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秋の陣から半年、再び彼らが帰って来た!
飯森範親&日本センチュリー、藤岡幸夫&関西フィル
ふたつのオケが再び激突する「大坂春の陣 2015」

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  昨年9月。藤岡幸夫率いる関西フィルハーモニー管弦楽団と飯森範親率いる日本センチュリー交響楽団の「競演」が話題を呼んだ「大坂秋の陣 2014」。盟友にして、互いに首席指揮者を務めるふたりが仕掛けた、全国的にも珍しいふたつのオーケストラの対バンだけに関西のクラシック界は大いに湧いた。プログラムもモーツァルトとチャイコフスキーの代表曲とあって観客の声もさまざま。「チャイコフスキーはこっちが」「いやモーツァルトはあっち」「でも、ちょっと長かったよね」などなど。そしてこの春、再び彼らが相まみえるその名も「大坂春の陣 2015」が、ザ・シンフォニーホールで開催される。

 
 
 今回はストラヴィンスキー&ベートーヴェン対決。20世紀以降の音楽に独自の位置を占めるストラヴィンスキーのバレエ音楽『ペトルーシュカ』とこれはもう人類史上の傑作、ベートーヴェンの交響曲第5番『運命』を日本センチュリー交響楽団が演奏。そして同じくストラヴィンスキーの『火の鳥』と、ベートーヴェンの交響曲第6番『田園』を関西フィルハーモニー管弦楽団が演奏する。前回同様、作曲家たちの活動時期や作品番号の近い作品を取り上げることで、演奏や楽団そのものの個性を聴いてもらおうという狙いだ。なお今回は入れ替えはなし。開演から終演までの時間をギュッとシェイプして、観客は緊張感も居心地もそのままに演奏に集中できる流れとなった。さらに今回は入場料もシェイプ。オーケストラの聴き比べというクラシックならではの醍醐味が、よりリーズナブルな料金で堪能できる。

 
 「こうしたコンサートがあることで、お客さまやオーケストラの新しい交流につながる。そういったことがこの関西で起こって欲しい」(「大坂秋の陣 2014 」飯森範親インタビュー)。飯森範親が語れば「みんなが応援してくれている。関西の音楽の裾野を広げるためにきっちり結果を出して前に進みたい」(「大坂秋の陣 2014」藤岡幸夫インタビュー)と藤岡幸夫が応じる。両マエストロの気概に応えて、熱い演奏を繰り広げるオーケストラたち。どちらが良かったと盛り上がるもよし、甲乙つけ難しと、ひとり深くうなづくもよし。このコンサートを手がかりに、今年の関西のクラシックに思いを巡らすのもまた一興だろう。「秋の陣」を体験した人も、また今回が初めてという人も、ぜひこの熱気に触れてほしい。「大坂春の陣 2015」は3月28日(土)、15:00より、日本センチュリー先攻でスタート!
 



(2015年2月19日更新)


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上段左より:関西フィルハーモニー管弦楽団(C)s.yamamoto 藤岡幸夫(C)SHIN YAMAGISHI
下段左より:飯森範親(C)SHIN YAMAGISHI 日本センチュリー交響楽団(C)s.yamamoto

大坂春の陣 2015

大坂春の陣 2015 〈飯森&日本センチュリー×藤岡&関西フィル〉

●3月28日(土)15:00 ザ・シンフォニーホール
A席-6000円 B席-5000円 C席-4000円
チケット発売中 Pコード 246-246  

【指揮】飯森範親
【ピアノ】法貴彩子
【演奏】日本センチュリー交響楽団
【プログラム】
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ペトルーシュカ』(1947年版)
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 作品67『運命』

【指揮】藤岡幸夫
【演奏】関西フィルハーモニー管弦楽団
【プログラム】
ストラヴィンスキー:バレエ組曲『火の鳥』(1919年版)
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 作品68『田園』

【問い合わせ】
日本センチュリー交響楽団■06-6868-0591
関西フィルハーモニー管弦楽団■06-6577-1381

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