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【第6回】『Hyper Luv Pop 2026』直前対談企画
オートコード×コロブチカ×『Hyper Luv Pop 2026』
主催 / Live House Pangea・住田悠真さん

2026年2月28日(土)、大阪・心斎橋でサーキットイベント『Hyper Luv Pop 2026』が開催される。会場はANIMA(メイン/サブステージ)、Pangea、火影の3会場4ステージ。総勢30組のアーティストが集う。『Hyper Luv Pop』は、主催であるPangeaのブッカー・住田悠真さんの感度の高さが際立つ豪華なラインナップで知られている。2024年の初開催から注目を集め、今回の最終出演者解禁時にはイベント名がXのトレンドに浮上するなど、その熱は年々大きくなってきた。本連載では、そんな『Hyper Luv Pop』というイベントの輪郭を、出演者・関係者×住田さんの対談を通して、様々な視点から浮かび上がらせていく。最終回は、ともに京都を拠点に活動するバンド、オートコードから轟龍二さん(Gt / Vo)、ジュンジュニオールさん(Gt)、コロブチカからきたはらけいごさん(Gt / Vo)、平田歩さん(Ba)をお迎えした賑やかな対談!お互いについて思っていることや、『Hyper Luv Pop』を自分たちならどう回るかなどを、楽屋のようなリラックスした雰囲気で話してもらった。

最初は怖かった?「"住田"の部分じゃなくて、"悠真"の部分」?住田さんの絶妙な立ち位置



――住田さんの、オートコード、コロブチカとの出会いについて教えてください!

住田「オートコードって付き合いどれくらいだっけ」

ジュンジュニオール「2年くらいやで」

住田「オートコードのPangea初出演って何やったっけ?俺がブッキングしたんだっけ?」

「俺らが(出してくださいって)言ったんじゃない?」

住田「風輝(石倉風輝さん・フォトグラファー)から連絡来たみたいな感じではあったような気がするんよ」

ジュンジュニオール「最初にバンドで出始めたころは、住田さんブッキング、吉條さん(Pangea店長)ブッキング、ayatoriの藤原さん(Gt / Vo)ブッキング、みたいな感じで毎回違ってたんですけど、数回出て以降は全部住田さん」

住田「コロブチカは最初、藤原さんブッキングよな」

平田「そうです。それで1回か2回出て......」

きたはら「そうそう、その後に住田さんのブッキングで初めて出たときさ、ギターが体調不良で急遽スリーピースになって」

平田「住田さんにめっちゃ酷評されたっていう(笑)」

全員「(笑)」

住田「覚えてるんや(笑)」

平田「"スリーピースだったらやらん方がいいんちゃう?"って。で、"めっちゃやばい人や!"と思って(笑)」

きたはら「やばいね(笑)」

平田「それが(住田さんとの)ファーストコンタクト」

ジュンジュニオール「ただ、最初は(住田さんは)めっちゃ怖い人やった」

平田「怖い人でしたね(笑)」

「ライブ終わって、"ええんちゃう?"って言われたときに、"あ......これはもう二度と呼ばれへんわ......。終わらすための『ええんちゃう?』ちゃうか?"って思って(笑)」

きたはら「確かに、周りのバンドから聞いてた。"住田さんは結構ストイックやから"って」

平田「"クセモノストイック"みたいな」

住田「(笑)」

きたはら「"シビアなこと言うで"ってことを聞きました(笑)」

住田「そこから、印象は結構変わったん?」

「俺はめっちゃ変わりました」

きたはら「いつからか変わったよね。一昨年のミナホ(『FM802 MINAMI WHEEL』)くらいから(笑)」

住田「めっちゃ最近やん!(笑)」

きたはら「2024年、俺らが成長速度やばかったなって思える時期があって」

平田「そこらへんから(住田さんと)仲良く喋るようになった。今となっては、もう友達くらいの感覚ですね」

ジュンジュニオール「自分が覚えてるのは、ライブの後に住田さんと話した感じでは"なんかあんまりハマってないのかな"って思ってたんですけど、アルバム(1st アルバム『Haiku club』)出して、住田さんが一回ちゃんと聴いてくれたタイミングがあって。そこでめっちゃ良く思ってくれたみたいで、LINEで直接"音源めっちゃいいな"って送ってくれたのを覚えてる。確か東京のBASEMENT(下北沢BASEMENTBAR)の前で住田さんに会って、僕がアルバムを渡したんですよ」

住田「あー!mogariについて行ったときや。覚えてる。帰りに聴いてハマってん。"オートコードめっちゃいいよな!"みたいな話をしながら帰った記憶がある」

きたはら「今思い出したら、当時『Haiku club』リリースツアーのフライヤーも住田さんが作ってましたよね」

住田「そう、まとめて作った」

きたはら「"わぁ、いいな"って思った覚えがあります」

――他のバンドの方々も言ってたことなんですけど、住田さんのことを"若いのにめっちゃちゃんとしてるし、芯がある"って。

「前まで、俺は(住田さんのことを)"音楽大好きマシーン"やと思ってた」

平田「マシーンね。確かに(笑)」

「住田さんと話してたときに、ちょっとニュアンス違うかもしれないですけど、"ブッカーっていうのは、アーティストあってのブッカーやから、アーティストに対するリスペクトはどんなバンドでも絶対なくさない"的なことを聞いて、"めっちゃいいブッカーやん!"って思った」

住田「そのときに俺の目を見ながら、"住田さん、めっちゃいいブッカーですね!"って言われたのも覚えてる(笑)」

「そういう認識はあります」

住田「やっぱり、バンドありきやから。俺の仕事は」

「イベントを成功させることを第一目標にしてるのはもちろんあると思うんですけど、それだけじゃなくて、全部に熱を持ってやってくれてる人なのかなって、そのときに思いました」

住田「ありがとう。2組とも、最初のタイミングでめっちゃハマったっていうよりは、ライブ観たり音源聴いたりでハマっていった感じかな。コロブチカは、2年前くらいにライブで観てめっちゃハマったし。オートコードは、音源でめっちゃ好きになって、最近ライブも良くなってきたなあって」

――あれ、オートコードには他のバンドよりちょっと厳しいです?(笑)

住田「いやいやいや!(笑)これもみんなフラットに見たうえで、オートコードは最近良くなってきたなって」

――オートコード泣いちゃいますよ......(笑)

住田「良くなったって言ってるのに(笑)」

「 俺ら、もう喋りませんよ......」

住田「スネた......!」

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住田「やっぱり、"バンドが良くなってきたな"って思ったら、話すこともいっぱい出てくる」

平田「確かに」

住田「仲良くなった時期っていうか、距離が縮まった時期は、多分バンドが良くなった時期なんやろなって思う」

ジュンジュニオール「なるほど」

きたはら「一緒に進んでる感じがしますよね」

平田「ブッキングイベントやったら、圧倒的に住田さんブッキングに一番出てるんで」

住田「あ、そうなん?」

平田「京都だと、(バンドの)自主企画とかツアーの出演が多いんで」

住田「オートコードもそんな感じ?」

「そうですね。(住田さんに)バンドを手伝ってもらい始めたくらいから、距離はグッと縮まりました」

住田「ライブ以外で会う日もあるしな」 

「最近は、住田悠真の"住田"の部分じゃなくて、"悠真"の部分をどんどん知っていけてる気がする......!」

住田「(笑)」

――ライブハウスの色々なイベントを取り仕切ったりする立場に、住田さんみたいな同年代の人がいることって、結構心強かったりする?

ジュンジュニオール「そうね」

平田「京都は基本、年上の人が多い。住田さんは、年齢が近いからいちばんフランクに喋れるというか、いちばん相談しやすい。同年代のブッカーの人って、まだ駆け出しの人が多いじゃん。その中で、住田さんはあまりにも完成されてるというか」

ジュンジュニオール「(自分より)1歳上にしては、信頼できすぎる」

住田「Pangeaに入ってからブッキング始めたわけじゃないしな」

きたはら「でも、住田さんがFireloopで元々やってたイベントから知ってるんですけど、確かに、(住田さんは)箔があるというか......。"元々この人は、こういう信念があってこういうイベントをやってるんだな"っていうのが、最初から伝わる状態だったなって。いつも面白いバンド見つけてくるし」

住田「(オートコードやコロブチカとは)同世代やけど、なんかライブハウス同世代ではない感じはする。俺のほんまの(ライブハウスでの)同期って、POOLSとか。年上やけど、ライブハウスに俺がよく行き始めた時期と、バンド始めたタイミングが一緒のバンド」



兄弟のような2組



――住田さんの、オートコードとコロブチカの好きなところをそれぞれ教えてください。

住田「オートコードは、完全に曲やな。曲が好きすぎる。『that you know』(オートコードが2025年にリリースした1st EP)が、収録してある曲順に、俺のSpotifyのトップランキング4位くらいまで上がってて」

ジュンジュニオール「えー!」

きたはら「すごい!」

「初めて聞いた(笑)」

住田「オートコードを手伝ってるからいっぱい聴いたとかじゃなくて、結構普段聴きしてたから」

「めっちゃありがたいですね、それは」

住田「あと、歌詞良すぎやない?天才やと思ってるんだよな。『若葉』がすごく好きで。"この日々もいつか木々になっていく"、"その木々もいつか意義になっていく"って......。ああいう言葉遊び。ユーモアというか、すべてのバンド活動を通して遊び心が散りばめられてるって思う。ライブでの、ジュンジュン(ジュンジュニオール)の『ゲゲゲ』に入る前のあのサウンドの感じとかもそう。結構おどろおどろおしい感じでつなぐやん。そういうのとかもあんまり他のバンドでは見たことがないし、"ギターでそれ表現できるんや!"ってびっくりしたりするから。これが研ぎ澄まされていったら、もっとかっこよくなるやろうなと思うし。こういうふうに、遊び心を常に感じるところがいちばん好きかな」

住田「コロブチカは、ライブから好きになって」

きたはら「そうなんですね!」

住田「最初はほんまに、きたけ(きたはら)がただのライブキッズみたいな感じのイメージで(笑)。"ライブキッズがステージ立ってバンドやってます!"みたいな。最初のころ、マイクにかけてるタオルが完全にマイクに被ってて(笑)」

きたはら「(笑)」

平田「めちゃくちゃ注意したもんそれ(笑)。"ダメだよ!"って」

住田「最初は"めちゃくちゃ歌いにくそう"みたいな印象から始まったけど、もう最近のライブは感動する!熱が伝わってくるし、泣けるところが好き」

きたはら「やったー!」

住田「憧れのその先に行ってる感じがする。好きなものが前提にあって、それを追いかけてたっていう印象だったけど、最近はそのひとつ先に行こうとしてるなっていうのを感じる」

きたはら「確かに、その意識はあります。いろんな道を通ってきたけど、最近はちょっと"自分を定義しないこと"がしたいって思っていて」

住田「幅が出てきたっていうか、オリジナルになってきたなと思うし、それが曲にも出てるなあと思って。最初はもっとJ-ROCK 的なサウンドだったけど、今はもっと色々なものが混ざってる。好きなものがより具体的に見えるようにもなってるけど、同時にオリジナル感が増してるし、みたいな。『天使になれたら』が好き」

きたはら「『天使になれたら』、いい塩梅やと思ってます。なんか、あんなフォーマットの曲ってあると思うんですよ。でも、ちゃんと俺味で書けたかなって」

住田「あと、コロブチカでいちばん好きなのは、やっぱり『Teenage Riot』の間奏部分で、きたけが喋るところ。そこでその日のライブが全部左右されるんじゃないかって思うくらい」

平田「それいつも言ってくれますよね!」

住田「あれ最近いつも楽しみにしてる。オートコードの『若葉』の入りの轟のMCもやねんけど」

平田「『若葉』でいうと、1月のcaicoの企画で観たとき"めっちゃいいこと言うやん!"と思って」

住田「(『Teenage Riot』も『若葉』も)そういうところで気の利いたこと言えたら、ライブのクオリティは一個上がると思う」

「あれって、ガチャガチャですから(笑)」

きたはら「俺もガチャガチャ(笑)」

住田「俺好きやねん、そういうガチャ要素」

――その場の空気を汲み取って。

住田「そうそう。ライブって、毎回平均点取るのがいいわけではないから。波があって、その波の下振れをどこまで上にできるかっていう」

きたはら「確かに」

住田「そういうバンドが俺は結構好きで。コロブチカは、"あ、きたけってこんなこと思ってるんや!"みたいな感動もあって。そこが好き」

きたはら平田「ありがとうございます!」

――続いて、オートコードとコロブチカが、お互いに関して思っていることを聞きたいです。音楽性とか人柄とかいろいろあると思いますが......。

平田「初めて会ったのは、2023年10月のGROWLY。 対バンが、Fancrab、オートコード、笠浪さん(サブマリン・Gt / Vo)」

「あったあった!」

平田「俺ら多分 3回目のライブなんすよ」

「そうなんや!」

平田「次、そのまま11月にDEWEYでコロブチカ、オートコード、日本少女BLUETEA。前回に続いてオートコードと対バンしたんですよ。そういうのもあって、最初の方から仲がいいのかもしれない」

「俺ね、(当時)CD買ったよ。『Teenage Riot』のデモとかが入ってる白いやつ」

きたはら「出た〜!『初期のコロブチカ』やん!打ち込みの『Teenage Riot』が入ってるやつ!」

「家にあるよ、CD」

きたはら「マジっすか......!」

平田「龍二さん、持ってましたっけ」

「CDあんまり買わへんねんけど、あれは買ってん」

きたはら「『初期のコロブチカ』持ってる人って、なかなか珍しいですよ!」

平田「確か、GROWLYでの出演が終わったときにオートコードとめっちゃ喋った記憶があるから、そのときかな......。ジュニオさん(ジュンジュニオール)が、きたけにKOTORI好きやろ!KOTORIを感じたわ!って言ってた」

ジュンジュニオール「言った(笑)」

住田「コロブチカってさ、いつからバンドやってるの?」

平田「2023年8月ですね」

住田「あ、そんな最近なんや!」

ジュンジュニオール「こいつら、成長スピードがすごいんですよ」

きたはら平田「(笑)」

住田「じゃあ、めちゃくちゃすぐPangea出てるやん!」

平田「そう、めちゃくちゃすぐです。10月の頭だったから。(コロブチカが始まって)3本目のライブがPangeaなんですよ」

住田「そうなんや」

平田「対バンが、はみだし(THE HAMIDA SHE'S)と、ヒグラシpugWeekendAllの日」

住田「よく覚えてるな(笑)」

平田「初期のころで、印象深いんで」

「なんかコロブチカの世代、すぐ出てくる奴らが多い! 嫌です!(笑)」

――オートコードはいわゆる2001年生まれの世代で、コロブチカは2003年生まれの世代。2003年世代って特に元気で勢いがある印象だよね。

「けっこう気にしてる......(笑)」

きたはら「後続の世代に、いつ後ろから刺されるか分からないみたいなのはありますよね(笑)。でも、僕たちも同じ2003年世代が怖いですよ」

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ジュンジュニオール「自分がコロブチカに抱いてる印象は......とにかくライブが良すぎる」

きたはら「おー!」

平田「やった!」

ジュンジュニオール「回を重ねるごとにどんどん良くなるから、もう怖くてしょうがない......!」

きたはら平田「(笑)」

ジュンジュニオール「成長曲線の角度ってさ、大体緩やかになっていくものではあるやん。でもコロブチカって、角度が変わらんねん。ほんまに怖い!」

「コロブチカは、きたけの人間性とか、あゆむ(平田)の飄々とした感じとかが、そのまま曲になってる感じがしますね。俺がコロブチカってバンドに持ってるイメージは......。もし俺がコロブチカの彼女やったら、ヤンキーに絡まれたとき、ズボン濡らしてプルプル震えながら守ってくれる感じ!」

全員「(笑)」

「なんかね、めっちゃナードなんですよ。めっちゃヘタレなんですよ。ただ、逃げを感じないんですよね」

住田「あー!確かにね」

「コロブチカが描く弱さにも軸があるし、強さにも軸がある。コロブチカは多分、バンド辞めへんやろなっていうイメージ」

――逆に、コロブチカはオートコードのことをどう思ってる?

きたはら「俺はいつも羨ましいと思っちゃうんですよね、オートコード。住田さんも言ってたけど、やっぱり『Haiku club』が出たときも、ほんとにすごいと思って」

平田「きたけ、(『Haiku club』が)リリースされてすぐめっちゃ聴いてたんですよ」

「ほんまに?」

平田「あの年、きたけのAppleMusicのアルバムランキングに入ってて。リリースが3月だったと思うんですけど、3月、4月、5月くらいまで、きたけはずっとオートコードの話をしてた」

きたはら「俳句部の曲なんて書かないよ、普通!」

住田「そうやな(笑)」

きたはら「うわあああああ!えええ!?ってなった!」

ジュンジュニオール「(笑いながら崩れ落ちる)」

「ありがとう!!」

ジュンジュニオール「ほんまにありがとう!(笑)」

きたはら「ライブで『ビバ!俳句クラブ』を聴いたとき、俳句クラブの曲って......かっこよすぎる!!ってなりました!」

――衝撃だったんだね(笑)

きたはら「マジで衝撃でしたね。僕も歌詞とか書くときは、やっぱりオートコードを見ちゃいます。今、自分の歌詞にはすごく自信があるわけですけど......。誰も持ってきてないところから、言葉や考えをどう拾ってくるかっていうのは、オートコードの曲を聴いてすごく考えさせられたなって思います。それこそ住田さんが遊び心って言ってたけど、まさにそこの部分が僕もオートコードの大好きなところだし。しかも、その遊び心でどんどん面白いことやってる。なんか、ここ俺のブルーオーシャン!みたいな感じで持ってきても、聴く人からすると、え?なんのこと?ってなるケースってあるじゃないですか。オートコードって、それがないっていうか。誰も触れてないようなところに触れてくるのに、オートコードの曲を聴いて、みんながうわぁ、わかる!ってなるっていう。その感覚を、僕も自分の創作に取り入れたいって日々思ってますね」

「ですって......!」

ジュンジュニオール「(笑)」

きたはら「『京都』って曲もあんまりない。東京の曲はいっぱいあるけど。『東京』みたいな曲って他にある?みたいなツイート(ポスト)に、オートコードの『京都』めっちゃいいですよ!ってリプを投げてた人がいましたよ。それ見たとき、"オートコードって、これだけ『京都』ってタイトルの曲もかっこいいんやでっていう説得力を持たせられるバンドなんだな"って思いました」

平田「コロブチカにとってオートコードの存在って、いちばんの兄貴分かもしれない。先輩バンドではいちばん関わりあると思うし、いちばん対バンしてる」

ジュンジュニオール「俺らもやんな」

「うん」

平田「自主企画とかツアーやるときには絶対どこかでオートコード呼んじゃうし」

住田「俺から見ると、あんまりそのイメージないんよな。はみだしとかの方が対バンしてない?」

平田「はみだしはさすがに(大学やサークルが同じで同い年ということもあり)関係値がすごいんで、また別なんです。盟友枠にTHE HAMIDA SHE'Sがいて、オートコードは本当に直系のお兄ちゃんみたいな感じ」

「確かに、後輩でいちばん仲いいっていったらコロブチカな気がしますね」

きたはら「なんかさ、各地のバンドマン、めっちゃオートコード観たいって言うよね」

ジュンジュニオール「へー!」

「そうなん?」

平田「それこそこの前、アンジーモーテルが"コロブチカ呼んだから、次はオートコード呼びたい"みたいなこと言ってた」

住田「え、ほんとに?呼んでほしい。なんかオートコードって、意外なところで人気あるよな。トプシ(トップシークレットマン)のギタリストとか」

「そうですね。俺らの類似バンドがそんなにいないから」

きたはら「そう!それがいいんですよ!」

住田「(人気の)広がり方も独特やしな」

「どっかの界隈にっていう感じではない」

きたはら「こういうところに、僕は勝手にシンパシーを感じていて。コロブチカとしても、あんまり"界隈"っていうよりは、 ひたすら面白いバンドとやりたいっていう気持ちなんで」

ジュンジュニオール「せやねん。コロブチカみたいなバンドあんまりおらんで、今」

きたはら「そうなんですよ!」

――住田さん的には、オートコードとコロブチカは同じイベントで組みやすいかもみたいな感覚ってあったりするんですか?

住田「俺は、京都の若手を一日に2組出すとかはあんまりやりたくなくて。すでにそういうのをやってる箱はあるから、俺がやることではないなと思ってて。Pangeaでやれることって、バンドの輪を広げてあげることやと思ってるから。そこはすごく意識して誘うようにしてるかな」

きたはら「それこそ、(オートコードとコロブチカは)どこまでも輪を広げていける2組なのかなって思ってます」

住田「そうやな」



『Hyper Luv Pop2026』、どう回る?



――住田さんが『Hyper Luv Pop』にオートコードとコロブチカを呼んだ理由は何ですか?

住田「イベントのカラーに当てはまってて......で、好きやから」

平田「シンプル!」

住田「あと、頑張ってくれてるなって思うバンドにちゃんと還元したい。今年は、コロブチカが3月にワンマン(3月16日(月)『ソニックウェーブ』)あるし、オートコードも4月に企画(4月25日(土)『大図鑑1』)があるしな」

――2組の出演順や会場を決めたときの意図ってあったりします?

住田「両方とも、ANIMAのサブステか火影で結構悩んでて。でも、ANIMAのサブステって、いわゆるジャイアントキリング的なステージやなと思ってて。最近のこの2組のライブを観て"こういうステージで何か事件起こしてくれそう"みたいなことを思ってANIMAのサブステにした。で、出演順は......先にANIMAのメインステージのタイムテーブルを考えて、それに合わせて他のステージも考えていってんけど。コロブチカは、Hammer Head Sharkとホーボーが両極端といえば両極端やから、そこのグラデーションになるバンドかなと思ってその間に入れた。オートコードは、Nagakumo〜オートコード〜ハシリコミーズの流れが綺麗やなって個人的に思ったからっていうのもあるんやけど......。ハシリコミーズのメンバーにオートコード観てほしいなと思ったから。 あとは、ANIMAサブステのトリっていうことで、"頼むで"みたいな感じ。そう言える感じになったかなと」

「今、全然お腹が痛くなってますけど?」

全員「(笑)」

――次ですが......。"『Hyper Luv Pop2026』を、自分ならどう回るか?"っていうことについて話していければと思います。紙とペンを配るので、書いてみてください!

平田「今年、メンツ良すぎる」

ジュンジュニオール「ほんまにいいよな」

きたはら「観たいバンド多すぎるよー!」

ジュンジュニオール「住田さん、このラインナップほんまにやばいですね」

「今さら?」

住田「(笑)」

きたはら「あゆむと被りそうなんですよ〜。考えてることが一緒すぎる」

平田「そうなんよ」

「......なあなあ、"オートコードの轟龍二"って、オートコード観なさそう?」

――自分のバンドを書くかどうか葛藤してる(笑)

「観なさそう......?」

住田「観るんちゃう?(笑)」

「やっぱ自分のバンド書かんとこ!」

平田「書くでしょ!だって俺、お客さんだったらコロブチカ観に行きますよ」

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――書けた?

きたはら「みんな、めっちゃ被ってるな(笑)」
 
――最初に観たいバンド、もしかして一致してる?

平田ゴリラ祭ーズです」

きたはら「ゴリラ祭ーズです!」

平田「あと俺、SuUは絶対観る」

住田「コロブチカは、2人ともSuUめっちゃ好きなの?」

平田「めっちゃ好きですよ。『Build』(1st アルバム)しか聴いてない時期ありましたもん」

住田「みんないっぱい書きすぎてて、逆に書いてへんバンド探す方が難しくなってる」

きたはら「これちょっと危惧してたんですよ。全部観に行きたいんですよ、めっちゃ。だから俺、全出演者書くギャグしようかと思った(笑)」

全員「(笑)」

きたはら「俺ね、pavilionのライブを初めて観たのは『Hyper Luv Pop』なんですよ。そのときに、めっちゃやばいなって衝撃受けて」

住田「俺は、mogariとpavilionが対バンやったときに初めて観た。mogariのメンバーがずっと"めっちゃかっこいい"って言ってて。その日にpavilionを(『Hyper Luv Pop』に)誘った記憶があるな」

住田「今年って結構、オートコードとコロブチカ、Linen Frisco穴熊Highvvaterって、それぞれ近からず遠からずの界隈で頑張ってる関西の若手が出てくれてて......」

きたはら「また、どの型にもはめられないような音楽が出てきてる」

住田「そういう5組が揃ってるみたいな感じになった。交わってくれたらいいな!」

――本当に、存在感のある若手が集まってる。ただ、若手が多いとはいっても、以前より世代的にもジャンル的にもより幅広くなったという感じがしますね。

住田「今回呼ばれてへん若手もまだまだいるんでね」

きたはら「なんか、僕の後輩に『Hyper Luv Pop』出たいんですって言ってる子がいたりして」

住田「えー」

きたはら「この前、"『Hyper Luv Pop』に出るためにはどうしたらいいんですか?"ってmüdeの子が言ってた」

ジュンジュニオール「あのバンドかっこいいよね!」

平田「めっちゃいいですよ」

住田「müde、曲めっちゃ良くない?まだ演奏とかちょっと発展途上なところはあるけど、これからもっと良くなりそう」

平田『永遠みたいな』の MV に出てくれた女の子、松下華ちゃんっていうんですけど、その子がボーカルなんですよ」

――『Hyper Luv Pop』に出たいバンドが、既にじわじわと出てきているっていうことですね!

平田「やっぱり、少しずつ関西の登竜門的イベントみたいな立ち位置になってきてるかもしれないですよね」

ジュンジュニオール「ちゃんと主催者の目が行き届いてる感じがするところもいいからね」

――最後になるんですが、一人ずつ『Hyper Luv Pop』への意気込みをお願いします!

きたはら「この日、俺がいちばんポップです!」

全員「(笑)」

平田「"いちばんいいライブします"っていうのは無難ですよね......」

きたはら「俺に負けるよ」

平田「そう。勝とうとも思ってないけど(笑)。住田さんが毎年やってる色々なイベントの中で、俺は『Hyper Luv Pop』にいちばん出たいなって思ってたし、憧れのイベントに出られることが嬉しいので、精一杯やります!」

ジュンジュニオール「意気込み......そうですね、このANIMAサブステージのライブで、ちょっと何かを変えたいですね。オートコードを知らん人たちが新しく観てくれて、別のライブに来てくれたりとか、他のバンドの人が観てくれて、何かイベントに誘ってくれたりとかっていう、次に繋がるようなライブをしたい」

住田「全ライブそうであってほしいけどな」

ジュンジュニオール「やばいやばい!(笑)」

「帰ろう......(笑)」

平田「龍二さん、ラスト言ってください(笑)」

「"お前なんかに頼んでないねん!"って言う人もいると思いますが、頑張ってANIMAサブステージを背負って、プレッシャーを感じつつ頑張りたいと思います!」

取材・文/竹内咲良




(2026年2月27日更新)


Live

「Hyper Luv Pop 2026」

【大阪公演】
▼2月28日(土) 12:00
ANIMA/Pangea/HOKAGE
前売-4500円(整理番号付、ドリンク代別途要)

[出演]インナージャーニー/オートコード/コロブチカ/水平線/ベランダ/Monomi twins/穴熊/宇宙ネコ子(ふたりセット)/開始/月野恵/Gill Snatch/CRAZY BLUES/Highvvater/hardnuts/Linen Frisco/ゴリラ祭ーズ/sickufo/天国注射/Hammer Head Shark/pavilion/ホーボー(工藤祐次郎×後藤大樹、サポートBa.藤原寛 (DOGADOGA))/MoritaSaki in the pool/リュベンス/iVy/aldo van eyck/Qoodow/SuU/Nagakumo/ハシリコミーズ/ムノーノモーゼス

※11:30~ANIMAにてリストバンド交換。Subway Daydreamはメンバーの体調不良に伴う休養のため出演キャンセルとなりました。また、今回のキャンセルによる払い戻しはございません。
[問]LIVE HOUSE Pangea■06-4708-0061

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『Hyper Luv Pop 2026』直前対談企画