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「時代に弄ばれながらやっていかなきゃいけない」
大ヒット中の菅田将暉主演映画『帝一の國』主題歌『イト』に懸けた
クリープハイプの執念とポップネス
尾崎世界観(vo&g)×長谷川カオナシ(b)インタビュー&動画コメント

 きらめくイントロに出会って4秒でロックオンされるイントロから、クリープハイプがこの1曲に懸けた執念とポップネスを感じずにはいられない。紛れもなく新たな代表曲となった最新シングル『イト』は、今をときめく若手トップ俳優・菅田将暉主演で大ヒット中の映画『帝一の國』の主題歌。これまでも、『百円の恋』('14)『忘れないと誓ったぼくがいた』('14)『私たちのハァハァ』('15)『脳内ポイズンベリー』('15)と数々の映画の主題歌を担当し、松居大悟監督はクリープハイプのMVの多くを手掛ける蜜月の関係と、映画との親和性の高さでは知られていた彼らだが、今作でもその鉄壁のセオリーを遵守。昨年、初の小説『祐介』を書き下ろし、先日2作目の『苦汁100%』が早くも発表されるなど、作家としてのこれからにも期待が高まる尾崎世界観(vo&g)は、クリープハイプは、いかなる想いを持って『イト』を生み出したのか――。『憂、燦々』(‘13)(資生堂アネッサ2013CMソング)というブレイクポイントの影を引き摺り続けた日々と対峙したクリープハイプの1つの回答を、尾崎世界観と長谷川カオナシ(b)が語る。



いい曲は作れるんだけど、本当に代表曲になるような曲を作らないと
 
 
――『イト』(M-1)は菅田将暉主演の映画『帝一の國』主題歌ですけど、ある種の勝負曲というか、書けたときに自分の中で久々にヒットポテンシャルを感じる曲だったと。
 
尾崎(vo&g)「そうですね。『帝一の國』は今まで主題歌をやってきた映画とはまたちょっと違ったタイプだったので、作品に寄せるというよりは、今の旬な俳優さんたちが出てるし、そういうところに寄っていった方がいいのかなとは思ってましたね。ストーリーを細かくなぞるより、これからどんどんのし上がっていくような人たちが登場人物を演じている=お祭りっぽいイメージだったので。最初はちょっと違った曲調だったんですけど、映画の雰囲気には合うけど売れるか売れないかで言ったらあんまりだろうなって(笑)。いい曲は作れるんだけど、本当に代表曲になるような曲を作らないと…そういう目標があったので、なかなかそこは超えられなかったですね。その後、曲を作らないとな~とか思いながらギターを弾いてて、ちょうど家を出なきゃいけない、その出る直前にサビができました。そのとき、“これ、久しぶりの感覚だなぁ”っていうのがあったので、そこを逃さないように大事に作っていこうと」
 
――“いい曲は作れるんだけど”ってさらりと言うのもすごいけど、逆に言うと“いい曲”じゃ状況は変わらないっていう感覚が、何となくあったんやね。
 
尾崎「はい。でも、当初の予定より丸々1ヵ月遅れてたんで、ちょっとヤバいなと思ったんですけど(笑)。ただ、遅れてる分は作品で取り返せると感じられたんで、あんまり気にせず。気にしなきゃいけないんですけど(笑)」
 
カオナシ(b)「『イト』のサビのメロディをスタジオで聴かせてもらったんですけど、キラキラをすごく感じるメロディだったんで、それに見合ったアレンジが必要だなって。映画に対してどうというよりは、メロディが一番飛ぶアレンジがいいなと思って進めていきましたね」
 
――そう考えたら、根はすげぇドロドロした人間なのに、こういうキラキラも不意に出てくるんやね(笑)。
 
尾崎「根がキラキラしてますから(笑)。たまにあるんですよね。だからこそ、すごく大事にしなきゃいけないというか、次はいつ出てくるか分からないんで。ただ、家でいいなと思っても、スタジオで全くよくないパターンもあるので、ハマらなかったら本当にヤバいなっていう焦りもありましたね。『イト』はそれでもいいなと思えたので、本当に嬉しかった。でも、そこからまた今まで通りに作っていっても、絶対に超えられないんで。元々はもうちょっと音数の少ない、隙間があるアレンジにしたかったんですけど、試していくうちにちょっとペラペラし過ぎてたんで音を足していったり。今までの曲とはまた違う方向を探っていきましたね」
 
 
好きでやってることだからこそ、気持ちがあるからこそ
そこに対して飽きてしまうんだと思う
 
 
――以前、曲を書くときに“こういうジャンルのものをやらなきゃ、取り入れなきゃ”みたいなことも考えてた時期があったということやけど、意外な感じがしました。
 
尾崎「そうしないと自分たちが飽きちゃうんですよね。飽きずに音楽と向き合うため、というのは大きかったです」
 
――自分たちから素直に生まれてくる味だけだと、予想ができちゃうというか。
 
尾崎「そうなんですよ。同じ味だと飽きるから、別の味を試してるみたいな感じですよね。そういうふうに飽きないでずっと楽しめるのが音楽をやる基本的な条件だと思うので、そこは心掛けていて。『世界観』(‘16)っていうアルバムでそういうことをやった結果、思った以上に受け入れてもらえたので、これが成り立つんだったらまだまだやれることがあるなぁと思いましたね」
 
――好きな音楽でも、続けてたらやっぱりそういうことがあるんやね。
 
尾崎「好きだからなおさらですね。興味のないことだったら飽きることはないですけど、例えば、延々と工場でベルトコンベアに商品を流すとかだったら、それが雑貨だろうが洗剤だろうが興味はいかないですけど、好きでやってることだからこそ、気持ちがあるからこそ、そこに対して飽きてしまうんだと思うんですよね。でもそこは、自分たちで上手くコントロールしていく方法を覚えたので、活動はしやすくなりましたね」
 
――好きでい続ける努力は、やっぱり要るんやね。
 
尾崎「そうですね。好きでい続けてもらうのも大変ですけど。嫌いになるのは簡単なんですけどね(笑)。嫌いでい続ける方が楽ですもん。そこに蓋をしちゃえば、もうそれ以上の感情はなくなるし。人と接していく中でいろいろ変化があるように、お客さんの状況もあるし、時代の流行りも含めて、そこに弄ばれながらやっていかなきゃいけない。その都度その都度、上手くかわしていかないと」
 
――クリープハイプは好きになってもらえるまで時間が掛かったバンドやけど、いざ好きになられたらなられたで、ずっと好きではいてくれない人も当然いるし、好きでいてくれたとしても気持ちがMAXではなくなったり。一度ピークを迎えられたからこその贅沢な悩みとも言えるね。
 
尾崎「そうなんですよね。強いて言うなら、音楽以外のことをやり始めていろんなところに出ていくのはバンドに返ってくると思ってやってるし、音楽以外の場所があることで、何より自分自身が楽になった。それまでは、音楽でこけたときにもう立ち直れないぐらい落ち込んでたんですけど、今はそこまで気にせず楽にやれるようになったんで。今年の前半はモバイル会員限定ライブをやったりコアな人たちに向けて動いて、このシングル以降はフェスが始まったりするんで、また下半期は外に開いていこうと思ってます。でも、基本的にはコアな人たちがいてこそ外に行けるんで、一番の土台をしっかり作っておくのは大事だと今は思ってますね」
 
 
今のクリープハイプは、歌と曲をよく聴かせることに全部が向いてる
 
 
――尾崎くんは小説を書くようになって、会う人も環境も変わって、歌詞に何か変化はあったりしました?
 
尾崎「言葉だけで1から10まで表現する小説の大変さが分かったから、歌詞を書くのがすごく楽になりました。メロディがあるからそこに投げてしまうこともできるし、ここはめんどくさいなぁと思ったら書かなくても成り立つ。小説の場合は、めんどくさいなぁと思っても書かないと話が先に進まないんで。そういう違いが分かってるからこそ、すごくやりやすくなりました」
 
――逆に、音楽ってメロディというある種の制約があるから、小説を書いてみることで歌詞って書きにくいんだなと気付いたりするのかもと思ってたんやけど。
 
尾崎「何でも書ける方がキリがなくて大変なんですよね。僕は元々曲から作るんですけど、メロディという枠組みがないと何でもできる=何でもやらなきゃいけないことにもなるんで…すごく難しいですよね、本当に文章だけで判断されるので。音楽だとメロディがあるからまずそこに耳が引っ張られ、意識が引っ張られ、そのメロディの範囲で歌詞が求められる。言葉に関しては、小説はやっぱりしんどいですね」
 
カオナシ「結果メロディがすごくキャッチーになったと思います。ラララの段階では一緒なんですけども、メロディに言葉を合わせていく部分が、以前よりも増えたなと思うんですよね。そうすると綺麗に聴こえるので、言葉とメロディの相性がすごくよくなったと思います。特に今回の『イト』には顕著に出てると思うんですけども、メロディを感じながら言葉が脳に入ってくる。そういう作詞になってきたのかなと思いますね」
 
――より歌詞に適した言葉というか。メロディ自体に手応えがあって、そういう歌詞の進化もあったら、そりゃ大事にしたい曲になりますね。
 
尾崎「もう本当に、卵を産んだみたいな感じですね。割っちゃいけない感覚で作っていきました。でも、普通にそれを卵孵させるだけじゃつまらないんで、ギリギリまで攻めて新しいものにしなきゃいけないし。ぶっ壊しちゃうのが一番怖いんで、そこは注意しながらやりましたね」
 
カオナシ「メンバーとしてもとにかく大事にしたかった曲だし、今まではスタジオで頑張ってアレンジしてきましたけども、そのときと同じ方法論で、今の僕らの“何クソ!”っていう感情そのままの演奏が評価されるときではないと思うので、持ち帰って考える必要があるなと思いましたね。一度PC上で形にして、みんなでそれをモニタリングして、慎重にアレンジしていきました」
 
――ロックバンドの勢いとか衝動の尊さだけではない、ポップスへの挑戦心を感じますね。
 
尾崎「そこはやっぱり重要でした。そうじゃないとまた戻っちゃうんで。勢いとか衝動は極力サウンドには出さずに、別のところで(笑)。それをなくしちゃいけないとは思うんで、しっかり閉じ込めながら」
 
――怒りとか衝動は曲を作るガソリンではあるけど、さっきの話じゃないですけど、それだけで曲を作っても何も変わらない。そう考えたらもがいてますね、ちゃんと。
 
尾崎「そうですね。でも、一時期それすらも迷ってる時期はありましたけど。『世界観』を迷いながら作った結果、何とかまたスタートラインに戻ってきた感覚はあったので。2月に出した『もうすぐ着くから待っててね』(‘17)っていう作品集は、そのスタートラインから慎重に一歩目を踏み出して、割と素直に曲を作って提示できたし、そこに手応えもちゃんとあったからこそ、この『イト』を振り切った状態で迎えられてると思いますね」
 
カオナシ「やっぱりみんな長く続けていると調子が出なくなってきたりして、ライブで頑張るバンドもいるし、もっと突飛な楽器を入れてみたりするバンドもいると思うんですけども、今のクリープハイプの場合は、歌と曲をよく聴かせることに全部が向いてるなって思いますね。小説を書いたことにしても、『世界観』以降のアレンジにしても、曲と歌に全部が向いてるんじゃないなって僕は思います」
 
尾崎「この曲を歌うことに懸けてたし、歌入れのときも久しぶりに抜けるような感じというか、しっかり掴まえて刺せてる感じはあったんで。曲ができてアレンジして歌を入れるまで、全部間違わずに勝っていけましたね」
 
――ちなみに、『イト』って曲のモチーフにはどうやってたどり着いたのかなと。
 
尾崎「映画を観ても“操り人形”っていうイメージがすごく湧いたので。活動自体で言っても、僕もメンバーを操ってるし、メンバーに僕が操られてるところもあるし、お客さんを操ってるつもりだけどお客さんに操られて一喜一憂させられてるし(笑)、レコード会社にしてもそうで。操ったり操られたりの繰り返しですけど、それを断ち切ってしまうとまた悪いところも出てくる。“意図”がないと面白くないんですよね、やっぱり。不満に思うこともあるけど、結局、誰かに相手にされないと…そういうことを歌いたいなと」
 
――操り人形を動かす“糸”であり、そこに潜む“意図”であり。いろんな意味が乗ってくるからカタカナに?
 
尾崎「そうですね。あとは、カタカナにすると“人”っていう漢字が踊ってるようにも見えるんで」
 
 
悩みながらしっかりいいものを目指していきたい
 
 
――C/Wの『月の逆襲』(M-2)は、尾崎くんのラジオ番組にカオナシくんが投稿した曲だと。
 
カオナシ「聴きながら尾崎さんが笑ったらいいなと思って、投稿したときは飛び道具的にいろいろセリフを入れたりもしてたんですけど、歌詞の内容は深夜のラジオ番組を思わせるものだったらちょっとかわいいんじゃないかと思って書きましたね。そのときは1人で全部作ったんで打ち込み然としたものだったんですけども、それを元にバンドで演奏したのがこれですね。シングルのC/Wでは、バンドの幅が見せられたらと思ってますけど、アレンジの途中経過だったり最後の方で、(尾崎くんに)必ず聴いてもらってますね。そのフィルター通さないと、やっぱりクリープハイプにはならないと思うので」
 
――『君が猫で僕が犬』(M-3)はインディー時代の音源化されてない楽曲ということですけど、元は『キミがネコでボクはイヌ』表記やったよね?
 
尾崎「そうでしたね。何かちょっと子供っぽいなっていうことで、何となくこの全体の雰囲気に合わせて変えてみて。これは昔よく歌ってたんですけど存在を忘れてて、カオナシが“こういう曲がありますけど、やれませんか?”って。当時はバンドのライブ以外に弾き語りも頻繁にやってたので、そういうときにお客さん少しでも呼びたいなと思って、弾き語りでしかやらない曲を作って。完全に分けてましたね。バンドの曲はほぼ弾き語りでやらずに、シンガーソングライターみたいな感覚でやってました」
 
――ググったら’09年ぐらいですでに歌ってたから、結構前やね。
 
尾崎「確かに。こうやって昔の曲をやれるのは嬉しいですね。まだこういう曲があると思うんですけど、僕よりカオナシの方が詳しい(笑)。すぐに忘れちゃうんですよね。全く記憶にない曲とかもあって」
 
カオナシ「ライブで1回しかやったことがない曲もあるし」
 
尾崎「確かにそうだなぁ」
 
――東名阪でツーマンツアーもありますが、対戦相手はUNISON SQUARE GARDEN、KANA-BOON、銀杏BOYZとまぁ濃いですね。
 
尾崎「はい。本当にやりたい人と」
 
――大阪公演のお相手のKANA-BOONは、ラジオで対談したのがはじまりということですけど、それこそ『もううすぐ着くから待っててね』では鮪(vo&g)くんにゲストボーカルで参加してもらって。
 
尾崎「KANA-BOONはすごく受け入れられてるし、自分たちにないものを持ってるし、羨ましいなと思うところもいっぱいありますね。今この時期に一緒にやれるのはすごく嬉しいし、全バンド負けたくないなと思う人たちなんで、とにかく楽しみですね」
 
――クリープハイプのライブの現状に関しては何か変わりました?
 
カオナシ「去年はワンマンツアーもしたし、最近やったモバイル会員限定ツアーとかって、僕たちのことを好きだと公言してくれてる人たちの前でやるライブじゃないですか。これからはまたフェスで一見さんの前に出ていくわけなんで、そういうすごくいい環境でライブをやらせてもらうことによって、“ライブが大成功するとこういう感じだな”っていうバンドの地力を確認させてもらってる感覚はありますね」
 
尾崎「その都度曲も変わっていくんで、そんなに気にせず、やりたいことはやりたい。曲をちゃんと作っていればライブも変わっていくと思うんで、悩みながらしっかりいいものを目指していきたいと思ってます」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
 




(2017年6月13日更新)


Check

Movie Comment

新譜とライブとインデアンカレー(笑)
クリープハイプからの動画コメント!

Release

ジャケットはメンバーを合成した人物
過去最大級のポップソングが完成!

Single
『イト』
発売中 1200円(税別)
ユニバーサル
UMCK-5624

<収録曲>
01. イト
02. 月の逆襲
03. 君が猫で僕が犬

クリープハイプ & STUTS名義で
愛するスワローズに捧げる企画盤!

Single
『NO SWALLOWS, NO LIFE.』New!
発売中 1000円(税別)
ユニバーサル
PROS-5013
※タワーレコード、タワーミニ全店、ならびにタワーレコード オンラインでの限定リリース。

<収録曲>
01. NO SWALLOWS, NO LIFE.
クリープハイプ & STUTS
02. 東京音頭
クリープハイプ

昨年発表した初の小説『祐介』に続き
自意識過剰な日々を赤裸々に綴る2作目

Book
『苦汁100%』New!
発売中 1200円(税別)
文藝春秋
978-4-16-390654-6

240ページ
四六判 軽装 並製カバー装

Profile

クリープハイプ…写真左より、長谷川カオナシ(b)、尾崎世界観(vo&g)、小泉拓(ds)、小川幸慈(g)。’01年結成、3 ピースバンドとして活動を開始。’05年、下北沢を中心にライブ活動を活発化。ライブを観た人から「世界観がいいね」と言われることに疑問を感じ、自ら尾崎世界観と名乗るようになる。’08年9月、メンバーが脱退し、尾崎世界観の1人ユニットとなる。’09年11月に小川、長谷川、小泉を正式メンバーに迎え、本格的に活動をスタート。’12 年、1stアルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。’14年には初となる日本武道館公演2DAYSを成功させた。’16年には尾崎世界観が初の小説『祐介』を発表。これまでに11枚のシングル、4枚のアルバムほかをリリース。最新作は’17年4月26日にリリースしたシングル『イト』。5月24日には、尾崎世界観が2作目となる小説『苦汁100%』を発表した。

クリープハイプ オフィシャルサイト
http://www.creephyp.com/

Live

東名阪ツーマンツアーに続いて
夏フェスシーズンには音泉魂で大阪へ

 
『クリープハイプ presents
「ストリップ歌小屋 2017」』

【東京公演】
Thank you, Sold Out!!
▼6月8日(木)19:00
Zepp Tokyo
1Fスタンディング4200円
2F指定4200円
[ゲスト]UNISON SQUARE GARDEN
VINTAGE ROCK■03(3770)6900
※未就学児童は入場不可。

Pick Up!!

【大阪公演】

Thank you, Sold Out!!
▼6月14日(水)19:00
なんばHatch
1Fスタンディング4200円
2F指定4200円
[ゲスト]KANA-BOON
清水音泉■06(6357)3666
※未就学児童は入場不可。

【愛知公演】
チケット発売中 Pコード329-586
▼6月15日(木)19:00
Zepp Nagoya
1Fスタンディング4200円
2F指定4200円
[ゲスト]銀杏BOYZ
ジェイルハウス■052(936)6041
※小学生以上有料。未就学児童は入場不可。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら

 

Pick Up!!

【大阪公演】

『OTODAMA'17~音泉魂~』
〈「夏フェスというボケ」編〉
一般発売7月8日(土)
Pコード332-335
▼9月3日(日)11:00
泉大津フェニックス
自由6800円 中高生チケット4000円
[出演]四星球/打首獄門同好会/キュウソネコカミ/クリープハイプ/the peggies/ドレスコーズ/バックドロップシンデレラ/BRAHMAN/他
清水音泉■06(6357)3666
※雨天決行・荒天中止。小学生以下は無料(入場券をお持ちの保護者の同伴が必要)。中高生チケットは要身分証明書。出演者変更に伴う払戻しは行いませんので、予めご了承下さい。開場・開演時間は変更になる場合がございます。

6/15(木)昼12:00~25(日)23:59
チケット先行予約受付!

チケット情報はこちら


Column1

「この気持ちは終わらないし
 終わらせない方がいい」
不安も希望も怒りも喜びも音楽に
クリープハイプの戦いは続く
『一つになれないなら、
 せめて二つだけでいよう』を語る

Column2

“出来ない”からこそ出来ること
最前線で苦闘するクリープハイプの
『エロ/二十九、三十』を
初のホールツアー真っ只中の
尾崎世界観(vo&g)が語る

Column3

「違和感に対する責任を取っていく」
クリープハイプの宣戦布告なる
確信と自信の2ndアルバム
『吹き零れる程のI、哀、愛』!
音楽を諦められなかった男
尾崎世界観の12年目の現在地に迫る

Comment!!

ぴあ関西版WEB音楽担当
奥“ボウイ”昌史からのオススメ!

「2年以上ぶりとなったクリープハイプ取材でしたが、『イト』に対する決死の想いは、インタビューをしていても、多くのメディアに残した足跡を見ていても明らかで。彼らにとっても最大級のキャッチーさと瑞々しさを持った楽曲は、イントロからリスナーを掴むまでの初速がすごい。クセのある尾崎くんのハイトーンボイスも心なしかマイルドな印象で、初心者にもファンにも全方位にアピールできるシングルとなりました。映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』(‘91)の台詞からバンド名に“ハイプ”と付けたぐらいですから、映画とのシンクロ率は言わずもがなです。でもね、正直、この曲でドカーン!といかなくても、苦しんだ方がまたいい曲ができそうで面白いと思っちゃってる僕がいます(笑)。そう彼らに伝えると、“グレますけどね(笑)” (カオナシ)、“金髪にしてピアスを開けます。あと、タバコを吸い始めます(笑)”と笑う2人でしたが、縁あって昔から彼らを知っている僕は、16年かけて今があるバンドのタフさを信じていますから」