ホーム > ガンバ大阪×ぴあ WEB連載『ガンぴあ SEASONⅢ』
川西翔太(かわにし・しょうた)●88年奈良県出身。背番号18/ポジションFW。大阪体育大学を経て、今季よりガンバ大阪の一員に。大学時代は、関西学生2部リーグ所属ながら全日本大学サッカートーナメント『総理大臣杯』での優勝という快挙達成に貢献。また昨年の『天皇杯』では、2回戦で対戦したガンバからゴールを奪ってみせた。プロ入り後は、4月24日の対サンフレッチェ広島戦でリーグ戦デビュー&公式戦初ゴールを記録。今後の活躍が期待される注目のストライカーだ。
川西翔太オフィシャルblog
http://labola.jp/shota
ガンバ大阪・オフィシャルサイト
http://www.gamba-osaka.net/
ガンバ大阪応援番組
『ガンバTV~青と黒~』
毎週月曜・深夜1:35~ MBSにて放送中
※放送時間は変更の場合あり
【ガンバ大阪 ホームゲーム】
Pコード592-080 発売中
『J1リーグ戦』
▼6月11日(土)19:00〈vs 清水エスパルス〉
▼6月18日(土)18:00〈vs 横浜F・マリノス〉
▼6月26日(日)18:00〈vs サンフレッチェ広島〉
BOX-S席-5000円 SS席-3500円
SM席(自由席)・大人-3000円
小・中学生-1500円/ほか
万博記念競技場
ガンバ大阪[TEL]06-6875-7744
チケット購入はコチラ
※8月7日(日)以降の万博開催9試合を対象にしたハーフシーズンチケット受付中! 詳細はコチラ
※チケットぴあの店頭および、サークルK・サンクス、セブン-イレブンでも購入できます。
【ガンバ大阪 アウェイゲーム】
『J1リーグ戦』
▼5月29日(日)16:00〈vs 川崎フロンターレ〉
等々力陸上競技場
▼6月15日(水)14:00〈vs ベガルタ仙台〉
ユアテックスタジアム仙台
※チケットの発売情報についてはコチラでご確認ください。
第1回(2月16日更新)はコチラ
第2回(2月25日更新)はコチラ
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アジア王者返り咲きを目指し、5月24日(火)に行われた『AFC チャンピオンズリーグ』の“ラウンド16”に臨んだガンバ大阪。セレッソ大阪との“大阪ダービー”ということもあり、平日にも関わらず16000人強の方が万博に集結した注目の一戦は、最後までアグレッシブなサッカーを展開したセレッソに軍配が。残念ながら3年連続で“ラウンド16”で敗退する結果になりましたが、「気持ちを切り替えてやっていきます」という遠藤選手の言葉どおり、前を向いてこれからのリーグ戦に挑んでくれることでしょう。
さて、前回に引き続きお送りする川西選手編。時には悩みを吐露しつつ、目指すFW像や今後の夢など、サッカーについて語ってくれました。
――ここからサッカーについてお聞かせください。川西選手がサッカーを始めたキッカケは?
「小学2年生のときに先輩に誘われたんですよ。ホンマ、お兄ちゃんみたいな人で、その人に誘われたのがキッカケですね」
――それまでサッカーは?
「まったくやっていなかったですね。水泳をやらされてはいましたけど……」
――ああ、水泳で身体を鍛えるっていう。他のスポーツとかは? 野球とかも?
「全然かじってないですね~」
――じゃあ、水泳以外はずっとサッカー!?
「はい(笑)」
――ずっとサッカーをやる中で辞めたいって思ったことはないですか?
「辞めたいっていうのはなかったですね。でも、小さい頃から親には辞めろって言われていたんですよ(苦笑)。費用もかかるし、プロになるわけちゃうやろ?みたいな感じだったんですけど、自分ではプロになるって思っていたんで、辞めたいって思ったことはないですね」
――プロになりたいっていうのは、いつくらいから思っていたんですか? 「小学生くらいから卒業アルバムに『オレはプロになる』って書いていて。自分の人生プランみたいなのをけっこう考えていたというか。……夢を語っていただけかもしれませんけど(苦笑)」 ――当時は夢を語っていただけだとしても、実現させるために奈良から青森山田高校にサッカー留学をしましたよね? それもサッカーがうまくなりたかったから? 「そうですね」 |
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――ユースに入るっていう選択肢もあったと思うんですけど、高校サッカーを選んだのはどうしてなんでしょう?
「ガンバもコーチやった人とかに受けたら?とは言われたんですけど、『高校選手権』(※)があるじゃないですか。あれにすっごい憧れていて。その中でも優勝できる位置、出場できるのが青森山田だと思って。そこで試合に出て、選手権に出て……なんか、青森山田に行っても失敗する気がしなかったというか、うまくいく気しかなくて。なんかプラス思考だったんですよね」
※高校サッカー部の頂点を決める大会。
――プラス思考はいいことだと思いますよ?
「タクミ(下平選手)にはむっちゃマイナス思考って言われますけど(苦笑)」
――そうなんですか?(笑)
「あいつ、めっちゃボロくそに言うんですよ」
――へぇ~、個人的にはほんわかしているイメージですけど(笑)。仲が良いからこそズバっと言うんでしょうね。
「はい。だから、楽なんだと思います」
――そういう友だちは大事ですよ。さて、青森山田高校を卒業して大阪体育大学に行ったわけですけど、本当なら高校卒業してすぐにでもプロになりたかった?
「そうですね。自分自身は高校卒業してプロにいけると思ったんですけど、高校の監督が『一か八かプロを目指すより、大学に行ってそこでもっと磨け』って。それで、大学に行くことにして」
――その助言を受けて大学に進学したわけですが、行ってよかったですか?
「大学に行って良かったと思いました。色んな人から、プロでの話や考え方とかを聞けたっていうことがプラスになったと思います。それにガンバに入れましたし」
――そうですね! ちなみに、入団前と入団後ではガンバの印象に変化はありましたか?
「練習で来たときに、むっちゃ上手い!!って思ったんですね。あと、なんでこんなにパスくれるんやろ?って。サテライトもうまいし。入団してから感じたのは、ヤットさん(遠藤選手)やフタさん(二川選手)、グノとかアドリ(アドリアーノ選手)とか、みんな練習でも1つ1つうまいんですよ。だから、とりあえずプレーを盗むっていうか、勉強っていうか……ついていくのに必死ですね。でも、自分は自分で良いところは出していきたいなって思います」
――なるほど。あと念願のプロ選手になったことで何か意識の変化はありました? 「さらに上を目指したいって思うようになりました。まずは試合に出て、レギュラーになって活躍して、代表に……。ちょっとでも上に行きたいです」 ――そんな向上心もあり、入団1年目ながら3月末に行われたヴィッセル神戸とのチャリティマッチに出場して点を決め、4月24日にアウェイで行われた広島戦ではリーグ戦デビューながら初得点をマーク。この活躍に関して、ご自身ではどう評価していますか? |
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「試合に出たら点を獲ることが目標なので、初出場っていうことも関係なく、出場する限りは点を獲りたいし……。練習試合にしろ、公式戦にしろ、どういう試合にしろ結果が必要やと思うので、どんな試合でも点を獲りたいです」
――まだ数試合ではありますが出場した中で通用した部分、手応えがあったら教えてください。
「通用した部分……自分の特徴が分からないんですよ。売りもないですし……。だから、結果にこだわりたいというか。将生くん(平井選手)とかは足が速くて裏に抜けるのがうまいっていうような特徴があるし、みんなそれぞれ特徴があるじゃないですか。でも、自分はそれがないから、結果を残さないとダメやと思って。だから、自分は“シュートを打ったら入る”ということを目指したいです」
――特徴がないとのことですが、その分、変化自在だと捉えればいいのでは?
「良い風に言うと万能型って言われるんですけど、そんな良いもんちゃうし……。特徴がないっていうのは使い辛くもあるので……」
――うーん…。それでも、1年目から試合に出て点を獲るっていうのはすごいことだと思うのですが。
「いや……でも、案外、自分って負けず嫌いなんですよ。チームは違うけど大卒の友達が点を獲ったりしているし、やっぱ負けられへんっていうか……」
――世界に出ている選手もいますからね。
「はい」
――では、特徴がない…というのを聞いたにも関わらずこの質問で申し訳ないのですが……川西選手の試合中の見どころを教えてください。
「(笑)。点を獲るところしかないですね。今まで泥臭いプレーはあまりなかったんですけど、この世界って結果が全てじゃないですか。だから、サンフレ(サンフレッチェ広島)戦にしろ、ヴィッセル戦にしろ、綺麗な形のゴールじゃないですけど、これを続ければ自分が出たらああいう形でも点を獲ってくれそうって思ってもらえるようになるじゃないですか。播さん(現セレッソ大阪の播戸選手)みたいに身体を投げ出してでもゴールを決める、ああいう選手になりたいです」
――期待していますよ! では、試合への意気込みを聞かせてください。
「プロ1年目やし、最初が肝心やと思うので、結果を出すことです。あと、ガンバといえばFWは外国人選手っていうイメージがあるじゃないですか。だから、そこを変えたいです。そのためにも、いまは色々と勉強です」
――そんな川西選手にとってサッカーとは?
「難しいっすね……えーと、人生で一生関わっていきたいものですね」 ――引退後は指導者? 「そうですね。休みの日とかでも大学や中学校とかに顔を出していて。けっこうそういうのも好きなので、指導者だったり、何かしら携わっていきたいですね」 ――ちなみにサッカー以外の夢は? 「教師なんですよ。実は保健体育の教員免許を持っていて。教育実習がめっちゃ楽しかったんですよ。その時の生徒がblogとかにコメントくれたりして。勇気をもらっているというか。相談とかも聞くし、そういうのが好きなんですよ」 ――相談コーナーとか持てそうじゃないですか? 「いや、そういうのは得意じゃないんで(汗)」 ――(笑)。それでは最後になりますが、東日本へのメッセージをお願いします 「自分とか別に有名じゃないし、まだ勇気を与えられる存在とかじゃないですけど、逆に言ったら、そういう選手が頑張ったほうが小さい子とかに夢を与えられると思うんですね。だから……もし、結果を出せて何か支援とかできるようになったらしたいと思います。やれることは少ないかもしれないですけど、気持ちとしては何かをやりたいです」 |
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色々とお話してくれた川西選手編はいかがでしたか? 将来のエース候補の活躍に注目してくださいね。
さて、次回は先日のACLで初のフル出場を果たしたあの選手が登場予定! お楽しみに!!
(6月10日更新予定)
(取材・文 金子裕希)
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(5月27日更新)