振替試合により、中2日での試合が続く過密日程となっている7月。7月10日行われた大宮戦では逆転を許すものの、キムスンヨン選手が決勝ゴールを決め3-2で勝利!! アウェイで貴重な勝ち点3を手に入れ、順位も4位へと浮上しています。
そして、万博で行われる13日の神戸戦は、バイエルン･ミュンヘン(ドイツ)へ期限付き移籍が決まった宇佐美選手のガンバでのラストゲーム!!　ガンバの至宝、背番号11の勇姿を目に焼き付けてください。

　そんな重要な試合が目白押しの7月に登場となったのは、メディアへの露出も増えてきた武井選手！　この1年の間に何か変化があったのか、友だちは出来たのか……などを探ってきました。

前回登場時はコチラ

 

――お久しぶりです。約1年ぶりの登場となるわけですが、この1年の間に何か変化はありましたか？

｢うーん……そんな別にないですねぇ……｣ ――ペットを飼いだしたとか、新たな趣味を見つけたとか、インドアからアウトドア派になったとか……。 ｢いや、(アウトドア派には)変わってないです。貫いていますね、インドアを(笑)。出来る限り出るようにはしていますけど、まー出ないですね(笑)｣ ――オフの晴れた日は外出しないと落ち着かないっていうことを内田選手から聞いたのですが。 ｢そうですね。落ち着かないんですけど、いまは夏場なので出ないですね。余計に。夏場は冬より外出しないです｣ ――どれだけ引きこもっているんですか(笑)。 ｢(笑)。だって、暑くないですか??｣

↑この1年の変化について｢う～ん……｣と考え込む武井選手。

――いや、暑いですよー。

｢ですよね。それに、汗をかくのが嫌いなんですよ、まず｣

――サッカー選手なのに??(笑)

｢いやっ(笑)。サッカーをする服装で汗をかくのは全然いいんですけど、私服で汗をかくのが嫌なんですよ。汗をかいてもいい服装ってあるじゃないですか。ジャージとかだったらいくらでも汗をかいてもいいんですけど、スーツとか“あまりこの服装で汗をかきたくないぞ”っていう服の時に汗をかくのが嫌なんです。例えば……街に行くときとかって、それなりの服装で行くじゃないですか。ジャージとかじゃ行かないんで。そういうので汗をかくのが大嫌いなんです。だって、外に出て車に乗るまでの間に汗が出てくる。それが嫌なんですよ。で、車に乗ったら乗ったで車の中も暑いじゃないですか、いまの時期って。だから、さらに出るまでが嫌っす。出たくないっす。部屋に居たいっす｣

――(笑)。部屋でゲームしたり、のんびり過ごす方がいいと？

｢はい。オレはそれでいいっす(笑)｣

――(笑)。あまり変わったところはなさそうですね～。あ！　そういえば以前、登場して頂いたときに“友だちが欲しい”と仰っていましたけど、出来ましたか？　メディアへの露出も増えたことですし。

｢友だちは……どうですかね～。全然、増えた感じはないですねぇ。やっぱりどうしてもガンバ関係の人が多いので。あとは大学の時の友だちが連絡をくれるくらいで、新たに友だちが増えましたっていうのはほとんどないです(笑)｣

――そうなんですね～。……何か変化はないんですか？　車を新車にしましたとか。

｢新車にもしてないですね。買いたいですけど、買えてないんでまだ変化はないです(笑)｣

――髪型が変わった……りもしていないですしねぇ。

｢髪型もそんなに変わらず……意外とオレ、そんなに変化していないですねぇ。驚くほど変化してないですね(笑)｣

――1年じゃあまり変わらないもんですかねぇ。

｢いやー、でもこの1年で自分の中ではけっこう変わっている部分はあるんですけどね｣

――というのは？

｢外見的なことは全然変わっていないですけど、色々とちょっと大人になったというか(笑)。今までは欲しいものは買うとか、お金の使い方をそんなに気にしなかったんですけど、さすがに25歳になったということで、自分自身、将来のことを考えなきゃいけないなということで。そこらへんが自分自身の変化です｣

――計画的にお金を使うようになったと？ ｢はい。計画的に我慢することを覚えました｣ ――そういう心境に至ったのは25歳になったから？ ｢そうですね。25歳って……20と30の間くらいじゃないですか。みんな30歳くらいになるとしっかりしてるでしょ？　だから25歳くらいから一応……。一般的にも大学終わって2～3年して、本当にしっかりしてきたくらいだと思うんですね。正直、サッカーのあとのことは見えてきていないですけど、人生設計も少ずつ見えてきて……後に色んなことにお金がかかりますからね(笑)｣ ――人生設計が少しずつ見えてきたことで、色々考えるようになったと。

↑今年1月に25歳になり、考え方が大人になった模様。

｢現実が見えてきたんですよね。25歳になって。なんかこう……今までは将来に何かあるって漠然と思っていたんですけど、25歳になってちょっとずつ見えてきたというか。周りの友だちも結婚したりだとか、オフの時に地元の友だちと遊ぼうとしても仕事があったりするので、そういう部分で社会人だなっていうのを感じたので。みんなそういう歳なんだな～って｣

――なるほど。この1年の間に、考え方がより大人になったんですね。変化を知ることが出来て良かったです(笑)。さて、今季はガンバの選手に絡めた質問をしていまして。人に勧める場合、親友、彼氏、旦那にぴったりな選手を教えてください。

｢親友は……アツシくん(木村選手)。面白いですし、後輩の面倒見も良くて、けっこう人とのコミュニケーションの取り方も上手というか。それにノリもいいですし。アツシくんは友だちとして、すごくいい人だなって思いますね。一緒に居てすごく楽しいですし｣

――ということは、1番仲がいいのは木村選手だったりします？

｢1番……でもないですね。自分はまんべんなくみんなと仲が良いと思います。特に誰かとずっと一緒に居るっていうことはなくて、色んな選手と絡むので。アツシくんが親友だったらきっと楽しいんじゃないでしょうか｣

――では、続きまして。彼氏は誰にしましょう？

｢そうだなぁ……彼氏……彼氏……彼氏かぁ。……彼氏……(このあと10回ほど彼氏とつぶやく)。難しいなぁ。……！　サトシさん(山口選手)かなぁ。きっと異性には優しい……あっ、いや、同性にも優しいんですけど、異性だったらさらに優しい。間違いなく。奥さんにも優しくて、子供の面倒見もいいので……あ、彼氏だから子供のことは関係ないか。でも、サトシさん優しいんですよ。男にも普通に優しいので、その中で間違いなく女性にはさらに優しいだろうなって思うので。で、けっこうサトシさんは出ていくタイプの人なので、自分がどこか行こうかなって考えたときに、サトシさんに聞くと色んなところを教えてくれたりするんですよ。あとは、例えば車で3時間運転するのってしんどいじゃないですか。『3時間運転するのってしんどいですよね？』って話をしたら、『そういうので3時間かけて行くのは全然苦じゃない』って言うんですよ。なので、彼氏だったら絶対に楽しいと思います。間違いなく。……旦那でもいいですけどね、彼氏です｣

――となると、旦那はどうしましょう？

｢旦那……どうしようかね～……。旦那ねぇ……難しいなぁ。ヤットさん(遠藤選手)か加地さんかな｣

――おっ、旦那の項目にこの2人の名前が出てきたのは初ですよ。 ｢でしょ？　あのね～、他の人はまだ見えてないからね。オレはね、見えているんスよ(笑)。どうせアレでしょ？　サトシさんとかが多いでしょ？｣ ――そうです、そうです。だから、ビックリしまして。 ｢やっぱり(笑)。ヤットさんは一緒に居て、間違いなく楽ですね。自己中ではないじゃないですか。マイペースっていう言葉が一番似合う人でしょ。多分、そのマイペースぶりにたまにはイラっとする時もあるだろうけど、自分もマイペースだったら、お互いがお互いに好きなことしながら一緒になって……とか適度な距離感がつかめるはず。あのねぇ、一緒に居て絶対に楽だと思う(しみじみと)。干渉しないというか、お互いが好きなことをやって、一緒になって……ってやって、あと、ヤットさん優しいから子供の面倒見もいいし、経済力もあるしね(笑)。それに、ヤットさんは将来の心配がないですからね(笑)。ね？｣

↑遠藤選手がいかに旦那さんにぴったりかを熱く語ってくれました(笑)。

――確かに！　……って、むっちゃリアルや～(笑)。

｢(笑)。間違いなくヤットさんと結婚したら楽ですよ。でも、ヤットさんは忙しいから合わせるのは大変だと思いますけど、結婚したら楽やね～(笑)。でね、タクミは遊び人やからダメやね～(笑)｣

(離れたところから)下平選手｢おいっ！｣

｢(窓に反射して)映っているから居るのわかってんねん！(笑)｣

(離れたところから)下平選手｢何、言うてんねん！(笑)　オレ、めっちゃええ奴やで！｣

――あ、自分でええ奴って言うた(笑)。

｢タクミは男前やし、彼氏だね。彼氏の欄に入るね。犬好きやから、犬と一緒に面倒見てくれそう(笑)。ただ、タクミはマイペースやからね、結婚したら大変｣

下平選手｢おいっ！(笑)｣

――まさかの下平選手いじり(笑)。やりますね～(笑)。

｢(笑)。ヤットさんは間違いなく、お互いにリラックスして付き合えるのがいいと思います。自然体で。後輩とかにいじられていても、全然平気というか、喜んでいる風なので、それを見て“ヤットさんって優しいなぁ”って。多少こっちがわがままを言っても受け止めてくれるというか……やべぇ、ヤットさんの株を上げちったよ(笑)｣

――上げてもいいじゃないですか～(笑)。さて、続きまして選手へのキャッチフレーズを……

｢加地さんのこと全然聞かないじゃないですか～。加地さん｣

――あっ、加地さん忘れてた！

｢ちょっと、師匠についても聞いてあげてください｣

――失礼しました(汗)。では、加地選手が旦那にぴったりな理由を聞かせてください。

｢加地さんね、間違いなく愛してくれるでしょう。あの方はね～、愛妻家なので。いいっすよ、多分。加地さん、いいですよ。師匠だし｣

――そこは弟子として勧めておかないとですもんね(笑)。

｢お笑い面は、笑いはしょうもないですけどね(笑)。でも、人としてしっかりしているというか、出来ているので、女性として付き合うなら間違いなくいいと思います｣

――弟子の言葉なので説得力がありますね。それにしても、本当に意外な2人でしたわ～。

｢リアルに考えた末の2人ですから。みんなまだ浅いと思います｣

――これまで登場してくれた選手へのダメ出しですか(笑)。では、先ほど加地さんのことを飛ばして聞きかけた選手へのキャッチフレーズを考えてください。

｢誰がいるかな……(周りを見渡して監督のポスターを発見するも)アカン……｣

――いや、監督でもいいですよ。

｢いや～(苦笑)。キャッチフレーズ……なんだろ。……難しいですね。選手の顔が出てこないなぁ……。あ、藤春で“ゆとり教育の賜物”｣

――……どういうことでしょう？(笑)

｢もうね、ゆとりがありすぎる。彼は……ゆとり！｣

――ノンビリしすぎているとか？

｢ノンビリしているというか、ゆとりって言うよりも、ゆるい！　ゆるいね～。これね、藤春以外の全員にこれを言うと、うなずいてくれると思いますよ｣

――本当ですか？　じゃあ、次回から藤春選手は“ゆとり教育の賜物”かどうか聞いてみますわ(笑)。

｢聞いてみてください。みんな納得すると思います(笑)｣

 

窓に映った下平選手をいじるなど、サッカー選手ならではの視野の広さも見せた武井選手の前編はいかがだったでしょうか??　表情をクルクルと変えながら、遠藤選手は一緒に居て楽なはず！ということを力説していたのが印象的でした(笑)。

さて、次回はサッカーについて。前編とリンクする部分や、またしても言い間違い(？)をしていますので、更新をお待ちください。(次回7月19日更新予定)

 

（取材・文　金子裕希）

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（7月12日更新）

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