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「割り切れない人間らしい感覚を今、自分たちが鳴らせたら」
点という出会いを線という絆に変えたSUPER BEAVERの最前線
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』主題歌
『グラデーション』を解剖する全員インタビュー!

 イントロのギターから沸き立つスリルと高揚感、加速していくビートからにじみ出る緊張感と期待感、そして、強烈なフィードバックノイズを起点にストリングスもろとも爆音で駆け抜ける、SUPER BEAVERのエクストリームな最新シングル『グラデーション』。興行収入45億円、観客動員335万人、’21年の劇場用実写映画No.1ヒット作となった『東京リベンジャーズ』の続編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』の主題歌を、前作に続き託された栄誉に音と言葉で存分に応えた同曲は、白黒つかない曖昧な感情、結果ではなく過程の心情をすくい上げ、フォーピースのロックバンドという極めてシンプルな編成ながら、細部にまで行き届いたこだわりとひらめきでモダンなロックサウンドを更新。カップリングには第一作の主題歌『名前を呼ぶよ』のアコースティックバージョンを収録し、今年も話題作の公開に花を添える。結成19年目にして、息つく暇もないほどに幾つもの“初めて”に挑み続けるSUPER BEAVERが、点という出会いを線という絆に変えてきたバンドの今を語る――!



当事者以上に喜んでくれてるこの状況が
自分たちにとっては何よりも幸せなこと



――今年に入ってビーバーは本当に楽しいことが続いてるよね。まずは年明けの『アコースティックのラクダ』から、これはもう毎年やってくれと思うぐらい、見る方もやる方も新鮮に楽しんでいるのが伝わるツアーだったなと。

渋谷(vo)「全箇所初めての会場だったし、しっかりツアーと銘打ってアコースティックライブをするのも初めてだったんで、めちゃくちゃ身になった感じがしましたね。それこそ"毎年やってほしい"という声もたくさん聞けたので、それだけいいツアーだったんだなと思うし。自分たちにとっても表現の幅が広がるきっかけにもなったと思うから」

上杉(b)「あのツアーを皮切りに『"友の会" FCツアー2023 〜ラクダ親睦会〜』も回りましたけど、バンドの動きが活発になればなるほど、もっとスキルを上げて挑めば、それがめちゃくちゃ楽しいことに変わっていく。自分の準備次第でいかようにもなることを毎日痛感してますね。故にどんどんプライベートな時間はなくなるんですけど(笑)」

柳沢(g)「ライブハウスでのライブも距離が近いとよく口にしますけど、『アコースティックのラクダ』はその比じゃなくて、ステージとテーブルがくっついてる、みたいな(笑)。アコースティックという音楽としての近さも相まって、ライブの空気自体もいわゆるバンドセットとは違うものでしたし、あえてそうしようというのもありましたね」

藤原(ds)「エレキでライブをするのとはまたちょっと違って、本当に必要最低限の繊細なプレイだけでいいものを作るのは難しくもあるんですけど、それに挑戦できたのはすごく勉強になったなって」

――その後は早々に自主企画『現場至上主義2023』もあって。当然、ホストとして気合いは入っていたと思うけど、久々にあんなにゴリゴリのビーバーを見たというか、ワンマン以上にアグレッシブな部分が出ていたなと思って。

渋谷
「対バンならでは、ですよね。自分たちの原点に近いと思いましたし、ライブがカッコいい人しか呼んでないから、こっちのモチベーションも上がるんですよね。状況とか環境とか場所とか、そういうものに左右された方がライブは面白いし、感化されて何ぼだと思っているので。バンドの対バンって、役者さんが同じ舞台に立って一つの作品を作り上げるのとは違うじゃないですか。それぞれの時間にそれぞれ別の音楽をやるからこそ、お互いに感化される。その瞬間を目撃できる稀有なものが対バンだと思ってるから、やっぱり面白いなと」

――確かにそうね、みんなで集まるくせにやることはバラバラで。

渋谷「何のコラボレーションでもないという(笑)。個々が間接的に干渉した表現が見られるのは実は珍しいことだし、どう変わったかが一番分かりやすいのも案外対バンだと思うから、不思議なもんですよね」

上杉「本当にやってよかったと思いましたよ。ビーバーはこれまで散々対バンしてきたバンドですけど、コロナになってからはワンマンしかできなかった状況も長かったし、ヘンな話、対バンにおけるビーバーを見たことがない人も今はライブに来てくれていると思うので。改めてビーバーが対バンをするとどうなるのかを形にできた、本当に素晴らしい感動があった3日間だった。"うわ! 対バンってこんな楽しいんだ。こういう機会があればまた見に行きたいな"と思ってもらえる日は作れたんじゃないかな」

――ライブ後の楽屋で会ったみんなの表情も、とにかく充実感に満ちていて楽しげで。普段のプレッシャーや責任感とはまた違う、そんなビーバーを見るのも久々な感じもしました。

柳沢「イベントで何アーティストか一緒に出演することはたくさんありますけど、やっぱり対バン、特に自主企画は全然違いますよね。いい意味で、無意識のうちにちょっと力んでる(笑)。そういう感覚を久々に味わったし、それが終始楽しかったなとも思いました」

渋谷「俺らしか呼べない組み合わせだったと思うし、(大阪公演の)スキマスイッチとスタパン(=STANCE PUNKS)とかは絶対に混ざらないと思ったのに、歳もほぼ同じ、生まれも一緒だから、めちゃくちゃ仲良くしてたり(笑)。そうやって自分たちの企画をきっかけに交流が生まれて、新たな対バンが決まったり、SUPER BEAVERを見に来た人がそっちも面白いと気付いちゃって見に行ってるなんてのは、もう最高だなと思いましたね」

藤原「今、ぶーちゃん(=渋谷)が言ったみたいに、バンドとか対バンとか、ライブハウス自体を面白がってくれる人が増えたと思うし、そういういろんなことの中心に僕らがいたんだなと思うと、すごくうれしい日になりましたね」

――まだ1~2月の話なのに何この濃度(笑)。そして、自主企画が終わったと思ったら初のMステ=『ミュージックステーション』出演ですよ。ビーバーをMステで見る、タモさんとビーバー(笑)。ものすごく感慨深かったですよ。

渋谷「これもある意味、対バンですよ」

(一同爆笑)

柳沢「奥さん(=筆者)には一回メジャーから落っこちて自主になった頃からもうずーっと、僕たちの歩みをお話させていただいてきましたけど、ビーバーがそういう場所でもう一度戦いたいと思ってることは、口に出して言ってきたことの一つだと思うんです。それ故の'20年のメジャー再契約だったとも思うし、また一つそうやって形になって、それを一緒に楽しめたこと自体が、ものすごくうれしい出来事だったなと思いますね」

――本当にそうだよね。ビーバーのおかげで、Mステの入りがこんなに早いんだとTwitterで分かったし(笑)。

渋谷「めちゃくちゃ早かったですよ。テレビ朝日に集合して、リハが終わってからランスルーまで6時間以上ある、みたいな。一回、家に帰りましたもん(笑)」

――そういう"初めて"も、何だかうれしいね。

渋谷「自分たちの音楽を好きで聴いてくださる方とか、応援してくださってるスタッフの方々が、出演する当事者以上に喜んでくれてるこの状況が、自分たちにとっては何よりも幸せなことだなと思いました。それが出演した事実よりもうれしかったかもしれない」


なかなかいいマジックが生まれてますよ、毎日


――と思ったら、3月には渋谷くんのエッセイ『吹けば飛ぶよな男だが』が出版。それを機にキムタク=木村拓哉さんのラジオ番組に出たり!

渋谷「これも一つの対バンですよ(笑)」

――今年のビーバーの対バン相手は強烈だな~(笑)。

渋谷「しかも『2022 FNS歌謡祭 第1夜』に自分たちが出ていたのを見て、木村さんからオファーしてくださったという...。そう思うと、『FNS歌謡祭』にビーバーを出そうと動いてくれた方の顔も浮かぶし、それを見て俺たちのこと知ってくださった人の声、TVを見て喜んでくれた周りの反応...何だか今年は、一つずつ全部がつながってる感じがすごくします。それは地続きでずっとやってきたバンドならではだし」

――3月いっぱいはFCツアーも並行してやりつつ、さらにはジャパニーズロックのレジェンド、ザ・ストリート・スライダーズのデビュー40周年記念トリビュート盤『On The Street Again -Tribute & Origin-』にも参加して。これは世代的にもちょっと意外な感じがしました。

渋谷「我々はメジャーに出戻りなわけですけど、最初にメジャーにいたときにお世話になった方からお話をいただいて。とは言え、それが俺らが全く知らない、音源も持っていないようなバンドだった場合は、トリビュートなんかに入っちゃいけないじゃないですか。でも、盤も持っていたし好きな曲=『道化者のゆううつ』もあったので、"この曲をやらせていただけるなら参加させてほしいです!"とお願いして。それがたまたま誰も手を挙げてない状況だったので"やった!"って。これまでも、エレファントカシマシやサンボマスターとか、トリビュートはさせていただいてきたので、たまに"このバンドなら俺らはどの曲をやるかな?"と考えたりするんですよね。『道化者のゆううつ』は、それにピッタリだなと思っていた曲だったから」

――実際、ビーバーのバージョンもすごくよくて、年始のアコースティックツアーでも思ったけど、こういうアプローチができるなら、ビーバーによるカバーももっと聴いてみたいなと思った。

渋谷「奥さん待ってくださいよ、また今後何かあるかもしれませんよ?(笑)」

(一同笑)

柳沢「ようやくコピーにならないというか、カバーできるような年齢、活動歴になってきたなと思って。自分たちの楽曲じゃなくても、そこはかとなく香る"ビーバー臭"というか(笑)、にじみ出る"ビーバー感"が、少しずつ表現できるようになってきた。もちろん、ぶーやん(=渋谷)の歌が圧倒的にそうさせるんですけど」

――4月に入ればホールツアーも始まり、Zepp Shinjuku (TOKYO)のこけら落としなんかもあって。渋谷くんが2年前の年末につぶやいたことが、見事に実現しましたね。

渋谷「Zepp Shinjuku (TOKYO)ができると聞いたとき、せっかくあの辺で生まれたんで、"こけら落としは誰だろう?"ってざわざわしたんですよ。新宿を中心に活動されてきた方、ゆかりのある方は、もちろんたくさんいらっしゃるとは思うんですけど、"一番ふさわしくね?"って思っちゃって(笑)。そもそもZeppでこけら落としなんて、バンドとしても名誉なことじゃないですか。言ってみるもんですよ」

――こと最近のライブに関しては、FCツアー中に藤原くんもつぶやいてたけど、進化と手応えを感じる充実ぶりで。

藤原「自分で言うのもヘンなんですけど、世界が広がってる感じがします。最近は人知れず努力してきたこと、リーダー(=上杉)とお互いやってきたことを分かち合えるようになってきた。今年に入ってからすごい濃さでやってきた一つ一つで思ったことも生きてきて...今、リーダーと手をがっちりつかみ合ってるような感覚があります」

上杉「本当に素晴らしい状態だと思いますね。その理由も明白で、俺がこの数年で一番練習してるから。俺が努力すればヒロ(=藤原)とのグルーヴが変わると分かっちゃったら、もうやるしかないですよね。"いついつにライブがあるから"じゃなくて、朝起きたらまずベースを触る、寝る前のこの時間も練習するとか、毎日何かしら音楽し続けて生きれば、毎日違う内容のライブがあっても全然余裕なんだなって。あとは、会場入りから本番までベースを弾き続けるとか...準備をするとここまで違うんだなと思う。同時に、それだけヒロも準備し続けていて」

――いい関係ですね。

上杉「本当に。なかなかいいマジックが生まれてますよ、毎日」

――っていうところまでが、『グラデーション』前までの話だからね。今年はすごいよビーバー。

渋谷「やってんなぁ!(笑)」


バンドのアイデンティティと映画の求めるものが
ちゃんとリンクして動き出した



――新曲『グラデーション』は、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』の主題歌で。2作連続、しかもその前後編ともに主題歌を任されるなんて光栄ですね。



柳沢「最初はうわさで、"どうやら『東京リベンジャーズ2』を作るっぽいぞ"みたいな話をうっすら聞いていて。ただ、また自分たちにお声が掛かるかはもちろん分からなかったんですけど、うれしいことに本当にお話しをいただけて...! 今回は前後編の2部作だとその時点でもう決まっていて、『グラデーション』に関しては、シンプルに全てを総括するエンディングというよりは、"前編と後編の橋渡しにもなり得る空気感、どこかに続く要素みたいなものがあれば..."というオーダーでした。そこからドキドキ感というか不穏感、それでいて何かワクワクする感じをサウンドで表せられないかな、みたいな話をずっとしてましたね」

――ソリッドなギターから始まるこの曲の、裏でずっと鳴っているピアノも効果的で。

柳沢「ギターのリフもフレーズもそうなんですけど、あのピアノもずっと緊張感を醸し出してくれているなと。今回は『グラデーション』というタイトルが先に出てきたので、知らず知らずのうちに音が増えていくとか、アレンジでもグラデーションを表現したいなと思って。いつもならドラムが入るときに、シンバルだったりで何らかのきっかけを作るんですけど、それもなくスッとハイハットだけで入ってくるとか」

――タイトルが呼んだアレンジというのは面白いですね。

上杉「映画も最初から確約があったというよりは、ヤナギ(=柳沢)がいい曲を書けなかったら採用されなかったと思うし、そういった意味で超フラットに向き合って、バンドのアイデンティティと映画の求めるものがちゃんとリンクして動き出したレコーディングでしたね。俺らの作業は、歌詞であったり渋谷が歌うということ=曲の人格に、"こういう性格の曲ならどういう顔を、体型をしてるんだろう? 筋肉質なのかな? なら体脂肪率はどれぐらい?"みたいに、より具体的に構築していくことだと思うんですよね。だから、こういうソリッドなサウンドになっていき、何でこのフレーズがここにあるかというと、"ここでお客さんは手を伸ばしたいよね"とかそういう感覚で。その曲に呼ばれた音やフレーズをみんなで伝え合いながら作っていった感じでしたね」

藤原「さっきヤナギがちらっと言ったみたいに、100人ドラマーがいたら全員がシンバルを叩くだろうなというタイミングでも、本当にその音が必要なのか話し合ったり、『グラデーション』というタイトルのように、気付いたら"あれ? めちゃくちゃ音が重なってるんじゃん!"と違和感なく最後まで聴いてもらえるか。"ドン!"と音が入るタイミングでもあえてキックは入れなかったり、グラデーションするように楽器が足されていくアレンジを、ものすごく慎重に作りました。みんなで相談しながら何回も試して、サビでもシンバルをどの順番で叩くといいのかとか...」

――へぇ〜! それは細かいね。

藤原「普通の手順なら"左から右に順番に"だけど、"最初に右端の音が鳴った方が良くない?"とかいう話になったらそのパターンを録ってみて、みんながブースの向こうで"いや、こうじゃない"、"こういうのはどう?"とか、そういうやり取りを何回もして。音源としては今までに聴いたことがないビーバーになったのかなと思ってます」

――自分のパート外の楽器にも、そこまで意見を言い合ってフレーズや音を選んでいるとは...。

上杉「最近はそうなってきてますね。編成がシンプルだからこそ、それが効いてくるんでしょうし。理にかなってるというか無駄がない。"何でこうしたのか?"と聞かれたときに明確に答えられるように、一つ一つの音が鳴っているアンサンブルを作れている気がします」

――そういう話は、フォーピースのロックバンドというオーソドックスな編成でありながら、ビーバーの奥深さを感じるところだなといつも思いますね。そして、この曲の疾走感を引き立てるストリングスとの親和性もポイントで。

柳沢「元々は、少しずつグラデーションさせて音が積み重なっていった先のサビに、もう一つ色を足してその画角を広げたいという話からだったんですけど、そこでギターを幾ら足しても、今あるキャンバスが埋まるだけでキャンパス自体が広がるわけではなくて。そこで、"ストリングスを足してみたい"と相談してみたという。ストリングスの"バッ!"という広がりがあるからこそ、サビが終わった瞬間に"キュッ!"と締まって緊張感が持続されるんじゃないかと思って。今まではデモの時点で弦を入れたいと思うことが多かったんですけど、今回はアレンジしながら変わっていって...転調も2回してますけど最初は1回しかしないつもりだったし、実際に構築していく中でひらめいたり、試してみたいと思うことが多かったかもしれない」

――それだけアイデアの引き出しとひらめく瞬発力が磨かれていってるのかも。

柳沢「いろいろと学ばせていただきつつ、しかも今はそうやってチャレンジさせてもらえる。本当に音楽に全振りさせてもらってる感じがします。これは当たり前の環境ではないと思うので、本当にありがたいなと思いますね」


"本当"は必ずしも一つではない


――毎回、曲を出すとき=今、何を歌いたいか・伝えたいかを柳沢くんは自分に問うけど、『グラデーション』で歌いたかったこととはいったい?

柳沢「特に'20年以降、この3年でより見えやすくなった大なり小なりの対立構造じゃないですけど、自分の主張、思想、価値観...主観で見るといいことも、見方を変えるとイヤなことだったりするし、立ち位置や視点を変えるだけで、同じことを思ってるのに全然意味が変わってくることが日々の生活の中にもたくさんあって。白黒ハッキリつけて、右なら右、左なら左と言い切れた方が分かりやすいけど、そういうところに結論を出さないで、そこに至るまでに人が抱えているかもしれない思考を今一度、丁寧に歌にしたいなというのがまず最初に思ったところでしたね。映画においても、ぶつかり合う背後にそれぞれの主義主張があるんですけど、必ずしも悪とは、正しいとは言い切れなくて。でも、ものすごく深いところでは同じことを思ってるんじゃないか...それが今回の映画の鍵だと思ったので、割り切れない人間らしい感覚を今、自分たちが鳴らせたら映画とマッチするものがあるのかなって。誰もその気持ちにウソはなくて、"本当"は必ずしも一つではない。そういったところを、ちゃんと歌にできたらなって」

――白じゃなければ黒なのか、右じゃないから左なのか、脊髄反射で安易に分けがちだけど、そもそも日本には"わびさび"の文化があって、その曖昧な感情の機微から生まれるものを芸術にしてきた国だから、余計に思うよね。

柳沢「意見を無理やり同じにする必要はないけど、意見が違うから敵なのかと言われると、それも違う。他にも選択肢はいっぱいあるんじゃないかなと思いますし」

渋谷「自分たちはいろんな状況に置かれてきた人間だと思うし、どうしようもなく繊細な人、大雑把な人、弱い人、強い人...周りにたくさんの人がいてくれて、その人と接したり見てきた時間が長かったからこそ、そういう人の気持ちを受け取る機会も多かった。だからこそ、それぞれの立場に寄り添えるような表現を、なるべくシンプルに、どうやっても届くようにとは考えますよね」

――その人生は、歌い手としては財産ですよね。

渋谷「そうですね。それが元来求めていたものかは、ちょっと分からないですけど。でも、こういう音楽をやっているからこそ、そう動いてきたのはあると思います。ただ、曖昧な線引きにあるものが、全て中途半端に終わっちゃう可能性もあるわけで。毒にも薬にもならないものがたくさんあるからこそ、それを毒にしたいのか、薬にしたいのかを自分で選べる人間にはなりたいですね」

――"僕ら笑い合いたいだけ"というフレーズには、柳沢くんらしさ、信念みたいなものを感じます。

柳沢「さっきのMステの話しかり、さかのぼれば一つ一つの出来事が全部そうだと思うんですけど、"笑い合う"というのは、"やったぜ!"の先にあるわけじゃないですか。『361°』('14)ぐらいからもうずっと言ってますけど、挫折なんかしないで済むならその方が絶対にいい。でも、途中で何かうまくいかなかったことをどう変換していくのかが、人それぞれ違うところで、さっきの話じゃないけど、毒にする人もいれば薬にする人もいる。その中で最終的にどうなりたいかは、常に問うてると思いますね。それは今回の楽曲でも変わらない」

――俺が気になったのが、"そんなつもりなかった じゃあ どんなつもりだった"というラインで、これは痛烈だなと。"そんなつもりはありませんでした"って、ニュースでもよく目にする言葉だけど、形だけ謝ってるけど心から謝ってない、みたいにも感じるし。

柳沢「めちゃくちゃ個人的に思いますけど、"そんなつもりはなかったんだよね"という言葉の裏の半分は、そんなつもりだったんじゃないかなと思う節がどこかにあって。"そんなつもりなかったんだ"って、後からごまかせる言葉でもあるじゃないですか。最後の最後で自分のことをかばっちゃう、絆創膏のように貼れるそういうズルさは、少なからず自分の中にもあると思うから」

――そういう意味でも、今回の歌詞は愛や優しさだけじゃないエグみもより感じますね。


マジであの30分のライブの積み重ねが今日につながってる


――カップリングは『名前を呼ぶよ-Acoustic ver.-』(M-2)で、なぜアコースティックバージョンに? カップリングの意義とは? みたいな話は前回のインタビューでもしましたけど、このタイミングで前作の主題歌を改めて違ったテイストで聴いてもらえるのもいい機会ですね。これはアコースティックツアーより前に録ったの?

柳沢「いや、終わってから録りました。めちゃくちゃ最近に録ったよね?」

上杉「COTTON CLUB、ビルボードライブ大阪...あのツアーがちゃんと音になってますよ」



柳沢「『名前を呼ぶよ』は最近もずっとやってる曲だし、アコースティックツアーでもやったから、今作のためにアレンジし直す必要がなかったので、今まで以上にどしっと構えてレコーディングに入れたのはデカかったと思います。あと、ツアーファイナルのNHKホールではストリングスにも入ってもらったんですけど、今回はできるだけネイキッドな形で届けたいなと。数年前まではアコースティック=いわゆる弾き語りだったんですけど、それだけじゃないアレンジは、あのアコースティックツアーを経た感じがよりすると思います」

――ビーバーが提唱するアコースティックバージョンって、他のバンドとちょっと違うというか、エレキとアコースティックの中間みたいな感じだもんね。渋谷くんは前回のインタビューで、アコースティックアレンジ=原曲とテンポが変わることが及ぼす歌への影響についても話してくれたけど、今回はどうでした?

渋谷「これは割とスムーズでしたし、"あ、そういうふうに聴こえた?"みたいなこともありました。自分が思い描いた以上のことも起こったし、自分には圧倒的に足りないところも気付けたから、日々取り組むことも増えたし」

――ボーカリストとしても、エレキとアコースティックの両サイドを経験できるのは大きいね。

渋谷「3人がまた違うアレンジをしていたら、歌も絶対に変わったと思うから、そういう呼ばれるものと、呼ばれた中で貫かなきゃいけないものとのバランスに向き合うことにもなりました。それこそ節回し一つによっては楽器3人のこだわりを台無しにすることにもなりかねないし、逆に生かすことだってできる。自分はソロじゃないから、バンドでやる意義みたいなものを考え直す機会にもなりましたね。バンドは個の集合体、塊だから」

――『都会のラクダ HALL TOUR 2023 〜ラクダ紀行、ロマン飛行〜』もついに始まりましたが、渋谷くんが映画『東京リベンジャーズ』シリーズの主演の北村匠海くんとの対談で、"練習はするけどライブでは一体感を作り過ぎないようにする"と言っていたのが興味深いなと。

渋谷「フロアに向かって投げ掛けるとき、"一つになろうぜ!"って言うのも何か妙な話で。それが目的なら、じゃあそもそも何のために一つになるのか? だったら、それぞれがその場で考えたことが、たまたま矢印が合っちゃった方が面白いと思う。例えば、"トイレに行こうよ"とかでもそう思うんですけど(笑)、片方はものすごくしたいけど、もう片方はそうでもない。それって目的=一緒に行くこと、になっちゃってる。でも、本当の目的はトイレに行くことで、めっちゃトイレに行きたい同士がたまたま一緒のタイミングでトイレの前で会って、"お前もか!"と盛り上がる。これこそが一体感だと思うんですよ(笑)」

(一同爆笑)

――何だろう、めちゃめちゃ分かりやすいのに、うんと言いたくないこの感じ(笑)。

渋谷「バンドのグルーヴとかもそうじゃないですか。グルーヴを作りにいくんじゃなくて、"おーいいじゃん、それ!"が集まって、"いいじゃんいいじゃん!"となった結果、グルーヴしてる。それが一番素敵だと思うんで」

――そして、7月22日(土)・23日(日)には過去最大キャパにして初の野外ワンマン2DAYS『都会のラクダSP~真夏のフジQ、ラクダにっぽんいち~』、その後は初の『FUJI ROCK FESTIVAL '23』etc各地のフェスに出て、新たに9月からの『SUPER BEAVER 都会のラクダ TOUR 2023-2024 〜駱駝革命21〜』も発表されて。

柳沢「奥さんが最初に話してくださったように、今年は一つ一つが濃いというか、どれもが年間通しての大きなトピックになるようなことを毎月のようにやれてるのは、すごく幸せなことだなと思うので。それをしっかり楽しんでもらいつつ、昨年以上にいい年にしたいですね。なのにまだまだ予定が控えてるなんて、こんなにうれしいことはないし。こういう今を目指して、日々機材車で長距離を走ってたわけですから!(笑) マジであの30分のライブの積み重ねが今日につながっているわけで、それはもう心から楽しみたいなと思うのみですね」

――俺も毎回ビーバーの取材の準備するたび、出番30分のライブのために全国を回ってた当時の4人を思い出すよ。

柳沢「あの頃は何であんなに頑張ってたんだろう? と振り返ると、こういう未来をどこかで望んでたからだと思うんですよ。だとしたら、それが続くように頑張るだけなんで」

――本当にエポックメイキングな出来事をリアルタイムで見させてもらい続けてるわ。

上杉「毎年どんどん忙しくなってますからね。でも、ちゃんとキャパシティがそれに伴っていってるから、"次はこの山を登れるんじゃないか?"みたいなワクワク感を持って毎年やれてる。チャレンジも増えてるし、全くもって気は抜けないけど、今のテンションでこの一年を走り抜けることができたら、もっとできることが増えたり、新しい楽しみを見つけられると思うので。このまんま気づいたら夏になり、今年が終わるぐらいの勢いで、毎日を充実させながらバンドをやりたいなと思います!」

藤原「毎日勉強させてもらってるし、成長させていただいてるなって、すごく感謝してます。『グラデーション』は歌詞が本当に素晴らしいと思っていて、こういう右左、白黒だけじゃない部分を、僕らはちゃんと見つけられる。そういう人間らしさをこれからも探しながら、頑張っていきたいなと思っている次第であります!」

――いや~藤原くんがシメでよかったんじゃないでしょうか!

上杉「許可が下りた(笑)」

(一同爆笑)

――映画は前後編ということで、後編の『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』の主題歌『儚くない』についても、また近いうちに話が聞けると願って。本日はありがとうございました~!

Text by 奥"ボウイ"昌史




ライター奥"ボウイ"昌史さんからのオススメ!

「'23年は初のアコースティックツアーに久々の自主企画、初のMステ、渋谷くんのエッセイの出版にキムタクと邂逅(笑)。エッセイの第20回は『私の頭の中のキムタク』だったけど、自らの行動を振り返って反省をする折に設けている絶対的な基準="これがもしキムタクだったら?"と考える話は面白かったな。確かに律されるかも。そんでもってFCツアーにスライダーズのトリビュート、Zepp Shinjuku (TOKYO)のこけら落としにホールツアー開幕etc...。今年のビーバーは年始から濃い! ここでようやく、映画『東リベ2』前編の主題歌『グラデーション』ですよ。コロナ禍にドラマを見まくるようになった僕にとってもウハウハな(笑)、今をときめく豪華俳優陣が集まったエンターテインメントの一角を成すのは、本当に光栄なことですよね。楽曲自体も超クールで、ビーバーの歴代のロックチューンの中でも出色の出来じゃないでしょうか。歌詞しかり音しかり感心したわ。この後も富士急ハイランドで初の野外2DAYSもあるし、初フジロックの話も聞きたいしとなるけど、後編の主題歌『儚くない』も控えてるからそのときかな?」

(2023年4月24日更新)


Check

Release

爆発力抜群の強力アンセム誕生!
c/wは東リベ1の主題歌をリアレンジ

 
Single
『グラデーション』
【初回生産限定盤A】
発売中 5000円
Sony Music Records
SRCL-12465~6

<収録曲>
01. グラデーション
02. 名前を呼ぶよ -Acoustic ver.-

<Blu-ray収録内容>
2022.12.25 ポートメッセなごや
新第1展示館 LIVE映像
『SUPER BEAVER 都会のラクダSP
~東京ラクダストーリービヨンド~』
01. 東京流星群
02. スペシャル
03. 証明
04. ラヴソング
05. 突破口
06. VS.
07. ひたむき
08. 名前を呼ぶよ
09. 未来の話をしよう
10. 人として
11. your song
12. 美しい日
13. アイラヴユー
14. 秘密
15. 東京
16. 青い春
17. 最前線
en. ロマン


【初回生産限定盤B】
発売中 4500円
Sony Music Records
SRCL-12467~8

<収録曲>
同上

<DVD収録内容>
同上


【通常盤初回仕様】
発売中 1100円
Sony Music Records
SRCL-12469

<収録曲>
同上

Profile

スーパー・ビーバー…写真左より、上杉研太(b)、藤原“34才”広明(ds)、渋谷龍太(vo)、柳沢亮太(g)。’05年、高校の先輩・後輩である渋谷&上杉・柳沢に、柳沢の幼なじみである藤原を加え東京にて結成。’09年、シングル『深呼吸』でメジャーデビュー。’11年には所属レーベル・事務所を離れ、’12年に自主レーベルのI×L×P×RECORDSを設立。’14年2月には、eggmanのロックレーベル[NOiD]よりフルアルバム『361°』を、9月にはシングル『らしさ/わたくしごと』をリリース。アニメ『ばらかもん』のオープニングテーマに『らしさ』が起用され、YouTubeの再生回数は2249万回を超える(’23年4月現在)。’18年4月には初の日本武道館公演を開催、即日ソールドアウトし大成功を収める。’20年4月1日をもって結成15周年を迎え、6月にメジャー再契約後、初のシングル『ハイライト/ひとりで生きていたならば』をリリース以降、数々のタイアップ曲を担当。’21年7月リリースのシングル『名前を呼ぶよ』は、人気コミックス原作の実写映画『東京リベンジャーズ』主題歌に起用された。10~11月には3都市6公演の初のアリーナツアーを開催し、チケットは完売。'22年2月にはフルアルバム『東京』をリリース。3~7月まで全国ホールツアー、そして10~12月に自身最大規模となる4都市8公演のアリーナツアーを再び開催。11月には、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第6期オープニングテーマとなった『ひたむき』を、’23年4月19日には、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』の主題歌『グラデーション』をリリースした。なお、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』の主題歌にも新曲『儚くない』が決定している。7月22日(土)・23日(日)には、過去最大キャパにして初の野外ワンマン2DAYS『都会のラクダSP~真夏のフジQ、ラクダにっぽんいち~』を開催する、今最も注目を集めるロックバンド。

SUPER BEAVER オフィシャルサイト
http://super-beaver.com/

Live

待望のホールツアーがついに開幕!
初野外2DAYSを挟み後半の日程も発表

 
『都会のラクダ HALL TOUR 2023
〜ラクダ紀行、ロマン飛行〜』

【栃木公演】
▼4月14日(金)宇都宮市文化会館 大ホール
【群馬公演】
▼4月16日(日)高崎芸術劇場 大劇場
【鹿児島公演】
▼4月21日(金)川商ホール 第1ホール
【長崎公演】
▼4月23日(日)長崎ブリックホール 大ホール

【島根公演】
▼4月29日(土・祝)島根県民会館 大ホール
【山口公演】
▼4月30日(日)周南市文化会館
【福井公演】
▼5月7日(日)フェニックス・プラザ 大ホール
【北海道公演】
▼5月12日(金)旭川市民文化会館 大ホール
▼5月14日(日)帯広市民文化ホール 大ホール
【茨城公演】
▼5月19日(金)ザ・ヒロサワ・シティ会館
大ホール
【広島公演】
▼5月21日(日)ふくやま芸術文化ホール
リーデンローズ 大ホール
【東京公演】
▼5月25日(木)TACHIKAWA
STAGE GARDEN
【高知公演】
▼5月28日(日)高知県立県民文化ホール
オレンジホール
【青森公演】
▼6月9日(金)八戸市公会堂 大ホール
【山形公演】
▼6月11日(日)やまぎん県民ホール
【三重公演】
▼6月16日(金)三重県文化会館 大ホール
【岐阜公演】
▼6月18日(日)長良川国際会議場
メインホール

Pick Up!!

【兵庫/和歌山公演】

Thank you, Sold Out!!
▼6月22日(木)18:30
アクリエひめじ
指定席6900円
▼6月24日(土)18:00
和歌山県民文化会館 大ホール
指定席6900円
注釈付き指定席6900円
GREENS■06(6882)1224
※3歳以上チケット必要(2歳未満でも座席が必要な場合はチケット必要)。
※注釈付き指定席は、会場機材の都合上によりライブ中に手を上げる行為はご遠慮いただきます。あらかじめご了承ください。

 
 
【山梨公演】
『都会のラクダSP
〜真夏のフジQ、ラクダにっぽんいち〜』
Thank you, Sold Out!!
▼7月22日(土)17:30
チケット発売中
▼7月23日(日)17:30
富士急ハイランド・コニファーフォレスト
指定席8000円
ディスクガレージ■050(5533)0888
(平日12:00~15:00)
https://info.diskgarage.com/
e+■050(3101)7711(10:00~18:00)
※3歳以上チケット必要(3歳未満でも座席が必要な場合はチケット必要)。お客様を含む会場内の映像を配信させていただき、写真が公開されることがありますのであらかじめご了承ください。
※雨天決行・荒天中止となります。公演途中での中止の場合、払戻しはいたしませんのでご了承ください。


『都会のラクダ TOUR 2023-2024
〜駱駝革命21〜』 New!

【広島公演】
▼9月29日(金)・30日(土)
広島文化学園HBGホール
【宮城公演】
▼10月14日(土)・15日(日)
仙台サンプラザホール
【福岡公演】
▼10月21日(土)・22日(日)
福岡サンパレス
【新潟公演】
▼10月28日(土)・29日(日)
新潟県民会館 大ホール
【愛媛公演】
▼11月11日(土)・12日(日)
松山市民会館 大ホール
【北海道公演】
▼11月18日(土)・19日(日)
札幌文化芸術劇場hitaru
 

Column1

「常に全力でいたいし、そういう
人が集まってビーバーは動いてる」
SUPER BEAVERが貫いてきた
一生懸命というプライド
アニメ『僕のヒーローアカデミア』
テーマ曲『ひたむき』から
自主企画『現場至上主義2023』
'22年の総括etcを語る('22)

Column2

「やっぱり音楽は楽しいし、
 音楽は悔しいし、全部なんで」
初のドキュメンタリーに刻まれた
素晴らしき哉、バンド人生!
『The Documentary of
 SUPER BEAVER 『東京』
 Release Tour 2022
~東京ラクダストーリー~』
全員インタビュー('22)

Column3

「“初めて”を見られなかった人にも
  見た人にも、ちゃんと届けたい」
SUPER BEAVERの
ライブのこだわり、映像のもてなし
『LIVE VIDEO 5
 Tokai No Rakuda Special
 at さいたまスーパーアリーナ』
副音声的徹底ガイドな
全員インタビュー('22)

Column4

「もらった気持ちをもらった
 以上にして返したいんですよ」
17年の全てを伏線に変えてきた
SUPER BEAVERの
ロマンと人間冥利を語る
『東京』全員インタビュー!('22)

Column5

「“飛び級をしてないバンド”
っていうのは今でも変わってない」
言葉に違和感のない活動を
共感だけではなく説得力を――
映画『東京リベンジャーズ』
主題歌『名前を呼ぶよ』
SUPER BEAVERが17年目の勝負
を語る全員インタビュー!('21)

Column6

「もっともっとSUPER BEAVERの
 音楽を身近に感じてほしい」
今SUPER BEAVERが届けたい
ラヴソングを超えたラヴソング!
松坂桃李主演ドラマ『あのときキス
しておけば』主題歌を含む会心の
『愛しい人』を全員で語る('21)

Column7

「僕ららしいし僕らにしか
 歌えないんじゃないかな」
全ての出会いを運命に変えてきた
4人が王道を引き受ける
最高純度のロックアルバムにして
『アイラヴユー』という愛と音楽
SUPER BEAVERが語る('21)

Column8

「歌ってることに恥じない15年を
 4人で過ごしてこれたのかなと」
徹底的に今と向き合う執着と
出会ってきた全ての人との歓びを
感情を歌にするSUPER BEAVERの
イズムとリアルを刻んだ
『突破口/自慢になりたい』
全員インタビュー('20)

その他インタビューはコチラ!

『ハイライト/
 ひとりで生きていたならば』('20)

特設ページはコチラ!
『予感』('18)
特設ページはコチラ!
『歓声前夜』('18)
特設ページはコチラ!
『真ん中のこと』('17)
特設ページはコチラ!
『美しい日/全部』('17)
特設ページはコチラ!
『27』('16)
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『ことば』『うるさい』『青い春』('16)
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『愛する』('15)
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『361°』('14)
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『世界が目を覚ますのなら』('13)
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『未来の始めかた』('12)
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