ホーム > ガンバ大阪×ぴあ WEB連載『ガンぴあ SEASONⅡ』
撮影:田籠哲也
橋本英郎(はしもと・ひでお)●’79年、大阪府出身。背番号27/ポジションMF。ガンバ大阪ユースを経て、’98年にトップチームに昇格。クレバーかつ献身的なプレイでチームのピンチの芽を摘んだり、試合を客観的に分析できるチーム屈指の頭脳派。今季前半は怪我により長期離脱を余儀なくされたが、現在は怪我も癒えチームに合流。試合での活躍が期待される。
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ガンバ大阪応援番組
『ガンバTV~青と黒~』
毎週月曜・深夜1:35~ MBSにて放送中
※放送時間は変更の場合あり
ガンバ大阪 ホームゲーム 『ナビスコカップ 準々決勝』 『ガンぴあ』バックナンバー第一回(2月19日更新)はコチラ 『ガンぴあ SEASONⅠ』はコチラ |
4年に1度のお祭り『ワールドカップ』が終わり、14日(水)より『J1リーグ戦』が再開! 待ち焦がれた人も多いのではないでしょうか? 上位、下位ともに大混戦。そして、『W杯』効果で主力選手が海外に移籍したチームもあり、さらなる混戦が予想されます。
今後、どんな展開が待つのかに注目しながら、まずはスタジアムへ足を運びましょう!!
さて、7月は約1年ぶりの登場となります。
この連載コーナーの名付け親である橋本選手に、4日(日)に行われた『ファン感謝デー』の裏話などについて伺ってきました。
――お久しぶりです。去年、橋本選手に命名して頂いたこの“ガンぴあ”。何気に続いていますよ。
「それは良かったです(ニッコリ)」
――さて、昨年お話を伺ってから大きく変わったことといえば、お子さんが生まれたことだと思います。前回の取材時に、「子供が生まれると色々変わりそうでちょっと怖い」と仰っていたのですが、何か変化はありましたか?
「変わりました。自分の時間がだいぶ減りました(苦笑)」
――それはでも、ある意味、嬉し……かったり?
「う~ん、難しいところなんですよね。けっこうサッカー中心の生活をやっていたので、その中心の軸がちょっと真ん中からズレちゃったかなぁって。子供のことに押されて、その分ちょっとサッカーに対して取っていた時間が削られているかなぁって感じるので……まぁ、難しいですよね(苦笑)」
――逆にプラスになっていることは何でしょう?
「プラスは子供の成長が楽しみだったり、将来どうなっていくのかっていう楽しみは増えましたけどね」
――将来はどんな子になって欲しいですか?
「色々と考えはするんですが、女の子だから健康に育ってくれれば。でも、あまりゴツイ子にはなって欲しくないなぁって」
――じゃあ、サッカーとか運動系はあまりさせたくないとか……
「うーん、そうですね。あまりサッカーはさせたくないですね。いま考えているのは、新体操とかゴルフとかがいいかなぁって」
――すでに色々と考えていますね(笑)
「そういう楽しみは増えました(笑)」
――ちなみにお子さんはいまどれくらいでしたっけ?
「8ヶ月くらいで、まだ掴まり立ちをするくらいですね」
――ああ、まだハイハイがメインなんですね
「それがハイハイも中途半端のしかできなくて。1回ハイハイする姿勢になって、進むときに身体を下におろすんですよ」
――イメージは、“ほふく前進”のような感じでしょうか?
「そうです、そうです。その進み方しかできないですね」
――ちょっと見てみたいです(笑)。
そして、話は変わりますが、7月4日に行われた「ファン感謝デー」(※)。すごく面白かったです! あの出し物は選手が考えているんですか?
※年に1度、ファンクラブ会員を対象に行われるイベント。当日の模様はコチラ。
「けっこう……聡太(中澤選手)とミチ(安田選手)がメインになって、そこから今はやっているものをみんなで取り入れていく感じですね。今年は加地がけっこうやる気があって、加地の意見がだいぶ採用されて、ドリフだったりとか懐かしいものが多かったかなぁって」
――そうなんですね! 漫才あり、詩吟あり、モノマネあり、ドリフのヒゲダンスあり、女装あり(笑)と……すごい振り切ってやっているなぁと……
「(笑)。みんながだいぶ自主的にやっているのでスムーズにやれているのかなぁって。フロントで決めると、やらされている感とかが出ちゃうし。そういう意味では、選手が自主的に行うことでいい方向に向いているのかなぁって思います」
――橋本選手は選手出し物の一部で司会を担当されていましたね。 「僕、基本的にああいうの苦手なんですよ。どちらかといえば、見ておきたいタイプで(苦笑)。いまは終わってホッとしています」 ――ホッとしているんですね(笑)。でも、安田選手が歌っているときに「いいよ、いいよ~」っていう合いの手は、個人的にはすごくツボにハマリました(笑)。それと、ドリフの早口言葉も! 「ありがとうございます(笑)。ドリフの早口言葉は加地案なんですよ。家で子供とDVDを見ているらしくて」 ――それで、加地選手はあのコーナーのダンスがバッチリだったんですね(笑)。 「そうなんですよ(笑)。ドリフがあったりで今年はちょっと特殊だったかなって。昔のが取り上げられたので。去年とかの方がもっとメジャーなものが多かったんで、取り入れやすかったんでしょうけど、今年はそこが違ったかなって。AKBくらいですよね、いま流行っているのって」 |
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――AKB……あれは強烈でした(笑)。
「みんなバックステージでお互いの顔を見ながら、『オレが可愛い』とか『オレやったら付き合える』とか、ずっとそんな話ばっかりしていましたからね(笑)」
――そんな話をしていたんですか(笑)。ちなみに橋本選手から見て、誰がいちばん可愛かったですか?
「えーとね……タカシ(宇佐美選手)が『オレ、イケてるでしょ?』ってやたら足を見せてきたんですけど……まだ顔は健太(星原選手)でしたね。で、ウッチー(内田選手)はその辺に本当にいそうで気持ち悪かったですね(笑)。似合ってはいたんですけど、あまりにもリアルにいそうで。タカシはもうギャルで普通にいる感じやったけど、ぶっ飛んでいたから。健太はいい筋肉した足に毛がすごくて。それを見たタカシが『オレ、毛がないしキレイっしょ??』って言っていました(笑)」
――そのやりとりをステージ上で見たかったです(笑)。
それにしても、バックステージは準備で大変だったんでしょうね。
「はい。僕らもステージを見たかったんですけど、みんな準備で追われていて。出番待ちの楽屋のような状態でした。だから、“やすだやすだ”とか何をやったのか誰も知らないんですよ。それまでみんな準備とかをしていて見てないんで。だから、終わりくらいの出し物は見れたんですけど、出番が最後の人は本当に見れないんですよ。それがちょっと残念やなぁって。来年、また同じ形ならもうちょっとやっているところを見れたらいいなぁって」
――そうですね。出し物以外にも、メインステージで『ダウトは誰だ?』をやりつつ、残りのチームはドッジボール大会をやったりしていましたもんね。
『ファン感』の裏話があったら教えてもらえますか?
「アツシ(木村選手)があの格好でダンスをしたのは、自分で急に持ち込んでやったっていうのを聞きました。当日か前日かにドン・●ホーテで自分で衣装を買ってきて。だから、みんな知らなかったんですよ。聡太とかは知っていたかもやけど」
――ええ!? あのレディ・ガガをですか?
「そうなんです。サビだけは完璧にダンスを覚えていたらしいです、本人曰く。ただ、サビの部分に行くまで時間が長いっていうのもちゃんと分かっていたらしくて、それまでの振り付けをどうするのかで悩んでいたらしいです」
――サプライズでやったのに、MVP取っちゃいましたからね(笑)
「あそこまで入り込むのもなかなかね。でも、あれ、知っている人が少なかったかもしれないですけどね。どういう人か知っていれば、あれはものすごく面白いじゃないですか。いっつも奇抜なガガのことを(笑)」
――若い人は分かったかもしれないですけど、小さい子がみたら宇宙人か何かかと思ったかもしれないですね。
「受ける層がピンポイントでしたからね」
――確かに。でも、その分、親御さん世代が楽しめるドリフがあり、若い子が楽しめるEXILEあり、ドッジボール大会ありだったので、みなさん楽しめたと思いますよ。
「みんなが分かる構成にしようっていうことだったんで、そういう意味では良かったと思います。AKBもあって。一応、バランスを取って上の人にも楽しめるようにしたので」 ――ドリフのコーナーでは周りにいた上の世代の人からは『懐かしい~』っていう声が上がっていました。 「そういう意味では、加地はいいチョイスをしてくれたかなって」 ――なるほど。でも、年々ハードルが上がっているんじゃないですか?? 「いや~、でもまだ今年はもうちょっと、AKBとかは完成度をあげないといけなかったんじゃないかなぁって。EXILEにしても。去年の方がダンスがしっかりしていたんじゃないかなって」 ――そうなんですか? 個人的にはEXILEに参加していた藤ヶ谷選手のダンスがキレキレだったので驚きましたが。あとルーカス選手は似合いすぎでした。 |
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「本来なら明さん(明神選手)が歌う役でEXILEをやる予定だったんですけど、怪我で出れなくなったんで急遽ね。アツシもガガのまま入るとは思わなかったですけどね」
――あ~、あれは写真を撮っていて不思議な光景でした。EXILEやっているのに、ガガもいるっていう(笑)。
この“ファン感”は監督や選手にとっては、いい気分転換になっているんじゃないですか?
「うーん、やりたい人にとってはなるとは思います。僕は始まるまでは憂鬱でしたから(苦笑)。でも、出し物をしてみんなの笑顔を見れるっていうのは嬉しいことなので」
――じゃあ、イベントが苦手そうな二川選手もホッとしているでしょうね(笑)。
「そうですね。だから、そういう意味でもネタ自体がフタも参加しやすいようなネタにしているっていうのも良かったですね。フタになんかネタをさせようにも、頑なに拒否して絶対にやらないんですけど、あの早口言葉ならみんな参加する形なんでやらざるを得ないし、やりやすいし。それに即興でやるからこそ面白いんで、ベストなチョイスやったんちゃうかなぁって」
――そうですね。あれはベストだったと思います。周りのサポーターの方からも『二川選手!?』ってどよめきが上がりましたからね。そういうのが見られるのも“ファン感”の楽しみの1つですよね。
「そうなってきましたね。聡太やミチ、去年だったらバン(現セレッソ大阪の播戸選手)とか出し物が好きな人間がいる間にそういうのをやり続ける文化じゃないですけど、スタイルを作り上げないといけないなって思います」
――では、来年も期待しています(笑)。
“ファン感”の裏話、いかがだったでしょうか? 別ページにてその模様をアップしているので、そちらもチェックしてみてくださいね! 次回は再開するリーグ戦などについてお届けする予定です。(7月23日更新予定)
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(7月14日更新)