2月27日(土)に東京･国立競技場で行われた『FUJI XEROX SUPER CUP 2010(ゼロックス)』。
宣言どおり行ってきました。

ケガによりメンバーから明神智和が外れ、中澤聡太はベンチスタートとなったこの日の試合。前半、鹿島アントラーズに先制されるも、ロスタイムに加地亮の放ったシュートが鹿島の小笠原満男に当たりゴールというミラクル･シュートで同点に!!　後半戦も一進一退の攻防を繰り広げ、90分では勝負が付かずにPK戦に突入。最初のキッカーとして登場したガンバの“PK職人”遠藤保仁だったが、大きく枠を外すまさかのミスキック……!!　結果、PK戦の末に敗北を喫してしまいました。
しかし、公式戦に初先発したDF菅沼駿哉の奮闘(PKを与えたファウルは残念！)、先発出場したFW平井将生ら、若手が存在感を発揮。シーズンに向けて、新たな楽しみも芽生えています。

さて、ここからは“ゼロックス”での西野監督および選手のコメントを紹介。

西野監督｢結果は残念。アグレッシブにスタートして……ACLのダメージは感じていましたが、いい立ち上がりでした。一進一退の内容だったと思いますが、90分のゲームで勝ちきれなかったことが最終的にこういう結果になったと。PK戦は1度も練習したことがないので……いつも練習している奴(遠藤)が外していたが、よく戦ってくれたと思います。2試合(ACLとゼロックス)とも勝ちきれなかったっていうのはオフェンスの問題もあると思います。若手もいいトライをしてくれていると思いますし、この2試合を踏まえて、1週間、修正できるところは修正してグランパス戦を迎えたいと思います｣

安田選手｢これで公式戦3試合目だから、その分、チームで出来ることと課題はわかっているんで他のチームよりは強みはあるかなって。ほとんどメンバーが変わらない状況でリーグ戦に入っていけるから、あとはケガ人が帰ってきてどうなるか。その辺をしっかり詰めていきたいですね。(センターバック2人との連係はどうだった？)菅沼とも和道さんと初めてではなく、サテライトとかでも組んでやっていたから……問題はなかったけど、ラインのチグハグが出ていたんで、そういうところをしっかり話し合ってやっていけたらいいなって思います｣

加地選手｢コンディションは徐々に上がってきていると思います。リーグ開幕1週間前なんでしっかり修正して、開幕からスタートダッシュ切れるように頑張ります｣

……今季最初のタイトル戦とあって報道陣の数も多く、ほとんどコメントが取れず。
気を取り直して、3月6日(土)の開幕戦について触れたいと思います。

奇しくも元旦の『天皇杯 決勝』と同じ顔あわせとなった3月6日(土)のリーグ開幕戦。『天皇杯』では4-1とガンバが圧勝しましたが、今季の名古屋は田中マルクス闘莉王や金崎夢生らが加入。大きく顔ぶれを変え、西野監督も「うまく機能すれば、素晴らしいチームになっているはず」と警戒するだけに、昨季とは違ったサッカーで臨んできそう。どんな試合展開になるのか、ぜひ当日は万博に行って現在のガンバ、戦いぶりを目撃してください！　
（次回3月18日更新予定）