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広がり続ける“のだめワールド”2021
今年も楽しさ溢れるクラシック音楽への誘い
『生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会』 (1/2)

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コミックやドラマ、映画の完結後もその人気は衰えることのない二ノ宮知子の『のだめカンタービレ』。この「のだめ」の世界を生の音楽で楽しむ夏休み恒例の『生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会』が7月31日(土)・8月1日(日)、兵庫県立芸術文化センターで行われる。不器用だが抜群のピアノの才能を持つ「のだめ」こと野田恵と指揮者を目指すエリート音大生の千秋真一を中心に、音楽を志す若者たちの姿をいきいきと描いたこの作品は、ドラマや映画にも世界を広げ、多くのファンの共感を呼んだ。2006年、コミックの大ファンだった愛知県かすがい市民文化財団のスタッフの発案により、ドラマ、アニメで監修を務めた指揮者の茂木大輔[写真左]を指揮、企画、お話に迎えてコンサートはスタート。以来全国で開催され、すでに通算100回を超える人気公演となっている。
 
今回のコンサートではちょっとコアなエピソードを採り上げる。7月31日は、のだめと千秋が千秋の母方の実家、三善家を訪れた場面から。前半には2人が深夜に演奏を始めたエルガーのヴァイオリン・ソナタをはじめとする作品を、そして後半にはビゼーのカルメン組曲を中心としたスペイン情緒溢れる作品を演奏する。「のだめ」コンサートではおなじみとなったヴァイオリニスト、松田理奈の表現力豊かな演奏や「のだめ」初登場となる大阪出身のピアニスト、原由莉子に注目だ。また8月1日には、千秋とその父親で世界的なピアニストである雅之との葛藤を軸に演奏会を構成。バッハ、ベートーヴェン、ブラームス、そしてラヴェルと大作曲家たちの代表曲が次々と登場し、このシリーズならではの聴きどころがいっぱいのプログラムとなっている。
 
両日とも「のだめ」ファンにはたまらない、コミックの中での演奏場面がスクリーンに次々と上映されるから、思わず胸が熱くなったり、ときめいたりする瞬間がいっぱい。クラシックは初めてという人から「のだめ」も初めてという人まで、誰が聴いてもわかり易さと楽しさに溢れ、茂木大輔の“おはなし”に聞き入るうちに、知らず知らず音楽の深い世界に触れることのできるコンサートだ。
matuda-hara480-2.jpgヴァイオリン:松田理奈©Naruyasu Nabeshima       ピアノ:原由莉子©TAKUMI JUN

▶次のページ⇒原由莉子〔ピアニスト〕スペシャル・インタビュー
 



(2021年7月17日更新)


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生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会

S席-6800円 A席-5800円 B席-4800円 
2公演通し券-12800円 
Pコード192-519  チケット発売中
※通し券は2公演同じお席でご鑑賞いただきます。

チケット情報はこちら


●7月31日(土)15:00
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

【プログラム】
《千秋の生い立ち:母の実家三善家》
ドヴォルジャーク:チェコ組曲 ニ長調 op.39より 第2曲 ポルカ
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 op.82より 第1楽章
エルガー:愛の挨拶 op.12
エルガー:行進曲「威風堂々」op.39より 第1番

《三善家のオーディオルームから~スペイン幻想への誘い》
ラヴェル:道化師の朝の歌
ビゼー:「カルメン」組曲より第1幕への前奏曲
サラサーテ:カルメン幻想曲
ビゼー:「カルメン」組曲より間奏曲(第3幕への前奏曲)/
     衛兵の交代/ノクターン/密輸入者の行進/
     第1幕への前奏曲(トレアドール)

【指揮】茂木大輔(企画・おはなし)
【ヴァイオリン】松田理奈
【ピアノ】原由莉子
【管弦楽】兵庫芸術文化センター管弦楽団

●8月1日(日)15:00
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

【プログラム】
《千秋真一と父親 世界的ピアニスト千秋雅之》
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052より 第1楽章
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 op.60
ブラームス:6つの小品 op.118より 第2番 間奏曲
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ラヴェル:ボレロ

【指揮】茂木大輔(企画・おはなし)
【ピアノ】原由莉子
【管弦楽】兵庫芸術文化センター管弦楽団

【問い合わせ】
リバティ・コンサーツ■06-7732-8771