17)
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『27』('16)
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『ことば』『うるさい』『青い春』('16)
特設ページはコチラ!
『愛する』('15)
特設ページはコチラ!
『361°』('14)
特設ページはコチラ!
『世界が目を覚ますのなら』('13)
特設ページはコチラから!
『未来の始めかた』('12)
特設ページはコチラから!