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「『URBANO』を作ったことで、小林太郎の形が本当に決まった」
“新しいことを一切やらない新しさ”が生んだ第一期の結晶を手に
変化を呑み込む巨大な才能を鳴らすリリースツアーが遂に開幕!
小林太郎インタビュー&動画コメント

 彼のディスコグラフィーにおいて紛れもない異色作となった3rd EP『DOWNBEAT』(‘15)で、“ダンスビート”という劇薬を大胆に注入した小林太郎だったが、どうやらどんなジャンルもギミックも、彼の才能という抗体を前にしては、まるで効き目がなかったようだ。数え切れない“未体験”を摂取しても揺るぎない自分を知った小林太郎が、“都会的な、洗練された”の意の通り、己を徹底的に磨き上げ、たどり着いた1つの回答=メジャー2ndフルアルバム『URBANO』。壮絶な熱量ほとばしるオルタナティヴな轟音も、圧倒的で美しいロックバラードも、これまで収録されることのなかった並々ならぬ想いを宿した楽曲群と音楽家としての執念で軒並みコンパイルした今作を、いよいよスタートするリリースツアーを前に小林太郎に大いに語ってもらったインタビュー。思い返せば’10年、僅か19歳にして『Orkonpood』という驚異のロックアルバムを世に放ちそのキャリアをスタートさせた彼が、この6年間ひたすら自らの音楽を探し続けた長旅が、今1つ目の終着点を迎えようとしている――。

 
 
ずーっと“こんなにいい曲があるのにな”と思ってきた
心の引っかかりを、ここで全部昇華しようと思った
 
 
――フルアルバムとしては約3年ぶりとなるメジャー2ndアルバム『URBANO』ですけど、1stの『tremolo』(‘13)では“自分の役割”みたいなものを意識して作った話をして。あれから約3年経って、2ndには何かビジョンはあった?
 
「『tremolo』がソロとして、あと、ボーカリストとしてもギタリストとしても作曲者としても、“小林太郎の役割”を意識はしてたんですけど、今回の『URBANO』も全く同じで。ただ、唯一違うというかより踏み込んだと思っているのは、小林太郎の役割を意識して作るというよりは、そうしてきた小林太郎のこれまでをまとめたいと思った。この3年間で出してきたEPの中でいろんな実験も出来たけど、そもそも“小林太郎の音楽ってどういうものなんだろう?”を探す、ここ6年でもあったんですよね」
 
――今作までの3年に限らず、ここまでのキャリアをかけて。
 
「毎回毎回EPでもフルアルバムでも、そのとき挑戦したいことを全部やってきたんですけど、最近は何だか分かってきた気がする。いい意味でも悪い意味でも、小林太郎は変わらない。じゃあ変わらないものがどう磨かれていくのかを、このアルバムで表現したかったんですよね。そういう意味では、他のアルバムと違って『URBANO』はちょっと特殊ですね。『URBANO』にゼロから作った曲は一切なくて、全部過去に作った曲だったんで。進行状況も時期もバラバラなんですけど、作品を作っていく中で“この曲をいつかやりたい、いろんな人に聴いてほしい”っていう曲が溜まっていて。だから、新しく何かを作ることを一切止めて、ずーっと“こんなにいい曲があるのにな”と思ってきた心の引っかかりを、ここで全部昇華しようと思ったのがこのアルバムですね」
 
――“新しいことを一切やらない”っていうのもおもしろいね。
 
「そうですね。それが一番新しかったですね、これまでのアルバムの中では」
 
 
“やったことがないからやってみる”で始まった
小林太郎というアーティストを、1回まとめてあげるアルバムになった
 
 
――前作となる3rd EPの『DOWNBEAT』(‘15)がダンスビートとの融合という、徹底的に新しい方面に振ったアルバムだったからこそかもしれないね。
 
「そもそもソロでやること自体が、まず一番のきっかけだったんで。ずっとバンドをやってきた中で、いろんな人に“ソロでやってみてもいいんじゃない?”って言われて。そうなると大人ばかりの状況の中で自分1人でやるわけじゃないですか。でも、それもやってみないと分からないじゃないですか。小林太郎というアーティストの始まりが“やってみないと分からない”だったんで、そこに振り切ろうと思ったんですよね。何年かかってもいいから気が済むまで全部やってみる。自分なりの音楽がある程度分かってきたときに、また考えればいいやと思ったんですけど、『URBANO』はそういうタイミングだったのかなって気がしますね」
 
――それこそ“自分なりの音楽が分かってきた”って、言葉にすると何なんだろう? 歌とギターみたいな柱は何となくあると思うけど。
 
「あとは、どストレートなバラードだったり、その真逆の激しいロックなサウンドだったり、結構両極端なんですけど。小林太郎は両極端だから真ん中がない(笑)。熱量だったり曲のジャンル的にも振り切ったアーティスト。俺自身の考え方も結構極端なところがあるので、それが反映されてるのかなって。どっちかに集中した方がいろんな人にとっても分かりやすかったかもしれないし自分でも考えたんですけど、やっぱり無理(笑)。小林太郎である限りはきっと変わらないだろうな。例えば、一番最近作った『NIBBLE』(M-1)でも1年前の曲なんですよ。一番古いのは『時雨』(M-9)で6年前。1stアルバム『Orkonpood』(‘10)を作ったぐらいかな。『花音』(M-4)は3年前、『伽藍堂』(M-3)は4~5年前とか」
 
――とは言え、アウトテイク集みたいな要素は一切ない。昔の曲でも“若いなぁ~”みたいなタイムラグもない。
 
「分からないこと、やったことがないことに自分をぶつけてみるという挑戦的なアルバムの作り方は、勉強にもなったし刺激もあった。ただ反面、デメリットとしては“これがやりたいからやる”とはちょっと違ったんですよね。だからこそ、“いい曲だからアルバムに入れたい”っていうことも、これまでは一切なかったんですよ」
 
――やりたいことをやることが目的ではなかったと。
 
「そうなんです。歌い方も、ギターの弾き方も、曲の作り方も、ライブの仕方も。でも、最近は『DOWNBEAT』も含めていろいろやってきたからこそ、自分の形を何となく受け入れ始めた、分かり始めた“安心感”みたいなものが生まれてきたんですよ」
 
――ある意味、それは“自信”とも言えるよね。
 
「今作に限っては、新しくもないし昔の曲じゃないですか。もちろんアレンジし直したり、歌詞が付いてない曲もいっぱいあったんで、今の要素は入ってるんですけど。聴いてる人に届けるために試行錯誤するというよりは、そうしてきた自分=小林太郎に答えを出してあげる。ちょっと自己満足に近いかもしれないですけど、“これこそ聴いてもらいたい”と思った曲を全部入れたので、そこには後ろめたさもなく。そういう意味でも、スッキリできたアルバムだなぁ。多分その足枷にもなってたんでしょうね、この『URBANO』に入ってる曲が。こんなに素晴らしい曲がいっぱいあるのに、それを溜め込んだ状態では次には行けないって(笑)。だから、音楽はずっとやっていくんですけど、本当にいい意味での幕切れというか、“やったことがないからやってみる”で始まった小林太郎というアーティストを、1回まとめてあげるアルバムになったと思いますね。作っていて今までで一番嬉しかったんじゃないかな。次はこれまでの積み重ねてきたものは置いといて、またゼロから何か始めるんだろうなぁ、と思ってるんですけどね」
 
 
これまで出番を後回しにされてきた曲たちを、ようやく主人公に出来る
 
 
――今までのアルバムが毎回“新しいこと、やってないこと”を軸に作ってきたとすれば、今回は全く違うね。
 
「これまではアルバムの方向性が主体で曲を選んでたんですけど、今回は曲を入れることが主体だったんですよね。乱暴な言い方をすれば、方向性はどうでもよかった(笑)。これまで出番を後回しにされてきた曲たちを、ようやく主人公に出来るっていう」
 
――それなりに思い入れがある曲なのに、作品に出来ない日々も悶々とするね。
 
「しかも長いですからね(笑)。数ヵ月とか1年じゃないから」
 
――6年前に別れた彼女のことを、まだちょっと好きで引き摺ってるみたいな(笑)。
 
「そうそう! 今でも全然好き(笑)。でも、3年前の彼女も好きみたいな(笑)」
 
――アハハハハ!(笑) 男は別れても結構ずっと好きやもんね~。
 
「だから、そういう人たちとの関係を、今ここで精算したかった(笑)」
 
(一同爆笑)
 
「そして明日からは、新しい出会いに向けて歩んでいきますって(笑)」
 
――ただ、レコーディング期間はかなり短くて4~5日だったと。6年を4~5日で作る(笑)。
 
「めちゃくちゃタイトでしたね(笑)。まぁアレンジもほぼ出来てた曲が多いんですけど、何が一番タイトかって言ったら作詞でしたね。1日で2曲丸まる録らなきゃいけないとなると、1曲にかけられる時間は3~4時間なんですけど、そのときに歌詞も全部書いちゃおうと」
 
――そして、歌詞を書かないと歌入れも出来ない(笑)。
 
「そうなんですよ! そのやり方じゃないと時間がなかったのもあるんですけど、結果的にすごくハマってスムーズに出来ました。でも、昔の曲の歌詞を書いてると、おもしろいぐらいにその曲を作ったときの気持ちになれる。“小林太郎はこういう道のりを歩んできたんだなぁ”って、振り返る感覚もありましたね。今だからこそ、昔を思い描いた世界観の曲を作れたんだなって。ただ、歌録りに関しては1日2曲どころか3曲とかだったんですよ(笑)。でも、ちゃんと歌いたいじゃないですか。それはある意味、今じゃなきゃ出来なかったと思いますね。その場で書いたものを歌うぐらいだったんで(笑)、本当に難しかったですね」
 
――今までで一番やりたいことをやってるけど、スケジュール的には一番キツい。
 
「何でやねん!って思ってました(笑)。そういう意味では、出来てよかったって安堵してる部分もあるんですけど。『URBANO』を作ったことで、小林太郎の形が本当に決まったんだな、って思ってますね」
 
 
自分の特に好きな2曲をイメージ通りにレコーディング出来て
もう本当に感無量
 
 
――ちなみに『祭』(M-5)はいつ書いたの? この風景は、大人になってからじゃない感じがして。
 
「あぁ~そうですね。ちょっとエモーショナルというか。『祭』はイントロしかなかったんですけど、書いたのは4~5年前ですね。そのときはAメロ以降を考えることが出来なかったんですよ。難しいなぁ~今は書けねーなって」
 
――『花音』と『鎖』(M-11)は今作における2大バラードみたいな。
 



「『花音』は本当に王道のストレートなバラードで、『鎖』は『花音』とはまた違うバラードを書きたいなと思ったんですよ。『花音』が豪華で派手なバラードだとしたら、『鎖』はちょっとしんみりするような、静かなバラードっていうんですかね。だから『鎖』の方は囁くように歌ったり。『花音』も『鎖』も3年前の同じ時期に書いてたんですけど、HARLEY-DAVIDSONのタイアップで『IGNITE』(‘14)を書き下ろしてEPを出すときには、なかなかハマらない(笑)。次の『DOWNBEAT』でいろいろとデジタルな音を取り入れてみてる中でも、やっぱり入らない(笑)。その都度いろんな理由で入らなかったんですけど、ここにきて一気に来た感じ」
 
――『鎖』の対象はすごく大事な人というか、人生において大きな影響を与えてくれた人なんだろうなと。だから、別れが描かれていても前進してる。
 
「そうですね。同時に、これまでの自分に対してでもあるなぁと。大事な人と最終的には別れてしまうんだけど、力強く別々の道を歩んでいく。もちろん恋愛の要素もあるんだろうし、俺にとってはこれまでの自分とサヨナラって」
 
――今回の楽曲群の中で、思い入れのある曲って?
 
「『tachikiru melody』(M-2)と『時雨』(M-9)ですかね。ダンサブルでヘヴィな『tachikiru melody』は3~4年前、ロックな感じじゃないけどすごく綺麗なメロディの『時雨』は6年前に作ったんですけど、どっちもメロディが大好きだったんですよ。ずーっとデモを聴いてるだけでもいいなぁ~って思い続けてたんで、自分の特に好きな2曲をイメージ通りにレコーディング出来て、もう本当に感無量というか」
 
――逆に言うと、当時無理に形にしなかったからこそ、今ちゃんと設計図通りに、もしくはそれ以上のところに楽曲が到達したのかも。
 
「そうかもしれない。漠然とした世界観を本当にずっと大事にしてきて、当時のまま何も崩さずに今新しいものとして形に出来た。景色も一緒に浮かぶような歌詞やメロディ、曲の雰囲気を作るのが好きなんですけど、特に『時雨』はその最たるもので。『時雨』の歌詞は分かりづらいんですよ。でも、分かりづらいまま最後まで書き切れたのがすごく嬉しかった」
 
――かと言って、これでストック放出ってわけじゃないもんね。
 
「素材だったりデモは、まだ200~300曲ぐらいあると思うんですけど、絶対にやりたい曲は全部出来たかなって」
 
 
ここ6年間で自分なりに何をしても変わらなかったから
もうしょうがないっていう(笑)
 
 
――『URBANO』が出来て、この先の小林太郎はどうなるんでしょうね。
 
「これまでの“いろんなことをやってみよう”という考え方は自分の成長にもつながったし、仕事として音楽をする上でも、同じことをずっとやり続けるより変わっていった方がいろんな側面が見えてくるじゃないですか。その考え方と俺の吸収したい気持ちがハマって、いろんな作品を出してきた。でも、これからはいろんな音楽を吸収したい気持ちは、もうあんまりなくて。映画でもゲームでも、すごい時間とエネルギーをかけて作るものじゃないですか。建築物も絵も、会社だってそんな気がするし、作った人の個性がすごく出てる。そういう音楽以外の刺激を自分のフィルターを通して音楽にしていく作業なんだろうなって。そして、それがまた誰かにいい影響があればいいなって」
 
――リリースツアーもありますが、濃いものになりそうですね。
 
「これまではライブでも、“もっとこうしなきゃいけないんじゃないか?”とか思ったり、どうしたらいいのか分からなかったり、だからこそいろいろなことも試せてきたんですけど、今は自分の居場所みたいなものを見付けられたというか。これまでの俺だったら、いろんな意見に対して“そうですね”って言ってたのが、今の俺だったら“うるせぇ! 俺は変わんねぇんだ馬鹿野郎!”みたいな(笑)。小林太郎が自分自身でも安心できる存在に変わっていくのはすごく嬉しい。今度のライブでも、それが確たるものになればいいなと思ってますね」
 
――音とか佇まいからしたら“俺の音楽を聴け!”みたいなキャラクターでも全然いけそうなのにね(笑)。
 
「そうですね(笑)。でも、音楽だけじゃなくて自分にもホント自信がないですから。その不安は常にあります(笑)」
 
――いやいやこんな鋼のような音を出しておきながら(笑)。
 
「アハハハハ!(笑) 『URBANO』で曲に関しては自分のベーシックが出来たので満足してるんですけど、小林太郎として活動する全ての仕事だったりライブで安心感が生まれたのは、“俺の音楽がマジで一番だから何も疑うところがないわ”というよりは、ここ6年間で自分なりに何をしても変わらなかったから、もうしょうがないっていう(笑)。ただ、やり切れたなとは思います。これまで培ってきた小林太郎もきっと消えないので、これからの第二期ではもっともっと音楽で遊べたらなと思ってます!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史



(2016年3月10日更新)


Check

Movie Comment

新譜にライブに京都での出来事(笑)
小林太郎からの動画コメント!

Release

この6年の思い入れのある楽曲を全収録
約3年ぶりの強力2ndアルバム!

Album
『URBANO』
発売中 2685円(税別)
STANDING THERE,ROCKS/キングレコード
KICS-3311

<収録曲>
01. NIBBLE
02. tachikiru melody
03. 伽藍堂
04. 花音
05. 祭
06. アイムレス
07. REAL
08. SCARS
09. 時雨
10. 光
11. 鎖

Profile

こばやし・たろう…平成生まれの25歳。静岡県浜松市出身。'10年4月に1st アルバム『Orkonpood』をリリース。“iTunesが選ぶ2010年最も活躍が期待される新人”に選出される。このアルバムに収録されている『美紗子ちゃん』はドラマ『警部補 矢部謙三(TRICKスピンオフ)』の主題歌に抜擢。夏には『ROCK IN JAPAN FES』『SUMMER SONIC』等、新人としては異例の16本の大型フェスに出演。9月には『ミュージックステーション』への出演も果たす。同年10月に2nd アルバム『DANCING SHIVA』をリリースし、翌月から初の全国ワンマンツアーを敢行(全11公演)。'11年夏、小林太郎とYE$MANとして、『SUMMER SONIC』『ARABAKI ROCK FES』『JOIN ALIVE』等の大型フェスに出演。'12年より再度ソロ名義で活動開始。7月にメジャー1st EP『MILESTONE』をリリースし、その後10月に行われたツアーでは東京・大阪・名古屋の各会場をソールドアウトさせた。’13年1月にはメジャー1stフルアルバム『tremolo』、7月には1stシングル『鼓動』をリリース。11月には『太陽』をデジタル配信し、重厚なサウンドとライブパフォーマンスは各方面でさらなる話題となり、その後に行ったワンマンツアー『TOUR2013 “SOL Y SOMBRA”』も大盛況の内に終える。’14年にはHARLEY-DAVIDSONが毎年開催するイベント『DEMO RIDE CARAVAN』初のオフィシャルタイアップアーティストとなり、2月にはそのオフィシャルタイアップソングが収録された2nd EP『IGNITE』を発表。’15年2月には3rd EP『DOWNBEAT』をリリース、『Tour 2015 “DOWNBEAT” 』を開催。11月25日にはメジャー2ndフルアルバム『URBANO』をリリースした。

小林太郎 オフィシャルサイト
http://www.kobayashitaro.com/
 

Live

初日は大阪公演!
リリースツアーが遂に開幕へ

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 pコード293-486
▼3月12日(土)19:00
LIVE SQUARE 2nd LINE
オールスタンディング3300円
スタンディングペア5600円
[ゲスト]ユビキタス
キョードーインフォメーション■0570(200)888
※未就学児童は入場不可。ペアチケットは1枚につき2名まで入場可能。同伴者様と一緒にご入場ください。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら


【東京公演】
チケット発売中 Pコード285-022
▼3月18日(金)18:00
shimokitazawa GARDEN
スタンディング3300円
[ゲスト]ユビキタス
ディスクガレージ■050(5533)0888
※未就学児童は入場不可。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら


【静岡公演】
チケット発売中 Pコード290-508
〈追加公演〉
▼3月21日(月・休)17:00
Live House 浜松 窓枠
スタンディング3300円
ペアチケット5600円
サンデーフォークプロモーション静岡■054(284)9999
※ペアチケットは、2名一緒に入場。ペアチケットとスタンディングチケットを合わせた連番はお受けできかねます。予めご了承ください。未就学児童は入場不可。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら

 

Column1

自分らしさをNGに自らに放った
カウンターミュージック!
ダンスビートを大胆に導入した
実験作『DOWNBEAT』の先にある
覚悟と確信を鳴らすインタビュー

Column2

高らかに鳴らせ鋼の声と美しき轟音
強烈な才能を更新し続ける
ロックシーンの超新星・小林太郎の
メジャー1stアルバムにして
最高傑作『tremolo』インタビュー

Comment!!

ぴあ関西版WEB音楽担当
奥“ボウイ”昌史からのオススメ!

「この人マジすごいから観てください。早くして注目された男ですが、今でも本物だと確信してます('15)。ゴリゴリのグランジ/オルタナな美しき轟音に鋼の歌声を乗せる小林太郎。もう何なん! 毎作毎作カッチョよすぎるやん! 今こんな音出すやつ誰もおらんやん! どしたん! ‘90年=平成生まれって自分…('13)。なんて、ぴあ関西版WEBの人気企画『MINAMI WHEEL “俺の推しメン”』でも、ことあるごとに推してきた小林太郎との出会いは、インディー時代の1stアルバム『Orkonpood』(‘10)。まぁぶっ飛びましたよね。“天才”という言葉を軽々しく使いたくはないですが、彼の場合はまさにそれ。毎回アルバムを聴くたびに、よくもまぁここまでという才能の塊。歌よし、曲よし、ギターよし。ニヤけます。カッコいいと思える音楽、それだけでも貴重ですが、その全てが人生を変えられるわけではない。その全てがそれをする必要もない。でも、やっぱり僕は、音楽に変えられる人生でありたい。小林太郎は6年を費やした自分探しの音楽の旅を経ても、己の人生が変わることがありませんでした。ただ、彼が積み上げた6年は、人の人生を変えるに十分な経験を彼にもたらしました。まだ遅くはありません。出会ってください、この才能に。彼がその才能に見合った光を浴びるまで、僕はプッシュし続けますよ」