ホーム > ガンバ大阪×ぴあ WEB連載『ガンぴあ SEASONⅡ』
撮影:田籠哲也
高木和道(たかぎ・かずみち)●’80年、滋賀県出身。背番号4/ポジションDF。京都産業大学時代にスカウトを受けて、’00年に清水エスパルスに入団。プロとしてのキャリアをスタートさせ、04年にはヴィッセル神戸に期限付き移籍。翌年、再び清水に戻り、’09年よりガンバ大阪の一員となった。188cmの長身を生かした空中戦の強さ、ロングフィードや足元の技術の高さを武器に、主力として活躍中。
ガンバ大阪・オフィシャルサイト
http://www.gamba-osaka.net/
ガンバ大阪応援番組
『ガンバTV~青と黒~』
毎週月曜・深夜1:35~ MBSにて放送中
※放送時間は変更の場合あり
ガンバ大阪 ホームゲーム チケット購入はコチラ ※チケットぴあの店頭および、サークルK・サンクスでも購入できます。 『ガンぴあ』バックナンバー第一回(2月19日更新)はコチラ 『ガンぴあ SEASONⅠ』はコチラ |
遠藤選手の日本代表メンバー入りが決定する朗報があったものの、アジア王者を目指して臨んだ『AFCチャンピオンズリーグ』では一発勝負で行われたラウンド16で韓国の城南一和の前に敗退。夢は潰えてしまいました。
しかし、まだリーグ戦、ナビスコカップなどタイトル獲得のチャンスはあります。『ワールドカップ 南アフリカ大会』開催のため、リーグ戦は中断期間に入りますが、ここでキッチリ立て直し、中断明けには輝きを取り戻した姿を見せてくれることでしょう!!
さて、リーグがお休みに入る今月の登場選手は、昨季、ガンバに移籍。現在はサイドバックで奮闘している高木選手を直撃! 意外な将来の夢(?)も飛び出しました。
――高木選手って真面目そうに見えますが、実はどんな方なんでしょう??
「サッカー以外のところですか? えっと、けっこう几帳面のように見せて……見せて(笑)、大雑把なところは大雑把。適当なところは適当やし。片付けとかは好きなんですけど、頼まれたことをすぐに忘れたり(笑)。けっこうマイペースかなぁ」
――(笑)。去年、この『ガンぴあ』で安田選手にお話を聞いたときに高木選手のことを「面白いよ」って言っていたんですけど……??
「ミチが言うてました? いや、そんなことないです(笑)」
――あれ?そうなんですか? ギャグを言ったりとかは……
「そんなんしないです(笑)。それはもうやる人は決まっていますから。加地と(中澤)聡太とタケ(武井拓也)と……そのへんくらいです。オレはこそこそツッコむくらいです(笑)」
――こそこそって(笑)。そこは堂々とツッコんでくださいよ(笑)。
さて、高木選手は滋賀県出身ということで。滋賀出身の知り合い曰く、滋賀県の人は「どこ出身?」って聞かれると、「京都出身」って言ってしまうって聞いたのですが……
「それはダメですよ~。オレは喜んで言いますよ、滋賀出身って! 滋賀がいちばん好きですからね」
――おお~っ! では、滋賀の魅力は?
「田舎なところです(笑)。やっぱり田舎育ちは田舎に帰りたくなるんですよね。そこの田舎っぷりが当たり前やと思って生活していますから。だから、帰ったら落ち着きますよ」
――じゃあ、お休みの日は滋賀に帰られたりしているんですか?
「そうですね、月に1回くらいは。地元の友達とあってご飯食べたりしてリフレッシュして、こっちに戻ってきてます」
――で、こっちに戻ってきて「人が多いな~」って思うんですね?(笑)
「そうそう(笑)。だってオレ、今年、心斎橋に1回くらいしか行ってないですからね(笑)」
――ええっ! じゃあ、梅田とかも……
「1回行ったくらいかなぁ……。全然、行かないですね。人が多いのがあまり好きじゃないし、あまり行く用もないというか。休みの日に子供と遊んだりするのも家か公園やし、行く用事がないんですよね」
――なるほど。でも、お買い物とかには行かれないんですか?
「それが1月に初めてハワイに行って、ドバっと買ったから大丈夫なんですよ。だから、心斎橋とかに余計に行かなくなったんですよね(笑)」
――ハワイでドバっと買ったら荷物が大変なことになったんじゃないですか?(笑) 「まったくそんなことを考えずに買ったんで、現地で買ったものを入れるカバンまで買いましたからね(笑)」 ――どれだけ買っているんですか!(笑)……となると、リフレッシュ方法は買い物ではないですよね? 「そうですね。リフレッシュ方法は家族で出かける、子供と遊ぶ。地元の友達と会うくらいですね。好きなゴルフをできればいいけど、いまそんな時間がないですからね」 |
|
――過密日程でしたもんね。
家ではどんなお父さんなんですか?
「家では……あんまり細かいことは言わないですね。あまりにも子供が変なことをしたら怒りますけど、基本、他人に迷惑をかけなかったらいいって思っているから。そんなに細かくは言わないですね。家を空けている時間も多いので、嫁任せで」
――見守っている感じですね。お子さんって確か4歳くらいでしたっけ?
「そうですね」
――自我がはっきりし出すくらいの時期だと思うんですけど、プチ反抗期みたいになってないですか? 何か言っても「嫌~っ!」って言うとか。
「ああ、ありますね。そういうときは説得します。話あいます(笑)」
――話あうんですか!
「そう。それで納得するときはするんですよ。説明をちゃんと聞いてくれるんで。泣き喚いたりとかないですし。おもちゃとか見に行くと、泣き喚いている子とかいるじゃないですか。そういうのがないんですよ。だから、おもちゃに興味ないかもしれない(笑)」
――興味がないわけではないと思いますよ(笑)。
「あ、興味はあるなぁ。見てるもんなぁ。欲しいけど、またにしようって言ったら、納得して帰りますね」
――めっちゃ聞き分けいいですねぇ。
「めっちゃいいです。泣き叫んでいるところなんて想像できないし」
――へぇ~、将来は優等生かも!
「うーん、それはどうやろ。おせっかいなところもあるしなぁ。手伝いたがりなんですよ。いいことなんですけど、やりすぎるところもあるから(笑)。全部、自分でやろうとするんですよ。食卓の準備とかやろうとするんですけど、こぼしたりするんですよ(笑)」
――それは怒るに怒れないです(笑)
「そう(笑)。だから、ほどよくしてもらえれば。なんでもやろうとするからね(笑)」
――微笑ましいですね(笑)。
そんな“いいお父さん”な高木選手ですが、サッカー以外でやってみたいスポーツってありますか? ゴルフ以外で(笑)。
「ゴルフ以外だと……やってみたいのはスキー。スノーボードでもいいですけど。ケガしたらいけないからプロになってからは行ってないんですよ。高校の時まではけっこう行ってたんですけどね」
――腕前は?
「その頃はけっこう滑れましたよ。もちろん、ハの字滑りじゃないですよ(笑)。今は分からないですけどね(笑)」
――案外、体が覚えているかもしれませんよ(笑)。
では別の質問へ。もし、サッカー選手じゃなかったら何をしていますか?
「完全にサラリーマンですね(笑)。選手にならへんかったら普通に大学を卒業していたと思うから。サッカーは大学4年で終わろうと思っていましたから。そう考えると絶対にサラリーマンですね」
――希望の職種ってなかったんですか?
「それが見つからなかったから、大学を辞めたっていうのもあるんですけどね(苦笑)。1年間行って経営学とかを勉強して、何をしたいのか……って思っても何もなくて、プロになったっていうのもあるから……」
――そうなんですね。
当時は希望の職種はなかったようですが、サッカー選手を辞めたあとにやってみたい職業ってありますか??
「なんやろ……マグロ漁船の漁師さん!(笑)」
――おおっ? 意外なところをもってきましたね(笑)
「現実味はないですけどね(笑)。よくテレビでやっているのを見るんで。それにマグロを釣ってみたいじゃないですか(笑)。そのほかだと、トラック運転手とか。車の運転が好きなんでトラックの運転手でもいいですし(笑)」
――なんだかガテン系ばかりですね(笑)。
「体を張るのは苦じゃないんで(笑)。逆に座ってじっとしている方が疲れる。体動かしているほうが合っている気がしますね」
――サッカースクールのコーチとかは?
「やってみたいですね。高校生とか教えてみたいです」
――ほかの選手は高校生を教えるのは大変そうだから、小学生とかチビッ子がいいって仰っていたんですけど、高木選手は逆なんですね。
「高校生だと自分の描く理想のサッカーを教えて、それがどこまで出来るのかが分かるじゃないですか。高校サッカーでどこまでいけるのかとか試してみたいなぁって。ユースとかよりはそっちのがいいです。地方の、母校のサッカー部を教えたいですね」
――いいですね、滋賀の母校で指導! ということは、監督業に興味あり??
「そうですね。やってみたいのはやってみたいですね。また新しい発見があると思うので」
高木選手の【前編】はいかがだったでしょうか? 「マグロ漁船」と言われたときは予想外すぎてビックリしましたが……(笑)。次回は、高木選手の名前に隠された秘密(?)なども明らかになった【サッカー編】をお届けします。(5月28日更新予定)
本コーナーに関するご感想、選手に聞いて欲しい質問など、こちらまでお寄せください。
(5月17日更新)