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「俺たちで作るんだ、新しい時代を」
KANA-BOON、時速36km、cinema staff、シンガーズハイ、
四星球、PEOPLE 1、04 Limited Sazabys、フレデリックが集結!
ハンブレッダーズ主催フェス『GALAXY PARK in EXPO』レポート

 「2026年5月24日、僕の地元大阪府吹田市・万博記念公園で、『GALAXY PARK in EXPO』を開催します! 吹田で会いましょう!!」。ハンブレッダーズが昨年10月に大阪城ホールで初開催した主催フェス『GALAXY PARK』の本編終了後に、ムツムロ アキラ(vo&g)から発表された規格外のご報告より約7カ月。アリーナから野外へとスケールアップし、念願の万博記念公園もみじ川芝生広場で行われた『GALAXY PARK in EXPO』には、ハンブレはもちろん、KANA-BOON、時速36km、cinema staff、シンガーズハイ、四星球、PEOPLE 1、04 Limited Sazabys、フレデリックが出演。ハンブレが結成から17年という長い歳月をかけてたどり着いた、夢の大舞台をレポートします!

galaxypark2026_food.jpg 10:00から開放された入場無料のフリーエリアでは、グッズやCD、ドリンク販売はもとより、ハンブレッダーズのオフィシャルファンクラブ『帰宅部』限定ブースや、前回同様FM802のグルメ企画『音食キッチン』×でらし(b)監修のソフトクリーム、FM802DJ樋口大喜とコラボした高槻バーガーに加え、04 Limited SazabysのRYU-TA(g)プロデュースのラーメン『麺や おがた』、からあげ、富士宮焼きそばetcと、2店舗から10店舗へと拡大した充実のフードブースも軒並み大盛況。広大な敷地内に点在するフォトスポット、客席後方のシートエリア、ファミリーエリアからでもゆったりとライブを見渡せるリラクシンな環境と、緑に囲まれた公園という地の利を生かした老若男女が楽しめるロックフェスとなっていたのも、ハンブレらしいおもてなしだ。



●ハンブレッダーズ(アコースティック)

galaxypark2026_acoback.jpg 開演30分前の12:30頃には、目を見張るばかりの人だかりができたフリーエリアにハンブレッダーズが登場し、2回目にして恒例となったアコースティックライブがスタート。「晴れた~! ようこそ吹田市へ。僕はずっとここでフェスをやりたかったんで、皆さんのおかげで夢がかなう予定になっております(笑)。今日は一日楽しんでください!」とムツムロが呼び掛ければ、万博記念公園をそよぐ気持ちいい風に乗って、グッドミュージックな『⚡️(ビリビリ)』がどこまでも広がっていく。

galaxypark2026_acosuitan.jpg 「吹田市のイメージキャラクターのすいたんも応援してくれてます(笑)」と木島(ds)が言えば、「演奏してる間にゆるキャラが横切っていくって、なかなかない経験だよね(笑)」とムツムロ。『アイラブユー』の最中も、見る方もやる方もシチュエーションの良さをかみ締めている様相で、「マジで最高の一日になる予感がしてます! みんなでそれを作ることに協力してくれたらうれしいです」(ムツムロ)と『ライブハウスで会おうぜ』を演奏する姿も、いつも以上にハッピー極まりない。ライブが終了するなり「さぁKANA-BOONの方へ行った行った!」とムツムロがうながし、いよいよギャラパーも開演間近に...!

galaxypark2026_tower.jpg 今年も会場BGMは、ハンブレッダーズと縁の深いHOLIDAY! RECORDSが担当。昨年の出演者も織り交ぜつつのアガるプレイリスト(SpotifyとApple Musicで何と全138曲の完全版が公開中!)が流れる中、ついにPARK STAGEに現れたハンブレの4人。ムツムロが、「僕の地元が吹田市で、すぐそこにある広場でおじいちゃんと花見をしたりして...思い出がたくさん詰まった場所です。コロナ禍ぐらいから"ここでフェスをやりたい"と言い続け、やっと今日開催にこぎつけました。『GALAXY PARK in EXPO』、開幕します~!」と宣言し、忘れられない一日が幕を開けた。



●KANA-BOON

galaxypark2026_kanaboonfront.jpg 『GALAXY PARK in EXPO』のトッパーは、唯一の2回連続出演となるKANA-BOON。関優梨子(ds)の繰り出すどっしりとしたリズムに遠藤昌巳(b)、ヨコイタカユキ(g)、谷口鮪(vo&g)が合流し、徐々に全貌を現していくKANA-BOONサウンド...! そのひな型とも言える鉄板の『フルドライブ』からバキバキの四つ打ちで高ぶらせ、グラマラスなリフから突入した『SUPERNOVA』に必殺の『ないものねだり』と、ド頭から徹底的に狩りに来る恐るべき先輩。ハンブレッダーズのYouTube公式チャンネル『#ギャラパー のつくりかた 08』の回でも、でらしに「今が一番カッコいいバンド!」と言わしめた勢いをこれでもかと見せつけていく。

galaxypark2026_kanaboonmaguro.jpg「ムツムロはロックシーンにおいて最も信用できるヤツだと感じていて、後輩ではあるけど仲間の一人として尊敬しているし立派だなと思います。パンクス精神があってうそのないヤツというか、あいつらのすごさをもっといろんな人に知ってもらいたいなと思って。今日は出てくるバンドで最後までしっかりつないでいくから、みんなも一緒につないでいこう、よろしく!」(谷口、以下同)

galaxypark2026_kanaboonback.jpg 続いて、『MUSiC』や『スターマーカー』、ムツムロがフェイバリットソングに挙げる『シルエット』など、KANA-BOONのメロディメーカーぶりを堪能できるゾーンを駆け抜け、「トップバッターを任されたということは、ここからテンションMAXまで持っていけという後輩からの指令だと思うので(笑)、思いっ切りいってもいいですか!?」と、有言実行の『ソングオブザデッド』を投下! カラフルなタオルが回る絶景をPARK STAGEに生み出し、ハンブレからの絶大なる信頼に音楽で応えたKANA-BOONだった。



■シンガーズハイ

galaxypark2026_singershighfront.jpg 初出演ながらサウンドチェックの段階でシンガロングを発生させたシンガーズハイは、向かって左手のGALAXY STAGEに見参! 1曲目の『延長戦』から、これぞロックバンドな疾走感がスリリングでたまらない。グランジな爆音がもみじ川芝生広場を貫いた『ニタリ』も圧巻の一言だ。

galaxypark2026_singershighuchiyama.jpg「『GALAXY PARK in EXPO』、呼んでくれて本当にありがとうございます! コネとかじゃなくて、去年はうちのツアーとかぶってたけど、"来年は空いてます!"と言っただけです(笑)。私事ですが今日で28歳になりました。でも、全然うれしくないねん。いろんなことがうまくいかん! 立派な大人に、人間になりたいよ。ちゃんと素直に、目の前の人に心を開いて笑い合うようになりたい。まだまだ僕は人として足りないなと思うことばかりです。ハンブレッダーズはすごく大きな背中を見せてくれます。僕らは背中を見せられるかは分からないけど、誰よりもエネルギーを持ってます。僕らは今、ビッグバンの前のブラックホール。みんなで爆発させましょう」

galaxypark2026_singershighback.jpg 人柄がにじみ出る内山ショート(g&vo)の武骨なMCから一転、いざギターという刀を抜けば無双状態。ハンブレukicaster(g)フェイバリットの『B.O.LIE』でもクールでワイルドなロックロールをギャラパーというチャンスに突き立て、その熱量のままぶっ放したでらし推しの『STRAIGHT FLUSH』、全身全霊でシャウトした『エイトビート』に代表曲である『ノールス』と、内なるエナジーを燃焼させ続けたシンガーズハイ。ukicasterの『#ギャラパー のつくりかた 08』での発言「カッコいい後輩が呼べて良かった!」に大納得!



●PEOPLE 1

galaxypark2026_people1deu.jpg 拡声器を手にDeu(vo&g&b)が、「いこうぜ『GALAXY PARK in EXPO』!」と初っぱなからボルテージをてっぺんまでぶち上げたPEOPLE 1は、『DOGLAND』、『フロップニク』、『銃の部品』の怒濤のラッシュでシームレスに高揚感を連鎖していく匠の技。ギター、ベース、ドラム、ボーカルという形態に捉われないフリーフォーマットなサウンドスケープで、ギャラパーに異端の刺激をとめどなく注入していく。

galaxypark2026_people1itotakeuchi.jpg 「初めましてPEOPLE 1です! 僕は個人的に1回目の『GALAXY PARK』を大阪城ホールに見に行って、めちゃくちゃいいフェスだなと思っていたので、こうやってみんなでお祭りを祝えてすごくうれしいです」とIto(vo&g)がほほ笑んだ後も、晴天の万博記念公園にひとときの清涼感を持ち込んだ『常夜燈』、Deuが「愛すべきクソみたいな世界にささぐ!」と叫んだムツムロフェイバリットのハイパーポップ『idiot』と、多彩な楽曲群で魅せていく。

galaxypark2026_people1withderashi.jpg 「PEOPLE 1にはいろんな曲があるし、このフェスに僕らが出ることによって、また別の風を吹かせられたんじゃないかと。さぁここでスペシャルなゲストを呼んでもいいですか?」とItoがコールすると、PEOPLE 1と懇意のでらしがベーシストとして『エッジワース・カイパーベルト』にジョイン。これには鮮やかなタオルが回りに回る盛り上がりに! ラストは、「居場所を作るのはすごく労力がいるし、それって作った人の気持ちいい場所になりがちだけど、ここはみんなが平等な気がして...みんながハンブレッダーズの音楽を必要としてくれるから、ハンブレッダーズが頑張る。そういう場所がこれからも守られていくことを願ってます。ハンブレッダーズの友達、PEOPLE 1でした!」(Ito)と、最新曲の『金字塔』へ。言動と音楽の端々に宿るピュアネスがきらめいた鮮烈な35分間だった。



■時速36km

galaxypark2026_jisoku36kmback.jpg 「『GALAXY PARK in EXPO』、出られてうれしいです。デカいところでやれるからというのもあるけど、何より大好きな先輩が呼んでくれたから。肩を並べて走っていきたいんで、ここを一歩目にしたいなと思います!」と仲川慎之介(vo&g)が己の心情を振り絞るように伝えたが刹那、いざ『ハロー』の第一音が鳴れば、段違いの初期衝動をまとって転がり始めた時速36km。何とも言えない魅力を備えたボーカルに『その未来』とロマンを乗せ、濁流のごときバンドサウンドで全力疾走! 「ムツムロさんが"これをやってほしいかも"と言ってくれた曲を」(仲川、以下同)と届けた『銀河鉄道の夜明け』も、『GALAXY PARK』でやらずにいつやるのという親和性と爆発力にシビれる。

galaxypark2026_jisoku36kmnakagawa.jpg「ムツムロさんはよくご飯に連れて行ってくれるんだけど、今着てるU2のTシャツ、"メジャーデビュー祝いだ"ってくれたんだぜ!? メインストリームでロックをやるのはどういうことかを見据えながらずっとやっていて、だからこういう日があるし、たくさんの人に見てもらえるんだろうなって。"今日はどういうライブをしたらいいですかね?"ってムツムロさんに聞いたら、"そんなもん自分らしくやれ"と半ばしかられたので、自分らしくやります」

galaxypark2026_jisoku36kmfront.jpg MCとなると上ずる声に緊張と喜びが入り混じる人間臭さ、ハンブレッダーズと共鳴する音楽への誠実さと情熱...『#ギャラパー のつくりかた 08』で木島が、「ザ・ライブハウスというバンドが万博でどういうライブをするのか?」と心待ちにしたのもうなずける。『ゴースト』から溢れ出すまばゆき可能性、その名の通りの優しさとそれだけでは終わらない強さを秘めた『優しい歌』、活動の初期から歌い続けた『夢を見ている』の純度が今だってまぶしい。同曲の歌詞には、"夢は砕ける前が一番綺麗なはずだろう"の一節。なら、時速36kmは今が最強であり続ける。



●フレデリック

galaxypark2026_fredericyoko.jpg フレデリック三原健司(vo&g)の、「今日はハンブレのために音を鳴らしに来ました...とか言うわけないでしょ、一番を取りに来ました!」という手ごわいエールから、むしろ愛。『#ギャラパー のつくりかた 09』でムツムロが切望した『オドループ』~『Happiness』の流れを真っ向から具現化してみせるほれてまうやろ案件もさらりとこなす、無敵の人力ビートマシーンをいったい誰が止められるのか? 息つく暇もないほどに踊らせた『名悪役』や、でらしフェイバリットの『CYAN』でも、幾多の現場で磨き上げられたグルーヴで魅了し、ダメ押しは『スパークルダンサー』とノンストップで畳み掛けていくパイセンに一切の容赦なし!

galaxypark2026_fredericmiharakenji.jpg「3年前、あいつらと初めてツーマンしたとき、ワクワクするバンドが現れたなと心底思いました。年はちょっと後輩やけどそんなの関係なくて、その後、俺らの対バンツアーに呼んだときは、食われるんちゃうかと思うぐらい最高のライブをしてくれました。でもここ最近は正直、ドキドキする日もあればしない日もあって、それは進化のために変化する段階に入ったのかなと。ハンブレを愛してるからこそ、生まれ故郷・吹田の万博記念公園を、ただ帰ってくる場所にするんじゃなくて、自分たちを上のステージに上げる場所にしてもらいたいと願ってます。ハンブレやからこそ、最高の日を更新してくれると信じてます」(三原健司)

galaxypark2026_frederichiki.jpg こんな叱咤激励を面と向かって、しかもライブという言い訳の効かない場で伝えられるバンドがいったいどこにいるだろう? さらに、初出演のフェスを未発表の新曲『まなざしはプリズム』で締めるという進化と挑戦をやめないスタンスに、フレデリックの確固たる信念を見た。



■cinema staff

galaxypark2026_cinemastaffyoko.jpg リハでは『#ギャラパー のつくりかた 08』でムツムロがフェイバリットに挙げた『海底』を歌い、でらしが「最近はライブで聴けることがなくて...」と熱望した『奇跡』からライブを始めるなど、粋なセットリストを用意したcinema staff。地元の岐阜県では『OOPARTS』というフェスを主催するなど、ハンブレッダーズにとっても指標となる存在である彼らは、奏でる音色や神々しい歌声の一撃でcinema staffだと分からせる唯一無二の存在感で、途切れることなく『シャドウ』へと流れ込むさまには鳥肌不可避。音楽で全てを語る、壮絶かつ正確無比なパフォーマンスには圧倒されるばかりだ。自身の名を知らしめるきっかけとなった『great escape』も、モノの違いを見せつけるすごみと切れ味で早くもノックアウト寸前!

galaxypark2026_cinemastaffiida.jpg「我々も地元の岐阜で『OOPARTS』を13年続けてるから分かるんですけど、フェスをやる上での苦しさとか難しさを上回る楽しさを感じながら、メンバーたちは今日一日を過ごしてるんだろうなと。本当に素晴らしい景色を見せてくれてありがとう! 続けてるとフェスにとっての正解みたいなものが見つかって、やれてしまう感覚になることがあるんだけど、だからこそ自分たちにしかできない何かを探し続けるのが大事で。今日ここに来て、きちんとハンブレッダーズの空気が流れていたので、すごく気持ちいいです。ちなみに、でらしが学生のときにcinema staffのコピバンをしてくれてたらしくて...=この主催のバンドは間違いないってこと!」(飯田瑞規・vo&g)

galaxypark2026_cinemastafffront.jpg 後半戦も『希望の残骸』を皮切りに、美しい轟音にまみれた『白い砂漠のマーチ』に『GATE』と、エモーションの洪水にずぶずぶ引きずり込まれていくこの快楽。フィードバックノイズすらアートなロックバンドの一つの理想形が、『GALAXY PARK in EXPO』に強烈な足跡を残した。



●04 Limited Sazabys

galaxypark2026_04limitedsazabyszentai.jpg SEが流れるだけでクラップが沸き立つ熱狂。冒頭の『swim』からファミリーエリアの子どもたちも楽しそうに走り回るなどさすがの04 Limited Sazabysは、砂煙舞い上がるハイスピードな『My HERO』や、RYU-TAがアジテートすればひときわ跳ねる『Kitchen』と、まだまだ日差しの強いPARK STAGE上で猛烈アピール!

galaxypark2026_04limitedsazabysgen.jpg「スクールカーストの最上位から来ました(笑)、名古屋04 Limited Sazabysです! ムツムロと飲みに行ったとき、"フェスをやりたいんです"と相談してくれて、"ここでやったらいいじゃん"みたいな話を4年前ぐらいにして。俺なりにフェスをやる上での志みたいなものを伝えたつもりなんですけど、本当にあの日の未来が来たんですね。我々も(愛知)万博の跡地でフェスをやってまして、今年で10年目になります。10年やってるのはだてじゃないぞという背中を見せられたらと思うので、よろしくお願いします!」(GEN・b&vo、以下同)

galaxypark2026_04limitedsazabysjump.jpg その後も、『Milestone』、『magnet』、『midnight cruising』と高速BPMの楽曲を連発。全国津々浦々のフェスを制覇し、どんな状況でもそのクオリティとボルテージを保ち続ける生粋のライブバンドは、『#ギャラパー のつくりかた 09』でハンブレッダーズのメンバーがフェイバリットに選んだ『hello』、『Squall』、『monolith』も軒並み披露し、「cinema staffが5分押したんで巻いておきました(笑)」と、サービス精神もユーモアも余裕もたっぷり。期待に応えて超えていく、フォーリミニキの頼もし過ぎるステージだった。



■四星球

galaxypark2026_suxingcyukitajima.jpg 「曲中に3問ハンブレッダーズについての質問が出ます」と、まるで転換中とは思えない問い掛けをしてくる北島康雄(vo)は、「木島がやっていた部活は? 木島の好きなアニメは『ひだまりスケッチ』である、○か✕か? ハンブレッダーズの曲の中で僕の好きな曲は?」とクエスチョン。考えている時点ですでに四星球の術中にいるのは明白で(ちなみに答えはテニス部、○、『BGMになるなよ』)、いざ本番となるとバンド名の元ネタ『ドラゴンボール』にちなんで、"ツムロを6つ集めたらムツムロが召喚されて願いがかなう"という謎設定から(笑)、ムツムロや木島も自らツムロに扮し(...って何か書いてるんだろう俺)、でらしフェイバリットの『UMA WITH A MISSION』へ。生まれたての子馬になった木島が立ち上がる壮大な茶番を終え、「トリ頑張ってね!」と北島がムツムロと木島を送り出す。

galaxypark2026_suxingcyudive.jpg 小道具を担当するまさやん(g)の曲『鋼鉄の段ボーラーまさゆき』ではセキュリティの皆さんも逃がさずいじり、木島お気に入りの『クラーク博士と僕』では、北島が「今日の出演者の中で最年長の43歳です。でも、一番若手のつもりでやって来ました。特技は盛り上げることです!」と言ってのけ、おそらく初見の方も多かったことだろう観客に幸福なトラウマを植え付けていく。

galaxypark2026_suxingcyudash.jpg 北島が「僕たちがもし同じ学校やったら友達だったかもしれないね」といざなった新曲『キンコンカンコン』では、万博記念公園の青々とした芝生に世界一温かなサークルが生まれ、「KANA-BOONの鮪くんが、"バトンをつないで最後にハンブレッダーズに渡そう"って言うたやん? (僕たちから渡すのは)もったいないから皆さんから渡してあげてください!」とグッとくる言葉で始まったのは、『Mr.Cosmo』。曲間ではUFOに乗ったミャクミャク(北島)が、「万博と聞いてやって来ました、最近ひまなんで(笑)」と、何千人ものオーディエンスを引き連れ客席を横断! その光景は見たことがないほど壮観で、シートエリアまで総立ちにしたラストの『薬草』まで、爪痕を残しまくった四星球。「来年のスケジュールも空けときます!」という面倒くさい先輩ムーブも含めてもう最高!



●ハンブレッダーズ

galaxypark2026_humbreadersmagichour.jpg 「スクールカーストの最底辺から青春を歌いに来ました! 俺、バンドをやってて良かったよ!」(ムツムロ)。万博記念公園で聞くハンブレッダーズのこの口上に、『GALAXY PARK in EXPO』で聴く『銀河高速』に、奮い立たないわけがない。この場で見る風景、感じる目線、拍手の力...何もかもが感動に直結する事象の連鎖で、こみ上げる感情を必死にこらえて『BGMになるなよ』を歌い上げ、いつの間にか日が落ちたPARK STAGEに、『弱者の為の騒音を』の分厚い音像がどこか誇らしげに響きわたっていく。

galaxypark2026_humbreadersfront.jpg 「本当に本当にありがとう、それしかないです...いけねいけね、あー」と、話し出すや涙腺が崩壊するムツムロには、見ているこっちまで胸が熱くなる...。ラウドでヘヴィな新境地『SUPER TOMODACHI』で見渡す限りの人々をしこたまジャンプさせた後は、19歳の頃、ライブハウスからの帰り道にふとメロディがふってきたという『口笛を吹くように』へ。地場と音楽の持つ力を思い知らされるようなマジックアワーが続く。そして、ムツムロいわく「半年前の『GALAXY PARK』のときにテーマソングにしようと思って作った曲」という『ちょっとロンリー』を聴きながら、何だか不思議に思ってしまう。まだ2回目にも関わらずこんなにもアットホームで愛されるフェスになったのは、ハンブレが今日まで積み重ねた時間とドラマのたまものか。

galaxypark2026_humbreadersmutsumuro.jpg「生まれ育った吹田市の、みんなにとっては何の変哲もない住宅街の帰り道が、僕にとっては青春の全てだったんです。そこで音楽を聴くしか楽しいことがない時期があったんで、自分でロックバンドをやって、ここでフェスでやるのが自ずと夢になっていって...。それが今日実現して、こんなにうれしいことはないです。みんなに夢をかなえてもらったんで、今度はハンブレッダーズが音楽を作れば、今日みたいな日があれば、皆さんが現実に負けないで少しでも夢を取り戻せるようになったらいいなと思います」(ムツムロ)

galaxypark2026_humbreadersderashi.jpg そこにいる約1万人のみんなで大合唱した新曲『キッズリターン!』のリフレインは、インスタントな現実逃避なんかじゃなく、あの頃の思いは今でも自分の中に生きていると何度でも訴え掛けてくれる。

「ワクワクしました? やりたいこともない友達もいない、中学3年生の一番どうしようもなかったとき、同じクラスのイトウくんが"音楽好きなん?"って話しかけてくれて、ゲット・アップ・キッズの『ホリデー』('99)で始まるコンピレーションCDを作ってきてくれて...。それから音楽がどんどん好きになって、バンドを組むのは1年後。俺の青春はきっと、次に演奏するたった一曲を作るためにあったんやと思います。今日ここでこの曲をやれることを光栄に、幸せに思います。全ての音楽が好きな人に、全身全霊の愛を込めて」(ムツムロ)

galaxypark2026_humbreadersukicaster.jpg ハンブレッダーズの原点にして真髄『DAY DREAM BEAT』が、世に放たれて約8年。こんな素晴らしい景色を見せてくれるとは...! 無論、鳴り止まないアンコールを受けて、ムツムロはこう告げる。

「俺はみんなと同じようなことで悩むただの人間です。カリスマ性もないし破天荒でもないけど、それがロックスターになる未来が一番面白いんじゃないかと思ってます。日本のロックバンドの次の代名詞はハンブレッダーズだ! 俺たちで作るんだ、新しい時代を」

galaxypark2026_humbreaderskijima.jpg 『グー』で突き上がった数え切れない拳が、『GALAXY PARK in EXPO』を万感のエンドロールへと導いていく。最後に、「ホントにここでできて良かったです! 来てくれた皆さん、対バンの皆さんも本当にありがとうございました!」(でらし)、「楽しかった! またやろう!」(ukicaster)、「僕らはもう17年やってますけど、これからもやっていくんでよろしくお願いしまーす!」(木島)、「ありがとうな、バンドを組んでくれて(笑)。『GALAXY PARK in EXPO』、これにて閉幕です! 今日出た全てのバンドの未来に期待してください。ありがとうございました!」(ムツムロ)とそれぞれが感謝を述べ、バンドの輝ける分岐点を締めくくったハンブレッダーズだった。

galaxypark2026_humbreadersbreak.jpg なお、ハンブレッダーズは、『GALAXY PARK in EXPO』で約1万人の合唱をライブレコーディングし完成させた『キッズリターン!』を6月24日に配信リリース。全国各地の夏フェスに出演しながら、『でらしのスーパートモダチナイト~お誕生日編~』を9月1日(火)東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで開催。東京、福岡、北海道、大阪、愛知を巡る、毎年恒例の対バンツアー『秋のグーパンまつり2026』&ファンクラブ限定ツアー『帰宅部定期演奏会vol.3』を10月2日(金)東京・豊洲PITよりスタートさせる。


Text by 奥"ボウイ"昌史
Photo by 渡邉一生/松本いづみ/マスダレンゾ/堤瑛史




(2026年6月29日更新)


Set List

ムツムロの地元吹田市の思い出の場所
2ステージに9組が出演!

 
『GALAXY PARK in EXPO』
5月24日(日)
at 万博記念公園もみじ川芝生広場

ハンブレッダーズ(アコースティック)
01. ⚡️(ビリビリ)
02. アイラブユー
03. ライブハウスで会おうぜ

KANA-BOON(PARK STAGE)
01. フルドライブ
02. SUPERNOVA
03. ないものねだり
04. MUSiC
05. スターマーカー
06. シルエット
07. ソングオブザデッド

シンガーズハイ(GALAXY STAGE)
01. 延長戦
02. ニタリ
03. B.O.LIE
04. STRAIGHT FLUSH
05. エイトビート
06. ノールス

PEOPLE 1(PARK STAGE)
01. DOGLAND
02. フロップニク
03. 銃の部品
04. 常夜燈
05. idiot
06. エッジワース・カイパーベルト
07. 金字塔

時速36km(GALAXY STAGE)
01. ハロー
02. その未来
03. 銀河鉄道の夜明け
04. ゴースト
05. 優しい歌
06. 夢を見ている

フレデリック(PARK STAGE)
01. オドループ
02. Happiness
03. 名悪役
04. CYAN
05. スパークルダンサー
06. まなざしはプリズム

cinema staff(GALAXY STAGE)
01. 奇跡
02. シャドウ
03. great escape
04. 希望の残骸
05. 白い砂漠のマーチ
06. GATE

04 Limited Sazabys(PARK STAGE)
01. swim
02. My HERO
03. Kitchen
04. Milestone
05. magnet
06. midnight cruising
07. hello
08. Squall
09. monolith

四星球(GALAXY STAGE)
01. UMA WITH A MISSION
02. 鋼鉄の段ボーラーまさゆき
03. クラーク博士と僕
04. キンコンカンコン
05. Mr.Cosmo
06. 薬草

ハンブレッダーズ(PARK STAGE)
01. 銀河高速
02. BGMになるなよ
03. 弱者の為の騒音を
04. SUPER TOMODACHI
05. 口笛を吹くように
06. ちょっとロンリー
07. キッズリターン!
08. DAY DREAM BEAT
ENCORE
09. グー

Release

ギャラパーで録音した1万人のコーラス
新たなアンセムの配信がスタート!

 
Digital Single
『キッズリターン!』
発売中
Sony Music Records

<収録曲>
01. キッズリターン!

Profile

ハンブレッダーズ…写真左より、ukicaster(g)、木島(ds)、ムツムロ アキラ(vo&g)、でらし(b)による、大阪出身の4人組ロックバンド。高校1年生になった’09年、文化祭に出演するために結成。’20年2月にアルバム『ユースレスマシン』でメジャーデビュー後も、ライブシーンを中心にメキメキと成長し、若い世代を中心に全国各地老若男女幅広くファンを拡大中。結成15周年を迎えた’24年には、3月に初の大阪城ホール、10月に初の日本武道館公演を実施。’25年10月には大阪城ホールで初の主催フェス『GALAXY PARK』を、'26年5月にはムツムロの地元である大阪府吹田市・万博記念公園もみじ川芝生広場で『GALAXY PARK in EXPO』を開催。6月24日には『キッズリターン!』を配信。

ハンブレッダーズ オフィシャルサイト
https://humbreaders.com/
 

Live

関西は大阪、神戸で夏フェスに出演
秋には恒例の対バンツアーも!

 
【大阪公演】
『OSAKA GIGANTIC
 MUSIC FESTIVAL 2026
-THANKS 10TH GIGA-』
チケット発売中
※販売期間中はインターネット販売のみ。
チケットの発券は、7月18日(土)10:00以降となります。
▼8月1日(土)11:00
舞洲スポーツアイランド
8/1券(大人)12000円
8/1券(小学生)5500円
[出演]UVERworld/打首獄門同好会/ウルフルズ/HY/Awich/OZworld/CUTIE STREET/Creepy Nuts/Crystal Lake/櫻坂46/Suspended 4th/SHANK/湘南乃風/Jin Dogg/SKA SKA CLUB/sumika/すりぃ/Dizzy Sunfist/tricot/NOISEMAKER/ハルカミライ/ハンブレッダーズ/FOMARE/HEY-SMITH/Penthouse/マキシマム ザ ホルモン/礼賛/Reol/locofrank/ROTTENGRAFFTY
キョードーインフォメーション■0570(200)888
※雨天決行・荒天中止。ご来場は公共交通機関をご利用ください。小学生以上チケット必要。未就学児入場無料。小学生以下の入場は保護者同伴のみ入場可能。出演アーティストは都合によりキャンセル・変更となる場合があります。その際チケット代金の払い戻しは行いません。予めご了承ください。チケット購入後のキャンセル・変更は一切出来ません。詳細はオフィシャルホームページ www.giga-osaka.com にてご確認ください。

チケット情報はこちら


【兵庫公演】
30th Anniversary Special
『Talking Rock! FES.2026 神戸編』
チケット発売中
※販売期間中は、インターネットのみで販売。
チケットは、8月1日(土)10:00以降に引換えが可能となります。
▼8月8日(土)11:00
ワールド記念ホール
(神戸ポートアイランドホール)
アリーナスタンディング10000円
(ブロック指定)
スタンド指定席10000円
[出演]go!go!vanillas/SIX LOUNGE/w.o.d./ハルカミライ/ハンブレッダーズ/
Hump Back/FOMARE
GREENS■06(6882)1224
(平日昼12:00-18:00)
https://www.greens-corp.co.jp/
※3歳以上は有料。本公演に関する注意事項につきましてオフィシャルHPのNOTICEをご確認ください。https://talkingrockfes.com/2026/
状況によりガイドラインは随時更新させていただく予定です。予告なく都度対応いたしますこと、予めご了承ください。

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【東京公演】
『でらしのスーパートモダチナイト
~お誕生日編~』
一般発売7月25日(土)
※チケットは、インターネットでのみ販売。
店頭での受付はなし。
▼9月1日(火)18:30
恵比寿ザ・ガーデンホール
オールスタンディング5532円
[出演]Ito/オレンジスパイニクラブ/
トンボコープ/リュックと添い寝ごはん
VINTAGE ROCK■03(5787)5350
※未就学児童入場不可
(小学生以上チケット必要)。

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『秋のグーパンまつり2026』 New!

【東京公演】
▼10月2日(金)豊洲PIT
[ゲスト]あり
【福岡公演】
▼10月11日(日)DRUM LOGOS
[ゲスト]あり
【北海道公演】
▼10月16日(金)ペニーレーン24
[ゲスト]あり

Pick Up!!

【大阪公演】

一般発売未定
Pコード332-012
※販売期間中はインターネットのみで
販売。
▼10月23日(金)18:30
なんばHatch
1Fスタンディング5800円
2F指定席6300円
[ゲスト]あり
GREENS■06(6882)1224
(平日昼12:00-18:00)
https://www.greens-corp.co.jp/
※未就学児童は入場不可。
小学生以上は有料。

 
【愛知公演】
▼10月30日(金)ダイアモンドホール
[ゲスト]あり

Column1

ハルカミライ、キュウソネコカミ、
岡崎体育、KANA-BOON、
SEVENTEEN AGAiNらが熱演した
ハンブレッダーズ初の主催フェス
『GALAXY PARK』を振り返る
愛と感動のライブレポート!('25)

Column2

これを見れば全てが分かる!?
ハンブレッダーズが初の主催フェス
『GALAXY PARK』に向けて語る
メンバー全員インタビュー('25)

Column3

ハンブレッダーズ地元・城ホールで
初アリーナワンマンを開催
結成15周年を祝う武道館公演も発表
ライブレポート('24)

Column4

ハンブレッダーズ熱狂の初大阪野音
は新曲披露&重大発表でもっと熱く
『秋のグーパンまつり 2023』
レポート('23)

Column5

ハンブレッダーズが
初の東名阪ワンマンツアーを完走
地元大阪・梅田クラブクアトロで
盛大にゴールテープを切る!('19)