ホーム > ガンバ大阪×ぴあ WEB連載『ガンぴあ SEASONⅢ』
藤春廣輝(ふじはる・ひろき)●’88年、大阪府東大阪市出身。背番号15/ポジションDF。東海大仰星高校→大阪体育大学を経て、’11年にガンバ大阪に入団。大阪体育大学時代の08年に大学サッカーの全国大会『総理大臣杯』を制して大学日本一に輝いた経験を持つ。豊富な運動量と積極的な攻撃参加を武器に、入団1年目から出場機会を獲得。3月1日のACL、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)戦で公式戦初出場を果たし、5月15日の対アビスパ福岡戦でJリーグデビュー。左サイドバックの新戦力として期待がかかる。
ガンバ大阪・オフィシャルサイト
http://www.gamba-osaka.net/
ガンバ大阪応援番組
『ガンバTV~青と黒~』
毎週月曜・深夜1:35~ MBSにて放送中
※放送時間は変更の場合あり
【ガンバ大阪 ホームゲーム】
Pコード592-080 発売中
『J1リーグ戦』
▼11月3日(木・祝)14:00
〈vs 鹿島アントラーズ〉
▼11月26日(土)14:00
〈vs ベガルタ仙台〉※ホーム最終戦
BOX-S席-5000円 SS席-3500円
SM席(自由席)・大人-3000円
小・中学生-1500円/ほか
万博記念競技場
ガンバ大阪[TEL]06-6875-7744
チケット購入はコチラ
『第91回 天皇杯全日本サッカー選手権大会
3回戦』
Pコード819-212 発売中
▼11月16日(水)19:00
〈vs 水戸ホーリーホック〉
SS席4500円 S席(ゾーン指定)3500円
SA席(ゾーン指定)2500円/ほか
万博記念競技場
ハローダイヤル[TEL]03-5777-8600
チケット購入はコチラ
※チケットぴあの店頭および、サークルK・サンクス、セブン-イレブンでも購入できます。
【ガンバ大阪 アウェイゲーム】
『J1リーグ戦』
▼11月19日(日)14:00
〈vs アルビレックス新潟〉
東北電力ビッグスワンスタジアム
▼12月3日(土)15:30
〈vs 清水エスパルス〉※リーグ最終戦
アウトソーシングスタジアム日本平
※チケットの発売情報についてはコチラでご確認ください。
今シーズンご愛読頂いた感謝を込めて、11月26日(土)のホーム最終戦に1組2名様をプラチナシートにご招待!! 下記応募フォームよりふるってご応募ください。
【対象試合】
●11月26日(土)14:00
@万博記念競技場
〈vs ベガルタ仙台〉
【締切】11月21日(月)13:00
第1回(2月16日更新)はコチラ
第2回(2月25日更新)はコチラ
第3回(3月14日更新)はコチラ
第4回(3月25日更新)はコチラ
第5回(4月8日更新)はコチラ
第6回(4月22日更新)はコチラ
第7回(5月13日更新)はコチラ
第8回(5月27日更新)はコチラ
第9回(6月10日更新)はコチラ
第10回(6月27日更新)はコチラ
第11回(7月11日更新)はコチラ
第12回(7月22日更新)はコチラ
第13回(8月12日更新)はコチラ
第14回(8月26日更新)はコチラ
第15回(9月9日更新)はコチラ
第16回(9月22日更新)はコチラ
第17回(10月14日更新)はコチラ
上位3チームに優勝の可能性があり、未だ混戦状態が続いているJ1リーグ戦。10月15日に行われた3位・名古屋グランパスとの一戦に敗れたガンバ大阪は首位の座を柏レイソルに明け渡してしまいましたが、勝ち点差はわずかに2ポイント。残り4節あることを考えると、首位奪回のチャンスはまだまだあります。まずは、11月3日(木・祝)の鹿島アントラーズ戦の勝利を、スタジアム一体となって目指しましょう!
さて、今回は22日に行われたモンテディオ山形戦(5-0で勝利!)でプロ初ゴールを決めた藤春選手のサッカー編をお届け。これを読むと、藤春選手に初ゴールが生まれた理由が分かるかも!?
――サッカーを始めたきっかけは何だったんですか?
「小さい時にたまたま高校サッカーをテレビで観て、それでやろうって思いました」
――たまたま高校サッカーをテレビで観て…ってことは、家族がサッカー好きだったとか?
「いや、それもないですね~」
――ということは、藤春選手が藤春家で初めてサッカーに目覚めたんですね(笑)。
「そうっすね(笑)」 ――何歳くらいから始めたんですか? 「小1くらいのときに、地元のチームに入って始めました」 ――ちなみにサッカー以外は何かスポーツをやっていました? 「幼稚園の時はラグビーをやっていました」 ――さすが、ラグビーが盛んな東大阪! 「そうです(笑)。なので、ラグビーにするか、サッカーにするかで迷ったんですけど、サッカーが好きやったからサッカーにしたんです」 ――なるほど。小学1年生でサッカーを始めて、こうしてプロになったわけですけど、もともとプロは目指していました? |
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「いや……どっちかっていうと、大体大の監督からプロ入りに関する話を聞いてからですね」
――となると、4回生のときですよね? それまでは、プロになろうとはあまり思っていなかった?
「そうですね。あんまり思わなかったですね。監督からこういうオファーがあるって言われて、プロで頑張ってみようかな~って感じでした」
――ああ!それで1ヵ月間マクド生活っていうのが出来たんですね(笑)。
大学時代は他のチームの練習に参加していたと思うのですが、練習に参加したチームではなく、ガンバに入団を決めた理由は何だったんでしょう?
「ガンバはボール回しとかも上手くて……すごい良い選手、有名な選手がいっぱいいたので、強いっていうイメージを持っていて。それで、やっぱりプロになるなら、強いチームに挑戦しようと思ってガンバに決めました」
――ちなみに、入団前と後でガンバの印象が変わった部分ってありましたか?
「加地さんとかあんまり喋らない人なんかなって思っていたら全然違っていて(笑)。めっちゃ喋るし、イジられるとかだったんでビックリしました(笑)」
――加地さんのイメージが変わったと(笑)。
「はい(笑)」
――なるほど(笑)。さて、藤春選手はガンバに入団してすぐに試合に出ているんですよね。3月1日に行われた今季初の公式戦、ACLで後半途中から出場していますし。こんなに早く出場機会を得られるとは思っていました?
「いや……こんなに早く出られるとは思っていなかったので、その辺は良かったと思います」
――だた、良いスタートを切ったものの、5月の福岡戦後はベンチからも遠ざかりました。ちょっと落ち込んだりとか、焦りとかはなかったですか?
「なかったですね。試合が終わったあと、『もっとこうしておけば良かったな』とかは考えるんですけど、そのあとはもう頑張るだけなので。どちらかと言うとあんまり落ち込まないタイプです」
――そうなのですね~。切り替えが早いのは良いですね。その後、8月の神戸戦で再び出場の機会が巡ってきました。この試合ではグノ選手のゴールの起点になったり、度々攻撃に参加するなど、かなり積極的に動いていましたよね?
「そうですね。やっぱり福岡戦で積極的にいけなかった分、2度目のチャンスということで、そこは積極的にガムシャラにいこうという思いでやっていたので」
――ということは、危機感みたいなのはあった?
「そうですね(笑)。2度目のチャンスはないと思っていたんですけど、使ってくれたので。このチャンスを生かさないと、もう次はないと思ったので良かったです(笑)」
――なるほど(笑)。良い結果につながったことで、手応えも大きかったんじゃないですか?
「そうですね。少しはやれるっていう自信にもなったし……何試合かやっていくうちに分かりあえたこともありますし……」
――どういう部分が?
「周りが声をかけてくれてサポートしてくれたので、試合を重ねていくことでコミュニケーションや連係がどんどん良くなっていったと思います」
――良くなっていく中、下平選手がケガから復帰したことで再びベンチスタートになりましたけど、どこか悔しさっていうのはありました?
「ちょっとはありますけど、今までそうだったので。これからどれだけ下平に挑戦していけるか……ってだけですね」
――同じ年の2人が切磋琢磨することでガンバのチーム力も上がりますしね! それでは、シーズン終盤にかける意気込みを聞かせてください。 「試合に出た時は自分の持ち味をどんどん出していって。やっぱりスタメンで出られるようにしたいですね」 ――持ち味を教えて頂けますか? 「攻撃参加の時に前に上がるスピードとか…………」 ―― ……とかの続きを(笑)。 「(笑)。運動量や縦に何回も走ったりするところが持ち味ですかね」 ――サイドの選手の運動量はすごいですもんね~。 |
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「けっこう縦に走りますからね」
――確かに! あと攻撃参加の意識が高い藤春選手を観ていて思ったのですが、昔からDFでした?
「いや、昔は前の方でした。いつか左サイドハーフをやってみたいくらい攻撃が好きです!」
――ああ、だから攻撃参加が好きなんですね。そんな藤春選手が思う左サイドバックの魅力を教えて下さい。
「まずは守備でしっかり1対1で止める楽しさもあるし、攻撃参加っていう部分では起点にもなっているので。やっぱりサイドバックがどれだけ攻撃参加できるのかっていうのでチャンスも変わってくると思います」
――ガンバは特にそうですもんね。ちなみに、1対1で止めてみたい選手はいます?
「……スピードで言うと、グランパスの永井とか。スピードでは負けへんぞっていうところで、1回勝負してみたいですね」
――来季はぜひ! そして、勝利を運んで来てください。それでは、藤春選手のサッカーでの夢を教えてくれますか?
「やっぱり試合に出続けて、スタメンを勝ち取ることですね。今は」
――それを積み重ねて、いずれ代表に……?
「それはサッカーをやっている人は全員思っていることだと思いますし、日の丸をつけてプレーしたいと思いますね」
――ちなみに、海外についてはどうでしょう?
「いや、あんまりないですね。一人ぼっちはちょっと不安みたいな……」
――え~。一人の方が好きって言っていたのに(笑)。
「いや、海外での一人ぼっちはだいぶ怖いので」
――なんか…藤春選手って大胆なのか小心者なのか、よく分かりません(笑)。
「(笑)。行ったら行ったでマイペースにやっていそうな気もするんですけどね。マクドもあるし(笑)」
――そこですか!(笑) 「あはは(笑)」 ――それでは、藤春選手にとってサッカーとはなんぞや?っていうのを教えてください。 「なんすかね……みんな『なくてはならないもの』とかって言っているんですよね?」 ――まぁ、だいたいそうですね。 「う~ん……そこまでではないから………1つの趣味ですかね?(笑)」 ――そうきたか~!(笑) 趣味って言った方は初めてですよ! まぁ、それくらいサッカーを楽しんでやっているっていうことでしょうね。 「はい。すごく楽しんでやっているんで。“サッカーは友達”じゃないですけど、“友達以上恋人未満”な感じですね(笑)」 ――……了解しました(笑)。 「あの時は多くの人が苦しい思いをしていたので、僕たちが何かできることがあれば、どんなことでも協力していきたいと思っていますし、日本全国の人が笑顔でいられることが一番なので。日本全国みんなで協力していって、東北の人に勇気を与えられるようにしていきたいです」 |
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前後編と合わせて藤春選手編はいかがでしたか? 個人的にはやっぱり不思議……というより、独特の感性を持った選手だな~と思いました(笑)。
さて、ホーム最終戦が待つ11月。今季の『ガンぴあ』登場ラストを飾るのは誰なのか、次回更新までお待ちを!!(次回更新11月11日予定)
(取材・文 金子裕希)
(10月28日更新)