ホーム > ガンバ大阪×ぴあ WEB連載『ガンぴあ SEASONⅣ』
金正也(キム・ジョンヤ)●'88年、兵庫県出身。ポジションDF/背番号3。駒澤大学を経て、2011年にガンバでプロとしてのキャリアをスタート。ルーキーイヤーながらセレッソ大阪との“大阪ダービー”開幕戦でスタメン出場を果たした。高さを生かした空中戦、1対1での強さが持ち味。2年目の今季はレギュラー定着に至っていないが、本職のセンターバックだけでなくボランチとして出場するなど奮闘をみせている。
ガンバ大阪・オフィシャルサイト
http://www.gamba-osaka.net/
ガンバ大阪応援番組
『ガンバTV~青と黒~』
毎週月曜・深夜1:35~ MBSにて放送中
※放送時間は変更の場合あり
【ガンバ大阪 ホームゲーム】
Pコード592-080 発売中
『J1リーグ戦』
▼10月27日(土)14:00
〈vs サンフレッチェ広島〉
▼11月24日(土)14:30
〈vs FC東京〉 ※ホーム最終戦
BOX-S席-5000円 SS席-3500円
SM席(自由席)・大人-3000円
小・中学生-1500円/ほか
万博記念競技場
ガンバ大阪[TEL]06-6875-7744
チケット購入はコチラ
※チケットぴあの店頭および、サークルK・サンクス、セブン-イレブンでも購入できます。
『第92回 天皇杯全日本サッカー選手権大会
3回戦』
Pコード821-867 発売中
▼10月10日(水)19:00
〈ガンバ大阪vs 水戸ホーリーホック〉
万博記念競技場
SS席-4500円 S席-3500円 SA席-2500円/ほか
ハローダイヤル[TEL]03-5777-8600
チケット購入はコチラ
※チケットぴあの店頭および、サークルK・サンクス、セブン-イレブンでも購入できます
【ガンバ大阪 アウェイゲーム】
『J1リーグ戦』
▼10月6日(土)19:00〈vs ベガルタ仙台〉
ユアテックスタジアム仙台
▼10月20日(土)15:00〈vs 川崎フロンターレ〉
等々力陸上競技場
▼11月17日(土)17:00〈vs 清水エスパルス〉
アウトソーシングスタジアム日本平
▼12月1日(土)15:30〈vs ジュビロ磐田〉
ヤマハスタジアム ※リーグ最終戦
※チケットの発売情報についてはコチラでご確認ください。
第1回(3月9日更新)はコチラ
第2回(3月30日更新)はコチラ
第3回(4月20日更新)はコチラ
第4回(4月27日更新)はコチラ
第5回(5月23日更新)はコチラ
第6回(6月1日更新)はコチラ
第7回(6月22日更新)はコチラ
第8回(6月29日更新)はコチラ
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第11回(8月24日更新)はコチラ
第12回(9月4日更新)はコチラ
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第15回(10月26日更新)はコチラ
第16回(11月6日更新)はコチラ
第17回(11月16日更新)はコチラ
第18回(11月22日更新)はコチラ
第19回(12月27日更新)はコチラ
番外編1(5月13日更新)はコチラ
番外編2(5月27日更新)はコチラ
J1残留をかけて負けられない戦いが続いているガンバ大阪は、9月22日に行われた第26節の浦和戦でアウェイながら0-5と快勝!! その次戦、9月29日にホームで行われた第27節の鹿島戦は追う展開になりながらも、レアンドロの2ゴールで2-2のドローに持ち込むことが出来ました。
順位は依然として降格圏内の16位のままですが、残り7試合で15位の大宮とは勝点2、14位の神戸とは勝点4差ということを考えると、まだまだチャンスはあります。残留へ向けて、みんなで応援してくださいね!!
さて、ちょっと更新が遅くなり10月に入ってしまいましたが、ジョンヤ選手の後編をお届けします。
――サッカーを始めたきっかけは何だったんですか?
「遊びで保育園のときからやっていて、その延長で小学校に入ったときにお母さんが見つけてきた少年団に入ったんですよ。近くになくてバスで行く距離だったんですけど、そこに入りました」
――お母さん色々見つけてみますね(笑)。
「そうですね(笑)。いま考えるとお母さんは色んなものを見つけてきていますね」
――プロを意識し出したのはいつから?
「ずっとプロになりたいとは思っていて。小学校、中学校ではプロになりたいって思っていても、『いけるか?』な感じだったんですけど、高校2年くらいのときに『これでプロにいけるか?多分、無理やな…』っていうのがあったので、じゃあ大学に行こうって切り替えていました」
――すごく冷静に進路を考えていたんですね。
「あと、関東でやろうっていうのも勝手に決めていました」
――学生リーグでいうと関東のが強豪が多いから?
「そうですね。でも、あまり大学のことは知らなかったんですよ。だけど、テレビとかで駒澤大学はよく走るし強いぞっていうのは知っていたんで、行きたいなって思って。そう思っていたら、インターハイに出たときに僕の知り合いと駒澤大学のコーチが知り合いで『良い選手おらんか?』ってなって、僕のことを紹介してくれて。それで観に来てくれて、『じゃあ、1回練習来てみない?』ってなって練習に行ったら『うちに来てくれ』ってなったので、それで駒澤大学にいきました」
――それはすごい!! 持っていますね~!
「その時だけは持っていました(苦笑)」
――いやいやいや、こうしてプロにもなっているじゃないですか(笑)。
「プロにはなりましたけどねぇ…」
――(笑)。そういえば、アイスホッケーをしていましたよね? アイスホッケーを辞めて、サッカーを選んだのは?
「アイスホッケーは遠かったんですよね。小学校のときは高槻まで来ていましたし、姫路のチームにいたときは姫路まで行っていましたし。大きい荷物があるので親父がいつも車で送ってくれて。大変やったと思います。中2の時に1回、名古屋に引っ越したんですよ。その時は近かったんですけど、中3で神戸に帰ってきて。で、サッカーも忙しくなってきたし、通うのはもう無理やなってなって、ホッケーはいいかっていうので辞めました。遠かったのもあるし、先がないなぁっていうのも分かっていたので」
――ああ。アイスホッケーは、日本、韓国、中国のチームが参加しているアジアリーグっていうのがありますけど、社会人チームは少ないですからねぇ。
「それに実力的にも北海道の人には勝てないなって思ったので、中2の終わりで見切りました」
――話を聞いていると、決断が早いというか切り替えが早いですよね。
「(笑)。ほんまにどっちも好きだったんですけどね。でも、そんなに未練はなかったというか。サッカーで頑張ろうっていう感じでした」
――選んだサッカーで辞めたいって思ったことは?
「辞めたいって思ったことはないですね」
――そうなんですね。では、ジョンヤ選手が感じるサッカーの魅了だったり、楽しさっていうのは何ですか?
「なんやろうなぁ…。なんやろ……? 難しいなぁ。人によるとは思うんですけど、僕はDFなんで色々、自分の良いところを分かっているし、もっとチャレンジして上手くならなきゃいけないところもあるし。それが練習や試合で出せて、相手のボールを止めたりできたら、そういうところで楽しさを感じています」
――プロは止めがいのある選手が多いですからねぇ。
「大学では余裕で止めることが出来ていたんですけど、プロに入ってからはヤバいなこれ…って思いました。最初のうちは大学時代のクセというか、余裕な感じが抜けなくて、よく智さん(山口選手/現ジェフ千葉)に怒られていました。でも、僕としては怒ってくれるのは有難かったですね」
――なるほど。今はプロ2年目ですけど、どういう気持ちで今季を迎えられたのですか?
※ここで取材しているのを見かけた家長選手が移動しつつ
「おおっ?おおっ?? おっ??? 帰ったと思ったら、こんなところにいたの?」
「うるさいぞ、家長(笑)。……どんな気持ち、試合に出たいっていう気持ちでしたね」
――リーグ戦は現時点で7試合ですが、これについては…
「ダメでしょ。もうね、ダメです。自分のパフォーマンスに納得していないです」
――何がいちばん満足いっていない?
「よく考えるんですけど、なんでやろ?って。でも、経験したことじゃないと分からないじゃないですか。だから……長友選手とかがよく“メンタルでプレーが左右される”って言うてるけど、メンタルなのかなって。自分ではメンタルが左右しているのかは分からないんですけど、どこかにいつも通りやれていない、持っていけない気持ちがあるんやろうなぁって…」
――それは出た試合全部で感じていたことですか?
「出た試合全部でやれたなっていう感覚はなかったですね。FC東京の時も、レイソルの時も、レッズの時も。出せた!っていう思いになったことがないですね。今年は。だから、自分にイライラします。なぜだ?って」
――う~ん、そこで開き直れたらいいんでしょうけどねぇ。
「開き直ろうと思うんですけど、それもまた難しいんですよ。最近、開き直れる人ってすごいなぁって思っていて。それもメンタルの強さなんかなぁ…。開き直るっていっても、どこかに引っかかる何かを忘れて、ポジティブに行こう!ってなれるのは凄いことなんじゃないかなって」
――遠藤選手は、「反省はするけど、忘れます」って言っていました。
「それは凄いと思います。みんな簡単に言うてるけど、トップにいる選手はそれが当たり前にできるようになっているのかなぁって。そらね、インテルの長友選手とは違うわ!って思いました(苦笑)。あの修羅場をくぐったら違うんやろうなぁって。まぁ、そんなこと言ってもしょうがないですけどね。やるしかないので」
――壁に当たるっていうことは、まだまだ伸び代があるってことですよ。
「そうですね。ここからなんとか頑張りたいなと」
――シーズン終盤になると、警告の累積とかで全員の力が必要になってきますからね。終盤に向けての意気込みはどうでしょう?
「練習でも練習試合でも言い訳をせずに、一生懸命にやろうと思います」
――チーム状況は非常に苦しいですけど…
「何でなんでしょうねぇ……」
――いや~、本当にサッカーって怖いなって思いましたもん。
「勝つやろ…って思っていても、なかなか勝てないですからね。何なんでしょうね。ちょっとしたところなのか、大きなところなのか分からないですけど…」
――残留するためには何が必要だと思います?
「みんな一生懸命にやっているのは当たり前なので、ありきたりですが気持ちの部分かなと。球際だったり、泥臭くても相手を絶対に止めるんだ!っていう強い気持ちを、90分間全員が持つことが大事かなと思います。僕は精神論が好きなので、そこは絶対にあると思います」
――気持ちが技術を超えることってありますからね。では、ジョンヤ選手の試合での注目ポイントを教えてください。
「いや~、特には…相手FWに点を決めさせないように頑張ります」
――分かりました。それから、読者へのメッセージもお願いします。
「厳しい戦いが続いて残留争いをしていますが、ガンバには良い選手がいっぱいいるし、観に来ると盛り上がると思うので、ぜひ万博に来てください。やっぱりテレビとは違いますし、会場で観ることに意味があると思うのでスタジアムに来て欲しいですね。サッカーは生の方が絶対に面白いと思うので」
――そうですね。テレビだと画面が小さいですし、画面に映っていない部分での駆け引きとかも面白いですからね。では、最後に。サッカーでの夢を教えてください。
「どこでもいいので外国でプレーしたいです。できればヨーロッパの方でプレーしてみたいですね。人間的な部分でずっと島国の日本にいては成長できないかなと思うので、出たいなと。それがサッカーだったらいいなと思います」
――はばたくことを期待しています!
「はい(笑)。頑張ります!」
ジョンヤ選手編はいかがだったでしょうか? 少し悩み相談っぽくなりましたが、壁を乗り越えれば、大きく成長してくれるはずなので、ジョンヤ選手に温かい声援を送ってくださいね。
次回更新は10月中旬予定でいくので、少々お待ちください!
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(取材・文 金子裕希)
(10月5日更新)