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ホーム > インタビュー&レポート > FRONTIER BACKYARDやCUBISMO GRAFICO FIVE他多数の アーティストが所属するレーベルNiw! Recordsの10周年を記念し 代表山口氏、FLAKE RECORDSのDAWA氏、FBYのTGMX、 FM802DJ土井コマキが語るスペシャル座談会の完全版をお届け!


FRONTIER BACKYARDやCUBISMO GRAFICO FIVE他多数の
アーティストが所属するレーベルNiw! Recordsの10周年を記念し
代表山口氏、FLAKE RECORDSのDAWA氏、FBYのTGMX、
FM802DJ土井コマキが語るスペシャル座談会の完全版をお届け! (4/6)

TGMX「何となくいろんなミュージシャンがいるので、ミュージシャン同士のつながりがデカいんですよ。例えばチャーベくんがいるからカッチンくんを出してるとか。イーモトロールっていうラッパーがいたりとか。だから隆弘は送り出す仕事だけども、結構周りをミュージシャンが固めてやっているというのがデカいんじゃないですかね。riddim saunterが活躍しているときはriddim saunterの周りにくっついてくる友達のバンドだったり、FRONTIER BACKYARDの周りにいる友達のバンドや、チャーベくんの周りにいる人たちとか。そういう人たちが隆弘に集まって…集めさせられてるんですよ。多分」

 

土井「あぁ~なるほど。集めさせられてる!?」

 

TGMX「隆弘によって」

 

山口「そうだと思う…いやいや、僕によって…? まぁ…」

 

土井「ものすごい投げやり感が(笑)」

 

TGMX「大変なんですよいろんなところにいろんな顔しなきゃいけないから。隆弘はそれが上手なんです。だからこそ10年続いているんじゃないかと」

 

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山口「田上さんが先ほど言ってくれていたように、最初はクラブでやったりするっていうのがあったので、酒の場に集まる人たちの中にはミュージシャンの方もたくさんいて。そういうつながりでリリースをさせてもらうというアーティストもいたりして。すごく幸せですね」

 

TGMX「で、結局クラブでやるということはDJがいたりとか、洋楽を聴く人が多かったりとか。で、洋楽を聴くということになるとDAWAとかが関係してくるんですよね。う~ん。やっぱりDAWAにはお世話になってるところがたくさんあるよね。なんで大阪にいて海外の情報こんなに詳しいんだろうとか、DAWAにはびっくりされられましたね。横のつながりって言ったら失礼かもしれないけど、すごくそれが重要だなと思って進んできているというかね。土井ちゃんとかとつながっていたから、こうやって出演させてもらったりもするわけで」

 

山口「そうですよね。アーティストや、カクバリズムだったりSecond Royalとかのレーベルも。その横のつながりっていう部分で言えば、角張とかは元々同じdisk unionのバイト同士なので」

 

土井「角張さんも?  そうなんや」

 

TGMX「歳も一緒やった?」

 

山口「歳は角張が1つ下です。バイトとしては先輩ですけどね。そういうバイト同士のつながりとかで、始めた頃から共にやっている感はあるんです。Second Royalの小山内くんとかもレーベルを始めるみたいなところから一緒にやっているので、横のつながりはあるかもしれないな」

 

土井「いろいろつながりがあるのであれば、何かアーティストやバンドからのいきなりの売り込みはないんですか? 初めまして、みたいな」

 

山口「もちろんデモテープとかをたくさん送ってくれるアーティストの方もたくさんいらっしゃいます」

 

土井「そこからのリリースは?」

 

山口「確かにそこからのリリースはないかもしれないっすね」

 

(一同笑)

 

TGMX「なんで?(笑)」

 

DAWA「何かしら知っている人とかの流れでリリースしてたってことか」

 

山口「そうですねぇ」

 

TGMX「今まではないっていうことだよね? 今後がないのかと思った(笑)」

 

山口「イヤイヤ、今後がないわけじゃない。たくさん送ってもらっていますが、もちろんちゃんと聴かせてもらっていますし。あの、はい。どしどし募集はしてますけども」

 

土井「ふふ(笑)。音を聴くだけではなかなか形にならないということは、やっぱり人が気になるんですね」

 

山口「そうですね、まぁそれこそアーティストと近い部分でやらせて頂いているので、ライブありきな部分はあるかもしれないです。音源がよかったからじゃあリリースしようかなというのは、今まではなかったかもしれない。ライブを生で観て、いいなと思う部分があったらリリースに持っていくような流れがあった気がします」

 

土井「FLAKEとは違ったパターンですよね」

 

DAWA「違いますね。僕のところは基本、海外のアーティストを出しているので、まず観てからという判断はあまりなくて。普通にバイヤーの延長なので、普段CD10枚仕入れて10枚売れるかなと思うのが、これ50枚売れそうって思うような感覚に出合えれば、じゃあ契約しちゃおうという話もあったし。僕が関わっている日本のバンドって2つしかないんですよ。NOKIES!とJuvenile Juvenileだけ。それはどっちもデモを持ってきて、同じような感覚で出しました。だからね実はその人たちのこともよく知らないです。ただ、僕もめちゃくちゃデモをもらうんですけど、実際に“あぁいいな”ってあんまり思わないんですよね。普段ピンとこないのに、ピンときたバンドだったので、そこから交流だけして出そうかなっていう話までいったという感じで。だから最初から知っている人の周りで出すというのはないです。知り合いの場合は僕のところだとアナログをよくリリースしています」

 

土井「あぁ~。確かに」

 

DAWA「友達のバンドで、他のレーベルに所属しているけどアナログだけFLAKEで出そうっていうのはありますね。それこそチャーベさんとかFLAKEで出してます。そう考えるとちょっと立ち位置が違うかもしれないですね」

 

土井「おもしろいですね」

 

山口「そうですね、近いんですけどね、人同士は」

 

DAWA「人は超近いですね(笑)。ごっちゃになってる感じもある」

 

TGMX「山口と和田のダブル・タカヒロ(笑)」

 

(一同笑)

 

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土井「ひっくり返って田上さんもタカヒロに見えてきましたよ(笑)」

 

DAWA「この10年間、Niw! Recordsのメンバーと僕は月イチくらいで絶対会ってるので。何かね、近いですね」

 

TGMX「最近DAWA率はすごい! ありがたいことに」

 

DAWA「いやいや」

 

TGMX「本当にありがたいですね。勝手に自分たちのものだと思ってますから。FLAKE RECORDSのあそこの場所」

 

(一同笑)

 

TGMX「あの自由な空間でバーベキュー出来ねぇかなとか(笑)。自由な空間じゃなくてレコード屋なんですけどね(笑)」

 

土井「フリースペース(笑)」

 

山口「ホーム感は半端ないですよね、本当」




(2013年11月 1日更新)


Check

Profile

写真左より、Niw! Records代表・山口隆弘氏。関西出身の凄腕レーベルオーナー?今年で祝10周年。今回の対談の主役。

大阪・堀江に店舗を構えるFLAKE RECORDS、和田貴博氏(通称DAWAさん)(写真中上)。海外のWEBサイトにて“死ぬまでに行っておきたいレコード屋27選”にも選ばれたりと、様々なアーティストとの交流も深い大阪の顔。

土井コマキ(写真中下)。FM802『MIDNIGHT GARGE』『BEAT EXPO』という2番組のDJであり、イベントの司会や自身のイベント開催など大阪で活躍するマルチDJ。Niw! Recordsのアーティストを昔から番組で紹介し続けたりとNiw!との関係は深い。

TGMX aka SYUTA-LOW TAGAMI(写真右端)。Niw! Records所属のFRONTIER BACKYARDのフロントマン。山口氏とはNiw! Records立上げから共にするNiwの生き字引。5枚目のフルアルバム『fifth』を引っ提げての全国ツアーも開催中。
 

■FLAKE RECORDS HP
http://www.flakerecords.com/

■Niw! Records HP
http://www.niwrecords.com/

■FRONTIER BACKYARD HP
http://www.frontierbackyard.com/pctop.html

■FM802『MIDNAIGHT GARAGE』 HP
http://funky802.com/garage/


Live

10周年のお祭りを締めくくるイベント
が大阪にて間もなく開催!

『Niw! Records 10th Anniversary
-Niw Standard- finale in OSAKA』
チケット発売中 Pコード212-376
▼11月24日(日)14:00
BIGCAT/Pangea
オールタンディング3,910円
[出演]COMEBACK MY DAUGHTERS/
CUBISMO GRAFICO FIVE/
FRONTIER BACKYARD/
Keishi Tanaka/NOSHOW/
QUATTRO/the band apart/
toe/THE KEYS/MONTBLANC/
CIRCLE DARKO/PINK POLITICS
GREENS■06(6882)1224
※小学生以上は有料。
※出演者の変更・キャンセルや、出演時間・出演会場の変更に伴う払戻しは不可。

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Column

発見と興奮を火種に築き上げた
バンドマン・イズム
天職としての音楽を全うする
パーティ・アクト
意義と意思ある2年ぶりの新作『fifth』とバンドの現在を語る
FRONTIER BACKYARD、TGMX(vo&key)インタビュー