ホーム > ガンバ大阪×ぴあ WEB連載『ガンぴあ SEASONⅣ』
佐藤晃大(さとう・あきひろ)●'86年、神奈川県出身。ポジションFW/背番号20。東海大から’09年にJ2・徳島ヴォルティスに入団。プロ4年目の今季、ガンバ大阪への移籍を果たす。松波体制となってからは先発として出場。高さを生かしたポストプレーだけでなく、運動量やスピードを武器に相手DFの裏へ抜ける動きも持ち味の1つ。また、守備時には前線からチェイシングを行うなど、攻守にわたる献身的なプレーでチームの軸となりつつある。
ガンバ大阪・オフィシャルサイト
http://www.gamba-osaka.net/
ガンバ大阪応援番組
『ガンバTV~青と黒~』
毎週月曜・深夜1:35~ MBSにて放送中
※放送時間は変更の場合あり
【ガンバ大阪 ホームゲーム】
Pコード592-080 発売中
『J1リーグ戦』
▼6月16日(土)19:00〈vs 浦和レッズ〉
▼6月27日(水)19:00〈vs 名古屋グランパス〉
▼6月30日(土)19:00〈vs 柏レイソル〉
▼7月14日(土)19:00〈vs 横浜F・マリノス〉
BOX-S席-5000円 SS席-3500円 SM席(自由席)・大人-3000円 小・中学生-1500円/ほか
万博記念競技場
ガンバ大阪[TEL]06-6875-7744
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【ガンバ大阪 アウェイゲーム】
『J1リーグ戦』
▼6月23日(土)14:00〈vs コンサドーレ札幌〉
札幌ドーム
▼7月7日(土)18:30〈vs FC東京〉
味の素スタジアム
▼7月28日(土)19:00〈vs ヴィッセル神戸〉
ホームズスタジアム神戸
※チケットの発売情報についてはコチラでご確認ください。
第1回(3月9日更新)はコチラ
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第13節を終え少しの中断期間に入ったJ1リーグ戦。
勝利で中断期間を迎えたかったガンバでしたが、鳥栖戦で手痛い黒星…。なかなか波に乗れない時期が続きましたが、この期間にきっと立て直してくれることでしょう!!
さて、今回は鳥栖戦でリーグ5試合ぶりのゴールを決めた佐藤選手の後編【サッカー編】をお届けします。
――佐藤選手がサッカーを始めたきっかけは何だったんですか?
「普通に休み時間にサッカーをしていたんですけど、仲が良い友達とかがサッカークラブに入っていて。小学校2~3年くらいの時に誘われたので入って、それからですね」
――プロになろうと思ったのはいつぐらいからなんですか?
「サッカーをやっている人の夢はだいたいプロサッカー選手になるっていうのはあると思うんですけど、始めたときはそういう気持ちは全然なくて。現実的に考え始めたのは大学かな? でも、その時は普通に就職しようと思っていたんですよ」
――そうなんですか?
「はい。就職説明会に行って、その時は銀行と……どこの企業だったか忘れました(笑)。その時は就職するのに厳しい時期だったので、就職できるかな~って感じで色々あたってみようみたいな(笑)。そうしていたら、いくつかのチームの練習に呼んでもらって。レベルの高いところで練習とか試合をやらせてもらったらそれが本当に面白くて、やっぱりサッカー続けていきたいなと思って、プロになろうと…」
――プロになったのにはそういう経緯があったのですね。
「だから心配ですよ。サッカー辞めたらどうしよう?って」
――コーチとかどうですか?
「オレがコーチ出来ると思います?」
――やってみたら出来ると思いますよ? まずは小学生くらいからとか。
「そうですねぇ。やっぱりサッカーに関わることは続けていきたいです」
――さて、徳島ヴォルティスでプロとしてのキャリアをスタートさせて、プロ4年目の今季ガンバに移籍されました。移籍を決断したのは?
「ガンバからオファーがあって。ガンバってビッグクラブじゃないですか。だから、最初オファーがあったときはビックリして。移籍しても、『絶対、試合に出られないじゃん』って思ってめっちゃ迷ったんですけど、色んな人に相談したら、『こんなチャンスはないから、試合に出られるかわからないけどチャレンジした方がいい』って言われて。確かにそうだなって。このチャンスを逃したら、もう上でやる機会はないかなって思って。そこは適当じゃないです。ちゃんと真剣に考えました」
――サッカー人生の岐路ですもんね。適当だったらビックリしますよ(笑)。
移籍してきてガンバの印象ってどうでしたか?
「いい意味でみんなイメージ通りというか。攻撃的なサッカーだし……今は点が獲れてないですけど……まぁ、イメージ通りですね。選手はみんなフレンドリーで。上下関係はなくはないですけど、フラットな感じでやっているのでそれがいいのかなって。仲良くやっています」
――いい意味でイメージの違った選手っていますか?
「みんないい人とは聞いていたんですけど、チンくん(寺田選手)は怖い人かな~と思っていて。でも、普通に優しかったです(笑)」
――寺田選手を? なぜ怖いって思ったんですか?
「……怖そうじゃないですよね、全然。でも、なんか怖そうって思っていたんですよね。なんでだろ?(笑) 全然怖くなかったし(笑)。あと、コンさん(今野選手)はしっかりしていますけど、発言が常に天然です(笑)。しっかりしている天然なので、めっちゃ後輩からイジられていますよ。面白いです(笑)」
――今野選手がそんなにいじられているとは(笑)。個性的な選手がたくさんいるガンバですが、キャンプ前はどんな気持ちで入られたのですか?
「最初から試合に出られるとは思っていなかったし、早く使ってもらえるように自分のいいところをどんどん出してアピールしていこう。っていうのと、早くチームに馴染むことを考えていました。でも人見知りだから、本当に最初は辛かったです」
――ああ、人見知りを発動されていたのですね(苦笑)。馴染むために何かされました?
「うーん…してないっス(苦笑)。でも、最初のキャンプの部屋が健太(星原選手)と一緒だったから良かったですね。すごく良い奴で話しやすくて」
――星原選手がきっかけでチームに溶け込めたと?
「そうですね。他の選手に『佐藤くん、こういうのが好きらしいよ』とか言ってくれたりしたので、話題が広がって」
――星原選手、優しい~! 同部屋で良かったですね(笑)。
さてさて、現在はスタメンとして出場試合を重ねている佐藤選手。当初は途中出場が多かったですよね?
「試合途中から出ても、そこで結果を残せばチャンスがあると思っていたんですけど……残せなくて歯がゆい思いはしていましたね」
――歯がゆい思いをしている中で、松波監督になってからスタメンで出場するようになりました。
「最初はビックリしましたね。本当に試合当日の何時間か前に言われて『えー!』ってなって。でも、その時は『どうしよう?』っていうよりは、『やってやろう!』って感じでした。それと、そこまで期待して…というか見てもらっているっていうのが嬉しかったですね。松波さんに恩返しというか、応えるプレーをして試合で勝つことを考えました」
――松波監督の期待に応えるように、第5節の広島戦から3試合連続でゴールを決めましたよね。
「あのときは良かったんですけど、今はちょっと……FWとしてスタメンで出ているのに点が獲れていないのは責任を感じていますし……それでもスタメンで使ってもらっていて、なんか監督に対して申し訳ないという気持ちもありますし……。やっぱりガンバって上位にいるチームだと思っているのでけっこうプレッシャーもあります。僕がガンバに来たから負け始めたとか思われるのも嫌ですし……ちょっと、色々と考えることが多いですね」
――ついつい考えこんじゃうと?
「そうそう(苦笑)。けっこう考えちゃうんですよ」
――そういう時に気分転換できる趣味とかがあればいいんでしょうけどねぇ。
「そうなんですよ~」
――みんなで温泉とかに行ったらいいじゃないですか。
「オレ、お風呂とかもあまり長く浸かっていられないんですよ(苦笑)」
――あらら(笑)。まぁ、何かしらで気分転換をしてください(笑)。
松波監督って本当に選手のことを良く見ているな~っていう印象があるんですけど、佐藤選手から見た松波監督、實好コーチってどういう人柄ですか?
「監督はそんなに喋る人じゃないですけど、選手のことを良く見ていて調子が良ければ絶対に使ってくれるし、ガンバにずっと居たからかもしれないですけど、選手のことをよく分かっているなって思います。實好さんは、チームの雰囲気を盛り上げてくれたり、フィジカルとかキツイ練習のときに声をかけてくれたりしてモチベーションをあげてくれるのがうまいです。コーチですけど、ムードメーカーな感じですね」
――松波監督からは何かアドバイスがあったりするんですか?
「技術的なアドバイスっていうよりはメンタル的なアドバイスですね。試合前に『最近、点が入っていないけど、チャンスのところまで来ているから。あとは決めるだけだから』って言ってくれたりして。……決められなかったですけど(苦笑)。あんまり細かいことは言わないです」
――そうなのですね。では、まだまだ巻き返しのチャンスはあるので、今後に向けた意気込みをお願いします。
「ガンバがボールを支配してチャンスは多く作れているんですけど、決めるところで決められてないっていうのがあるので、そういうところを決めれば。やっぱり先制点を取ればガンバのサッカーが出来てもっと得点も増えて、このサッカーを続けていければ勝てると思うし。ボールを回すのがうまいので相手も疲れてきた夏場には、勝てる試合が多くなると思うので上位に食い込めるように。ここからですね」
プライベートは面倒くさがりでも、サッカーに対しては真摯に取り組まれている佐藤選手編はいかがだったでしょうか?? これからの巻き返しを誓ってくれた佐藤選手の活躍に期待しましょう!!
6月も選手を直撃しますので、更新をお待ちください!
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(取材・文 金子裕希)
(6月1日更新)