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「新しい歌謡曲の形を見つけたいんですよ」
ルーツミュージック×歌謡のメロディ×現代のリアリティ
共有という渦から抜け出し、己の聖域=『Sanctuary』を築け――!
中田裕二撮り下ろしインタビュー&動画コメント

 SNSで何もかも共有され、人生を侵食する他人の膨大な情報量に飲み込まれ、我々はいったいどこに流れ着くのか。“みんなが知ってる”ことだけが、本当に自分にとって大切な価値なのか。そんな混迷する現代社会に鳴り響く、中田裕二のプライドであり、メッセージであり、願いにも似た孤高の8thアルバム『Sanctuary』は、相変わらずハイクオリティで独壇場な個性際立つ楽曲群がズラリ。昨年、『NOBODY KNOWS』(’18)で中田裕二の新世界を引き出し、今年に入っては槇原敬之、YUKI、あいみょん、秦 基博らのアレンジを立て続けに手掛けている才人・TOMI YOを引き続き迎えつつ、一方では、ソウル・フラワー・ユニオンの奥野真哉(key)、GREAT3の白根賢一(ds)、COUCH, benzoの平泉光司(g)、初恋の嵐の隅倉弘至(b)らライブではおなじみのメンバーとのスタジオセッションも敢行。様々な化学反応も、時代の空気も、積み重ねてきた歌心をも音にした、中田裕二の絶対的で圧倒的な“聖域”がここに完成した。そして、リリース翌日から始まる『TOUR 19 “Sanctuary”』、その大阪公演は、かつて椿屋四重奏時代にも成し得なかった初の大阪・なんばHatch。「自分の中でもこの作品は、何かちょっと神聖な感じがあるんです。誰も立ち入れない確固としたものがある」。音楽しか生きる術はない“LOST GENERATION SOUL SINGER”が打ち立てた、輝ける結晶たる今=『Sanctuary』を語る――!

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より音楽だけが拠り所になってる(笑)
 
 
――前作『NOBODY KNOWS』(’18)のインタビューでは、“音楽人生の中でも一大リフレッシュ作品”だとか、“圧倒的に音楽が楽しい”とも言っていて。ここまでキャリアを積んできて、またそういう気持ちになれたんだなと。
 
「そうですね、より音楽だけが拠り所になってる(笑)。あとはやっぱり、他人と共同作業をし始めたことでアレンジの考え方とかも変わって。今までは全部セルフでやって当たり前なスタイルだったから、“人と一緒に音を作り上げていくのってすごくいいな”と思ったのはデカいですね」
 
――でもそれ、以前がっつりバンドをやってた人とは思えない発言だね(笑)。
 
「アハハハハ!(笑)」
 
――前作でのTOMI YOさんとの出会いで、あからさまに新しい世界観が音にも出てたもんね。
 
「今回は結構内省的な、自分の奥に入っていくようなパーソナルな曲はTOMIさん、外にドーンとエネルギーを放出するような曲はバンドアレンジ、みたいに分かれてて。TOMIさんともっと音で遊びたいのもあったし、意外とライブのメンバーと一緒にアレンジとかはしてこなかったので録ってみたいのもあったし。ロックバンド編成のアレンジって俺の独特な感じがいい具合に出るから、ヘンなこだわりもあったんですよね。でも、このメンバーなら委ねちゃってもいいなと思えたし、むしろその方が面白くなるかもなって。ザ・ブラック・キーズとか、ちょっと古いテイストを今っぽくやるバンドサウンドが理想なんだけど、その辺のルーツロックに長けてるメンバーだからアイデアもいっぱい出てきて。例えば、平泉(光司・サポートg)さんは、俺と全く違うフレーズ、全く違う間でギターを入れてきたりするので、基本的な叩き台は作ったけど、スタジオに3回ぐらい入って、細かいところはほとんどバンドにやってもらいました。ソロになってから初めてバンドらしい曲の作り方をしましたね」
 


――人に委ねるときって、ちょっと奇跡待ちみたいなところもあるよね。
 
「あるある! “マジック起こんないかな?”みたいな。そういう意味でも、やってよかったですね。俺はちょっと音を詰め過ぎちゃう傾向があるから情報過多になって、それが歌をマスキングしてたところもあったと思うんですよ。だから今回はみんなのおかげで、歌が前面に出てきてるなぁと」

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自分が次にどういうスタイルでやっていくのかが明確になってきた
 
 
――あと、毎回作風が変わっていく中田裕二が、今回は初めてに近いぐらい前作からのモードの継続性を感じて。今まではあっちに行ったりこっちに行ったりしてたのが、ついに2作連続同じ方向に進んだというか。
 
「何かね、イメージが固まってきた感じが、自分が次にどういうスタイルでやっていくのかが明確になってきた感じがして。それを言葉にすると、“温故知新”ですよね。ルーツミュージックを土台に感じさせながら、その上に歌謡性があって、かつ現代のリアリティがある。その3つをうまくミックスした音楽を自分は作りたいんだなって。そもそも俺が聴いてきた音楽が、そういう造りだったんですよね。CHAGE and ASKAにしても安全地帯にしても、脈々とあるルーツミュージックをベースにして、日本の歌心があって。でも、サウンドには時代の空気がしっかり入ってる。それを聴いて育ってるから、やっぱりそこが理想になっちゃうというか」
 
――ただ斬新なだけでもないし、かと言ってリバイバルなだけでもない。
 
「そうなんですよ。どこかに偏ったものではなくて…仏教用語で言うところの“中道”に落ち着くんですよ(笑)」
 
――中田くんは飽き性でもあるし、1つのイメージを持たれたくないとも言ってたけど、そういうカウンターイズムを超えて、今は理想を形にしたいというか。
 
「分かりやすく言うと、新しい歌謡曲の形を見つけたいんですよ。毎回いろんなアプローチはするけど、結局、俺の曲ってどうしようもなく歌謡感があるから。そこはやっぱり武器だと思うし、独特な音楽が作れてるなって」

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それぞれのコースを、それぞれのペースで
それぞれのゴールを目指して走ってる
“それって人生そのものじゃないか?”と思って
 
 
――それこそ『ランナー(Album Mix)』(M-2)なんかは、その最たる形のような。今の世界のトップチャートにはバンドなんかいなくて、ラッパーが時代を動かしてるという意味でも。
 


「椿屋(四重奏)の曲でも『NIGHTLIFE』(’10)とかはあったけど、さらに不思議な曲が作れたなって。最近はラップもするし歌も歌うしみたいなハイブリッドな人たちが多いから、アンダーソン・パークとかその辺はすごい好きで聴いてますね。あと、『ランナー』はラップというか“ラップ調”だと思ってて、そういう曲調でうまくメロディを乗りこなしてる、ヒップホップルーツのシンガーソングライターみたいな人たちは面白いなって。まぁ、最たるところではエド・シーランとかもそうだと思うし」
 
――そもそも『ランナー』ができたのは、友人が東京マラソンに参加したのがきっかけだと。
 
「東京マラソンを観て、市民ランナーに感動したという(笑)。それぞれのコースを、それぞれのペースで、それぞれのゴールを目指して走ってる。“それって人生そのものじゃないか?”と思って、一気に歌詞を書いたんですよね。この歌詞を形にするには、ラップのビートに言葉を乗せていくのがやりやすいなと思って。しっかりメロディを付けていくと、なかなか言葉にしづらいから」
 
――ちなみに、実際に走った人に話を聞くと、沿道からの声援がマジで力になるらしいね。
 
「俺も“頑張れ〜!”って声をかけたもん。何か言いたくなるのよ。みんなそれぞれに走るテーマがあって、街のPRをしながら走るゆるキャラとかもいて(笑)。行きの往路はみんな“イェ〜!”とか手を振ったりパフォーマンスするんだけど、帰りの復路は超へこたれてる(笑)」
 
――もう疲れ果てて(笑)。それも何だか人生の折り返し地点っぽいね。

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『Deeper』以降の俺の新しい形
 
 
――『thickness』(’17)ぐらいまでは、1曲目にそのアルバムのダイジェストみたいな全部入りの曲が入ってたけど、前作『NOBODY KNOWS』以降の傾向としては、中田裕二はアルバムの1曲目で“怒る”っていう(笑)。
 
(一同笑)
 
「まぁやっぱり今の時代を歌うとなると、自然とそうなっちゃうよね。怒ってるというか、モヤモヤしてる人たちがいっぱいいるだろうなって。そういうところを言葉にしたくなっちゃうんですよ。そこが自分の中でのリアルかなぁ。今は1曲目からいきなりエロいラブソングとかではないかなって(笑)」
 
――今までは生きててこんなにモヤモヤしなかったもんね。最近はホントそう思う。
 
「そうでしょ? 俺自身もすごいモヤモヤしてるし、それはやっぱり形にしていくべきだなと」
 
――そんな『フラストレーション』(M-1)から幕を開ける今作だけど、TOMIさんアレンジはこの曲と、『月の憂い』(M-4)『テンション』(M-5)『ONLY I KNOW』(M-8)『終わらないこの旅を』(M-10)と、アルバムの半数にまでなって。当初からここまで増やそうとは思ってた?
 
「それはもう前作を作ってたときから、TOMIさんに宣言してた(笑)。ある程度デモは自分で作ってそこから広げてもらう感じで、返ってきたところに今度は自分でどういうギターを重ねようかな、みたいなやりとりを3〜4回して作って。もうすごい信頼してますね」
 
――例えば、『月の憂い』とかはメロディだけを聴くとベーシックな曲だし、『BACK TO MELLOW』(’14)の頃ならもっと歌謡AORなアレンジになってたんじゃないかと。でも、この曲を’19年にやるとなったら。
 
「そこは自分なりに現代感のあるビートに乗せたいなと。言わば、『Deeper』(’17)以降の俺の新しい形ですよね」

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歌うべきことは本当に、そのときそのときの今の自分だなって
 
 
――『ONLY I KNOW』は恒例の“化粧品CM勝手にタイアップ曲”みたいな感じもするけど、今までやってきたことのトレースじゃなくて、同じことをしようと思っても新しい形になってる。
 
「TOMIさんのアイデアがそうさせてくれてるところもあるし、俺も意識的にどんどん新しい方に向かってますね。ただ、最初はバンドアレンジも含めてそれぞれの曲の雰囲気が結構違うから1つにまとまるのかなと思ってたら、結局、俺の声でまとまった。俺の曲で俺の言葉で俺の声であれば、まぁ問題はないのかなって」
 
――冒頭の『フラストレーション』『ランナー』と聴いた後の、『誰の所為』(M-3)の安心感がすごいもんね(笑)。中田裕二節みたいなものを本当に感じる。
 
「得意得意(笑)。俺はやっぱりソウル、R&Bが好きだから…って言いながらバンドの頃はゴリゴリのギターを弾いてたけど(笑)、曲作りはリズムをメインに考えちゃうところがあるので、ギターはオーソドックスな感じが好きかも」
 
――当時あれだけ複雑なフレーズを弾いててよく言うよっていう(笑)。
 
「ね(笑)。そこはまぁ一周して、ギターはリズム楽器かなという結論に至りましたね」
 
――『レールのない列車』(M-7)はカントリー風味も感じる、スケール感のあるブリティッシュロックみたいな。
 
「これは平泉さんに“もうルーツ感丸出しでやってください”ってギターのアレンジも任せて。俺がやっちゃうと世代的なところでちょっとオルタナ感が出ちゃうんですよ。そこをあえて、もっとベタベタな感じにしたくて」
 
――この曲の歌詞の端々の“連れて来られた”とか、“すでに運ばれてる”とかには、中田くんの人生観を感じるなと。
 
「『ランナー』もそうなんですけど、人生って実は自分のコントロールできない流れの中にあるのかなって。だから、自分で何とかしようと思い過ぎると、壁にぶち当たっちゃう。そういうときに流れに身を任せてみると意外と答えが出てきたりして…もう俺の人生そのもの(笑)。やっぱり自分で何とかしようと思い過ぎてたところがすごいあって、それでどんどん苦しくなってたんで。そこで人に委ねてみるっていう」
 
――例えば20代とかなら、自分の運命は自分で切り開くって思うもんね。
 
「絶対にそう思うよね。可能性を過信するというか。でも、若い頃はそれがないとダメでもあるんだけど。自分のことが知りたいと追求して追求して追求した果てに、自分じゃ分からないんだと気付く。そういうことが歌詞にも出るようになってきましたね。昔の歌詞はやっぱり、自分でどうにかしようとしてるもん。でも、だから過去はダメだったとかではなくて、その場その場で自分が出した答えの積み重ねが今だと思うんで。歌うべきことは本当に、そのときそのときの今の自分だなって。そういう意味では、ちゃんと歌ってきたなと思います」

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自分の中でもこの作品は、何かちょっと神聖な感じがあるんですよ
誰も立ち入れない確固としたものがある
 
 
――タイトル曲と言える『サンクチュアリ』(M-9)は、実は『thickness』の制作時にはあった曲だと。
 
「もう半分録ってたんですけど、『thickness』じゃないなって。何か完成してないなと思って、次の『NOBODY KNOWS』にも入らなくて。でも、いい曲だからちゃんと形にしたいなとずっと思ってたんで、じゃあ今回はそこからタイトルをもらっちゃおうと。アレンジは、“ホーンにしたら面白いんじゃないか?”ってレコーディングの終盤で気付いたときに、ようやく完成形が見えたかな」
 
スタッフ『WHEEL TRACKS』(’18)の映像の中にチラッと出てくる『thickness』のレコーディングのシーンが、まさに『サンクチュアリ』を録ってるところだったので、よく観てる人はそれに気付くと思います」
 
――確かに! そこから2年越しでタイトル曲にまで登り詰めるとは。
 
「“聖域”っていうイメージが今回の曲たちにすごい合ってたんですよね。自分の中でもこの作品は、何かちょっと神聖な感じがあるんです。誰も立ち入れない確固としたものがある。それこそオリジナリティですよね。これはもう毎回言うけど、“こんなこと誰もやらないでしょ!”みたいな(笑)。音楽自体が俺の聖域みたいなところもありますし」
 
――かつて『MY LITTLE IMPERIAL』(’12)と名付けたアルバムもありましたけど、今回はもっと景観が大きいというか、その城すら外側から見てるぐらいの荘厳さというかね。

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俺もみんなも環境はどんどん変わるけど、自分の音楽でつながれてる
 
 
――そんなアルバムの最後を飾る『終わらないこの旅を』(M-10)は、それこそマラソン=音楽人生じゃないけど、ここまで来たら長期戦の覚悟みたいなものを感じるけど。
 
「ま、本当はすぐにでも結果は出したいんですけどね。そんな余裕はないんだけど(笑)」
 
(一同爆笑)
 
「やっぱり長年音楽をやってると、お客さんとの付き合いも長くなってきて。人生はそれぞれいろいろあるでしょうけど、その繰り返しの中でもずっとここの関係はあるというか…俺もみんなも環境はどんどん変わるけど、自分の音楽でつながれてる。人生は変わり続けるものだし、でも真ん中に変わらないものがあって、変わらないためには変わり続けなきゃいけない。人生のそういう面白さを、俺は基本的に歌にしがちなので」
 
――これだけ情報量が多くて、何もかもすごいスピードで変わっていく世の中だからこそ、そんな中でも変わらないものがすごく尊くも感じるしね。
 
「やっぱりそれがないとね。その場凌ぎの人生になっちゃうと本当に苦しいので。生きていく中でそういう不変の価値観みたいなものをいくつ持てるのか、みたいな」
 
――中田くんは年に1枚、当たり前のようにアルバムをリリースしてるけど、ここまでのオリジナリティとクオリティを常に担保できてる人は、やっぱりなかなかいないかも。
 
「一応ね、産みの苦しみは、あります。曲のネタはいくらでも作れるんですけど、それが形になるまでは、本当に必死ですよ。でも楽しい。これが生き甲斐だから。音楽を続けられてることは、本当にありがたいと思いますね」

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椿屋のときからずっとやりたかったんですよ、なんばHatchで
 
 
――今回のアルバムを作り終えたとき、何か思うことはありました?
 
「ちゃんと更新できたなって思いました。自分の成長してる姿を自分で見たいというか…若さのエネルギーで持っていける時代はもう過ぎたので(笑)。でも、人生はそこからが大事というか、人生を楽しむって=そこからを楽しむことじゃないかなぁと。最初は勢いで飛ばしていけるんだけど、作ったものをさらに高い次元に持っていくときのモチベーションが実は大切で。日本は若いエネルギーに着目しがちですけど、海外では俺と同世代の人とか、もっと上の人たちが最前線で、ヘンに無理して若作りもせず、自分の世代観とリアリティを持って、世の中にちゃんと受け入れられてる。それとともに当然、若いリスナーもいれば、もっと大人のリスナーもいるわけで。その辺の上の世代の人までちゃんと共感させられる力、それをしっかり具現化できてるところが羨ましいし、俺もそれをやらなきゃなって。そう考えると、これからもやることだらけだなって思いますね」
 
――リリース直後からツアーも始まりますが、大阪公演は過去最大キャパのなんばHatchですよ。いや~この絵面は楽しみ、なんばHatchの中田裕二。
 
「頑張ります! 椿屋のときからずっとやりたかったんですよ、なんばHatchで」
 
――椿屋の最後のツアーの大阪公演はBIGCATだったもんね。ただ、今回のツアー序盤の神戸VARIT.はスタンディングだけど、なんばHatchは椅子があるのでご安心くださいと(笑)。
 
「ずっとスタンディングだと厳しい人も最近は増えてきてますからね。俺も厳しいもん(笑)。勢いで押す曲ばっかりじゃないし、やっぱり椅子あった方がいいかなって。今回は打ち込みの曲も多いから、今までとはちょっと印象が変わるんじゃないかな? でも、ダークに攻めるゾーンは必ずあるから」
 
――そこはもうお客さんに自主的に立って座ってしてもらって(笑)。最後は結局、汗だくなってね。
 
「そうそう。今回もビショビショ裕二、観に来てください(笑)。あとは、ツアーに来るたびに新しさがあるというか、“あ、中田裕二は次に行こうとしてるんだな”っていうのを、きっちり観せられたらいいなと思ってます!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
Photo by 河上良(bit Direction lab.)

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(2019年5月15日更新)


Check

Movie

話すととっても優しいよ(笑)
中田裕二からの動画コメント!

Release

配信2曲を含むハイクオリティな最新作
堂々の8thアルバムがリリース!

Album
『Sanctuary』
【初回限定盤DVD付】
発売中 3500円(税別)
Imperial Records
TECI-1642

<収録曲>
01. フラストレーション
02. ランナー (Album Mix)
03. 誰の所為
04. 月の憂い
05. テンション
06. 幻を突き止めて (Album Mix)
07. レールのない列車
08. ONLY I KNOW
09. サンクチュアリ
10. 終わらないこの旅を

<DVD収録内容>
『LINE LIVE 2018』
01. マレダロ
02. 正体
03. ランナー
04. 星屑のステージ
05. 誘惑
06. いばらのみち
- Bonus Tracks -
07. シンデレラ
08. moonlight
09. 終わらないこの旅を

【通常盤】
発売中 3000円(税別)
Imperial Records
TECI-1643

<収録曲>
同上

Tour Book

見たらきっと「尊い…」と思う
ツアーパンフが各ライブ会場で販売へ

Book
『TOUR 19“Sanctuary”
 OFFICIAL BOOK』
5月16日(木)発売
3300円
B5サイズ/60P
※ツアー各公演会場にて販売。

<掲載内容>
・巻頭グラビア
・Yuji Nakada's 11 Rules
・中田裕二と私
・Sanctuary全曲解説
・不惑カウントダウンインタビュー・中編
 中田裕二の“自分探しの20代”
・巻末グラビア
 etc...
詳細はコチラから!
 

Profile

なかだ・ゆうじ…’81年生まれ、熊本県出身。’00年、仙台にて椿屋四重奏を結成。フロントマン及びソングライターとしてキャリアをスタート。’07年にメジャーデビュー。『紫陽花』(’05)『恋わずらい』(’07)『いばらのみち』(’10)に代表される、ロックバンドの枠に捉われないスケール感と個性溢れる楽曲で人気を集めるも、’11年1月に突然の解散。3.11東日本大震災の被災地/被災者に向け作られた『ひかりのまち』を震災直後に配信(収益は全て義援金として寄付)したのを機にソロへ。同年11月に1stアルバム『école de romantisme』をリリース以降、『MY LITTLE IMPERIAL』(’12)『アンビヴァレンスの功罪』(’13)『BACK TO MELLOW』(’14)『LIBERTY』(’15)『thickness』(’17)『NOBODY KNOWS』(’18)とコンスタントにリリースを重ねる。’14年には、カバー曲をレパートリーの中心としたアコースティック・ライブプロジェクト『SONG COMPOSITE』から派生した同名のカバーアルバムも発表。確かな歌唱力に裏打ちされた艶のある歌声、幼少時に強く影響を受けた70~90年代の歌謡曲/ニューミュージックのエッセンスを色濃く反映したメロディを核に、あらゆるジャンルを貪欲に吸収したバラエティに富んだサウンドメイクと、様々な情景描写や人生の機微をテーマとした詞作によるソングライティングへの評価は高い。’19年5月15日に、8thアルバム『Sanctuary』をリリースした。

中田裕二 オフィシャルサイト
http://yujinakada.com/

Live

憧れの初の大阪なんばHatch公演も
リリース直後にツアーが開幕!

 
『TOUR 19 “Sanctuary”』

【埼玉公演】
▼5月16日(木)HEAVEN'S ROCK
さいたま新都心 VJ-3

Pick Up!!

【神戸公演】

Thank you, Sold Out!!
▼5月18日(土)17:00
神戸VARIT.
オールスタンディング5000円
夢番地■06(6341)3525
※3歳未満は入場不可。3歳以上は有料。

【愛知公演】
▼5月19日(日)ダイアモンドホール
【福岡公演】
▼5月25日(土)スカラエスパシオ

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード141-792
▼6月1日(土)17:00
なんばHatch
全席指定5940円
夢番地■06(6341)3525
※3歳未満は入場不可。3歳以上は有料。公演当日、3歳以上小学生以下は年齢確認のできる身分証を、中学生は学生証を提示で2000円返金。

チケット情報はこちら

 
【静岡公演】
▼6月2日(日)SOUND SHOWER ark
【広島公演】
▼6月8日(土)広島クラブクアトロ
【東京公演】
Thank you, Sold Out!!
▼6月15日(土)EX THEATER ROPPONGI
【宮城公演】
▼6月22日(土)仙台 darwin
【神奈川公演】
Thank you, Sold Out!!
▼6月23日(日)ランドマークホール
【北海道公演】
▼6月30日(日)cube garden

Interview & Report History

「今が一番音楽をやっていて楽しい」
自分の“好き”=価値観は、自分が決める
シーンに進攻するここにしかない声と音楽
『NOBODY KNOWS』!
撮り下ろしインタビュー('18年)
特設ページはコチラ!


「自信を持って、これは
 “誰にも作れないはずだ”って言える」
宿命に逆らわず、時代に従わず、
己の音楽を高らかに鳴らす
これが中田裕二の戦い方=『thickness』!
撮り下ろしインタビュー('17年)
特設ページはコチラ!


「何かすごく大きな変化が
 自分の中で生まれつつある」
業も使命もプライドも
ソロ5周年に自らをブレイクスルーする
『THE OPERATION/IT'S SO EASY』
撮り下ろしインタビュー('16年)
特設ページはコチラ!


中田裕二の逆襲たる『LIBERTY』解剖計画
時代を超えて生まれる歌
世代を超えて生きる歌
初ホールツアー開幕に捧ぐ
撮り下ろしインタビュー【後編】('16年)
特設ページはコチラ!


中田裕二の逆襲たる『LIBERTY』解剖計画
消えない情熱とシーンへの苛立ちすらも
自由への序章にした『STONEFLOWER』
撮り下ろしインタビュー【前編】('16年)
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中田裕二、ビルボードライブ大阪に初登場!
自身のプレ・バースデーに行われた
記念すべき一夜、サプライズに新曲もありの
2ndステージを完全再現レポート('15年)
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「椿屋四重奏で出来なかったことが
 ようやく出来ました」
孤高のソングライティングで
AOR/歌謡曲をアップデートする中田裕二の
輝ける第二幕『BACK TO MELLOW』!
撮り下ろしインタビュー('15年)
特設ページはコチラ!


歌手・中田裕二から
素晴らしき名曲たちに愛と敬意を込めて
解放と挑戦の絶品カバー盤
『SONG COMPOSITE』
撮り下ろしインタビュー('14年)
特設ページはコチラ!


YesもNoも、時代も歌謡もロックもロマンも
背負い込んで。中田裕二の会心の
3rdアルバム『アンビヴァレンスの功罪』
撮り下ろしインタビュー('13年)
特設ページはコチラ!


中田裕二がシーンに築いた絶対領土
『MY LITTLE IMPERIAL』!
やりたい放題の2ndアルバムを異端児にして
偉才が語る撮り下ろしインタビュー('12年)
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椿屋四重奏解散、3.11、そして
初のソロアルバム『école de romantisme』
を語る撮り下ろしインタビュー!('12年)
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ライター奥“ボウイ”昌史さんの
オススメコメントはコチラ!

「ぴあ関西版WEBでの中田裕二のインタビューは、アルバム8枚全作に加え、シングルとかカバーアルバムもやってるので、もうフォルダが何個あるか分からなくなってきました(笑)。それだけ彼がコンスタントに作品を出してきた、しかも毎回かなりのクオリティで、っていうことなんですよね。『Sanctuary』もまさにそうで、前作でのTOMI YOさんとの相性が抜群だったので次はガッツリやってほしいな~と思ってたら、さすがの出来ですよ。今作で特にお気に入りだったのは『テンション』で、これ、かつてソロ5周年のときにツアーパンフ『歌謡サスペンス劇場』('16)内で行われた楽曲人気投票“ナカダ・ベストテン”なら、確実に一票入れてる最高のポップスですよ。と、いうわけで? 恒例の告知タイムです(笑)。今年も『TOUR 19 “Sanctuary” OFFICIAL BOOK』、制作を担当しました~! 今回は少し趣を変えて、ため息が出るぐらい美しい、尊い、中田裕二を目指してみました。よってグラビアも増量、20代を振り返る連載企画では、今だから話せる椿屋四重奏時代を初出しの秘蔵写真とともにガッツリ語ってもらいました。もちろん、他にも中田裕二の今が分かるテキストと企画がてんこ盛りの豪華ツアーパンフ、ぜひ『Sanctuary』とともにご堪能ください!」