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「“初めて”を見られなかった人にも見た人にも、ちゃんと届けたい」
SUPER BEAVERのライブのこだわり、映像のもてなし
『LIVE VIDEO 5 Tokai No Rakuda Special at
さいたまスーパーアリーナ』副音声的徹底ガイドな全員インタビュー

 ’16年、Zepp DiverCity(TOKYO)。’17年、大阪城音楽堂。’18年、日本武道館。’20年、国立代々木競技場 第一体育館。’21年、さまざまな形態で挑んだ配信ライブ。そして、’22年…! SUPER BEAVERのキャリアの分岐点となる“初めて”を記録してきたBlu-ray/DVDの最新作『LIVE VIDEO 5 Tokai No Rakuda Special at さいたまスーパーアリーナ』が、4月27日にリリースされた。昨年開催された初のアリーナツアー『都会のラクダSP 〜愛の大砲、二夜連続〜』のファイナルとなったさいたまスーパーアリーナ公演の模様が収録された今作は、コロナ禍で今一度ライブへのスタンスを問われた2年の試行錯誤と切磋琢磨を経て、SUPER BEAVERがチーム一体となって到達した集大成とも言える一夜を、ライブとドキュメントの両面で余すことなくパッケージしている。そこで、現在は『「東京」Release Tour 2022 〜東京ラクダストーリー〜』の真っただ中にいる4人に、彼らにとっても忘れ難い記念碑的な一日から、ライブへの並々ならぬこだわりの秘密、コンスタントに発表してきた映像作品への思い入れetcまでをインタビュー。音源×ライブ×映像作品の全てが有機的につながり合う活動を振り返る中で、バックヤードさながらにここだけの裏話満載で語ってくれた副音声的徹底ガイド。Blu-ray/DVDのお供にとことんお楽しみください~!

 
 
やっぱり感覚として“体験したことがある”というのは全然違う
 
 
――ビーバー(=SUPER BEAVER)は映像作品をコンスタントに出してるし、支持されているコンテンツだと思うね。チャートアクションも毎回いいし。ただライブをやって終わりじゃなくて、それを記録することに意識的な印象で。
 
渋谷(vo)「Zepp DiverCity(TOKYO)や大阪城音楽堂、日本武道館もそうだし、国立代々木競技場 第一体育館、配信でやったライブだったり、今回のさいたまスーパーアリーナ…自分たちにとって初めて立つステージがまだまだ多いので、メモリアルになるような節目はちゃんと残したいなというのはありますね。今後、このスパンで映像作品が出るかは分からないですけど、“初めて”を見られなかった人にも、見た人にも、ちゃんと届けたいなと」
 
――結成から11年間は映像作品を出してこなかったことを考えると、近年は年2作ぐらいのペース=それだけビーバーにとって記録すべき“初めて”が多かったわけで。単純な話、“今日は収録があります”と言われたら緊張する?
 
渋谷「する!(即答)」
 
(一同笑)
 
渋谷「ただ、本番は頭からそのことは抜けるんですよ。でも、“撮るのかぁ、残るのかぁ”というプレッシャーは、今でも結構ありますね。少なくとも俺は感じてます(笑)」
 
柳沢(g)「同じくですね。でも、個人的には無観客が一番緊張します。全然別物に感じるんですよ。やっぱりライブ=その場にある空気だから、きれいに演奏をお届けするだけが全てじゃない。ただ、無観客となるとカメラの向こう側からしか見えないから、大前提で“演奏を届けなきゃ…!”というのが頭のどこかにあるから。無観客を初めてやったときは普段の3倍ぐらい緊張したのを覚えてて。そういう意味では、収録を意識することはちょっとありますけど、始まっちゃえば目の前にいる人に届けることが何よりも最優先になるから、無観客の方が緊張するなぁって」
 
――今回のさいたまスーパーアリーナの映像を見ていて、オープニングで3人が先に演奏する中、渋谷くんが後からステージに出て行く舞台裏も撮影してたけど、自分に置き換えてもめちゃドキドキするなと思った。
 
藤原(ds)「(渋谷がステージに)“こんな感じで行くんだ”と思ったよ。結構余裕あったよね?」
 
――そうか、逆にメンバーは渋谷くんがステージに上がるところを見られないもんね。
 
藤原「意外と冷静というか落ち着いてるというか。チョケれるぐらいの余裕があるなと思って」
 
渋谷「本番直前はすでに肝が据わってる感じはあるかな。もうあそこにいる段階でオンステージしてる気持ちになってるもんね。もしかすると緊張のピークはもうちょっと前にあるかもしれない」
 
――あの規模のライブだから、ステージ下に作られた地下通路みたいなところを通って行くやん? あれを見て俺、“もうジャニーズとかと一緒やん!”って思ったもん。
 
(一同爆笑)
 
柳沢「ああいうのは僕らも初めてだったんですよ!(笑) 要はステージに上がる位置がみんな違ったんですよね」
 
――なるほど、ステージがデカいから、最初からそれぞれの立ち位置に近いところから出るんだ。
 
柳沢「あと、今回はあの広さだからこそ、それぞれがバラバラにステージに上がってきても、照明を落とすと“今こっち側から出てきた!”と気付かれないというか、いつの間にかステージにいるように見せられるじゃないですか。僕は上手から入って、リーダー(=上杉・b)は下手から入って、ヒロ(=藤原)はドラムセットの下に入口があって」
 
上杉「ヒロ専用の入口があって、黒い幕で隠しているのをスタッフさんにバッとめくってもらって」
 
――オープニングではいつものSEもなくて、あんなデカいステージで藤原くんが一人きりで叩いてるときって、やっぱり緊張するというか、高ぶるというか、どんな気持ちなの?
 
藤原「もう手がブルブルですよ! 決まってるじゃないですか!!」
 
(一同爆笑)
 
藤原「今回はまだ“ツアー”だったから、ちょっとずつ実感と自信もついてくるからよかったんですよ。だから、ファイナルのさいたまスーパーアリーナのときはまだマシだったかもしれないですね。初日とかはもうガッチガチ(笑)」
 
――今回は各会場2DAYSずつやれて、なおかつ東名阪ツアーという形で回れたことが結構大きかったみたいね。
 
渋谷「単独公演を一発だけやる=当たり前ですけどそのときの感覚は一回きりしか味わえないから、どうなるかは予想もつかない状況なわけじゃないですか? だけどツアーを重ねてくと、最初にオンステージしたとき、そして2回目にオンステージしたとき、それに対して“ここでこんなふうにしたらもっと喜んでもらえるんじゃないか? もっと伝わるんじゃないか?”みたいな反省点やら何やらを、何度も反すうできて身になっていくのがいいところだなと。一本一本に対しての予想なんて正直、あってないようなものではあるんですけど、やっぱり感覚として“体験したことがある”というのは全然違うなと思いますね」
 


 
改めて映像になるということはどういうことかを
真剣に考えた2年だったと思う
 
 
――今回のライブ映像を見ると、ここ近年、無観客配信も含めていろいろ試行錯誤して、その上でお客さんを入れてやるライブを改めて体感して…みたいなこの2年のストーリーの一つの到達点でもあったような。
 
渋谷「本当にそう思いました。“いいライブができたんだなぁ”という実感もあったし、すごく不思議なんですけど、ひとごとのように“いいバンドだなぁ”とライブをやりながらも感じられたのはまたちょっと新しい感覚でしたね。おそらく、配信ライブで自分たちのことを何度も客観視できたことが、何らかの要因にはなってると思うんです。もちろん、今までも自分たちの映像作品を見直すことはあったんですけど、改めて映像になるということはどういうことかを真剣に考えた2年だったと思うし、それがあったからこそ、やってる最中もある程度、客観的なビジョンが見えた。“今こういうふうに画面では見えてるんだろうな”みたいな新しい視点、新しい実感がありましたね」
 
上杉「ライブハウスでやって、ホールを回って、試行錯誤して作り上げてきたものを、またネクストレベルの一日として表現できたんじゃないかな。映像的にも、コロナになってからいろいろと配信もやってきて、“どうやったらもっと伝わるんだろう?”と常に考えてきたチームだったので、総合的な成長を感じたというか、ある種の集大成を感じた一日だった。今、回ってる『東京』のホールツアーも、あの日があったから表現できるレベルに達してると思っていて。コロナ禍になってから積み重ねた経験値が、分かりやすく映像になってると思う」
 
柳沢「改めて誇らしい気持ちになれたライブでしたね。自分たちにとってアリーナでの単独公演は、先にやった’19年11~12月のワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)の2日間と、’20年1月の国立代々木競技場 第一体育館があって、それがいわゆる普通にできていた最後のライブだったと思うんですよ。その後からコロナでいろいろと状況が変わって、ようやく’21年1月から3週連続で豊洲PITでやったりして…あの日はそういう積み重ねの集大成でもあったし、同時にアリーナツアーというのは、ビーバーが初めてクアトロで、野音で、武道館でやれたとかと同じく、“ビーバーがアリーナでツアーをやれた”という…自分たちの挑戦と積み上げてきたチームとしての誇りが、いい感じにない交ぜになったツアーだったなと。最後のさいたまスーパーアリーナは、こういった状況になって初めての1万人キャパの興行だったみたいで。それも、まだまだ落ち着き切ってない環境下で、ビーバーを好きだと言ってくれる一人一人が考えた上で足を運んでくれた結果だと思うので、バンドとしても一つ信じられるものが増えた感じがする。この手応えは、自分たちに残った財産だと思いますね」
 
藤原「さいたまスーパーアリーナでのライブを映像作品にするにあたって、配信のチームと作品にするためのチームを変えてみることも可能性としてはあったんです。けど、これはもうコロナ禍もずっと一緒にやってきたチームと絶対にやった方がいいという話になって。それがすごく生かされたファイナルだったし、コロナで自分たちのやりたいことがなかなかできなかったのは、バンドだけじゃなくて音響も照明も舞台も映像もみんな同じで。分かってたつもりだけど、ライブ一本一本の大事さを改めて感じたかな。SUPER BEAVERを中心とした大きな輪の中で、それぞれのセクションが責任を持って頑張ることが、すごくいい空気の中でできていて、自分もその中心にはいるんですけど、何だかその一部というか、一人一人のうちの一人みたいな感覚で。このチームでもっといいものを、喜んでもらえるものを作れるんじゃないかと思った。自分たちがやりたくてやってきたライブが、今はこうやって待っててくれて期待されてるのは本当に幸せだと思うから、もっと頑張りたいなって」
 
――あの日はお客さんがあれだけ目の前にいて…実際に会って感じる尊さを再度かみ締めた日でもあったのでは?
 
渋谷「見に来てくださる方が少ないライブはイヤというほど経験してきましたけど、自分たちがオンステージして、発信する先に誰もいない状況をコロナ禍で初めて経験して…“ここまで違うのか”と。それも無観客ライブをやってみなかったら分からなかったことだし、バンドは18年目に突入しましたけど、このタイミングであの景色とあの喪失感を知ることができたのは、コロナ禍で唯一いいことだったんじゃないかと、今となっては少し思いますね」
 
――今やこの日に限らずだと思うけど、MCでも“4人だけで成り立つステージをやるつもりはない。4人だけでやってないから音楽は楽しいんだ”と、何度も何度も伝えてくれたライブだったね。
 
渋谷「何かね、ライブの良し悪しを自分たちのおかげではなくしたいと思ったし、うまくいかなかったライブは“フロアも含めてじゃね?”と思っちゃったり(笑)。これは自分の中では悪くない感覚だと思ってるんですよね。だって、ライブはみんなで作るものだから。みんなで作ってよかったからうれしいし、みんなで作ってよくなかったから悔しい。全責任を双方で負うことができた方が楽しいんじゃないの? って今は思えてるんですよね」
 
――“何があってもライブの良し悪しの責任はミュージシャンが背負う”と言い切れるのはプロフェッショナルだけど、“お前のおかげだよ/お前のせいだよ”って言い合える関係もいいよね(笑)。
 
渋谷「それによって“絶対によくなかったとは思わせたくない!”と思うようになってるし、“よくなかったのは私たちのせい”だと思わせたくない感覚もさらに強くなってる。オンステージすることへの責任がさらに増えましたね」

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衝動をぶっ放すことって、ロジカルでもできると思ってるんですよ
 
 
――そういうお客さんが1万人以上入っている今回のライブ映像を見て、改めてすげーところまで来たもんだなと。
 
渋谷「しかも不思議なことに、ステージから見るより、フロアから見た方がデカく感じる会場なんですよ。ちょっと生意気なことを言いますけど、オンステージしたときは“あ、フェスで見たことのある規模だな”と思ったんです。ただ、リハーサルのときにフロアに降りていろんな座席から見てみたら、ステージから離れるほど、“ヤッバここ! 超でけぇ”って。一番後ろの座席から見たときは、本当に見なきゃよかったと思いました(笑)」
 
――だって引きの絵が映ったとき、若干、映画の『ボヘミアン・ラプソディ』のクライマックスぽかったよ(笑)。
 
(一同爆笑)
 
――そんな会場で、どこから見ても届くパフォーマンス、音響は、マジで抜かりなくやらないと、というのもあるし。『らしさ』(M-9)で、柳沢くんとリーダーが花道の端まで行くのにかかる時間に合わせて、曲の尺をいつもよりちょっと長めにリアレンジしたり、そのためにあの曲だけベースをワイヤレスに変えたり…特効とか分かりやすいアリーナ演出だけじゃない、きめ細やかな準備をしてるんだなと驚いて。
 
上杉「ギター、ベース、ドラム、歌しかないミニマムなスタイルの中で、ドラムとベースでアリーナの一番後ろの席までいかに低音を届けられるのか? 実はそういうことを想定して自分の楽器を総入れ替えしてて。だから、アクティブ(※)のベースがメインになったのはアリーナとかでやれるようになってからだし、世の中的にカッコいいと支持されてるサウンドじゃなくて、自分たちの経験を踏まえたリアルな音作りが今はできている気がします」
(※)…弦の振動=音を拾い増幅するピックアップのために専用の電池を搭載したハイパワーでノイズレスな仕様。
 
――ちなみにアリーナの規模だったらシールドを使う場合は何m?
 
上杉「10mですね。逆に10m以上にはしない。ベースは面白くて、ワイヤレスになった瞬間になくなるうまみがあるから、普通にシールドをつないだときのいい音といかに近づけられるか。『らしさ』一曲のためだけの音作りにめちゃくちゃ時間を割くんです。でも、それをしないと演出的には華やかになったけど、音はスコッと抜けちゃったねということになりかねないから。それも試して試して、音として譲れない部分をチームとディスカッションして…」
 
――いや~もう『GiGS』(=バンドマン/プレイヤー向け音楽雑誌)みたいなインタビューになってますけど今。
 
(一同爆笑)
 
――他にも、もう随分前だけど打ち上げで聞いた話が印象的でずっと覚えていて。渋谷くんはロックバンドとして衝動的に言葉を放ったり動いたりしてるんじゃなくて、どう伝わるか、どう見えるかを結構緻密に考えてパフォーマンスしてるんだなって。それがビーバーにプロフェッショナルを感じた最初のタイミングだったかも。
 
渋谷「衝動をぶっ放すことって、ロジカルでもできると思ってるんですよ。それは衝動までロジカルにするわけでも、気持ちが薄まってるわけでもなく、“こうしたらきっとより届くだろうな”みたいな、プレゼントを買いに行くワクワク感に近いというか。縦横無尽に歩き回るんだけど最低限の柵だけは作っておく、次の一歩の位置までは決めないけど、ある程度のルートを思い描いておくのはすごく大事な気がします。その中で大爆発させてるイメージかな」
 
――その辺はやっぱりビーバーの歩みを感じるね。
 
渋谷「より届くなら、よりちゃんと伝えられるなら、そっちを選びたいとやっぱり純粋に思うんですよね」

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やっぱりライブのさなかで曲が生まれていった方が
ビーバーにとっては健全だと思う
 
 
――今作のライブパートには全17曲収録されてるけど、さっき藤原くんがガチガチに緊張したと言っていたオープニングの『ハイライト』(M-1)は、やっぱり最高にカッコいいよね。あの導入はライブならではだし、1曲目ならでは。
 
藤原「ありがとうございます! よかった〜やってよかった!」
 
上杉「結構ね、このアリーナツアーの象徴的なシーンだなと」
 
藤原「そうね。初めてやったしね、ああいうの」
 
上杉「5年、10年経っても、このアリーナツアー=あのイントロダクションのイメージがすごい残ると思う」
 
――あの時点で、“こんなん今日のライブ、絶対いいじゃん!”ってなるもんね。あと、『美しい日』(M-4)もよかったな~。何でかと言うと、まずはイントロで自ずとクラップが沸き立ったときの柳沢くんのうれしそうな顔(笑)。
 
柳沢上杉藤原「アハハハハ!(笑)」
 
――そして、映像の躍動感=カメラワーク。リーダーがカメラへの挑発度が一番高いけど(笑)、そういった映像としての良さと、ライブ自体の良さみたいなものがこの曲には集約されてるなと思いました。
 
柳沢「ビーバーのライブにおいて、カメラマンががっつりステージ上にいることがまず初めてで。何ならぶーやん(=渋谷)を追いかけたりもして、ああいう撮り方は一つの演出とも呼べることだったと思うし、すごく効果的で。オープニングもそうですけど、今回は初めての挑戦がいろいろあったなと思いますね」
 
――ステージ上にメンバー以外の人がいるのは、無観客と違って実際にその場にいるお客さんの目線もあるから、本来ならちょっと気を遣うところもあるもんね。
 
柳沢「そうなんですよね。ただ、実際にフロアにいると自分が見たものしか見えないじゃないですか。だからこそ、自分の姿も含めた俯瞰的な絵や、映像作品ならではの絵が視覚の正面にあるのは、気持ちが高揚する要素ではあるなと思うので。あのオープニングも最初はセッション的にやってみたんですけど、もっといける感触がして。脳みそを切り替えて、ほぼ新曲を作るみたいな気持ちでしたから。要所要所で、自分たちからそういう高揚感をどう提示できるかはすごく考えた気がしますね」
 
――高揚感と言えばそれこそ、『正攻法』(M-8)はMVさながらの細かいカット割りで気持ちを高ぶらせていく。照明も含めてバンドの迫力を魅せてくれた、映像ならではの手法というか。『人として』(M-11)なんかは、お客さんの表情の抜きも多くてグッとくるなぁって。あと、特筆すべきは藤原くんの顔面のエモさね(笑)。
 
(一同笑)
 
――渋谷くん越しに藤原くんが映って、“やっぱりこの顔で叩く感じがいいよなぁ”って。
 
渋谷「もう気持ちが抑えられない(笑)」
 
藤原「顔で叩いて18年、ずっとそれでやってきてるんで(笑)。ヘンだとかイヤだとか言われても変えられない(笑)。けど、うれしいですね、奥さん(=筆者)からそう言われると」
 
――マイクで拾ってなくても歌ってるとか、顔をグシャっとさせて叩いてるのって、さっきも言った視覚的な高揚感にめちゃくちゃつながると思うし、そういう絵をきちんと押さえてくれてるのもうれしいなと。そして、アンコールの『時代』(M-17)のMCでは、『東京』のインタビューでもキーワードになった“人間冥利”という言葉が聞けます。
 
上杉「アリーナツアー中は、もろ『東京』のレコーディング中でしたから、今まで以上にクリエイティブな目線が入ったライブでもありましたね。それもあって、1日目で新しいアイデアが生まれたら2日目にぶち込んじゃおう! みたいに、どんどん変化していく瞬発力があったツアーな気がします」
 
柳沢「胸を張っていいことかは分からないですけど、ビーバーは音楽が先にあるんじゃなくて、言いたいこととか気持ちとか、人間的なところが先にあるからこそ音を鳴らすという順番なので。例えば3年こもって音楽的な実験をするより、人と会ってる方がいい曲ができるんじゃないかと思うし。スケジュール的にバタバタすることもいっぱいあるんですけど、やっぱりライブのさなかで曲が生まれていった方が、ビーバーにとっては健全だと思う」
 
――何かね、改めてこういう光景を奪われたくないなと思った。ライブを見てていつも思うけど、長い拍手とかだけでもちょっと泣きそうになるもん。よくみんな耐えられるよね。
 
渋谷「もう責任感のみですよ。最後まで全うしようと思わなかったらすぐ感動しちゃうんで」
 
――お客さんが思ってる以上に、お客さんは力を持ってるのを思い知らされるよね。

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時にはレコーディングとは違うプレイを
ライブならではの音、弾き方に変えないと成立しないこともある
 
 
――もう一方のドキュメントパートは、まずライブ直後の映像から入るから地続きで感情移入できるのがいいね。鏡張りのスタジオでのリハーサルの光景も映ったりして。ああいうリハってツアー前にどれぐらいやるものなの?
 
上杉「3~4日ぐらいですけど、ああいう時間は年々増えていってますね。今、回ってる『東京』のホールツアーではもっと時間を取っていて、音作りから毎日コツコツと、一人単位、バンド単位、最少スタッフ単位、最後に大所帯とか、そのレベルでやるようになってます」
 
柳沢「ただ、いわゆる流れとかも全部決めて通すのは最終日だけで、お客さんもいないのに意外と緊張するんですけど(笑)。自分たちがライブで使う機材もギターも置いてあって、ライブと同じテンポ感でギターチェンジもやってみて…とかいうのはやっぱり4人だけではできないので。さっきのリーダーの話じゃないですけど、ライブの規模やセットリストによって音も変わってきますし、僕は最近はずっとワイヤレスを使っていて。それもギターチェンジで毎回ライブの流れを止めたくないからで、自分一人でバーンと音を出したまま別のギターに交換できるように、動きというよりは流れを優先したかったんですよね」
 
――ライブ映像とドキュメンタリーを見ても、何ならこのインタビューもそうだし、ビーバーがライブに向けて緻密に準備してくれてるのが分かるね。
 
柳沢「めっちゃ細かい話ですけど、リハのとき、僕とリーダーの前はカーテンを閉めてるんです。あれは何でかと言うと、知らず知らず鏡越しに手元を見ちゃってるなと気付いたんで」
 
上杉「鏡越しにアイコンタクトしちゃったり、振り返ってドラムを見るんじゃなくて、目の前の鏡を見ながらドラムに合わせちゃう自分がいて(笑)」
 
柳沢「そう! 実際のライブだとそんなのあり得ないじゃないですか。これが馴染んじゃうとマジでよくないぞと」
 
――逆に渋谷くんは鏡がある方が、フロントマンの自分がお客さんからどう見えてるかが確認できていいよね。
 
渋谷「だからずーっとそれを見てますね(笑)。俺の場合はカラオケだったりで散々練習して、ゲネの前にはほぼ完成してるので、完成したものが俯瞰でどう見えるかが結構大事だから、時間の使い方は3人とちょっと違うかもしれない。まだ楽器陣が調整してる段階では俺はリハに行かなかったりもするし」
 
――2DAYS公演だから、当然1日目の後に反省してるところも垣間見えて新鮮でした。
 
柳沢「実際に音を出すと、特に新曲とかは“あれ? このまんまだとドラムがちょっと弱いんじゃない?”みたいなことも起きるから、時にはレコーディングとは違うプレイを、ライブならではの音、弾き方に変えないと成立しないこともあるので。それを録って俯瞰で聴いたり、結構綿密に確認させてもらってますね」
 
――俺、ミュージシャンじゃないのに昔からよく夢で見るんだけど、まだ全然準備ができてないのにライブが始まっちゃうの。で、“うわ…夢でよかった~!”っていつも思う。
 
渋谷「それは俺らがよく見る夢!(笑)」
 
上杉「しょっちゅうありますよ。全然違うバンドに入ってて、いきなりワンマンで演奏する夢とか(笑)」
 
――今回の映像からライブ前の緊張感がひしひし伝わってくるからこそ、そんなことを思ってしまいました(笑)。同時に、“温度、大丈夫だった?”って何回も確認してくれる優しいスタッフとかの姿も見えて。
 
渋谷「ステージ上の温度はマジで大事です。空調を何度に設定して、これぐらいになったら下げてとか。温度って、知らないうちに見に来てくださってる方のテンションにも、俺らのテンションにも影響するんで。寒いと縮こまっちゃうから高揚しにくいし、暑過ぎると体力がもたないし、絶妙なところを突くのが難しいんですよね」

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今までのビーバーのライブを知ってる人が見ても
すげぇなと思うレベルでやれてるんじゃないかな
 
 
――最新アルバム『東京』に関しては、完成した瞬間というより“お客さんに届いて徐々に仕上がっていく感覚”とリーダーもインタビューでは言ってたけど、現在開催中のリリースツアーの途中経過としてはどう?
 
渋谷「いいアルバムだなぁとめちゃくちゃ思ってますし、歌っていてかつてないほどくたびれるんですよ(笑)。でもそれは、込めるエネルギーの純度がどんどん高くなってるからだと思うし、聴いてくださる方に寄り添えるアルバムがやっとできたんだなと。それを受け取った気持ちを声が出せない中でも自分たちに届けてくれて、それを受け取ったこっちがまた発信してるからくたびれるんだなと分かるし。そういう気持ちの往来が過去一番できてる実感があるし、いいバンドだなって改めて思ってますね」
 
柳沢「『東京』のリリースツアーに向けての準備期間は今まで以上に長かったので、そういった意味でも、いいものを届けられてる感覚が初日からありましたし、待っててくれる人がいることを改めて感じるツアーですね。かつ、届き方もどんどん変わっていってると思う。さっきの話じゃないですけど、1日目を踏まえての2日目みたいに、毎公演ごとにいろんなことを提案しては試して、これまでのツアーよりも速いスピードで研ぎ澄まされていく。見に来てくださる方の表情も素敵だから、もっとキャッチしていきたくなる。すごく濃くていいツアーだなと思います」
 
上杉「『東京』はものすごいアルバムなんだなと実感するのは、ちょっと前の自分たちのキャパだったら逆にやられちゃって、ヘナヘナになっちゃう可能性もあるぐらい表現するためにエネルギーが必要なんですよ。でも、アリーナツアーを経てチームとしてもどんどん強くなってる今だからこそ、そのクオリティに到達してちゃんとライブができてる。バンドがまた今までに体験したことがないネクストステージに入ってるというか。だから、今までのビーバーのライブを知ってる人が見ても、すげぇなと思うレベルでやれてるんじゃないかな?」
 
藤原「僕は今までのツアーで一番準備してるのに、一番しんどいかもしれないですね(笑)。それでも毎回、みんなで“おっしゃ!”みたいな感じで終われてるし、いろんな意見を吸い上げて、いい意味で反省会もちゃんとやれてるので。僕個人的には、ライブが終わったらその日の音源をもらって、チェックしながら聴くんですけど、“もっとやれるな”みたいに落ち込むことも多いんです。けど、何でそう思えてるのかというと、『東京』を聴いてくれた人たちがものすごく期待してツアーに来てくれてるのが分かるからで。だからこそ、より良い形で『東京』を表現したいと思えてるし、各セクションのスタッフも全員すごい熱量で動いてるから、もう修行みたいなツアーになってる(笑)」
 
――そして、昨年のアリーナツアーも相当な規模でしたけど、それ以上のものが今年もあって。横浜アリーナなんかは、かつて無観客配信をやった場所にお客さんが入ったとき、どう感じるかも楽しみだね。
 
渋谷「結構いろんな人から、“リベンジできてよかったね”と言われるんですけど、あの日はあの日で完結してる感じもあるから。ただ、できなかったことを一つずつ回収して、実直に歩めてるのはいいよなと。あの場で見たかった人はやっぱりいるんだなと思ったし、配信はフロアでやったんで、今度は全然違う景色になることは間違いないので」
 
――逆に今回のアリーナツアーで、大阪城ホールは前回と全く同じシチュエーションだからこそ、経験値があるからこそ、よりいい景色を見せてくれるんじゃないかというのも。
 
渋谷「自ずと比べられる対象になるので、“この1年で、ちゃんともっといいものを作ってきたよ”と見せたいですよね。今、ホールツアーを回ってて、本当にチームとしてデカくなっていってるのを感じるし、すごく頼もしいなと一日一日思えてる。当たり前かもしれないけど、“みんなが真面目に頑張ってる現場っていいな”と思いました。だからこそ、そこでフロントを張っている俺が守らなきゃと、18年目にしてまた新しい感覚でいられるのは幸せなことだなと。見てくださる方にも支えてくださる方にも、よりいい景色を見せたいし、より楽しいなと思ってもらえるように、そして、より楽しいなと思えるように、頑張りたいなと思ってます」
 
藤原「さいたまスーパーアリーナの映像は、間違いなくいいものが撮れた実感があるから楽しみにしていてほしいし、このアリーナツアーをやってたときに『東京』を作ってたのもあって、2つにはすごくつながりを感じるから、CDを聴いた人は映像を見てほしいし、映像だけじゃなくCDも併せて楽しんでほしい。その続きで今、新たなツアーを回ってるので、物語のようにちゃんと地続きでやれてる面白さを、ぜひ目撃してほしいと思ってます!」
 
柳沢「こうやって話しながら、今一度燃えてきた気がします。初めてのアリーナツアーを経たいい映像作品が出ますし、’21年もひたすらライブをやってきたバンドだからこそ、今はもう“ライブができる喜び”だけのライブではないと思ってるので。この先のホールツアー、イベントにも全力で向かいますし、秋にはまたアリーナツアーもあります。とにかく楽しみに、期待して、足を運んでもらいたいなって」
 
上杉『東京』のインタビューでも言った通り、より聴いてくださる方=あなたという存在があってのアルバムができた実感があった上で今、ツアーを回っていて。いい意味で責任をシェアしてる感じのおかげで、バンドとしての腹のくくり方とかライブに変化を感じていて、互いに信頼してるからこそ作り上げられるエネルギーがよりいっそう強くなってるし、自分たちがもっと本腰を入れてやらなきゃいけない部分、そうじゃないと見えてこない景色を目の当たりにしてる。そういう成長のときだと思っているので。アリーナツアーまでずーっとこの感じで向かえたらものすごいことになると思うので、これからもよろしくお願いします!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
Photo by 青木カズロー、日吉“JP”純平



ライター奥“ボウイ”昌史さんからのオススメ!
 
「長年、ビーバーのインタビューをしてきましたが、映像作品は初。アルバムじゃなくてもこれだけ積もる話があるのはやっぱりすごいよなと。Qに対するAの重さ=ボリュームと濃さが他者と段違いというか、いろいろとこだわりも感じたし、ここにきて初めて聞くような話も多々。音源取材じゃないからこそ派生した話に興味津々で、本当にBlu-ray/DVDの副音声にしてもらってもいいぐらい(!?)面白かったな~。ご購入の際はぜひ併せて読んでください。マジでこれを読めば映像が10倍楽しめますよ! それにしてもたまアリって、U2とかThe Rolling Stonesがやる会場ですから、どこまで行くのよこの4人は(笑)。取材中、ビーバーはしきりに“チーム”と口にしていましたが、もちろん仕事として請け負った以上、全力で取り組むのがプロですが、そう思わせてくれるビーバーというのも大いにあるなと話していて改めて思いました。今回の言葉の数々を聞いてたら、次にどんな作品ができるのか楽しみになりましたよ!」

(2022年4月28日更新)


Check

Release

ライブ×映像の極みとも言うべき一日を
ツアードキュメントと併せてお届け!

Blu-ray
『LIVE VIDEO 5 Tokai No Rakuda Special
 at さいたまスーパーアリーナ』
【通常盤初回仕様(BD)】
発売中 7920円
Sony Music Records
SRXL-358
※三方背ボックス仕様、
 40Pフォトブックレット付。
※購入者特典応募ハガキ封入(初回仕様)

<収録内容>
・2021.11.07 さいたまスーパーアリーナ
『SUPER BEAVER 都会のラクダ SP
~愛の大砲、二夜連続~』
01. ハイライト
02. 突破口
03. 27
04. 美しい日
05. 証明
06. 青い春
07. mob
08. 正攻法
09. らしさ
10. 愛しい人
11. 人として
12. 名前を呼ぶよ
13. 東京流星群
14. 予感
15. アイラヴユー
16. さよなら絶望
en. 時代

・アリーナツアー『SUPER BEAVER
 都会のラクダ SP~愛の大砲、二夜連続~』
 ドキュメント映像

DVD
発売中 6820円
【通常盤初回仕様(DVD)】
Sony Music Records
SRBL-2053~4
※三方背ボックス仕様、
 40Pフォトブックレット付。
※購入者特典応募ハガキ封入(初回仕様)

<収録内容>
同上

Profile

スーパー・ビーバー…写真左より、上杉研太(b)、藤原“33才”広明(ds)、渋谷龍太(vo)、柳沢亮太(g)。’05年、高校の先輩・後輩である渋谷&上杉・柳沢に、柳沢の幼なじみである藤原を加え東京にて結成。’09年、シングル『深呼吸』でメジャーデビュー。’11年には所属レーベル・事務所を離れ、’12年に自主レーベルのI×L×P×RECORDSを設立。’14年2月には、eggmanのロックレーベル[NOiD]よりフルアルバム『361°』を、9月にはシングル『らしさ/わたくしごと』をリリース。アニメ『ばらかもん』のオープニングテーマに『らしさ』が起用され、YouTubeの再生回数は2074万回を超える(’22年4月現在)。’18年4月には初の日本武道館公演を開催、即日ソールドアウトし大成功を収める。6月にはフルアルバム『歓声前夜』を、11月にはカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『僕らは奇跡でできている』主題歌となったシングル『予感』をリリース。’20年4月1日をもって結成15周年を迎え、6月にはメジャー再契約後、初のシングル『ハイライト/ひとりで生きていたならば』を、10月にはテレビアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』第2クール オープニングテーマ『突破口』が収録された第2弾シングル『突破口/自慢になりたい』を、’21年2月には、メジャー再契約後、初のフルアルバム『アイラヴユー』をリリース。数々のチャートにランクイン。収録曲『時代』がNTT西日本のCMソングに。その後も、5月リリースのシングル『愛しい人』がテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『あのときキスしておけば』主題歌に、7月リリースのシングル『名前を呼ぶよ』が、人気コミックス原作の実写映画『東京リベンジャーズ』主題歌に起用される。10~11月にかけ、さいたまスーパーアリーナを含む3都市6公演のアリーナツアーを開催し、チケットは完売。'22年2月にはフルアルバム『東京』をリリース。3~7月まで全国ホールツアー、そして10~12月に自身最大規模となる4都市8公演のアリーナツアーも控える、今最も注目のロックバンド。4月27日には、Blu-ray/DVD『LIVE VIDEO 5 Tokai No Rakuda Special at さいたまスーパーアリーナ』をリリースした。

SUPER BEAVER オフィシャルサイト
http://super-beaver.com/

Live

『東京』リリースツアーが絶賛開催中
秋には過去最大のアリーナツアーも!

 
『「東京」Release Tour 2022
〜東京ラクダストーリー〜』

【千葉公演】
▼3月26日(土)森のホール21 大ホール
【東京公演】
▼4月1日(金)TACHIKAWA STAGE GARDEN
【静岡公演】
▼4月3日(日)静岡市清水文化会館
(マリナート) 大ホール
【福岡公演】
▼4月8日(金)福岡サンパレス
【熊本公演】
▼4月9日(土)市民会館シアーズホーム
夢ホール(熊本市民会館)
【石川公演】
▼4月16日(土)北陸電力会館 本多の森ホール
【新潟公演】
▼4月17日(日)新潟県民会館 大ホール
【北海道公演】
▼4月22日(金)札幌文化芸術劇場hitaru
▼4月23日(土)函館市民会館 大ホール

【岡山公演】
▼4月29日(金・祝)倉敷市民会館
【広島公演】
▼4月30日(土)広島文化学園HBGホール
【愛媛公演】
▼5月7日(土)松山市民会館 大ホール
【香川公演】
▼5月8日(日)レクザムホール 大ホール

Pick Up!!

【兵庫/大阪公演】

▼5月19日(木)18:30
神戸国際会館こくさいホール
指定席6800円
▼5月20日(金)18:30
フェスティバルホール
指定席6800円
注釈付き指定席6300円
GREENS■06(6882)1224
※3歳以上チケット必要(2歳未満でも座席が必要な場合はチケット必要)。
※注釈付き指定席は、ステージの全体および一部演出が見えにくい、または見えない場合がございます。

【愛知公演】
▼6月5日(日)名古屋国際会議場
センチュリーホール

Pick Up!!

【滋賀公演】

▼6月18日(土)18:00
滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール
指定席6800円
注釈付き指定席6300円
GREENS■06(6882)1224
※3歳以上チケット必要(2歳未満でも座席が必要な場合はチケット必要)。
※注釈付き指定席は、ステージの全体および一部演出が見えにくい、または見えない場合がございます。

【岩手公演】
▼6月24日(金)盛岡市民文化ホール 大ホール
【宮城公演】
▼6月26日(日)仙台サンプラザホール
【東京追加公演】 New!
▼7月4日(月)東京国際フォーラム ホールA
【東京公演】
▼7月5日(火)東京国際フォーラム ホールA


『SUPER BEAVER 都会のラクダSP 行脚
~ラクダフロムライブハウス~』 New!

Pick Up!!

【兵庫公演】

▼7月11日(月)18:00
神戸 太陽と虎
全自由(立ち位置指定)5000円
GREENS■06(6882)1224
※未就学入場不可。

【神奈川公演】
▼7月14日(木)F.A.D YOKOHAMA
【東京公演】
▼7月15日(金)新宿LOFT
【岩手公演】
▼7月29日(金)club change WAVE
【茨木公演】
▼8月5日(金)水戸ライトハウス
【沖縄公演】
▼9月24日(土)ミュージックタウン音市場


『都会のラクダSP
~東京ラクダストーリービヨンド~』

【神奈川公演】
▼10月19日(水)・20日(木)横浜アリーナ

Pick Up!!

【大阪公演】

▼10月25日(火)・26日(水)19:00
大阪城ホール
指定席7300円
GREENS■06(6882)1224
※3歳以上チケット必要(2歳未満でも座席が必要な場合はチケット必要)。

【東京公演】
▼12月10日(土)・11日(日)有明アリーナ
【愛知公演】
▼12月24日(土)・25日(日)
ポートメッセなごや 新第1展示館
 

Column1

「もらった気持ちをもらった
 以上にして返したいんですよ」
17年の全てを伏線に変えてきた
SUPER BEAVERの
ロマンと人間冥利を語る
『東京』全員インタビュー!('22)

Column2

「“飛び級をしてないバンド”
っていうのは今でも変わってない」
言葉に違和感のない活動を
共感だけではなく説得力を――
映画『東京リベンジャーズ』
主題歌『名前を呼ぶよ』
SUPER BEAVERが17年目の勝負
を語る全員インタビュー!('21)

Column3

「もっともっとSUPER BEAVERの
 音楽を身近に感じてほしい」
今SUPER BEAVERが届けたい
ラヴソングを超えたラヴソング!
松坂桃李主演ドラマ『あのときキス
しておけば』主題歌を含む会心の
『愛しい人』を全員で語る('21)

Column4

「僕ららしいし僕らにしか
 歌えないんじゃないかな」
全ての出会いを運命に変えてきた
4人が王道を引き受ける
最高純度のロックアルバムにして
『アイラヴユー』という愛と音楽
SUPER BEAVERが語る('21)

Column5

「歌ってることに恥じない15年を
 4人で過ごしてこれたのかなと」
徹底的に今と向き合う執着と
出会ってきた全ての人との歓びを
感情を歌にするSUPER BEAVERの
イズムとリアルを刻んだ
『突破口/自慢になりたい』
全員インタビュー('20)

その他インタビューはコチラ!

『ハイライト/
 ひとりで生きていたならば』('20)

特設ページはコチラ!
『予感』('18)
特設ページはコチラ!
『歓声前夜』('18)
特設ページはコチラ!
『真ん中のこと』('17)
特設ページはコチラ!
『美しい日/全部』('17)
特設ページはコチラ!
『27』('16)
特設ページはコチラ!
『ことば』『うるさい』『青い春』('16)
特設ページはコチラ!
『愛する』('15)
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『361°』('14)
特設ページはコチラ!
『世界が目を覚ますのなら』('13)
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『未来の始めかた』('12)
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