「“2人なら大丈夫”って、いろいろ乗り越えてきたからこそ思える」
吉田山田が揺れて、もがいて、たどり着いた確かな今
デビュー10周年を締めくくる覚悟と決意の初ベストを語る!
『吉田山田大百科』インタビュー&動画コメント
誰かのために歌うのではなく、自分のために歌う覚悟を刻んだ始まりの『変身』(’17)、希望だけではたどり着けない高い頂を目指し、己の生き様をさらした決死の『欲望』(’18)、“伝えたい”より“残したい”という、音楽家としての使命にも似た想いを閉じ込めた渾身の『証命』(’19)。自らのデビュー10周年を見据えたアルバム3部作の果てに、昨年ついにたどり着いた大舞台『吉田山田10周年記念「大感謝祭」』で観た音楽人生最高の絶景。そんな吉田山田の生涯忘れることのないアニバーサリーイヤーを締めくくるラストアイテムとなるのが、4月8日にリリースされたキャリア初のベストアルバム『吉田山田大百科』だ。’09年にリリースされたデビューシングル『ガムシャランナー』を皮切りに、彼らの音楽人生を語るに欠かせない楽曲群が年代順に収められた今作は、10年という決して短くはない時間をかけて2人が出会ってきた多くの人々の顔も、そこから生まれた様々な感情も、これから吉田山田の音楽と巡り合う幸福も、ギュッと凝縮したような濃厚なアーカイブスとなっている。吉田山田の2人が、大感謝祭の舞台裏から歴代の楽曲への思い入れ、ベストアルバムの秘蔵エピソードに、グループの危機から最大の転機まで…紆余曲折の10年と、これからを語るインタビュー。宝物のような言葉の数々が、吉田山田を次の10年へと導いていく――。
10年ってあっという間だったけど
振り返ってみるとすごく濃くて、いろんなことがあったなって
――まずは昨年の『吉田山田10 周年記念「大感謝祭」』から振り返りたいなと。あのライブがアニバーサリーの1つの到達点というのはあったと思いますけど。
吉田「自分たちにプレッシャーをかけて挑んだライブでしたけど、間違いなく、胸を張って、今までの人生で一番“ライブだった”と思えるんですよ。自分たちが感謝するつもりのライブだったけど、やっぱりみんなからの感謝も感じて…。これが例えば、まだデビューしたての頃だったらそれに浮き足立って、“あれ? 浮かれてる間に終わっちゃった!”ってなってたと思うんですよ(笑)。でも、いろんな経験をした上での10周年だったから、楽しい空気になっても浮かれることもなく、小さな奇跡があのステージ上ではいくつも起きていて。舞台上でどう転がるか、ちょっとギャンブル性のあるところがライブの醍醐味でもあるんですけど、それが全部いい方向に転んで…“現時点で自分たちにできる最高のライブだった”と言えることが、本当に嬉しかったですね」
山田「ライブが終わった後ってだいたい、“あそこはああしたらよかったな”とか思い浮かぶもんですけど、あの日に限っては“これでよかった”とステージを降りてからも思えたんで。僕も過去一番いい時間だったんじゃないかと思います。だからその後は、“燃え尽きた”とまではいかないですけど“やり切ったな”って思えたし、あの時間をちゃんと映像にも収められたから、これから行き詰まったときは何度も観ることになるかもしれない(笑)」
――『変身』('17)『欲望』('18)『証命』('19)の3部作に、明日、音楽を辞めても悔いがないと思えるような気迫で挑んだからこそ、そういう日が来たのかもしれない。でも、そこまでやり切ってよく空っぽにならなかったね。
吉田「確かに、大感謝祭が終わって1回すっからかんにはなったんですけど、それこそここ3年くらいは、自分たちの歌をしっかり作らないといけない時期だったんで、例えば誰かとのコラボとか、楽曲提供みたいなことはちょっと抑えてたんです。だけど最近、ありがたいことに志麻さん(浦島坂田船)に楽曲提供させていただいて…そういうタイミングがちゃんと来たなと。その制作がすごく楽しかったから、大感謝祭の後もいい時間を過ごせた気がしますね」
――そして、そんな10周年の総決算とも言える初のベストアルバムを作るとなったら、いったいどんな気持ちなの?
吉田「まず一番大きな感情は、本当に感慨深い! 改めて、『ガムシャランナー』(M-1)とか歴代のMVを久々に観て、“俺らってこんなテイストだったっけ?”とか思いながらも(笑)、“このときはまだあの人に出会ってなかったな”とか、“今だったらもっとこう歌うな”とか…10年ってあっという間だったけど、振り返ってみるとすごく濃くて、いろんなことがあったなって。本当に初めて“振り返る”という作業をしましたね」
山田「振り返ると苦しかったことってそんなに浮かばないんですけど、点で見ていくと“このとき、めちゃくちゃ悩んでたな”って思うことが結構あって…だから僕は、MVを順に観ていくと、その当時の迷いが見て取れますね(笑)。でも、この先の10年を考えたとき、不安はほとんどなくて、楽しみな気持ちの方が大きいんですよ。それは10年経った今だからこそというか、“この2人なら大丈夫”って、いろいろと乗り越えてきたからこそ思えるんですよね」
――どの曲を入れるか選ぶのも難しかったと思うけど、最終的にはスタッフと吉田山田2人の意見が反映されたと。
吉田「そうですね。ただ、選び切れなかった結果がアニバーサリー盤(※完全受注生産)で、ライブ盤も合わせてほぼ全曲入ってる(笑)。それを1つ作ったことで、ちょっと気が楽になりましたね」
――ちなみに全県ツアーのときから、今回のアニバーサリー盤を想定して録ってたの?
吉田「はい。最初に47都道府県ツアーで6枚のアルバムを全部歌い切りたいという気持ちがあって、だったらそれは何かしらの財産になるだろうからいい音質で、ちゃんとエンジニアさんを入れて録っておこうと」
――ツアー中も今日は録る公演だと思うと、結構ピリッとするね。
吉田「そういう意味でも緊張感があった、素晴らしいツアーになりました。あと、大感謝祭でほぼ初めてに近いぐらい、ファンからリクエストを募ったんですよ。そこから本番で3曲、リハーサルで2曲、上位5曲を歌って。ベスト30ぐらいのリストも見せてもらいましたけど、“この曲!?”っていう曲も入ってて、その発見もあった上でスタッフさんに、“吉田山田の初のベストアルバムに入ってないと寂しい曲は?”って質問して。さらに、今改めて収録することに意味があると思う曲も、わがままで入れさせてもらいました。僕らが学生の頃のベストアルバムにはシングルが当然のように入ってて、“お金がなくてシングルは全部買えてなかったから嬉しい!”みたいな感じでしたけど、今はサブスクとかもあるから、アーティスト自身がベストな曲を選んでもいいみたいな話を事前に聞いて、余計に迷っちゃいましたけど(笑)。でも、結果として、吉田山田に興味があるみんなが手に取りやすいものになったんじゃないかな」
吉田山田を辞めないことはお互いの中で決まってるからこそ
ケンカもするし、時に気まずい空気になっても、ここまで続けてこれた
――収録曲の中でも『花鳥風月』(M-2)は、よっちゃん(=吉田)が吉田山田のルーツの1曲として挙げてたけど、確かに代表曲である『日々』(M-5)にも通じる世界観がキャリアの早い段階であった証明というか。
吉田「『花鳥風月』は1stアルバムの『と』('10)に入ってる曲で。デビュー曲の『ガムシャランナー』には応援歌というテーマがあったけど、誰かのために作る曲じゃなくて自分の中に根付いてるものを、アルバムだからこそ入れられたこの曲を今こそ聴いてほしくて。今回のほぼ唯一と言ってもいいぐらいの僕のわがままで入れてもらいました」
――山ちゃんは『しっこ』(’17)か『もやし』(M-13)かで悩んだ末に(笑)、『もやし』推しということで。
山田「タイトルだけを聞いたら“フザけてんのかな?”って思う人もいるかもしれないですけど(笑)、ベストアルバムの彩りとしても必要な一色になると思ったのと、自分の人生観をちゃんと入れられた、僕としてもすごく大事な曲なんで。あと、僕もいろんな音楽を聴いてきましたけど、『母のうた』(M-8)のBメロは、個人的には音楽史上最高のBメロ!(笑) 自分たち以外の曲でも、こんなに簡潔なBメロはないと思ってて。僕のBメロNo.1ソングです」
――吉田山田っていつか『お母さんベスト』とかも作れそうな感じがするね。
山田「実は何年も前から家族のアルバムを作りたいなとはずーっと思ってて。家族についての新曲も結構いっぱいできてるんで、いつかそれをまとめたいなって」
――それにしても難しいね、この曲数に収めるのは。シングルですらも全曲入らないから。
吉田「ただ、もうひと昔前だったら、もっと選ぶのは大変だったなと思って。全曲大事な曲だけど、全員が納得するものには絶対にできないからこそ、ちゃんと僕らの思考が入ってるものにしないとなって。それはこの3年で培った“自分を大事にする”という気持ちが、選曲の助けにもなったかな。ベストアルバムとは言え、僕らが今みんなに聴いてほしい曲を選ぶことに意味があると思うから」
――振り返って他に印象深い曲はある? 3rdアルバム『吉田山田』('14)の頃は、『日々』のヒットがあって状況はよかったのに、“人生で一番の孤独を感じていた”と山ちゃんはブログにも書いてたけど。
山田「僕らは同級生だし、ずーっと2人でいるんで、世の中と感覚がちょっとズレてるところもあると思うんですけど、30歳になる前に“こんな自分でいいのか?”って、急に現実を目の当たりにしたというか…これはヤバいぞと。でも、いろんな人と接する中で、自分なりの答えを『魔法のような』(M-4)で出したんです」
吉田「『魔法のような』の頃…仲悪かったなぁ〜(笑)」
山田「そう!(笑)」
(一同爆笑)
吉田「あの頃って、僕は僕の曲を出して、山田は山田の曲を出すみたいに、それぞれで制作を始めた時期だったんですよ。山田の曲が採用されてシングルになったとき、吉田山田としていい曲を出すことに意義があるのは分かってるんだけど、まだあれぐらいの若さだと、心の中では“何で俺の曲じゃないんだよ!”ってやっぱり悔しいんですよね。今ならめちゃくちゃいい曲だなって素直に思えるけど、毎日のように一緒に仕事して、吉田山田としてもいろんなことがまだ安定してない中で、あの頃はモヤモヤしてたな~(笑)。やっぱり同い歳だから」
――単純に言うと、若かったもんね。大人にまだなり切れてないというか。
吉田「あと、そのモヤモヤの一番の原因は、いろんな物事を多数決で決めちゃってたんですよ。でも、実はそれじゃダメで、吉田と山田が1対1で、本当に納得いくまで話す。それは『約束のマーチ』(M-3)ぐらいまでは当たり前のようにやってたことなんですけど、それぞれで制作し始めて、ディレクターさんなりスタッフさんなりいろんな意見がある中で、そのバランスが保てなくなってきて…。活動における危機はいたるところにあったと言えばあったんだけど、吉田山田を辞めないことはお互いの中で決まってるからこそ、ケンカもするし、時に気まずい空気になっても、ここまで続けてこれた。言うなら、今が一番いい状態なんですよ。お互いの足りないところとか弱さだったり、でも得意な部分だったり、そういうところを尊重し、理解し合えてるから感謝もできるんで」
――こうやってキャリアを振り返らないと、ここまでの話はなかなかしないよね。
吉田「でも、やっぱり僕らにもそういう時期があって…『日々』はもちろん大事な1曲ですけど、本当に随所に重要な場面があって、何とかやってこれたんで。あと、大きなターニングポイントは3部作を出そうと決めたときかな。意外に思われるかもしれないけど、各々が全力で頑張ればいい、じゃなくて、もう1回2人で同じ方向を見てみようと決めて、曲作りを始めて、ライブが回り始めて…
あの話し合いがなかったら、続けるのは無理だったかもしれない」
山田「僕もそう思いますね。10周年を迎えるときに後悔がないように…あのときから“もしかしたら解散するかもしれない”ぐらいの気持ちで挑んでいったので。
あの話し合いがなかったら、10周年を迎えられても長続きはしないだろうし、生まれてきた作品に対してここまで愛は持てなかったかもしれないですね」
苦しさの先にしか楽しさはない
――ベストアルバムのタイトルが『吉田山田大百科』っていうのも、とても吉田山田らしくて。子供の頃、自分の好きな分野のそれって本当にワクワクしたもんね。
吉田「僕は最近、建築に興味があるんですけど、建築業を目指す多くの人の“自分が作った建物が後世に残るのが嬉しい”みたいな言葉を目にして、“確かに! 俺らもそうじゃん”って思ったんですよ。自分が死んだ後も作品が残っていく、そういう仕事ができてるんだって今回でハッと気付いて、これはすごい職業だなって。今までも気を抜いてリリースしてきたつもりはないですけど、改めて後悔のないように作っていかないといけないなって思いましたね」
山田「デビュー5周年で出した『吉田山田シングルズ』('14)はベストという言い方はしなかったんですけど、今回は自分たちでも10年よく頑張ってきたなって、ご褒美のような想いでベストと言える、その証になったというか。この10年、いろんな曲を作ってきて、夢について、愛について、恋について、家族について、人生について…偏らずにすごくいいバランスで、この1枚に収められたと思いますね」
――新曲『いくつになっても』(M-15)、『微熱』(※ボーナストラック盤M-16)も収録されてるけど、3部作で自分たちを見つめ直してきたのとはまた違った抜けのよさと新しさがある2曲で。
山田「今も曲作りはしてるんですけど、大感謝祭が終わってからは燃え尽きがちになっちゃったのと同時に、イメージが広がり過ぎて、何でもできるからこそ何に手を伸ばしたらいいかが分からなくなってたんですよ。だから、あんまり頭で考えないで、とにかくたくさん曲を作ればそこから導かれるのかもなって、出てくる曲に委ねてる部分はちょっとあります。でも、この3年は後悔のないように自分自身を全部出すことに精一杯で結構苦しかったから、もうちょっと素直に音楽を楽しみたいなって。今はすごく軽やかな気持ちで制作に挑めてると思いますね」
吉田「今、山田が言った“音楽を楽しみたい”っていうのがポイントで。多分、この先もずっとそうですけど、苦しさの先にしか楽しさはないんですよ。“そんなに苦労する必要ないでしょ、そもそも楽しくて音楽を始めたんだから”ってなりがちですけど、次なる楽しさを求めるときには、やっぱり苦しいんですよ。今は楽しく曲を作れてるけど、またどこかで自分の中の壁にぶち当たって、苦しくなって…それの繰り返しなのかなって」
――吉田山田は、これからどうなっていくんだろうね?
吉田「山田は…本っ当に変わんないと思う!」
山田「そうですね。おじさんを経由せずにすぐおじいさんになると思う(笑)」
吉田「僕らは本当にありがたいことに、5年ぐらい音楽番組(=テレビ神奈川『吉田山田のドレミファイル♪』)をやらせてもらってて、そこのゲストに30周年とか35周年という方々が、キラッキラした瞳で来るんですよ。それを見ると何だか安心するし、まだまだだなって思えるから」
――そして、ライブがやれて当たり前じゃない今のご時世、音楽を糧に集まれる時間は尊いなと改めて思うね。
山田「本当に。ライブスケジュールがズラッと並んでるのを見ると、これって“この時間にこの場所で会おうって”1つ1つみんなと約束してたんだなって思います。この1つ1つの約束を果たせたらやっぱりすごく嬉しいなって」
吉田「10年やって、自分たちにとってどれぐらい音楽が必要かやっと分かったんですよ。僕らは吉田山田という2つの命で歩んでるグループだから、自分1人の意志でどうにかなるものでもないし、僕が右足で山田が左足みたいに、バランスを取って歩まないと前に進めない共同体で。“自分にとって音楽とは何なのか”じゃなくて、“吉田山田にとって音楽とは何なのか”を考え出してから、うまく歩けるようになったんです。だから今は、例えば僕らが最高だと思った曲が売れなくても、音楽を続けていく自信があるんです。前はやっぱり“売れなかったら、評価されなかったらどうしよう?”っていう想いが強かったけど、自分たちが死ぬときに“僕らは最高の音楽を作ってきたから”って言えるかどうか。それが一番大事なことだって、ようやく気付けたんですよ。あと、最近のライブが開催できない寂しさの中で1つ気付いたのは、例えば明日、2人に何かがあって二度と一緒にステージに立てなくなったとしても、どこか後悔はないんです。それは、1本1本のライブにちゃんと命を懸けてやってきたから。10年後は10年後の悩みと楽しみを持ちながらきっと音楽をやってるだろうし、それさえできていれば、歌うのはどんな場所だっていいと思えるたくましさは、この10年で一番変わったところかもしれないですね」
――いや~よっちゃん、いいこと言うね!
吉田「最後に言えばよかった!(笑)」
――アハハ!(笑) こういうとき、山ちゃんはどういう気持ちなの? 隣で相方がめちゃいいことを言ってる。自分も次に何を言うか考えなきゃいけない。でも、それには話も聞いとかなきゃいけないし、みたいな?(笑)
吉田「アハハハハ!(笑) どうなの? 俺もすごい気になるわ」
山田「いや…あんまり聞いてなかった(笑)」
(一同爆笑)
山田「“自分はどうなんだろう?”とは思いましたよ?(笑) 僕は正直、この先のことはあんまり考えてないんですよ。ただ、ファンのみんなはきっと楽しみに待っててくれてるじゃないですか。でも、みんなが楽しみにしてる以上に、僕も楽しみなんですよ。だから身を委ねてるんです(笑)。この自信は…これからもずっと変わらないんじゃないかな。この歳になるとある程度、これはできる、できないって諦めることも多いと思うんですけど、今、話しながら、自分の可能性を楽しみに思えるってすごいことだなって思いましたね」
吉田「まだかなえてない夢がたくさんあるし、それこそベストアルバムを出すのも初めてだから、みんなのリアクションからまた新たな発見をして、それが次につながっていく。10年やってても“初めて”がまだ山ほどあるから、どんどん挑戦しながら、吉田山田というフィルターを通してこれからも音楽を作っていきたいと思ってます!」
(2020年4月 8日更新)
Check
Movie
追い詰められる山ちゃん…(笑)
吉田山田からの動画コメント!
Release
特典映像かボーナストラックか
吉田山田の10年をたどる初ベスト!
Best Album
『吉田山田大百科』
【デラックス盤(CD+Blu-ray)】
発売中 3900円(税別)
ポニーキャニオン
PCCA-04936
※封入特典:スペシャル特典券
<収録曲>
01. ガムシャランナー
02. 花鳥風月
03. 約束のマーチ
04. 魔法のような
05. 日々
06. 僕らのためのストーリー
07. 未来
08. 母のうた
09. RAIN
10. YES!!!
11. 宝物
12. Color
13. もやし
14. 赤い首輪
15. いくつになっても(新曲)
<Blu-ray収録内容>
・吉田山田デビュー10周年ドキュメンタリー
tvk『吉田山田、十年十色』
(ディレクターズカット)
※昨年12月28日にオンエアされた番組を再編集し、未公開映像もふんだんに盛り込んだロングバージョン。
【ボーナストラック盤(CDのみ)】
発売中 2500円(税別)
ポニーキャニオン
PCCA-04937
※初回封入特典:スペシャル特典券
<収録曲>
01. ガムシャランナー
02. 花鳥風月
03. 約束のマーチ
04. 魔法のような
05. 日々
06. 僕らのためのストーリー
07. 未来
08. 母のうた
09. RAIN
10. YES!!!
11. 宝物
12. Color
13. もやし
14. 赤い首輪
15. いくつになっても(新曲)
16. 微熱(新曲)…ボーナストラック盤のみ収録
Profile
よしだ・やまだ…吉田結威(g&vo、写真左)、山田義孝(vo、同右)からなる男性2人組アーティスト。’09年10月にシングル『ガムシャランナー』でメジャーデビュー。’13年12月にリリースされた9thシングル『日々』が、『NHKみんなのうた』で同月より放送が開始されるや“泣ける歌”と話題になり、5度の再放送を経てロングセールスを記録。一躍その名を拡げ、YouTubeの再生回数は現在1,500万回を突破。’19年は、3年ぶり2度目となる全国47都道府県ツアー『吉田山田47都道府県ツアー~二人またまた旅2019』を開催。10月21日にはデビュー丸10周年を迎え、11月6日には7枚目のアルバム『証命』をリリース。同30日には、中野サンプラザホールにて『吉田山田10周年記念「大感謝祭」』を開催し、デビュー10周年を大団円で締めくくった。’20年4月8日(水)には初のベストアルバムとなる『吉田山田大百科』をリリース。5月4日(月・祝)大阪・サンケイホールブリーゼ公演を皮切りに、全国5ヵ所を巡るツアー『吉田山田ホールツアー2020「大百科ツアー」』を開催予定。
吉田山田 オフィシャルサイト
http://yoshidayamada.com/
Live
ベストな選曲で魅せる全国5公演
バンドセットで挑む初のホールツアー
『吉田山田 ホールツアー 2020
「大百科ツアー」』
【北海道公演】
▼6月7日(日)札幌市教育文化会館 小ホール
Pick Up!!
【大阪振替公演】
チケット発売中 Pコード181-190
▼6月12日(金)19:00
サンケイホールブリーゼ
全席指定6000円
キョードーインフォメーション■0570(200)888
※小学生以上有料、未就学児童無料。但し、座席が必要な場合はチケットが必要。
【福岡振替公演】▼6月14日(日)都久志会館
【東京公演】▼6月21日(日)東京国際フォーラム ホールC
【愛知振替公演】▼6月29日(月)日本特殊陶業市民会館
ビレッジホール
Column1
2人の生き様が歌になって届く
『欲望』インタビュー!
Column2
「次の日に死んでも後悔しない
ライブをしようと思ってる」
大いなる予感とまばゆき未完成の
人生を刻んだ『変身』携え激動の
'17年を締めくくるインタビュー
Column3
「吉田山田が生まれ変わる…その
変化の象徴じゃないかな『街』は」
10周年に向け時計の針が動き出した
新たなる決意と覚悟の出発点
『街』インタビュー&動画コメント
Column4
「“吉田山田にとってライブとは?”
という質問に対して明確な答えを
1つ持てるようなツアーにしたい」
2つの個を刻む『47【ヨンナナ】』
携え初の全県ツアーへ!
吉田山田が変化と挑戦の季節を語る
Column5
「『日々』を経て出来てくる曲が
今の吉田山田が歌うべきことを
歌えてる確信があった」
ヒット中の『キミに会いたいな』に
過去最大のツアー…歩みを止めない
吉田山田の今に迫るインタビュー
Column6
『NHKみんなのうた』で泣ける歌
と話題の名曲『日々』が世代を越え
感動を呼んでいるのはこの2人!
2年ぶり渾身の3rdアルバム
『吉田山田』についてガチで語った
インタビュー&動画コメント
Column7
もがき続ける吉田山田が
“告白”のドキドキ感を描いた
『ごめん、やっぱ好きなんだ。』
インタビュー&動画コメント
Column8
劇的な変化と覚醒
恋愛観までぶっちゃける!(笑)
2ndアルバム『ココロノート』
インタビュー&動画コメント
Recommend!!
ライター奥“ボウイ”昌史さんからの
オススメコメントはコチラ!
「2ndアルバム『ココロノート』(’12)以来、毎年のように取材していた吉田山田でしたが、何だかご無沙汰となった今回のインタビュー。3部作、そして大感謝祭を終えた2人は、変わらぬ優しさと同時に、この3年でちゃんと“アーティスト”になった、凛とした佇まいで目の前に現れました。ベストアルバム『吉田山田大百科』を聴いたファンはきっと、彼らと同じように自分の人生を振り返ることでしょう(俺もそう)。そして、このベストで吉田山田に初めて触れる人は、その出会いを心底喜べるに違いない。ここには吉田山田の10年の本気と本音が、しっかりと詰まっています。最後に、10周年を迎えるアーティストと取材中によく話す事柄を1つ。人間って、仕事も、趣味も、友人関係も、なかなか10年は続かない。でも、もし10年続いたなら、それは何かしらの縁や適性がある。遅ればせながら、吉田山田、デビュー10周年おめでとう。“振り返っても普通はここまで深く話さないんで(笑)”と笑ったよっちゃんの言葉、嬉しかったな」