ホーム > ガンバ大阪×ぴあ WEB連載『ガンぴあ SEASONⅢ』

昨季の悔しさをバネに飛躍を誓う今季
胸に秘めたある想いとは??

ガンぴあⅢ

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プロフィール

下平匠
撮影:田籠哲也

下平匠(しもひら・たくみ)●88年大阪府出身。背番号6/ポジションDF。07年ガンバ大阪ユースからトップに昇格したレフティ。昨季はケガでの戦線離脱もあり、リーグ戦は6試合の出場に留まった。その悔しさを胸に臨む今季は、左サイドバックのレギュラー定着が期待される。精度の高いクロスで得点チャンスを多数演出してくれるはずだ。

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【ガンバ大阪 ホームゲーム】
Pコード592-080 発売中
『J1リーグ戦』
▼4月29日(金・祝)18:00
〈vs モンテディオ山形〉
▼5月21日(土)19:00
〈vs アルビレックス新潟〉

『AFC チャンピオンズリーグ2011
グループステージ』

▼5月11日(水)19:00
〈vs 天津泰達(中国)〉

BOX-S席-5000円 SS席-3500円
SM席(自由席)・大人-3000円
小・中学生-1500円/ほか
万博記念競技場
ガンバ大阪[TEL]06-6875-7744
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※チケットぴあの店頭および、サークルK・サンクス、セブン-イレブンでも購入できます。

【ガンバ大阪 アウェイゲーム】
『J1リーグ戦』
▼4月24日(日)13:00
〈vs サンフレッチェ広島〉※Jリーグ再開
広島ビッグアーチ
▼5月15日(日)15:00
〈vs アビスパ福岡〉
レベルファイブスタジアム
▼5月29日(日)16:00
〈vs 川崎フロンターレ〉
等々力陸上競技場
※チケットの発売情報、試合中止による振替試合・払い戻しについてはコチラでご確認ください。

『AFC チャンピオンズリーグ2011
グループステージ』

▼5月4日(水・祝)19:30
〈vs メルボルンビクトリー(オーストラリア)〉
オーストラリア・ドックランドスタジアム

オフィシャルサポーターツアー

『ガンぴあ』バックナンバー

第1回(2月16日更新)はコチラ
第2回(2月25日更新)はコチラ
第3回(3月14日更新)はコチラ
第4回(3月25日更新)はコチラ
第5回(4月8日更新)はコチラ

『ガンぴあ SEASONⅠ』はコチラ
『ガンぴあ SEASONⅡ』はコチラ

 4月20日にホームで行われた『AFCチャンピオンズリーグ(ACL)』の済州ユナイテッド戦。負ければあとがない厳しい状況でしたが、アドリアーノ選手が2得点、さらに、後半途中から出場した武井択也選手が3点目のダメ押し弾! ガンバ大阪がこの試合を3-1で制し、グループリーグ突破条件であるE組2位に浮上しました。
 この勢いに乗って、4月23・24日に再開される『J1リーグ戦』でも、ガンバらしい攻撃的なサッカーで白星を届けてくれることでしょう!!

 さて、今回は下平選手の後半【サッカー編】をお届け。プロ5年目を迎えた今季をどんな想いで迎えたのか、などについて探ってきました。

 

――では、ここからはサッカーの話を。今季でプロ5シーズン目に入りますが、ここまでを振り返っての感想を聞かせてください。

「1年目から試合に絡めていて、2年目、3年目と順調に出場試合数は増えていったんですけど、去年はあまり出られなくて。悔しい思いをしたんで、今年はしっかり試合に出たいなって思います」

――入団当初、5年目の姿は思い描いていました?

「全然、思い描いてなかったですね。プロになれただけでもラッキーやなって自分の中では思っていて、入団当初は、とりあえず3年間はがんばろうって思っていたので……5年目はイメージしていなかったですね」

――ということは、5年もやれるとは……っていう感じ?

「はい。ホンマに大学に行こうか悩んでいたくらいなんで」

――去年はケガもあって、リーグ戦はわずか6試合の出場に留まったんですけど、やはりこれは相当悔しかった?

「そうですね。やっぱり出られなかったし、ケガもしたし、悔しかったですね。でも、やるしかないなって思っていたので」

――その分、今季にかける思いは大きいのでは……?

「はい。ミチくん(安田選手)も海外に行ったし、これでガンバがダメになったって言われたらイヤなので、しっかりやりたいですね」

――それに、左サイドバックのポジションを争う藤春選手が入ってきましたしね。いい刺激を受けているのでは?

「そうですね。おない年ですし、負けないように頑張ります」

――切磋琢磨できる選手もいて……ある意味、下平選手にとって真価が問われるシーズンになると思うんですけど、今季は開幕した翌週に東日本大震災が起こり、リーグ戦が中断しました。……モチベーションの維持は難しかった?

「練習ばかりっていう時期もありましたけど、ACLっていう目標がはっきりしていたので、そんなにモチベーションは落とさずに出来ていたと思います」


↑今季は色々と胸に期する想いがあるようです。

――こういう状況の中でサッカーをすることに葛藤っていうのはありましたか?

「そうですね。早く試合をしたい気持ちもありましたけど……いま日本がそういう状況じゃないっていうことは分かっていたので」

――本当に今までにない事態で気持ちの面でも難しかったと思います。そんな中、3月27日にヴィッセル神戸とのチャリティーマッチが行われました。久しぶりにお客さんの前での試合はいかがでした?

「ホームで、万博で出来るっていうのもあったし、やっぱり練習試合とああいう試合は雰囲気も違うし、そういう意味でも試合ができて良かったと思います」

――かなり白熱しましたよね。チャリティーマッチでは後半途中での交代となってしまいましたが、ここまでの出来……といっても、まだほんの数試合をしただけなので評価をするのは難しいとは思いますが、手応えを教えてください。

「いい試合と悪い試合の波がけっこうあって、途中交代っていうのもあって……。もう少し、積極的に出来ればいいかなって感じですね」

――積極的というのは、攻守両面において?

「はい。ACL初戦(3月1日のメルボルン戦)は今年最初の試合っていうので、多少は守備的にっていう意識が自分の中にあったんですけど、それが悪い方向に出たので。だから、もっと攻撃的にいければいいなって」

――西野監督からも、もっと攻撃的に~っていう指示はあったんですか?

「攻撃参加で前にあがったら、しっかりやりきってこい。っていうのと、あとは守備のことはいつも言われています……(苦笑)」

――ああ(苦笑)。守備といえば、前回も課題は守備って言っていましたよね?

「はい(苦笑)。もっとやっていかないとダメだなって思います」

――課題は守備なんですけど、以前と比べて磨きがかかっているプレーは何でしょう?

「クロスの精度とかっていうのは自分の持ち味でもあるし、セレッソ戦でアドリアーノのゴールをアシストしたようなクロスを増やしていければいいと思います」

――左サイドから駆け上がってのクロスですね。アドリアーノ選手も良いタイミングで飛び込んでいましたし、連携面では手応えを感じているのでは?

「まだあまり試合が出来ていないっていうのもありますけど、練習でもよくなっていくと思うし、これから試合をするごとに良くなっていくと思います」

――なるほど。さて、開幕前から主力にケガ人が出たこともありメンバーの顔ぶれがやや変わったガンバですけど、今季の魅力を教えてもらえますか?

「監督も、攻撃的に……っていうのはチームの軸としてもっとやりたいと言っていたので、そういう攻撃的なところを見て欲しいです」

――観ていて面白い攻撃的なサッカーはガンバの売りですからね! それにしても、もっと攻撃的に……となると、大変なことになりそうですね(笑)。

「はい(笑)」

――では、下平選手の今季の個人目標を教えてください。

「しっかり試合に出て、アシストなりゴールを毎試合出せるようにがんばります」

――ゴールに対する意識っていうのは高くなっていますか?

「そうですね。Jリーグ開幕戦で秋(現・セレッソ大阪の倉田選手)に先に決められちゃっているし、健太(星原選手)も去年決めたので。ガンバに同期で入った選手が先に点を獲っているのは悔しいです」

――倉田選手と星原選手はゴールに近い位置でプレーしていますからねぇ。ポジションの違いはありますが先にゴールを決められて悔しいっていうことは、同期に対するライバル意識は高そうですね??

「ライバル……っていうことはないんですけど、刺激は受けます。いい刺激は貰っていますね」

――なるほど。ちなみに、アシストおよびゴールの目標の数字っていうのはありますか?

「とくにないですけど、出来るだけ多く……」

――ゴールを背番号分だけ取ってみるとか……

「ディフェンダーで背番号分だけゴールを決めたら、けっこうすごくないですか?」

――6得点ですからね。かなりすごいと思います(笑)。

「(笑)。でも、アシスト数は最低それくらいはいきたいです」

――期待しています!それでは最後になりますが、震災で落ち込み気味の日本および東日本の方にメッセージを頂けますか?

「僕らは募金活動なりチャリティーマッチとか、サッカーのことでしか元気づけられないですけど、日本が1日でも早く復興して、またみなさんがスタジアムに足を運んで頂けるような状況になるように願っています」


↑東日本の方に向けたメッセージを色紙に書く際の1コマ。熟考の末に書いたのは……


↑“一日も早い復興を!”。共に願っております。

 

久しぶりの登場となった下平選手編はいかがだったでしょうか??
中断していた『Jリーグ』が再開しますし、今後の活躍に期待しましょう!!

次回はどの選手が登場してくれるのか、しばしお待ちください。(5月9日更新予定)

 

(取材・文 金子裕希)



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(4月22日更新)


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