負ければV戦線から1歩後退してしまうというプレッシャーのかかる中、11月3日にナビスコ杯王者の鹿島アントラーズと対戦したガンバ。前半は連動やアグレッシブさを欠く、らしくないサッカーで鹿島に主導権を奪われたが、システムを変更して臨んだ後半。相手CKからのカウンターに、“左サイドのスピードスター”(大塚選手命名)こと藤春選手が縦へ猛烈なスピードで走り込み左サイドからクロスをあげ、そこにラフィーニャ選手が頭であわせてゴール！　その後はこの1点を守り切り、勝ち点3ポイントを手にしました。

　とはいえ、首位の柏レイソル、3位の名古屋グランパスも勝ったため、順位に変動はなし。残り3節、どうなるのか。2005年のドラマ再び――を信じて、負けられない戦いを続けるガンバ戦士たちと共に戦いましょう！

 

　さて、そんな正念場が続く中、今季最後の登場選手となったのはこの方！　約1年ぶりの登場となる“大阪暮らしのハヤトッティ”(宇佐美選手命名)を直撃してきました。

 

――お久しぶりです。約1年ぶりの登場となりますが、この1年の間で何か変化はありましたか？

｢変化ですか(笑)。なんやろ……最近は本を読み始めました｣ ――今まではあまり本を読むことはなかったんですか？ ｢ほとんど読んだことはなかったです。漫画とかはありますけど、文字だけのは読まなかったですね。でも、最近読み始めて面白いな～と｣ ――どんなのを読んでいるんですか？ ｢最初は『不器用なドリブラー』(会津泰成･著)っていうのを読んで、最近は嫁が買った『白夜行』と『幻夜』(共に、東野圭吾･著)を読んでいます｣ ――『不器用な～』はサッカーものですよね。なんでまた本を読みだしたんですか？ ｢『不器用なドリブラー』の主人公である永井選手(JFL･FC琉球)がTwitterで紹介していたので面白そうだな～と思って。サッカーだし、読んでみようかな～って｣

↑本を読みだしたという佐々木選手。 お勧めを教えてあげてくださいね!?

――やっぱりサッカーがきっかけになるんですね(笑)。そういえば、Twitterを始めたんですよね？　きっかけは何だったんですか？

｢いや……blogより簡単かな～って(笑)。周りもやっていましたし、文章は短くていいし、すぐできるし(笑)｣

――blogは放置されていましたからね(笑)。

｢はい(笑)。Twitterの方が合っています(笑)｣

――けっこうマメに呟いていますもんね？

｢1日1回はやろうかなと、一応は(笑)｣

――それがどこまで続くのか気になるところです(笑)。

｢ふふふ(笑)｣

――飽きっぽいというか、……確か面倒臭がりでしたよね？

｢はい、面倒臭がりです。でも、Twitterだと一言と画像を載せるだけなので｣

――blogもそんなに大差ないような気もするんですけどねぇ。

｢いやいやいや、blogだと文章を考えなきゃいけないじゃないですか～！｣

――長文じゃなくても写真と文章2～3行くらいでも成り立つと思うのですが(笑)。

｢やっぱりTwitterのが一言で済むので楽ですね(笑)｣

――分かりました(笑)。それにしてもTwitter上でよくチームメイトと交流していますよね？

｢あははは(笑)。いつも会っているのにネット上でも絡むっていうね(笑)｣

――あれを見ると、ガンバって本当にみんな仲がいいんだな～ってほっこりします(笑)。
……で、え～とちょっと話が変わって申し訳ないんですが、小指のマニキュアがすっごい気になるのですが。

｢あははは！(笑)　そうです。塗っているんですよ｣ ――それは何か意味があって?? ｢いや、ないです。ないっす、ないっす。……でも、前に1回塗ってみたときに調子が良かったので止めんとこうかな～って思って。ずっとやっておいたほうがいいかなって｣ ――ああ、ゲン担ぎで！　意味あるじゃないですか(笑)。そういうのは気にかける方ですか？ ｢そうですね。調子がいい時のは続けていこうかなって｣ ――ちなみに何でマニキュアを塗ってみようと思ったんですか？(笑) ｢たまたまです(笑)。嫁がやっているのを見て、やってみようかなって(笑)。どんな感じになるのかな～って(笑)｣

↑佐々木選手の小指の爪をよ～く見てください。

――ああ、好奇心だったんですね(笑)。色が黒だから、パッと見た時、どこかに爪を挟んだのかな？って思いましたもん。

｢みんなにそう言われます(笑)｣

――やはり(笑)。色はずっと黒なんですか？

｢黒と間に青とか入れていたんですけど…黒だけのがいいかなって(笑)。そんなに凝っていても気持ち悪いかなって(笑)｣

――いっそ奥さんにデコってもらいましょう(笑)。

｢いやいや、それだとやりすぎになるので(笑)｣

――ちょっと見てみたいですけどね(笑)。ちなみに、マニキュアを塗っている以外で何かゲンを担いでいることってあったりしますか？

｢う～ん、試合前はずっと同じリズムで生活をすることを心がけているくらいです｣

――例えば？

｢試合前に湯船につかって交代浴をしたり、出発するギリギリまでお風呂に浸かっていたりします｣

――そうやって身体をほぐして、試合に備えているんですね～。
さて、今季はガンバの選手を絡めた質問がありまして。他人に勧める場合、親友、彼氏、旦那にぴったりな選手を教えてください。

｢誰やろう……旦那は……フジさん(藤ヶ谷選手)。なんか全然怒らなそうやし、家のこともやってくれそうやし。絶対怒らなそうですもん｣

――確かにそんなイメージがありますよね。ほかはいかがでしょう？

｢親友は……ハシさん(橋本選手)。頭が良くて何でも知っているので、相談したら何でも教えてくれそうかなって思います｣

――ああ、的確なアドバイスをくれそうですよね。実際に相談することはあるんですか？

｢試合中はけっこうアドバスをしてくれるんですけど、プライベートでの相談はあまりしないので(笑)｣

――あれ、そうなんですね(笑)。では残る彼氏枠はどうしましょう??

｢彼氏……彼氏……(長考)……えーと、加地さん。面白いですし、色んなところに連れていってくれそうです｣

――なるほど。笑いのセンスはちょっと……ということをよく聞きますが(笑)。

｢ないですけど、それが逆に面白いというか(笑)｣

――ああ、スベリ芸の粋に達していると(笑)。笑いに関してはみなさん厳しいですねぇ。
さてさて、選手に関する質問がもう１つありまして。どなたか選手1人にキャッチフレーズを付けて頂けますか？

｢キャッチフレーズ!?｣

――はい。宇佐美選手は佐々木選手に対して、“大阪暮らしのハヤトッティ”って言っていました。

｢マジですか(笑)｣

――はい(笑)。あとは、武井選手が藤春選手に対して“ゆとり教育の賜物”と。

｢あははは！　確かに(笑)。でも、難しいですね……どうしよう……難しッ！｣ ――これ、けっこうみなさんを悩ませてしまうんですよ。 ｢……(笑)……誰やろ……(悩み中)……アツシ……アツシ(木村選手)で、““ナニワのラッパー木村敦志”で(笑)｣ ――ラッパーなんですか(笑)。 ｢アツシはラップがめっちゃ上手いんですよ｣ ――そうなんですね！　それにしても、今回の“ナニワのラッパー”といい、前回、藤春選手が付けた“夜のテクニシャン”(藤春選手曰く、盛り上げ上手ってことです)といい……完全に木村選手のキャラが不思議なことになっています(笑)。 ｢あははは！　大丈夫ですか、アツシ(笑)。ま、でもあいつは大丈夫でしょうね(笑)｣

↑キャッチフレーズ付けには、思わず笑いだすほど大苦戦していました(笑)。

――サポーターの方は木村選手のキャラは分かっていると思うので大丈夫かと(笑)。ただ、たまたまこれを見た読者にとっては、どんな選手やねん！ってなるのかもしれませんが、木村選手を窓口にガンバに興味を持ってもらいましょう(笑)。

｢ふふふ、はい(笑)｣

 

約1年ぶりの登場となった佐々木選手の前編はいかがだったでしょうか？　もし、間近で佐々木選手を見る機会があったら、小指の爪をチェックしてみてください。進化してネイルアートをしているかもしれませんよ??
次回はサッカー編をお届けします！(次回更新11月25日予定)

 

（取材・文　金子裕希）

（11月11日更新）

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