ホーム > インタビュー&レポート > 「この日、城ホールで見る景色に今からワクワクしてますね」 これを見ればギャラパーの全てが分かる!? 開催直前緊急企画! ハンブレッダーズが初の主催フェス『GALAXY PARK』に向けて語る メンバー全員インタビュー&動画コメント
これが自分なりのパンクやと思ってやってる
――『GALAXY PARK』に向けてYouTubeに続々と公開されている動画企画『#ギャラパーのつくりかた』を見ていると、もうこのインタビューせんでええやんと思うほど(笑)充実したコンテンツになってますね。
ムツムロ「僕らはもちろんライブハウスを大事にしてるんですけど、ライブだけやってるのも時代的に何か違うのかなと。去年は本数で言うとそこまで多くはなかったんですけど、ツアーとか城ホール、武道館もあって、一本一本が重くて。その一方で、"ライブだけでどこまでの人に広げられてるんかな?"みたいな思いもあって。一回もライブハウスに行ったことがない人なんて世の中にいっぱいいるし、もっと広げる気持ちでYouTubeもやってる感じですね」
――バンドがそんな段階にたどり着いたのもうれしい悩みですね。ハンブレッダーズの活動を見ていていいなと思うのは、対バン相手やライブの打ち方にストーリーと意思があることで。そういう意味でも大阪のバンドが、当たり前のように日本武道館でやってから大阪城ホールじゃなくて、城ホールをやってから武道館だったのも粋だったなと。
ムツムロ「実は、関西人じゃないでらし(b)が"先に城ホールでしょ"と言ってくれて」
でらし「この間、大阪の後輩のバンドマンのバイハン(=Bye-Bye-Handの方程式)とか171もそう言ってくれて。"大阪のバンドだとちゃんと打ち出してるのが最高です!"って」
ムツムロ「"周りのバンドマンはみんなハンブレッダーズに憧れてますよ、俺も含めて"みたいに熱いことを言ってくれるんですけど、だったらもっと大きな声で言ってよと(笑)。シャイなヤツが多いんですよね」
――そもそも一年の間で城ホールと武道館の2カ所を制覇するのも珍しいですよね。
ムツムロ「今思っても頑張ったなって思います。一番はお客さんに感謝ですね。両方来てくれた人は、少なくともどっちかは遠征してくれたと思うし、その後もツアーがあったし、ホントありがとうございます!」
ukicaster(g)「ラッキーでそれができたわけじゃないんやなって、この一年活動して思いました。最近、FM802の公開収録で久しぶりにお客さんを間近で見たとき、"この一年でめっちゃ顔を見たな"という人がそろっていて..公開収録の日は演奏もなかったのに、あれだけたくさんの人たちが来てくれた。これは本当に恩を返さないとなって」
木島(ds)「武道館って割と境目で、お客さんもバンドもやり切った感、燃え尽きた感が出たりするけど、今年は意外とみんなで根気よくやれたなと思って」
――去年末の『FM802 RADIO CRAZY』でハンブレのライブレポを担当したとき、ムツムロくんが燃え尽き症候群になってないかと頭をよぎったことがあって。でも、年始から熱心に上げてきたYouTubeや『#ギャラパーのつくりかた』を見ていたら、またスイッチが入ったなと思ったんですけど、実際のところはどう?
ムツムロ「めちゃくちゃ正直に言うと、去年はとにかくライブに向き過ぎてたからちょっと違う視野を持ちたくて、とりあえず年末までは走り切ろうというのはありました。コロナ禍以降、ライブと言えばワンマンで、対バンにお客さんが入らへんバンドがめっちゃ増えたと聞いて、これは良くないなと。自己表現のフェーズは一段落したし、これからもどうせいい曲はできるから(笑)、そろそろ他者貢献のフェーズに行きたいなって。自分たち以外のバンドも含めて、ロックごと好きになってほしいんですよ。僕らが一人勝ちするんじゃなくて、みんなで成功しないと意味がないというマインドになっていったんですよね」
――今当たり前のように話してくれたけど、主催フェスをやったとしても、シーン全体を見渡して活性化させたいとまで考えて、それを実践できるバンドってかなり少ないと思っていて。
ムツムロ「すでにあるものを破壊する、ダサいと言うのは楽やけど、新しいものを懇切丁寧に、愛情を込めて一つ一つ作っていくのは難しい。だったらそっちをやった方が、すごいことが起きるんちゃうかって。これが自分なりのパンクやと思ってやってるところはありますね」
――SEVENTEEN AGAiNのヤブソン(vo&g)さんに「僕の中ではハンブレッダーズはパンクバンド」と言わしめただけある(笑)。その対談でも4~5年前からフェスをやりたいと相談していたと聞いて、昔から構想はあったんだなと。
ムツムロ「例えば、このメンツで2年前に『GALAXY PARK』をやってたら、マカロニえんぴつやハルカミライに頼ってるように見えたと思うし、その頃には武道館と城ホールでやることはもう決まってたので、まずはそれをやってからかなというのはうっすら頭にありましたね」
――ただ、年始早々に上がったYouTube『ハンブレッダーズのこれから』で、今後の目標として①万博フェスを開催する②紅白出場、そのために新しいアクションを起こしていこうと意気込んで。だから、『GALAXY PARK』の開催が発表されたときは、ムツムロくんが吹田市出身をこれだけ打ち出しといて、吹田でやらんのかいと思って(笑)。レディクレのMCでも「吹田でフェスをするのが僕の夢なので」って言ってたやんと。
ムツムロ「これには理由があって、元々はもっと小規模な会場から『GALAXY PARK』を始めても良かったんですけど、コロナ禍が明けて僕らのワンマンライブのキャパが想像以上のスピードで大きくなっちゃったんですよ。始めるタイミングがないまま、このままだとヤバいヤバいとずっと思ってたら、"城ホールの日程が空きました!"という連絡が入って...チームとしても、初めてフェスをやるのにいきなり万博記念公園という野外で何万人とかの規模は怖過ぎるので(笑)、段階を踏みたいのもありましたね」
でらし「まぁ城ホールもとんでもなくデカいんですけどね(笑)」
――で、いざみんなで城ホールに下見に行ったら、これは面白くなるんじゃないかという手応えが。
ムツムロ「そうなんですよ。SCHOOL STAGE=サブホールと言われている場所が、何かもうライブしてくださいと言わんばかりの雰囲気で。ここでやれたら最高やなって」
――しかも、動線も悪くないと。
でらし「GALAXY STAGEとPARK STAGEのあるアリーナから3分で着けるんで」
ムツムロ「移動の間も雨にかからない最適な環境やったんで、これはいいんじゃないかと」
ほぼ全組同時にオファーして、みんなオッケーしてくれました
――ラインナップは、呼びたいバンドをみんなで話し合って誘ったらすんなり決まったらしいですね。
ムツムロ「ほぼ全組同時にオファーして、みんなオッケーしてくれました。他のフェスの主宰の方に話を聞いても、"そんなことなかなかないよ"と言われるんで、愛やなと。これまで密接に関わってくれた、お世話になった人は絶対に呼びたかったし、初回なので関西というか大阪という意識は強かったかも」
でらし「あとは、がっつりツーマンまでしたような、"同世代で一緒に時代を作りたいバンド"とも言ってたよね」
ムツムロ「ハルカミライとマカロニえんぴつは同い年なんですけど、まずこの2組は出てほしいなってところから、どんどん決まっていきましたね」
――それじゃあここからは、それぞれの出演者との馴れ初めを聞いていこうかなと思ったら、もう全部YouTubeに上がっていて(笑)。なので、その辺の話は『#ギャラパーのつくりかた』をぜひ見ていただきつつ、この場だからこそ改めて話せるワンモアなエピソードを、第1弾発表のアーティストから順に聞いていきたいと思います! まずはKANA-BOONから。彼らは栃木出身のでらしが関西のシーンで活動してみたいと思うきっかけになったバンドで。
ムツムロ「ですね。(谷口)鮪(vo&g)さんとはよく遊んでもらっていて。鮪さんって...ずっと真っすぐなんですよね。ちゃんと主人公というか、『週刊少年ジャンプ』みたいな、王道のマンガという感じ」
ukicaster「弱者の気持ちも分かってくれるし、僕は性格的にはみ出し者になりやすいんですけど(笑)、鮪さんはそこも気に掛けてくれるというか」
ムツムロ「例えるなら、僕らは『DEATH NOTE』でKANA-BOONは『NARUTO -ナルト-』(笑)。曲的にも」
――それは分かりやすい(笑)。あんなにいろいろあったのに続いてるのもタフだし、"ロックバンドを盛り上げていこう"という理想を掲げるハンブレッダーズからしても、そういう王道のバンドに出てもらうのは理にかなってますね。
でらし「KANA-BOONがきっかけでバンドを始めた人もいっぱいいると思うんですよ。僕がライブハウスでバンドをやりたいと思ったきっかけもKANA-BOONなんで」
――KOTORIは10年来の仲のバンドで、音楽的な好みは似てるけどアプローチが違うと。
ムツムロ「全然違いますね。ライブがよく一緒になるんですけど、横山(優也・vo&g)も結構主人公っぽさがあって」
ukicaster「KOTORIってミュージシャンズミュージシャンというか、そういう人に好かれるよね」
でらし「だから『週刊少年ジャンプ』じゃなくて『週刊少年チャンピオン』の主人公というか」
ムツムロ「横山と上坂(仁志・g)の面白いところは、音楽がめっちゃ好きなんですけど、明るいんですよ。僕らもそうですけど、音楽好きって暗い人が多いんで(笑)。ないものねだりで、そういう人間に憧れるんかも」
――お互いの領域を持ちながら切磋琢磨もできる、同世代の骨のあるバンドの一組ですね。そして、ズーカラデルもKOTORI同様、『スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2020』を共に回った戦友で。
でらし「僕はそれこそ元グミのこたぽん(=鷲見こうた・b)さんが加入する前から聴いてましたから」
ムツムロ「ズーカラデルも長いよな。彼らは打ち上げをしないらしいんですけど、吉田(崇展・g&vo)さんとサポートギターの永田(涼司/ex.The Floor)さん、KALMAの(畑山)悠月(vo&g)とご飯を食べたとき、"吉田さんって普段どんな話をするんですか?"って永田さんに聞いたら、"分かんない"って(笑)。その辺もズーカラデルは不思議ですね」
――ズーカラデルってバズったとかタイアップがどうじゃなく、ただただ音楽の質で生き残ってる職人のイメージ。
ムツムロ「確かに! スピッツと同じ事務所なのが分かりますよね。概念的に似てるかもしれない。きっちり自分の音楽をやっているという。リリースされるたびに音源はずっと聴いてるんですけど、久しくライブは見れてないから楽しみやな。2年ぶりぐらいかも」
――対談もしていたSEVENTEEN AGAiNに関してはどうですか?
ムツムロ「ヤブさんが"これが正しいんじゃないか"と思ったとき、そこに向かって行動するのが異常に速くて。そんな人をあまり見たことがないし、自分もそうなりたいなって結構意識してますね。逆に、"これは間違ってる"と思ったらすぐ修正もできる聡明な人で。あと、欲がないというか、『REPLACEMENTS』というイベントがそうなんですけど、バンドを長く続ける上でイベントをやる方がいいはずだという答えにたどり着いても、もうからないならみんなやらないですよね。でも、自分がバンドをやりたいからやる。ロジカルなんだけどクレイジーというか(笑)」
――筋道は説明できるけど最終決定は感覚でしかないという。でも、行動を起こして形にする人間力を感じますね。
ムツムロ「"みんなもやればいいのに"っていつも言うんですけど、普通はできないですよ(笑)。本当に音楽が好きなのが見えるから信頼されて、若手のバンドも『REPLACEMENTS』に出たいと思う。リスペクトしてる先輩です」
――ハルカミライは、最近もよく対バンしてる同年代の友達で、1回目にはぜひ出てほしかったということで。
木島「この前ハルカミライのマネージャーさんとたまたま飲み屋で会って。"またハルカミライをトップバッターにして景気づけに使うつもりですね(笑)"みたいに言われたんですけど、"やっぱり一番手はハルカミライでしょ!"って」
でらし「そういう信頼感があるよね。どのライブを見ても良くなかった日が一回もないというか、もうとんでもないライブを毎回してるので。絶対に『GALAXY PARK』の一番最初の音はハルカミライだなというのはありました」
ムツムロ「この2バンドで面白いことがやれたら、何かが大きく動き出すような気がするんですよね。多分、ハルカミライも同じように思ってくれてるんじゃないかな。SEVENTEEN AGAiNのヤブさんに、"ハンブレッダーズとハルカミライが合わさったら、ちょうどTHE BLUE HEARTSになる"と言われたんですけど、僕らが補えない部分をハルカミライはやってるし、逆もしかりで」
――いや~第1弾発表のアーティストの話を聞いただけでも、全組見たくなりました!
長いキャリアにあぐらをかいたことがあるバンドは一組もいない
――続いて、第2弾発表アーティストは、キュウソネコカミとナードマグネットです。キュウソはハンブレッダーズがまだ初期の頃からラジオで曲をかけてくれてたりして。
でらし「関西の番長です(笑)」
ムツムロ「言い得て妙やな。頼れるあんちゃんというか。本人も言ってたんですけど、アンチカルチャーとして中指を立ててシーンに出てきたから、当時は袋叩きにされたと(笑)。でも、その痛みを知ってるからこそ、めっちゃ優しい先輩やなと思うんです。常に理解しようとしてくれる」
でらし「東京の渋谷CLUB QUATTROで初めてツーマンしたとき、僕たちはまだまだ知られてない状態だったんで、ダメ元で誘った感じはあったんですけど」
木島「しかも、その前に吉野(エクスプロージョン・元g)が抜けちゃって、まだ3人時代だったし」
――"ここからバンドを持ち直せるのか?"みたいな苦しい時期ですね。
木島「関西のバンドだからこそ(ヤマサキ)セイヤ(vo&g)さんもそれを見てくれてたはずだし、そんな中でオファーして、それも東京だったのに出てくれて」
ムツムロ「その後、広島のクアトロでツーマンしたときはうきくんが加入してすぐのタイミングで」
――ハンブレッダーズの転機に力を貸してくれる先輩。
でらし「『GALAXY PARK』も第1回という転機でもありますもんね」
ukicaster「キュウソって関西のバンドをフックアップし続けてるじゃないですか。それを見て自分らもやらないとなって思うし、『GALAXY PARK』をやるのもそこですし」
――ちゃんと第1回に出る理由がある人たちですね。もちろんナードマグネットもそうで。
ムツムロ「知り合ったときは僕がまだ21歳とか...もう11年前!?」
――ナードはそれこそ名曲『Mixtape』('14)以降、目に見える形で勢力が拡大して、働きながらでも音楽はやれると証明して、いろんなバンドが勇気をもらったよね。
ムツムロ「でらしもまだ入ってない頃、当時のハンブレッダーズメンバー4人全員が初めて好きになったライブハウスのバンドがナードマグネットで。木島にどんなインディーズバンドの音源を聴かせても、"あんまりかな"みたいな反応だったのに(笑)、"いや、このバンドはいい"って言い始めたから。今思うと青春ですね」
――ナードマグネットは今でも関西のシーンの精神的支柱みたいなバンドですね。
でらし「いやもう間違いないですね。僕がハンブレッダーズに入る前はメジャーなバンドが好きだったんですけど、"インディーズのバンドでこんなワクワクするライブをするんだ!"って、一発で好きになったのがナードマグネットで。初めてライブを見る人も絶対に好きになると思うんですよね」
――続いて第3弾は、岡崎体育とマカロニえんぴつ。これで全ラインナップです。まず岡崎体育は大学の学部まで一緒だった直属の先輩で、この夏の岡崎体育の9DAYS連続ツーマンイベント『炎の九連組手 -Road to 10th Anniversary-』の7日目で、ようやく初対バンが実現したと。
木島「当日、会ったときは完全に疲弊し切ってました(笑)。しかもうちらの次の日に04 Limited Sazabys、その次の日にマキシマム ザ ホルモンが控えてるって...」
ukicaster「その中であのライブをされていたのは感動しました。背中を見せてもらったね」
――知り合ったのは早いけど、お互いキャリアを積んでやれたのも感慨深いですね。
でらし「昔から僕たちを知ってくれてはいましたけど、対等な立場でできたというか、うちもお客さんを呼べる、引っ張られずにできたのが良かったなと思いましたね」
ムツムロ「でらちゃんは個人的にめっちゃ仲良いんで」
でらし「僕は体育さんの舎弟なので(笑)」
――もし『アメトーーク!』なら軍団の一員として間違いなくひな壇に並んでる(笑)。
ムツムロ「体育さんだけバンドじゃないんですけど、その方が輝くかなって」
――そして、ムツムロくんがバンドを諦めそうになった2回のうちの1回は、マカロニえんぴつのすさまじいライブを間近で見せられたときだったとも。
ムツムロ「ハマスタ(=神奈川・横浜スタジアム)も見に行かせてもらいましたけど、"2日間で6万人!?"っていう。同い年に国民的バンドがいるのってすごいことやなって」
でらし「しかも僕たちは叩き上げてきた過程を見てるから、"いや、当然だよね"という気持ちでしかないというか」
ukicaster「バンドの動き一つ見てても、やれることを全部やってるなと。TV稼働やツアーもかなりの本数だし」
木島「国民的だからこそリスナーからも、お客さんからも、メディアからもいろいろと求められてはいるだろうから、それに応えられてる彼らはすごいなと」
――人気に甘んじたりあぐらをかくんじゃなくて、精力的に活動し続けている。
でらし「『GALAXY PARK』に出てくれるバンドはみんなそうですよね。長いキャリアにあぐらをかいたことがあるバンドは、一組もいないと思います」
ハンブレ史上一番濃い35分間に
濃密なライブになるんじゃないかと思ってます
――ここまで呼びたい人が呼べたら気持ちいいですね。どのバンドのことを聞かれても思い入れがある。
ムツムロ「好きな人を呼ぼうと思ったら、結果、バンドが多くなりましたね。こうやって見ると、やっぱりバンドが好きなんやなって。お客さんもみんなバンドをやってほしいですね」
――YouTubeでやっていたハンブレッダーズのコピバン企画も、めちゃくちゃいいですよね。いずれ『GALAXY PARK』のオープニングアクトを懸けてやれたら最高で。このラインナップに並んだら震え上がるやろうけど(笑)。
でらし「コピバン企画はチーム全員ノリノリで、これからもどんどん大きくしていこうって」
ムツムロ「今のご時世、これだけバンドを始めさせようとアホみたいに言い続けてるヤツはいないと思うんで(笑)。分かりやすいものだけになってもつまらないし、そういう葛藤やいじらしさも、バンドじゃないですかね」
でらし「『GALAXY PARK』で見た体育さんに憧れて、ソロアーティストになる人が増えるかもしれないけど(笑)」
――開催まで残りわずかですけど、タイムテーブルも発表されて、いよいよですね。
でらし「この日の最後が俺たちなんだ...しっかりいいライブをしないとダメですね」
ムツムロ「自分たちがずっと作りたかったお祭りなので楽しみたいですね。まぁ当日は死ぬほど忙しいやろうけど」
でらし「僕たちが信頼して呼んだバンドだから、知らなくてもとにかく見に来てくださいという感じですね。みんな絶対にいいライブをしてくれるはずなんで」
ムツムロ「全バンドの全時間見たいから、タイムテーブルをかぶらせなきゃ良かった!(笑)」
ukicaster「出演者も、協力してくれたスタッフの方々とか関わった人全員が、いい日だったなと思い出せる日になればいいなって。そのために自分が培ってきたものをこの日に使い切らないといけないなと思うし、出演者へのもてなしだったり、お客さんがどうやったら楽しんでくれるのかとか...これで最後じゃないから、次に生かせるようにしたい。今までで一番いい日にして、その先にもっといい日をまた作り続けられたらと思ってますね」
木島「ハンブレ史上一番濃い35分間に、濃密なライブになるんじゃないかと思ってます。楽しみにしてください!」
――ワンマンで城ホールに立ったときとはまた違う感覚で、出てくれた出演者と来てくれたみんなからもらったバトンがすごい景色を見せてくれそうですね。
でらし「きっと感じたことのない気持ちになるでしょうね」
ムツムロ「そう思います。この日、城ホールで見る景色に今からワクワクしてますね」
Text by 奥"ボウイ"昌史
(2025年10月10日更新)
Digital Single
『ちょっとロンリー』
10月15日(水)発売
<収録曲>
01. ちょっとロンリー
ハンブレッダーズ…写真左より、ukicaster(g)、ムツムロ アキラ(vo&g)、木島(ds)、でらし(b)による大阪出身の4人組ロックバンド。高校1年生になった’09年、文化祭に出演するために結成し、“音楽ってヤバいな”と気付きバンドを続けることに。’20年2月にメジャーデビュー後も、ライブシーンを中心にメキメキと成長し、若い世代を中心に全国各地老若男女幅広くファンを拡大中! 結成15周年を迎えた’24年には、3月に初の大阪城ホール、10月に初の日本武道館公演を実施。’25年10月15日(水)には、新曲『ちょっとロンリー』をリリース。10月19日(日)には、初の主催フェス『GALAXY PARK』を大阪城ホールにて開催。
ハンブレッダーズ オフィシャルサイト
https://humbreaders.com/
『GALAXY PARK』
チケット発売中
※チケットは、10月12日(日)10:00以降に引換えが可能となります。
▼10月19日(日)16:00
大阪城ホールアリーナスタンディング8900円
(ブロック指定)
スタンド指定席9600円
U-15スタンド指定席5500円
(当日要身分証)スタンド注釈付指定席9000円
(出演者やステージ演出の一部が
見えづらいお席)
[出演]ハンブレッダーズ/岡崎体育/
KANA-BOON/キュウソネコカミ/
KOTORI/ズーカラデル/
SEVENTEEN AGAiN/ナードマグネット
/ハルカミライ/マカロニえんぴつ
GREENS■06(6882)1224
(平日昼12:00-18:00)
https://www.greens-corp.co.jp/
※小学生以上チケット必要。未就学児童の入場は、保護者同伴のもと「スタンド指定席」のみご入場可。未就学児童は同行の保護者の「スタンド指定席」の座席範囲内であれば、チケットなしで鑑賞可。未就学児童の座席が必要な場合は、「スタンド指定席」または「U-15スタンド指定席」をお申込みください。「U-15スタンド指定席」は、2025年10月19日(日)の公演日時点で満15歳以下の小中学生対象。公演当日「U-15チケット受付」にて、公的身分証明証をご提示いただき入場。年齢確認できない場合は、差額分を現金にてお支払いいただきます。U-15対象の方でも別の券種を購入した場合、差額の返金はいたしません。
『ハンブレッダーズ ワンマンツアー2026』
【栃木公演】
▼2月7日(土)栃木県総合文化センター
メインホール
【宮城公演】
▼2月8日(日)トークネットホール仙台
大ホール
【福岡公演】
▼2月13日(金)福岡市民ホール 大ホール
【広島公演】
▼2月14日(土)広島JMSアステールプラザ
大ホール
【北海道公演】
▼2月22日(日)カナモトホール
一般発売未定
▼2月28日(土)18:00
ロームシアター京都 メインホール
指定席6300円 着席指定席6300円
注釈付指定席5800円
GREENS■06(6882)1224
(平日昼12:00-18:00)
https://www.greens-corp.co.jp/
※小学生以上チケット必要。未就学児童の入場は、保護者同伴のみご入場可。保護者の座席範囲内であれば、チケットなしで鑑賞可。未就学児童の座席が必要な場合は、チケットをお求めください。「着席指定席」は座ってご覧いただく座席となっております。また座席位置が高所となり、ステージまたは演出の一部が見えづらい場合がございます。「注釈付指定席」は座面が小さいハイチェアーのお席となります。会場の構造上、ステージが一部見えづらいお席となります。あらかじめご了承お願いいたします。
【香川公演】
▼3月1日(日)サンポートホール高松 大ホール
【愛知公演】
▼3月4日(水)Niterra日本特殊陶業市民会館
フォレストホール
【石川公演】
▼3月7日(土)金沢市文化ホール
【東京公演】
▼3月18日(水)東京ガーデンシアター
「大阪城ホール=ワンマンや大型イベントというイメージですが、’05年に城ホール内に4ステージを設けた『OSAKA ROCK CITY “FLY THE FLAG”』というフェスがあったんです。忌野清志郎や↑THE HIGH-LOWS↓、スカパラにGRAPEVINEから大阪プロレス、みうらじゅんetcまで出ていたごった煮ラインナップで、僕の記憶の限り、それ以来20年ぶりとなる城ホールでのフェスらしいフェスが『GALAXY PARK』なんです。その人気にあやかって呼んだメンツは一切なし。各々がスタンスを確立したライブに定評のあるバンドばかりです。天気も温度も心配なしの快適空間で見られる貴重なフェスを、ハンブレッダーズの一世一代の大舞台を、このインタビューをガイドにとことん楽しんでください。近年はキャリアの要となるライブで次なる挑戦を発表してきた彼ら。この日も夢に溢れたアナウンスに期待しましょう!」