タイトル獲得を目指して新たなスタートを切ったものの、思いがけず苦しい展開となった今季のガンバ。最終節のジュビロ磐田戦に勝利すれば逆転残留だったのですが、結果はご存知のとおり……。早い時間での失点、さらに同点に追い付いても追加点を奪えず最後にやられてしまうという、今季の戦いぶりを象徴するかのような内容で、初のJ2降格という結果になってしまいました…。

　｢松波さんを漢にしてあげたかった。勝てば残留だったのに、申し訳ないことをした。悔しい気持ちでいっぱいです…｣と磐田戦後に語ったのは、気持ちの入ったゴールで魅せてくれた倉田選手。
負傷離脱するまで前線で身体を張り、チームのために泥臭くプレーした佐藤選手は、「色んなことがありすぎて……。ガンバに来て、僕も主力の方で出させてもらって降格させてしまったっていうのは責任を感じていますし、自分の力のなさを痛感する一年でした」。
ルーキーながら18試合に出場した阿部選手は、｢(リーグ戦を振り返ってみて)踏ん張らないといけないところで踏ん張れなかったのが、(降格した)一番の原因かなと思います。個人的には出番を与えてもらったわりには仕事が出来なかったですし、Jとかガンバに慣れるのに精いっぱいで、あまりチームの力になれなかったっていうのが正直な感想です｣。
今季途中にケガからの復帰を果たした川西選手は、｢最終節なんかオレが出た瞬間に失点してしまって……。それが悔しくて。何も出来なかった自分っていう後悔しかないです。完全に力不足でした…｣と、それぞれ複雑な胸の内を教えてくれました。

　しかし、ガンバのシーズンはまだ終わっていません！

　｢これでJ2に落ちるんか？っていうくらいの強さを天皇杯で魅せて、楽しく終わりたいですね｣と加地選手が言うように、天皇杯はセレッソ大阪との大阪ダービーを延長戦の末に1-2で制し、12月29日に行われる準決勝への進出を決めています。1月1日に国立で行われる決勝戦、そして、タイトル獲得へチーム一丸となって戦う選手、スタッフに最後まで熱い応援をよろしくお願い致します。

　それでは『ガンぴあ』のラスト更新として、未掲載だった写真をお届けします。

12月23日に大阪長居スタジアムで行われた天皇杯準々決勝での勝利の儀式『ワニナレナニワ』。	練習中の1コマ。紅白戦を前に、みんな真剣な表情で松波監督が説明するボードを見ていました。
松波監督の誕生日で、バースデーシャワーのタイミングを伺っていた時の模様。今野選手はシュート練習をして、その時を待っていました(笑)。	これも松波監督の誕生日から。出遅れた家長選手がクーラーボックスを手に、走って向かっている様子です。

練習後には報道陣からケーキのプレゼント。

練習風景より、川西選手の謎のポーズ!?を。

倉田選手とレア…じゃなくてエドゥワルド選手だったはず??

練習後、クールダウン中の家長選手と内田選手。内田選手の手が気になります。	写真左からジョンヤ選手、大森選手、家長選手。…家長選手の髪型はよく変わっていました。
練習後に現れたGK(？)藤春選手。	大森選手もGKに挑戦!?　見事なジャンプでした。

シーズン途中に加入し、15試合で14ゴールをあげたレアンドロ選手。

楽しそうにリフティングをしていた阿部選手。

ここから『ファン感』写真を少し。 販売の手伝いをする明神選手。

写真左より西野選手、藤春選手。藤春選手がやや隠れ気味なのが気になります。

エドゥワルド選手はこんな格好をさせられていました。

二川選手のうしろに写っている阿部選手がなぜこんな表情だったのか分かりません(笑)。

2月に行われた後援会より。確か、扮装して客席に紛れ込んだ選手を探しだす、というゲームだったと思います。写真左より藤春選手、サポーター(？)に扮した二川選手です。

 

　今年も選手の素顔を届けてきた『ガンぴあ』の更新はこれで最後になります。1年間のご愛読ありがとうございました！　リーグ戦は残念な結果に終わりましたが、1年でJ1復帰を果たすためにも、これからもガンバを応援し続けてください。

　また皆さんにお会いできることを祈りつつ……良いお年を！

 

（取材・文　金子裕希）

（12月27日更新）

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