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ホーム > NEWS > 『MINAMI WHEEL 2014』の出演者の中から 独断と偏見と愛をもってススめる ありのままのミナホ“推しメン”企画・第9弾は ぴあ関西版WEB音楽担当 奥“ボウイ”昌史のイチオシ

『MINAMI WHEEL 2014』の出演者の中から
独断と偏見と愛をもってススめる
ありのままのミナホ“推しメン”企画・第9弾は
ぴあ関西版WEB音楽担当 奥“ボウイ”昌史のイチオシ

 大阪ミナミ一帯のライブハウス20ヵ所以上を舞台に繰り広げられる、関西音楽シーンの秋の名物イベント『MINAMI WHEEL』。パス1枚で1日ライブ見放題のスタイルで、これからの音楽シーンを担う注目新人を中心に、400組以上が出演するこの巨大イベント。そこで、ぴあ関西版WEBでは、毎年大好評のカウントダウン企画として、関係各者が選んだオススメアーティストをピックアップする、『MINAMI WHEEL 2014 ありのままの“俺の推しメン” 』を実施!(笑) 第9回目にして今年もラストを飾るのは、顔面同様濃いインタビューでアーティストの深層心理に迫る、当ぴあ関西版WEB音楽担当 奥“ボウイ昌史”がレコメンド!

 

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 恒例のぴあ関西版WEB『MINAMI WHEEL“俺の推しメン”』特集、中の人登場でございます。楽しんでいただけましたでしょうか? 参考になりましたでしょうか? 昨年は10名のセレクターがオススメしてくれましたが、なんと今年は9名。何事も右肩上がりを求められるビジネス大国・日本でまさかの減。でも違うんです。この減は、過去の結果と戦い続け押し潰されそうな日々を送る全ての人への応援歌なんです。去年より減ったっていい。そういうときもあるさ。自分らしく生きていけばいい。ナンバーワンよりオンリーワン。明日があるさ、明日がある。以下のオススメ原稿を、ボブ・ディランの名曲『風に吹かれて』の歌詞を一度体に入れてから、ぜひお読みください。
 
 毎年、ミナホ前はむちゃくちゃ忙しくなって、自暴自棄になって、泣きそうになって、自分が誰でここがどこか分からなくなる危ない私ですが、ちゃんとHPで全アーティストの音を試聴してから選ぶんです。去年はア行からチェックしてまさかのサ行で挫折しましたが、今年はナ行で断念です。ハ~ワ行の皆さんすんませんでした。なのでそれ以降は知らないアーティストだけ何となくこっくりさん的にランダムに聴きました。今年も自分なりの目線で紹介していきたいと思います。
 
 まずは初日の10月11日(土)、ケイン・コスギの誕生日はTHE RiCECOOKERSから始めたい。ドラマ『SPEC』のクールな主題歌でおなじみの彼ら。ライブをまだ観れていないのでこの機会に。TwitterのフォロワーさんがオススメしていたThe cold tommyも気になります。そこからは奥ボウイに限りなく近い新曲『追うBOY』も好評なビッケブランカを。才能とエネルギーに満ち溢れた注目株は、今月のFM802のヘビロでもあります。新譜の『ツベルクリン』を聴いてると音楽の力に奮い立たされますね。続いては、このアーティストは下手したら毎年推してるんじゃないかな? 浜田一平です。3年ぶりの新譜『笑ってくれよ』もリリースされ、勢いに乗ります。「関西で誰かいいアーティストいない?」と聞かれたら今でも真っ先に顔が浮かぶのが彼。彼はちゃんとホームランが打てる=名曲が書ける。新譜にもきっちりそれが収められています。あ、やっぱり2年前には写真付きでもオススメしてますね。でも、2年前と今年の髪型を見比べてもらっても分かるように、彼には時間がありません。皆さんぜひチェックしてみてください。他にも、自分も関わっているライブイベント『LIVE BURGER next vol.3』に出てもらうジラフポットは、関西でよく名前を聞く理由がちゃんとあるエモい新星。あとは、高いソングライティング能力、妹と同じ名前で年下なのに姉さんと呼びたくなるカヨコなど。トミタショウゴも声で空気を変えるいい歌い手です。試聴して気になった組は、まさにグッドミュージックなヒラオコジョー・ザ・グループ・サウンズ、ユニコーン時代の民生フレーバーを感じるボヤケルズ、名前からして期待してなかったコアラモードが思いのほかポップ。好みの哀愁ロックを鳴らすジョゼBenthamは同じ時間帯に対抗馬が多くて観れそうにないので、夜帯のエクストライベント『見な放題』でチェックしようかと。『見な放題』、こういう使い方もアリですよ。
 
 2日目の10月12日(日)、ともさかりえの誕生日のスタートは、今年の“名前気になる”大賞をあげたい水上カルビから。ええやん、どういうセンスなんと思っていたら、10代限定フェス『閃光ライオット2013』ファイナリストだったことが発覚。曲良いし期待の18歳。一方、OGRE YOU ASSHOLE未体験の人はホント観て欲しい。今年のフジロックで久々に観てこりゃ化けモンだと思いました。日本の宝だと思いました。スゴ過ぎ。彼らは長野のバンドで、最近よく思うんですが、真の変態は地方からしか生まれないような気がします。そして、2年前の南壽あさ子同様顔面から入って歌も気になるパターンの佐々木萌。2年前のこの原稿で、ショートカットなだけで好きになるという国指定の難病にかかっていることをカミングアウトしましたが、まだ治っていないようです。Sleepyhead Jaimieは昨年Twitterでその存在を知ったアーティスト。クラウドファンディングで資金を募り、キャンピングカーで大好きなハンバーガーショップだけを巡るツアーという切り口は自由で新しかった。今でこそクラウドファンディングは結構ありますが、その手の先駆者じゃないかな。音楽活動の新たな可能性を提示してくれたジェイミーは、いざ会いに行ってみればやっぱりグッドヴァイブな2人組と、今の時代ならではの出会いでした。The Cheseraseraは不器用男の鋭利なサウンドというこれまたモロ好みのロックバンド。今年デビュー組で取材した中でもとりわけ好みですね。ア~ナ行までのミナホ出演者ローラー作戦に引っかかったのが、MV、オフィシャルサイト、全てに散りばめられた遊び心に何だか惹かれたテジナ。インストバンドtoconomaもじき知られそうな存在だと音からも伝わります。コンセプトは“ブラックミュージックに味噌汁をかけた感じ”という、思ったよりも声が高かったスーダラ少年もそう。さっきの話もそうですが、名前、プロフィールetcそういうところからも音楽って感じるもんです。楽しみ。あとは、ブルースハープがメンバーにいる若きMONSTER大陸も、見るたびに嬉しくなるタフなパフォーマンスで可能性の塊。神戸の雄ファジーロジックもそろそろハネて欲しいところ。オーディションの審査で出会ったThe CurlingはいずれHAPPYやThe fin.の流れに続くのか!? 去年フジロックとサマソニ両方に出るといううらやまし過ぎる快挙を成し遂げた劇場型ピアノロックバンドENTHRALLSは、ここでは書けない男の契りを交わしたので応援したい。酒の場ってホントミラクル。あと、GRIKOのTwitterをぜひフォローしてください。セミマル(vo)(エロ)語録秀逸です。もちろんロックな精神ポップな音楽も。DAISY LOOのハーモニーも良い。ちょっと浜省入ってる声も良い。
 
 そして、最終日の10月13日(月・祝)、大和田獏の誕生日。あかん、書いてるだけでもうヘトヘト。観たいヤツ多過ぎるよ~だんだんおざなりになるよ~。トップバッターは、凍える子犬のような目で“書いて”と俺を見てきたフロントマンを擁するsoratobiwoから。そのポップセンスと情熱を今後どう活かすかを、このステージで観たいですね。マップちゃんこと今村モータースも顔面と違う声出ますよ。飄々かつポップな世界にぜひ。あと、会うと何かテンション上がる人っていませんか? (前日の)KIDSのダンボ(ds)もそうですが、uchuu,を率いるK(vo&g)くんもその1人で、エレクトロでサイバーなロックミュージックはチェックしておいてもらって間違いない音です。あと、Airiのドラム最高。めっちゃ観てまう。こんなバンドが大阪にいるの嬉しい。1000sayも付き合いはだいぶ長いですが、今が最強です。こんなにポップで、こんなにマッシヴなバンド…嫉妬するほどカッコいい。絶対知って欲しいです。逆には情報なさ過ぎて気になる。皿て! 10代っぽい。音源チェックで引っかかったのがBLAD SPENCER。「幸子」とエモーショナルに連呼する歌が僕の心をグサグサとエグります。僕と幸子については話せば長くなるので今度居酒屋で話しますね。ラストはMAMADRIVEかな。この間、映画『女の穴』のプロモーションでシブヤマサコ(vo&b)さんがうちに来てくれたのですが、めっちゃ雰囲気ありました。2回言います。めっちゃ雰囲気ありました。
 
 例年そうなんですが、自分は最後発ということで、他のセレクターの方がすでにオススメしてくれたアーティスト、自分で今までに推したことのあるアーティスト、すでに人気者のアーティストは極力外しました。もちろん、この原稿を書く上で知ったア~ナ行を中心としたアーティストもたくさんいます。来年はワ行からいこかな…。ここでは触れていませんが、観に行く予定のアーティストもいっぱいいますよ~。それでは会場で。



oku_boy.jpgぴあ関西版WEB音楽担当/音楽ライター
奥“ボウイ”昌史
Twitter: @oku_boy


メジャー/インディー、旬問わず、いい音を鳴らすアーティストをフラットな目線でピックアップしてからえこひいきします。ディープなインタビューで丸裸にします。そして丸裸で原稿書きます。

(2014年10月10日更新)


Check
浜田一平●10/11(土)16:15~南堀江knave
Sleepyhead Jaimie●10/12(日)16:15~CONPASS
The Cheserasera●10/12(日)17:15~SOCORE FACTORY
uchuuu,●10/13(月・祝)17:15~心斎橋JANUS
1000say●10/13(月・祝)18:15~心斎橋FANJ

MINAMI WHEEL 2014
ありのままの“オレの推しメン!”特設サイト

他のセレクターも続々登場! 出演者やタイムテーブル
お得情報に関連イベントetcはこちらをチェック!!

https://kansai.pia.co.jp/special/minamiwheel2014/


Live

『MINAMI WHEEL 2014』

チケット発売中 Pコード239-990(1日券)
▼10月11日(土)~13日(月・祝)14:00
ミナミ・ライブハウス各所
土曜日券3500円 日曜日券3500円 
月曜日券3500円 ※3日通し券はSold Out!!
【お問合せ】FM802 リスナーセンター info@funky802.com
※6歳以上は有料。出演者、会場、開演時間は変更となる場合があります。

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