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「幸せを体現するために僕には音楽という武器がある」
これぞビッケブランカのフルコース! 
メジャーデビュー作にして全包囲型ポップス『Slave of Love』携え
ツアー真っ只中の超新星に迫るインタビュー&動画コメント

 “Google Play Music 音楽のある生活・ウェルカム篇”には『Slave of Love』が、自然派スムージー“en Natural”には『Natural Woman』がCMソングとして起用されるなど、しょっぱなからトップスピードでメジャーの大海原へと漕ぎ出した、新世代のシンガーソングライター・ビッケブランカの、国も言語も性別も、躍動するピアノとグッドメロディでステッピンアウトしたデビュー作『Slave of Love』がもうやりたい放題! さらには、1月18日(水)発売のSKY-HIのニューアルバム『OLIVE』には共作曲『Over the Moon』が収録と、その勢力をグングン拡大する超新星は只今、いよいよスタートした全国ツアーの真っ只中にいる。そこで、ボーダレスでタイムレスでジェンダーレスな独壇場で、これでもかとみなぎるポップセンスと変幻自在のファルセットボイスを炸裂させている話題の新人に、今日に至るまでの激動の日々をインタビュー。数年前…とある恩人から突き付けられ答えられなかったある質問に、今ならどう答えるのか――? タフで愛すべきシンガーソングライターの現在地に迫る。

 
 
ビッケブランカのバリエーションを魅せるところは変わらずに
それをさらに大げさにやれる
 
 
――足掛け4~5年ぐらいかかりましたけど、ビッケブランカもようやくメジャーデビューということで。さかのぼれば、1stミニアルバム『ツベルクリン』(‘14)を出し、そのリリースツアーでライブからもらった感情が前作『GOOD LUCK』(‘15)につながって。そして。
 
「『GOOD LUCK』から『Slave of Love』(‘16)の間は、いい意味で身動きの取れない時期で。いわゆるどこからデビューするのかとか、転がってくための窮屈さみたいな感じだったから、“いいないいな、いろいろとやりたいことが溜まってきたな”ってワクワクしつつ、曲ばっかり作ってた、みたいな。ライブもガツガツあったわけじゃないし、結構気ままにやってましたね。その間に釣りも行くし、バスケもするし、泳ぐし…まあ色恋沙汰も?(笑)」
 
――しかも縁あって、大学時代の同級生であり元バンドメンバーが働いているレーベルからデビューという、美しい流れが(笑)。ちゃんとビッケブランカが出会ってきた人、音楽を続けてきたことが有機的につながって、スタートラインに立てた感じがしますね。
 
「奇跡であり、非常にナチュラルな流れというか。別に気張ることもなく、自然と始まっていった感じで。『ツベルクリン』は名刺みたいなものになったし、『GOOD LUCK』はライブを楽しくするためのものでしたけど、結局はビッケブランカのバリエーションで魅せるところは変わらずに、それをさらに大げさにやれる環境というか。コンセプトとしてはもうジャケットの顔面通りで、“僕、ビッケブランカだよ”って言うにふさわしい曲を、ロックな要素もメロウな感じも、やれることは全部入れようっていう感じでしたね」
 
――確かに今作は、“メジャーに行って変わったね”なんてことはなく、ある意味“ビッケブランカがやりそうなことをとことんやってるアルバム”っていうのが、聴いた第一印象で。制作的にはどういうふうに進んでいったの?
 
「まずは『Natural Woman[English]』(M-7)の書き下ろしが決まって、これはもう指名でオーダーが来ました。『ファビュラス』(‘15)をおもしろいと思ってくれてたみたいで、映像が出来上がる前から同時に音楽も作ってほしいと。だからCM撮影のときには、もう僕のデモが撮影現場で流れてる、みたいな」
 
――ちゃんとビッケの音楽ありきでCMを考えてくれたんやね。
 
「本当に。僕がクッとブレイク入れるところで映像がピタッて止まったり、さらに効果的になったかなと。ストックがいっぱいある中からいい曲を見繕って、さらに今の自分のエッセンス足して、歌詞も全部変えて…“こんな感じがいい”って言われた方が、“OK! じゃあその中で自由にやります”っていうことで作りやすかったですね」
 



もう『Slave of Love』=『ビッケブランカ』と同じようなもんなんで(笑)
 
 
――他の曲に関してはどう?
 
「『Slave of Love』(M-3)に関しては、ディレクターさんから“スティーヴィー・ワンダーの『可愛いアイシャ - Isn't She Lovely』(‘76)みたいなイメージの曲はどう?”っていう提案があって、それを吸収して作って、みたいなやりとりから出来上がっていったんですけど。『Echo』(M-4)は元々あったバラードで、昔のデモにはコーラスが全然入ってないんで、今のビッケブランカがやるとこういうスケールになるというか。『ココラムウ』(M-1)『Your Days』(M-5)『Golden』(M-6)も昔からあって、『Your Days』を弾き語り一発録りにしたのは、ビッケブランカの一番根本の部分で魅せると。『Golden』でスピーディーで爽やかなピアノロックもやって、『Natural Woman』(M-2)は英語でも歌ったりして、ガガガッと畳み掛けるサウンドに振り切って自己紹介的に始める、みたいな」
 
――もうビッケブランカのフルコース、幕の内弁当みたいな感じやね(笑)。『Natural Woman』は英語詞と日本語詞とで視点も変えてるけど、日本語詞でも言葉の流れがむちゃくちゃスピーディーでスムーズだから、英詞との印象が変わらないのがおもしろい。ネイティブじゃないのに、ピアノもそうだけど本当に0からよくそこまでやれるね。
 
「勉強と言うと、ホント英語だけはちゃんとやってたんで。洋楽もずっと聴いてたし、オカンも洋楽好きだし(笑)」
 
――『Slave of Love』はタイトル曲にもなりましたけど、これはビッケの人生の十八番の色恋沙汰の歌ですけど、結局、これも最後の恋じゃないだろうよあんたっていう(笑)。あと死ぬまでに15回ぐらいするんじゃない?(笑)
 
「あぁ~! そうそう! まさにそういうこと(笑)。“これが最後って本当に思ってんのか!?”っていう話ですよね。それがもうね、“愛の奴隷”なわけですよ(笑)」
 
――『Slave of Love』というタイトルを聞いたとき、“これ、セルフタイトルじゃん”と思った(笑)。でも、『GOOD LUCK』の制作時には相当デカい喪失感があったはずなのに、やっぱり立ち直るんだね、人って(笑)。
 
「立ち直るんですねぇ~(笑)。もう『Slave of Love』=『ビッケブランカ』と同じようなもんなんで(笑)」
 
 
リズムが立ってる曲だけどちゃんと聴こえる日本語に
サウンド重視じゃなくてちゃんとメッセージがある日本語にしたい
 
 
――今回のアルバムを作る上での苦労はありましたか?
 
「毎回、やっぱり“歌詞”ですよね。サウンドはいくらでも溢れてくるんですけど、歌詞はもう本当に苦労してる。今からでも先が思いやられる(笑)。今回はそういう意味では…『Natural Woman』の日本語詞が一番苦労しましたね。リズムが立ってる曲だけどちゃんと聴こえる日本語にしたいし、サウンド重視じゃなくてちゃんとメッセージがある日本語にしたいし。意味も脈絡も、あのリズムに乗せていくのに一番苦労しましたね」
 
――ビッケは自分の言葉で、自分のメロディで歌うことで活きる人だと思うけど、例えば楽曲提供したときに果たしてその旨味を出せるのか、みたいな。でもまぁ、三浦大知ぐらい上手い人なら歌えちゃうっていうことで(笑)、s**tkingz(シットキングス)の舞台『Wonderful Clunker -素晴らしきポンコツ-』に『Youe Days』を提供していましたが、実際に彼の歌を聴いてどうでした?
 
「あれはグッときたな。そもそも三浦さんが歌った時点で別の曲になってたんですよ。それにまず感動しましたね。同じ歌で同じ伴奏なんだけど、やっぱり声が違う。表現の仕方が違う。“心の込め方”が違うというか、心を込めて歌うときの“手法”が違うんですよ。僕はポトン、ポトンって言葉を落としていくことで、自然と感情が降り積もる感じのスタイルなんですけど、大知さんは本当に最初から最後まで繊細。“絶対に心を行き届かせる”思いやりの表現みたいな。“僕はこの曲を大切にしてるんだ”ってちゃんと伝わる、伝える心の込め方をしてるんですよ」
 
――ボーカリストたるもの、作詞作曲しない場合は歌だけで全ての気持ちを届けないといけないもんね。『Golden』は青春とか夢みたいなものを感じる曲だけど、これは制作の後半にできた曲だと。
 
「そうです! アルバムの制作過程を歌った曲ですね。だから時間軸的には一番近い。立場も年齢も好きな音楽も違う人たちが、1枚の円盤を作るためにあーでもないこーでもないってやってるのが、何か“友”だなって。僕みたいなペーペーが“ダチやん!”なんて言えない大御所たちなんで、それを歌ってみた、みたいな(笑)」
 
――かつてビッケブランカは“過去しか歌えない”という話をしてて、『ツベルクリン』なんかは特にそうで。『GOOD LUCK』では過去を踏まえ“いつか未来を歌えるようになるかもしれない”みたいなことを言ってたけど、この曲は最もそれに近いことを歌っているような。
 
「そうですね。でも、自分の中ではまだ“未来”には行けてなくて、“今”には来れた感じです。でも、デビューアルバムで“今”を歌えたのはよかったなと。作っていく中で、過去からしか曲を生み出すことができないことは気付いてたんですけど、もしかしたら…このまま楽しいことが続いて、僕の精神が衛生的なままなら(笑)、本当に誰もが見えるところにあるもの、世界中から見えるものを歌えるかもしれないって。それが世界へのワンステップになるかもしれないし、テーマにする時代がどんどん今の自分と一致してきてるというか、何かが変わってきてるんですよね」
 
 
“どれが売れそうか”じゃなくて“どれがビッケブランカらしいのか”
 
 
――あと、今回の制作中に気付いたこととして、女性的な観点が自分の中にあるんじゃないかと言ってたけど、それっていつ思ったの?
 
「自分が女性みたいに見えたときイヤじゃないというか(笑)、男がもしスカートを履けと言われたら、普通は何で履かなきゃいけないんだとか、こんなの履かねぇよって思うと思うんですよね。でも、もし僕にそんな機会があったら、率先して履くと思うんですよ(笑)。で、キモかろうと“どうこれ!? ラブリーっしょ!”って言うと思う(笑)。そこに抵抗はないから化粧とかも楽しい。別にゲイでもなく、歌の中には“あれ、こんなこと言うのか僕”って自分でも思う男らしさもある。ただ、裏声になった途端に女性みたいなことを突然言いだしたりする、その二面性がおもしろいのかなと。自分でもその原因はまだ探り切れてはないんですけど、それがビッケブランカの1つの特徴なんだとしたら、それをもっとデフォルメしてもいいのかなって」
 
――そもそも男性でも女性目線で詞を書いたりもするから、そういう自由な発想や価値観に気付けたりするんやろうね。そういう意味でも、メジャーデビュー作にして意欲的な作品になりましたね。
 
「そうですね、始まりにふさわしい作品になりました。あと、別に構成が分かりやすいわけでもない『Slave of Love』を推し曲にするなんて、このチームいいなって思いました。『Natural Woman』はタイアップのために書き下ろしたから推す理由も分かるけど、僕は内心『Slave of Love』みたいな曲をリードにしたいと思ってたんですよ。そしたら、“『Slave of Love』がいいでしょ、これが一番ビッケブランカっぽいから”って」
 
――『Slave of Love』はある意味、展開が大げさで笑っちゃうような、ミュージカルとかサーカスみたいな派手さがある曲で。でも、最近こういうアプローチって案外聴かないもんね。
 
「“誰も今はやってない”とか“どこのシーンにもハマらない”とか、そういうことをやるのって結構勇気がいるじゃないですか。でも、“どれが売れそうか”じゃなくて“どれがビッケブランカらしいのか”が大事だっていう」
 
――ビッケブランカって、どんな表現をしても“うわぁ~ビッケやなこれ”って思う“濃さ”というか(笑)、オリジナリティがあって。逆に今どんどんメジャーデビューしていくバンドって、音もそうだしライブのMCとかもめっちゃ似てるなと感じてて。多分、ただ盛り上がってほしいだけで悪気はなく言ってるんだと思うけど。
 
「言葉に込めること、サウンドもそうですけど、“考える”ことが大事だなと思うんですよ。それがクリエイティブというものだから。“音楽は理屈じゃねぇんだよ”とか言いがちですけど、自分のやりたいこととか言いたいことをどうやって伝えるかは“感性”じゃない。絶対に考えて向き合うべきところだと思うんですよね」
 
 
どんな最高のステージにしようかなって考えてる
 
 
――リリースツアーに関してはどう? 昨秋やった前回の大阪でのライブも、過去最高の内容だったと思ったけど。
 
「あれはマジで楽しかったです、大阪LOVE(笑)。根本的にメンタルが変わったからライブに臨む姿勢も変わったし、最初に比べたらライブの概念も圧倒的に変わってるんです。もうよくなる感じしかしないというか、ワンマンツアー=自分の曲を知ってるお客さんの前でやれるなんて、とりあえず100点以下にはなりようがない、みたいな(笑)。今は意味の分からない自信があって、どんな最高のステージにしようかなって、前向きに考えてる感じです」
 
――いいね~! 今のビッケはエネルギーに溢れてますね。
 
「今の自分の気持ち、音楽に向き合う姿勢、チームへの感謝、聴いてくれる人への感謝を忘れずにちゃんと持っていれば、何もかもプラスに捉えられるはずなんです。結局、物事を悪く捉えるのは自分のせいなんですよ。それは自分に全部責任があるということじゃなくて、心の衛生面の話で。自分の心が擦れてるから物事がそう見えるというか、自分の心が清潔であれば、堕ちようがないと思ってるんですよね。ちゃんと自分がやりたいことを説明できる言葉を僕は持ってるし、それを聞いてくれる耳を持ったチームも、そのチームの意見を取り入れる僕の姿勢もできてるから。今はもう扉が開いてるから。ってなると、もういいことしか起きようがないんです!(笑)」
 
――最後に。初めてビッケにインタビューしたときに聞いた印象的なエピソードについて。ビッケがかつて自分を見失っていたとき、ある恩人から言われた言葉を読み上げるんで、今なら同じ質問に何て答えるのかなって。“何で音楽やってるん? 誰の影響でやってるん? 歌詞の耳触りはいいけど結局何が言いたいん?”。
 
「今、僕に伝えたい確固たるメッセージがあるとしたら、“幸せになってください”っていう言葉でしかない。それを体現するために僕には音楽という武器があるし、それを聴いてくれた人を絶対にマイナスの方向には堕ちさせない。聴いたことで最低でも+1がある音楽を作り続ける。それは絶対に生み出す意味がある音楽だと思ってます。自分が音楽をやってる理由は、この世の中に+1が起きる音楽を生み出すため。って、今はハッキリ見えてるんですよね」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史



(2017年1月12日更新)


Check

Movie Comment

ライティングにこだわり熱く語る(笑)
ビッケブランカからの動画コメント!

Release

踊るメロディとファルセットボイス!
CMタイアップ2曲を含むデビュー作

Mini Album
『Slave of Love』
avex trax
発売中 1800円(税別)
AVCD-93490

<収録曲>
01. ココラムウ
02. Natural Woman
03. Slave of Love
04. Echo
05. Your Days
06. Golden
07. Natural Woman[English]

Profile

ビッケブランカ…‘87年11月30日、愛知県生まれ。本名・山池純矢。幼少期、読めない楽譜を横目に妹のピアノに触れてみる。両親の影響で日本のフォークと洋楽にも慣れ親しみ、小学校高学年で作曲を開始。中高時代は黙々と楽曲作りに励み、音楽活動を目標に大学進学のため上京。バンド活動でギター&ボーカルを経験した後、突如思い立ってピアノに転向。携帯電話を捨て1年間ピアノに没頭した結果、持ち前の集中力と天性の才能で楽曲制作能力が爆発的に開花し、ソロ活動をスタート。『MINAMI WHEEL 2012』では楽曲人気投票で『Wake up sweetheart』が1位に。 ’14年7月に配信で『追うBOY』を先行リリース後、同年10月に満を持して1stミニアルバム『ツベルクリン』を発表。収録曲『秋の香り』がFM802の10月度ヘビーローテーションを獲得し話題に。’15年8月には2ndミニアルバム『GOOD LUCK』をリリース。俄然注目度の高まる中、’16年10月26日に3rdミニアルバム『Slave of Love』でメジャーデビューを果たした。美麗なファルセットボイスと抜群のコーラスワークを、独創性に富んだ楽曲に昇華させ、ジャンルレスにポップとロックを自在に行き来する、新しいタイプのシンガーソングライター。人柄が滲み出る、楽しく激しく盛り上がるライブパフォーマンスも注目度が高い。なお、ビッケはポルトガル語で“海賊の下っ端”、ブランカはポルトガル語とスペイン語で“白”を意味し、海賊という粗暴な現場で一生懸命雑用をしている人間が、後々船長になるという願いが込められている。

ビッケブランカ オフィシャルサイト
http://vickeblanka.com/
 

Live

リリースツアーが遂に開幕!
バンドセットで大阪は心斎橋JANUSへ

 
『Slave of Love TOUR 2017』

【福岡公演】
▼1月9日(月・祝)ROOMS

【愛知公演】
Thank you, Sold Out!!
▼1月13日(金)スペードボックス

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード313-289
▼1月15日(日)18:00
心斎橋JANUS
スタンディング3000円
キョードーインフォメーション■0570(200)888
※小学生以上は有料。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら

 
【東京公演】
Thank you, Sold Out!!
▼1月20日(金)Shibuya WWW
【北海道公演】
Thank you, Sold Out!!
▼1月22日(日)SOUND CRUE
 

Column1

「曲で人とつながれた瞬間に
 一気にエクスタシーが来る」
ライブと喪失感が起動させた
真性ポップマエストロの
輝けるニューモードを語れ――
『GOOD LUCK』インタビュー

Column2

監督、脚本、主演ビッケブランカ
過去に囚われ、過去に生かされる
ハイブリッドなピアノマンの
先天的音楽人生をたどれ――
希望のファルセットが導く
『ツベルクリン』インタビュー

Column3

ポピュラリティもユニークさも
ないまぜに奏でる音楽のマジック!
稀代のポップマジシャンの
1stワンマンツアーレポート

Comment!!

エイベックス
佐藤幸太朗さんからのオススメ!

「本当に自然な流れで彼と一緒に仕事ができてとても嬉しいです!! ビッケブランカというアーティストはいろんな楽しい事を吸収し、それを音楽で人に伝えることができる、マジシャンのようなミュージシャンだと思っています。そしてこのインタビューでも語っている、“ビッケブランカの曲を聴いたことで最低でも+1がある音楽を作り続ける”という言葉。この言葉が、今の彼が作り上げる音楽、ライブ、全ての土台です。気持ちを少しだけ後押ししてくれたり、励ましてくれたり、おセンチな気分にさせてくれたり…何と言っても確実に言えることは、ライブに来てくれている人たちが全力で笑顔なんです(佐藤調べ)。そんなビッケブランカの音楽をたくさんの人に伝えることができて、少しづつ何かが+1になっていったら…もうそんなの幸せですよね、みんな。そう考えると、もう僕は10年前から彼を知っているわけだから、めっちゃ+1されててすごいですよ、イヤ、マジで(笑)。皆さんも是非、ビッケブランカの作り出す“音楽・ライブ”の渦に巻き込まれてください! まだまだ渦が巻き始めたくらいですけど、触れて、巻き込まれて+1されながら、どんどん大きな渦を一緒に作りましょう!!」