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Profile

向井太一(写真左)
1992年、福岡県出身のシンガーソングライター。自身のルーツであるブラックミュージックをベースに2013年よりソロ活動をスタート。メンズファッション誌「Men's FUDGE」のウェブサイトでのコラムの執筆や、モデルなど、音楽以外でも活動の場を広げている。2019年にはビルボードでのワンマン公演や台湾、中国3都市、韓国をまわるアジアツアーを完走するなど、ライブをメインにジャンル問わず様々な仲間と繋がり継続的にシーンを構築。10月よりファイナル・Zepp Tokyoとなる自身最大規模の全国6都市でのワンマンツアーを開催する。

向井太一 オフィシャルHP
http://taichimukai.com/

 

中島ヒロト(写真右)
詳しいプロフィールはこちら(前編後編

Release

2019年8月7日(水)先行配信
『Savage』

 

2019年9月18日(水)リリース
『SAVAGE』


初回限定盤 [CD+DVD]3700円(税抜)/TFCC-86692
通常盤 [CD]2700円(税抜)/TFCC-86693

〈収録曲〉
01. Confession
02. Runnin’
03. Savage
04. ICBU
05. 君へ
06. Can’t breathe
07. Voice Mail
08. 最後は勝つ
09. 道 (TVアニメ『風が強く吹いている』第2クール・エンディング・テーマ)
10. Dying Young
11. I Like It ※Bonus Track

Live

Pick Up!!
『第1回!Happy and Fun Music Festival』
チケット発売中 Pコード:154-360
▼9月29日(日) 14:30
味園 ユニバース
全自由-4451円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[出演]中島ヒロト/韻シスト/DENIMS/NakamuraEmi/矢井田瞳/Keishi Tanaka
[ゲスト]荒井岳史/スキマスイッチ
※小学生以上は有料。
[問]GREENS■06-6882-1224
チケット情報はこちら

 

『ONE MAN TOUR 2019-SAVAGE-』

【愛知公演】
▼10月18日(金)ボトムライン

Pick Up!!
【大阪公演】
▼10月22日(火・祝) 19:00
なんばHatch
1Fスタンディング-4500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
2F指定席-5500円(ドリンク代別途要)
※未就学児童は入場不可。
[問]キョードーインフォメーション
■0570-200-888

【福岡公演】
▼10月25日(金)DRUM LOGOS

【宮城公演】
▼11月3日(日・祝)仙台Rensa

【北海道公演】
▼11月10日(日)ペニーレーン24

【東京公演】
▼11月14日(木)Zepp Tokyo

チケット情報はこちら

8月17日『SUMMER SONIC 2019 OSAKA』MASSIVE STAGEを
熱狂させた、ライブ直後の向井太一は何を語る!?
FM802「RADIO MASTAERS」でオンエアされた
緊急インタビュー+オフトーク、誌上レビュー

 

自身のルーツであるブラックミュージックをベースに、エレクトロニカ、アンビエント、オルタナティヴ、ジャズなど、音楽のジャンルを縦横無尽に行き来する自由な音楽性を持ち、「日本人特有の言葉選び、空間を意識した音作り」を大切に活動を続けるシンガーソングライター・向井太一。9月に3rdアルバム『SAVAGE』を発売するのを前に、『SUMMER SONIC 2019』へ出演を果たした。8月16日には西日本を中心に台風10号が猛威を振るい、幸い甚大な被害は免れたものの翌日に始まった東京・大阪公演とも出演キャンセルやライブ中止を余儀なくされ、向井太一自身も初日東京でのBEACH STAGEでのステージは中止となった。そして天候に恵まれた2日目大阪のMASSIVE STAGEでは、初日の分も取り返しに行くようなパワフルなステージでオーディエンスを熱狂させてくれた。
そんな渾身のパフォーマンスを終えた直後の向井太一を楽屋エリアで待ち受けたのはFM802DJの中島ヒロト。ライブの感想を伝えるとともに、ニューアルバムのこと、中島が向井にオファーしている“9月のとある件”についてインタビューした模様が、先日FM802「RADIO MASTAERS」でオンエアとなった。今回は実際に放送された番組の誌上レビューに加え、収録後のオフトークも加筆してお届け。

 

ライブ欲を満たしてくれたMASSIVE STAGE(向井)

向井太一
(以下、向井)

(コンコン)失礼します。あー!ヒロトさん、ご無沙汰してます!

中島ヒロト
(以下、ヒロト)

わ、お疲れ様!待ってたよ〜。

向井

今日はよろしくお願いします。

ヒロト

ライブ見てました。めちゃくちゃよかったです。今日。じゃあ早速収録もスタートして大丈夫ですかね?

向井

もちろんです、よろしくお願いします!

ヒロト

さて、本日は8月17日(土)、『SUMMER SONIC OSAKA』は2日目になるんですけど、実はわたくし楽屋エリアにお邪魔しておりまして、僕の目の前には先ほどMASSIVE STAGEでライブが終わったばかりのこの方をお迎えしております。自己紹介をお願いします!

向井

向井太一です!

ヒロト

はい!よろしくお願いします!お疲れ様でした!

向井

お疲れ様です、ありがとうございます。

ヒロト

あのー、一番前の方はちょっと照れたので、その後ろブロックぐらいでずっと見てたんですけど(笑)。

向井

あははは!ありがとうございます!

ヒロト

素晴らしかったです、今回もね。実は大阪も初日は台風の影響でいろいろと大変だったんだけど…向井くんは東京でね、初日出る予定だったんですが、BEACH STAGEが残念ながらクローズになってしまってその分の思いもあったと思うんですけど、今日のライブはどうでした?

向井

もう、まさにその通りでぶつけてやろうと。ライブ欲を満たしてくれるような。お客さんもすごくあったかかったし、僕もメンバーも楽しみながらできました。

ヒロト

だんだんっていうよりも、もう1曲目2曲目からお客さんもすごい盛り上がってて。

向井

そうですね。

ヒロト

最初から熱いなっていうのが見えててよかったですね。

向井

フェスらしい感じでしたね。

ヒロト

フェスらしかったね!客席側は暑いところもあれば日陰になってるところもある感じなんだけど、ステージはどうなの?

向井

今日は意外と涼しかったんですよ。

ヒロト

あ、本当?

向井

なんかもっと覚悟して行ったんですけど、意外に風もあって思ったよりも暑くなくて過ごしやすかったです。

ヒロト

よかったですね。最後までずっとキレッキレで素晴らしいライブを披露していただきましたけども!そんな向井太一くんですが、今日オンエアは9月4日なんですけど、新曲『Savage』が公開になりまして、9月18日(水)にはニューアルバム『SAVAGE』がリリースになります。

向井

はい!

ヒロト

今日のステージでも『Savage』を歌ってくれましたけど、改めて新曲のことで言うと、今までのかっこよさセクシーさを含め、なんか力強さと未来への思いみたいなものがすごくギュッとひとつになった曲だなと思ったんですけど、まずこのタイトルトラックについていかがですか?

向井

今回アルバム全体のコンセプトも含めて、「ネガティブからポジティブに消化する」みたいなことをテーマにしてるんですけど、まさにこの『Savage』っていう曲は自分がミュージシャンを続けてきて感じた憤りとか悔しさとか、そういうモヤモヤみたいなものをどう次に繋げていこうっていうことを試行錯誤しながら進んで行っている自分自身を表した曲なんですけど、本当にアルバムを象徴するというか、全体を形づける大切な曲になったなと思ってます。

ヒロト

なるほどね。そしてそのアルバム、コンセプトも今話してくれましたけど、まもなくリリースですが今の気持ちはいかがでしょうか。

向井

なんか今までのアルバムに比べて、好き勝手に作っちゃって(笑)。

ヒロト

わははは!

向井

受け入れられるんだろうかっていう不安もありつつ、やっぱり今まで同様全力で自分の作りたいものに注いできたので、とにかく今は早くみなさんに聞いていただきたいっていう気持ちが大きいですね。

ヒロト

そうですよね。これは9月18日(水)リリースニューアルバム『SAVAGE』、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

向井

ハイ!

ヒロト

ま、アルバムリリースが9月と。…で、9月といえばですね、随分前にスタジオゲストに来てくれたときにもチラッとお話しましたし、その後事務所サイドにも正式にオファーさせていただいたんですけど、昨年残念ながら台風で中止になってしまいましたわたくしプロデュースのイベント『第1回!Happy and Fun Music Festival』、今年は9月29日(日)に味園ユニバースに舞台を移して、ほぼほぼ昨年と同じメンバーが出演OKしてくれまして。ちょっと説明しますと、向井くんも対バンしたことがあるKeishi Tanaka先輩、スペシャルゲストにはthe band apartの荒井岳史くんがステージに上がってくれるということで。そしてDENIMS、NakamuraEmiちゃん、ヤイコ(矢井田瞳)、韻シスト、そしてトークゲスト!?スキマスイッチと。

向井

あははは!

ヒロト

本当に喋るだけなのかってことで、“!?”がついてますけども。まあ、このメンツは去年も出ていただける予定だった人たちなんですが、今年再度オファーしたら、皆さん快く快諾していただきまして、出ていただけると。そして+α去年できなかった分で1組は、新たに僕が出て欲しい、僕が親しくさせていただいているアーティストをという気持ちで、実は向井くんにオファーさせていただいたんですが、これ、今初めてオンエアでも言いますが、まあ…どう…かな?っていう答えも聞きたくて、サマソニの楽屋まで来たわけなんですけども…。

向井

そういう裏があったんですねー(笑)。

ヒロト

裏って言われるとドキッとするけどねー(笑)

向井

あのーーー、ちょっと言いづらいんですけど…ぜひ出させていただ…×××。

ヒロト

いいとこで噛んだし!なんか!

向井

わははは!

ヒロト

ほんと?もう一回確認するよ?出ていただける?

向井

もちろんですよ。出させていただきます。もちろんです。

ヒロト

うれしいありがとうございます!!

向井

ほんとうれしかったです。

ヒロト

本当は去年オファーできればよかったんですけど…今年もう一回できなかった分でリベンジしようってなった時に、やっぱり新しい風が欲しいなってなって。一番初めに頭に浮かんだのが向井くんだったの。

向井

わあ、うれしいです。

ヒロト

ケイシ(Tanaka Keishi)とのツーマンも僕は大阪で見ていて、すごく素敵だったし、プラス番組やライブを通して親しくさせていただいているので。このメンバー見てどうですか?

向井

いやもう、ド贅沢な!僕が見る側としてもめちゃくちゃ楽しみだなっていうのと、あといろんなすごい…なんていうんですかね、完全に被っている界隈でもないし。

ヒロト

そうなんですよ!

向井

なんかほんとにヒロトさんならではの人脈のある感じで。その中に入れていただけるなんて、もう絶対に出ようっていう感じでした。

ヒロト

いやーーー!本当にね、自分の思いが全て完全系になったなっていう感じになっておりますので。では改めて『第1回!Happy and Fun Music Festival』、向井太一くん出演決定です!よろしくお願いします!

向井

よろしくお願いします!

ヒロト

いやー、嬉しいですね。まあ現時点8月17日に最終的にOKいただきましたんで、またあの生放送、アルバムリリースの時にね、番組にぜひ来ていただければなと。

向井

ぜひぜひ!

ヒロト

その時はイベントももう直前なのでどんな感じでライブやりたいかっていう話も含めてお伺いできればと思います。というわけで、ライブ直後でお疲れのなか申し訳ないなと思いながらサマソニの楽屋で突撃インタビュー、向井太一くんでした。ありがとうございました!

向井

ありがとうございました!

 

本当に好きな人が集まるイベントにしたい(ヒロト)

ヒロト

…というわけで収録が終わりまして。お疲れさまでした。もー、大事なところで噛むんだもんなあ!

向井

わはははは!すみません!ほんとにダメだなあと思いましたね。

ヒロト

でもほんとなんか、なんだろう…去年、服部緑地(野外音楽堂)っていう屋外でやろうと思ってたから中止になった時に本当に辛かったんですよ。初めて自分のプロデュースでやるイベントで結果的にはいろんなスタッフが尽力してくれて、全てがクリアになったし、よかったんだけど辛かったのね。

向井

はい、そうですよね。

ヒロト

出演予定だったアーティストのみんなが電話くれたりメールくれたりして、「大丈夫?また来年リベンジすればいいじゃん」みたいに言ってくれて、だんだん気持ちも盛り上がって来たんだけど、今年になってやっぱりやろうってなった時に、全員出てもらえるなんて思ってなかったから、マジか!ってなって、ほんとは村松くん(村松拓/Nothing’s Carved In Stone)も去年出る予定だったんだけど、村松くんだけどうしてもイベントが被っちゃって。本当はケイシのステージにゲストで出てもらおうと思ってたの。

向井

はい。

ヒロト

その時にもう1組出演をお願いしたいと思って、向井くんが一番に思い浮かんだの。

向井

うれしいですねー!

ヒロト

味園ユニバースってやったことあるんだっけ?

向井

ないですないです!

ヒロト

あそこはなんとも言えない空間でねえ。

向井

会場もすごそうですけど、メンツもね?すごくライブ力のある人たちが多いっていうイメージで。その中に入れていただけるなんて。

ヒロト

そりゃ向井くんもライブ力が強いからですよ。

向井

ひー!やったー!去年開催できなかった分、皆さんの熱量もバシバシで楽しみです。

ヒロト

そうなんですよ。チケットもありがたい話売れてて、向井くんを発表したんで、またお客さんが増えてくれるんじゃないかなと思ってます。実は物販とか飲食とかも、全部個人的な友達が並ぶのね。アーティストを含めて本当に好きな人だけが集まれたらいいなって思ってたので、そこにぜひ参加してもらえたらと。去年できなかったんで今年が一回目になるんだけど、向井くんも今年から入って欲しいなと思ってます。

向井

全力で!全力で楽しみたいなと思います!

ヒロト

その時にはアルバムのことステージでガンガン告知してね

向井

ありがとうございます!

ヒロト

…あの、ちょっと突然になるけど…どうですか?今、どう?向井太一は。デビューからここまで来て。

向井

実は3rdアルバムは結構苦しくて…苦しくてというか、曲を作るのも辛くて、歌詞を書きながらすごく自分の中で悩んだりぶつかったりはあったんですね。でも前回のアルバムと同じようにありのままを歌っているので、その分すごく僕の中でも愛情深いし、アーティストとしてもまたひとつ強いアイデンティティを生み出せた気がして、満足感はすごくあるんです。

ヒロト

なるほど。

向井

それが世の中に広まるのかどうかっていうのを考えずに、純粋に自分が音楽が好きなんだっていうのを再確認した一枚になりました。だから「おそらく一生続けていくだろう職業で、またひとつ考えさせられた」、そういう作品になりました。

ヒロト

絶対たくさんの人が手に取ってくれるだろうっていうのはわかってるんだけど、もし万が一自分が思うほどじゃなかったとしても、向井くんがこのアルバムでそういうモードになれたっていうのはでかいよね。

向井

本当に、それはもう!って感じですね。

ヒロト

「これからも一生歌っていくんだ、作っていくんだって」気持ちができたってことでしょ?

向井

はい。

ヒロト

今日のサマソニのステージはそこまで長い時間じゃなかったけど、楽しさと気持ちの強さ、歌への思いみたいなものが増してるなって思いました。

向井

ありがとうございます。

ヒロト

まあ9月のライブ当日どんなセットでやってくれるのかは、ね?そうそう、味園ユニバースってこんな感じなんだよ(ホームページを見せる)。

向井

え、こんなところなんですか?すげー!

ヒロト

そうそう、元々キャバレーだったの。

向井

すごい!結構内装もそのままなんですか?

ヒロト

ホントそのまま。だから空気感も面白いし、最後に出演者みんなでステージで写真撮るっていうことだけは浮かんでて、もうそれだけでハッピーだからね。

向井

これ見ると、また自分のセットリストを考えようと思いますね。しかも出演するメンバーがメンバーなんで気合い入れて!

ヒロト

わはははは!

向井

気合い入れていかないと!

ヒロト

出演順とかは俺が考えるので、また追ってご連絡を…(笑)。でも本当に楽しい感じになるし、ケータリングも美味しいもん食べてもらおうと思ってますので!

向井

わ、それすごい楽しみです

ヒロト

ぜひぜひ、よろしくお願いします!

 

取材・文:桃井麻依子
企画:高橋ハジム 



 

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