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faceback!

1986年のトピックス

泉重千代が120歳で死去
アイドルの岡田有希子が飛び降り自殺
イギリスのチャールズ皇太子とダイアナ妃が来日
男女雇用機会均等法施行
チェルノブイリ原子力発電所事故
伊豆大島の三宅島噴火
ビートたけしフライデー襲撃事件
シートベルトの着用が原則義務化
バブル景気に沸き始める
本田美奈子『1986年のマリリン』で“へそ出しルック”が話題に
中野浩一が自転車世界選手権スプリント種目10連覇達成
中森明菜の『DESIRE -情熱-』が日本レコード大賞、ベストアーチスト賞を受賞

「faceback!」一覧

時は1986年、アイドル全盛期に現れた清純派、斉藤由貴
主演映画『恋する女たち』で優秀主演女優賞を獲得!

1984年に第1回「東宝シンデレラ」オーディション準グランプリ、第3回「ミスマガジン」でグランプリを獲得し、芸能活動をスタートさせた斉藤由貴。同年10月、明星食品「青春という名のラーメン・胸騒ぎチャーシュー」のCMでテレビ初登場、瞬く間に人気に火が着いた。

翌年には『卒業』で歌手デビューし、30万枚の大ヒットを記録。そして『スケバン刑事』で連続ドラマ初主演、同じく初主演の映画『雪の断章 -情熱-』も封切られるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで芸能界を席巻。

その勢いは翌年の1986年も衰えることなく、NHKの朝の連続テレビ小説『はね駒』のヒロインに抜擢され、シングル『悲しみよこんにちは』は、テレビアニメ『メゾン一刻』の主題歌に起用された。そして12月、『第37回NHK紅白歌合戦』に初出場し、紅組キャプテンを務めた。

彼女が『ぴあ関西版』の表紙を飾ったのは同年12月。映画『恋する女たち』の主演がきっかけだ。氷室冴子の同名小説を大森一樹脚本・監督で映画化。金沢の高校に通う3人の女子高生が“恋をすること”に真正面から向き合った青春物語だ。斉藤由貴は主演の吉岡多佳子役を務め、第11回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。また、『MAY』が主題歌にも選ばれた。なお、大森一樹監督×斉藤由貴主演のコンビは本作以降、『トットチャンネル』(1987年)『「さよなら」の女たち』(1987年)と続き、“三部作”と呼ばれる。

テレビや映画で活躍する一方、舞台にも積極的に出演。『レ・ミゼラブル』(1987年)をはじめ、『奇跡のメロディ~渡辺はま子物語~』(2010年)、『ラストダンス~the musical 越路吹雪~』(2012年)など代表作も多数、挙げられる。

そして2014年、12月11日(木)~21日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールで行われる三谷幸喜の新作舞台『紫式部ダイアリー』に出演。平安時代の女流作家、紫式部と清少納言が、人生とプライドを賭けた“オンナのバトル”を繰り広げる本作。斉藤由貴は清少納言を演じ、紫式部演じる長澤まさみと火花を散らす。ともに「東宝シンデレラ」オーディションがデビューのきっかけ、同じ事務所の先輩と後輩…と、この関係性が“オンナのバトル”にいかに作用するか楽しみなところ。斉藤由貴が三谷作品に出演するのは、1995年、1997年に上演された舞台『君となら』以来、17年ぶりのこと。この『紫式部ダイアリー』では、どんな“オンナ”を演じるのか、幕開けが待ち遠しい。

 

Information

『紫式部ダイアリー』

チケット発売中 Pコード:439-136
▼12月11日(木)~12月21日(日)
森ノ宮ピロティホール
全席指定-10000円
[作][演出]三谷幸喜
[出演]長澤まさみ/斉藤由貴
キョードーインフォメーション■06-7732-8888
※未就学児童は入場不可。
※12/15(月)は休演。

 

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(2014年11月17日更新)