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「時間はかかったけど、かけるべき時間だった」
OAUが17年かけて迎えた収穫の季節
『New Spring Harvest』を手にいよいよ初の大阪城音楽堂へ!
TOSHI-LOW(vo&acog)インタビュー

 BRAHMANのメンバーとJohnsons MotorcarのMARTIN(vo&vl&acog)、KAKUEI(perc)らにより’05年に結成されたアコースティックバンド、OAUに転機が訪れたのは’19年。ドラマ『きのう何食べた?』のオープニングテーマ『帰り道』や、映画『新聞記者』の主題歌『Where have you gone』など、良質な映像作品を優しく彩る楽曲が多くのリスナーの耳にとまり、結成15周年を迎えた翌’20年には初のベストアルバム『Re:New Acoustic Life』を発表。その後の未曽有のコロナ禍においても、途切れることなくオーガニックでグッドヴァイブな音楽を奏でてきた彼らからついに届いた新作『New Spring Harvest』は、緊急事態宣言下で戸惑いや怒りではなく愛を描いた『世界は変わる』や、さまざまな楽器を駆使した豊潤なインスト曲など全5曲に、昨年の東京・日比谷野外大音楽堂でのライブを収めたDVDを加えた充実の内容に。そして4月23日(土)には、初にして待望の大阪城音楽堂公演をいよいよ開催する。吉日間違いなしのそんな祝祭を前に、TOSHI-LOW(vo&acog)がOAUの過去・現在・未来を時に真摯に、時にユーモアを交えて語ってくれたインタビュー。6人が魂を鳴らし続けた17年に今、実りの季節がやってきた――!

 
 
“俺はこれしかやらないんで”みたいなプライドって
強さじゃない気がしちゃって
 
 
――関西キャンペーン、堪能されてますね(笑)。
(※前日のテレビ収録でお笑い芸人・野性爆弾と意気投合し、朝までコースだった模様)
 
「まぁキャンペーンを丁寧に回ってこそプロだよね? (ニヤニヤするスタッフを見て)何笑ってんだよ(笑)。昔はキャンペーンとかって好きじゃなかったから、人って変わるよねぇ…昨日も面白過ぎたもんな本当に。野生爆弾のくーちゃん(=くっきー!)もパンクとかハードコアとかロックがすごい好きなんだけど、歳も一つしか変わらないし、棚に並んでるCDもほとんど一緒で。ちょっとサイコビリーが俺より少ないぐらいかな。だから、“誰々知ってる? こういう伝説、聞いたことある? あ、違う違う。それはこの人が拉致ったんだよ”とか”訂正したり(笑)」
 
――何ですかそのすげー答え合わせ(笑)。それにしても近年のOAUは、うれしいことに多くの方に知ってもらうきっかけになる曲も生まれたり、じっくりやってきたことが実を結んできましたね。
 


「そうだね。時間はかかったけど、かけるべき時間だった。初めからうまく弾けちゃって、セッション性も高くて、みたいに器用だったら生まれなかったんだろうな、このバンドは。それこそコンクリートの人工物じゃない、自然の造形みたいなものだから。まぁ一人だったりユニットぐらいならそこまで難しくないのかもしれないけど、“アコースティックバンド”って日本にはそんなにいないんだよね。でもこの間、みんなでエレキでセッションしたりして(笑)」
 
――YouTubeでの『春のお花見会、スペシャル生配信』中の機材トラブルで急きょやることになって(笑)。
 
「“アリなんじゃね?”って(笑)。もしラッキーなことに10年後もこのバンドが続いていたときにはそういう多様性があっても、ある意味、アコースティックだけに縛られないふくよかな音楽をやっても…そういう考えは柔軟に持ってもいいのかなと。“俺はこれしかやらないんで”みたいなプライドって強さじゃない気がしちゃって。もっとやわらかくしなって、“どんな形でも自分たちである”という方が後々面白いのかなと。だから若い頃に“こういうことはやらない”とか宣言しちゃったヤツって、大人になって苦しめられてるもんね。俺なんかその塊だからさ(笑)。クソメディアには絶対に出ねぇ、あれはしねぇこれはしねぇとか言っちゃってたから、今はもう“ごめんなさい!”って(笑)」
 
――初期のBRAHMANなんかのイメージはまさにそうでしたもんね。
 
「若い頃は自分の文化しか認めないというか、自分のいる場所が正義じゃん? それ以外のヤツが入ってきたり関わるときに、“誰お前? 知らねぇよ!”みたいな感じでやっちゃったこともあって。COWCOWの善しが細美武士に初めて会ったときも、“知らねぇよ”みたいに言われてて(笑)。もういい歳なんだからやめてよ~と思って、それをトータルテンボスの藤田(憲右)に“参っちゃったよ、この間こういうことがあってさ…”って伝えたら、“俺、15年前にTOSHI-LOWさんに同じようなこと言われましたよ!”って(笑)」
 
(一同爆笑)
 
――そう考えたら、いくつになっても人は気付き、改め、成長するってことですね(笑)。
 
「そう思いたい(笑)。だから、これまでの人生の中で、もしかしたらそういうことがいっぱいあったかもしれないのよ。謝ってばっかりだよ、最近(笑)。大人になってから心の壁を崩すのってめちゃ大変だから、俺はあえてどギツいことを聞いてみたり、ハッとすることをして振るいにかけちゃうことが多いのよ。例えば、俺が先輩ミュージシャンにタメ口をきいたりするのも=それで自分との距離を計ってる気がするんだよね。それで怒るならそもそも仲良くなれないと思うし、もちろん、結果、仲良くなれた方がやっぱり俺もうれしいし。すごい人見知りの先輩たちとかとも、そうやって距離が縮まったからさ」
 
 
枯れていくことも楽しめるバンドって、実際はすごく少ない気がする
 
 
――OAUは年齢を重ねることがちゃんと武器になるというか、よりうまみが増していくのを『New Spring Harvest』を聴いていても感じますね。
 
「ザ・チーフタンズみたいなアイリッシュのおじいちゃんバンドが一つの理想形だし、MARTINなんかとも最近はすごい話すわけ。MARTINとは10歳離れてるけど、だんだんと年を取っていく中で40代、50代の自分が見えてきたんだと思う。30代前半までは20代と感覚は近いけど、人生の後半に差し掛かってもいいものを作り続けるのって、キラキラした若い頃よりちゃんとしておかないと難しいと思うのよ。でもOAUに関しては、“白髪の老人たちが奏でたプレイが何かすごくいい”みたいなビジョンをずっと持っていけるから、年を取ること自体も怖くはないし、むしろ楽器たちはもっと鳴るようになっていくし、あんまり悪いイメージがなくて」
 
――TOSHI-LOWさんはミュージシャンとしての晩年、これからの10年で、改めてしっかり音楽をやっていきたいと意識しているとも言っていましたね。
 
「今は20周年とか30周年を迎えるバンドも増えたけど、若い頃は50歳まで音楽なんかできないと思ってたし、ミュージシャンで50歳になれる人ってすごいなと思ってたわけ。 でも、“50もまだ若いよね”と言っても、50は50で、60は60だし。もちろんエバーグリーンな部分で音楽は輝いていくんだけど…例えば、BRAHMANに関してはもっと刹那で、どこかで“バシッ!”と潔く終わってしまうかもしれない。やり切れないと思う瞬間が来たら、無理してできるものじゃないと思うし。若い頃の幻想を追い求めて“いつまでも無理して半ズボンで…”みたいなことじゃなくて、枯れていくことも楽しめるバンドって、実際はすごく少ない気がするんだよ。だからこそOAUは、我ながら面白いバンドを作れたなと思った。まぁそれも偶然なんだけどさ」
 
――7年半前のインタビューですでにMARTINさんが、“うちらは10年後、15年後の方がカッコいいと思う”と言っていて。今作も、この時代に、このサイズで、このタイミングで…みたいなことが、ちゃんとつじつまが合ってる。
 
「そうなんだよね。何かこう無理くりじゃないアジャスト感ってやっぱりあって。それって音楽で風景を描くのと一緒で、狙わなくてもハマっていくというか、“写真を撮りまーす”と言われて並んだメンバーの位置が、“そう、そこです!”という感じ。6人が並んだらもうそれでいい具合の構図になってる」
 
――『世界は変わる』(M-2)を配信で単体で出すのではなく、『Peach Melba』(M-1)や『Apple Pie Rag』(M-3)のようなインストが今作では随所に配置されていて。今の写真の話のように、そこにいる意味がちゃんとあって、流れがある。だからインスト=箸休め、じゃないですもんね。
 
「今回はインストもめちゃめちゃ効いてくるというか、ウクレレとかラップスチール感とか…楽器を持ち替えたのも面白かったな。それがまた新たな発想を生んでいくし、今後はそういう曲を増やしてもいいんじゃないかって」
 


――今作に付属しているDVD『OAU TOUR 2021 -Re:New Acoustic Life- FINAL at 日比谷野外大音楽堂』の映像の一部がYouTubeに上がっていましたが、理屈抜きにリズムで踊る、身体が動く、みたいなインストの醍醐味を改めて感じたのも大きな経験だったと。ちなみに、今作のインストのタイトルは、おいしそうな名前ばかりですね(笑)。
 
「タイトルは後付けなんだけど、無機物にしたくなくて。要は生きてるもの。だから今後もおいしそうな名前が増えていく(笑)。木とか花の名前でもいいしね。言葉がない曲にタイトルが付くと、何かブワァ〜ッと見えてこない?」
 
――最も文字数の少ないメッセージというか、イメージのきっかけみたいになりますよね。
 
 
信じてるものだったり好きなものがあったら世界は変わっていくし
そういう自分の視野があってこそ世界を変えていくことができる
 
 
――TOSHI-LOWさん作詞の『世界は変わる』は2年前、最初の緊急事態宣言が出たころにできた曲で、コロナにまつわるモヤモヤや怒りを起点に生まれたにも関わらず、いざ曲が完成したらそこには愛があったと。
 


「怒りをそのままぶつけることもできるけど、何かそういうことじゃねぇなと思い始めて。コロナで外に出られなかったから気付くこともあったし、そうなると内なるもの、秘めたるもの…例えば、言葉にしないからって=愛情がないわけじゃないじゃん? 自分の中に温めておく感情もあるわけで、コロナが始まったときからそういうことは頭にあったし、最終的にそこがないとこのコロナ禍は乗り越えられないんじゃないかと思ってたから。だから結局、“コロナで何か変わりましたか?”、“いや、変わらないよ”ということになるというか」
 
――“変わった”んじゃなくて元々あったものに“気付けた”というか。歌詞を見ても、“この手のひらの中に涙落として”の1行でもう、愛だなと感じました。
 
「うん。もう愛しかないよね」
 
――あと、『FOLLOW THE DREAM』('14)のときもそうでしたけど、歌詞に夢という言葉がポロポロ出てきて。当時、TOSHI-LOWさんは夢=姿勢で、“今でも音楽が楽しい、歌えてること自体がもう夢の中”だと言っていて。
 
「そう、だから“夢はありますか?”という質問がすごい苦手で。あったらそれに近づけるように努力しちゃうから、夢とかいわゆるやってみたいことがずっとある状態の方が不思議だよ。そんなの気付いたらやっちゃうよ。その結果がこれだからね。バンドをやって、ステージに上がるのが目標だったから。俺にはそれ以外何もないもん」
 
――そう考えたら、TOSHI-LOWさんの人生がちゃんと歌になってますね。20年前だろうが、今年だろうが。
 
「ね。バンドを始めた頃に会いたいなと思ってた人にもほぼほぼ会えたし、今では一緒に歌うこともあるわけだから。前にさ、フジロックの受付で並んでたとき、後ろから“TOSHI-LOW!”って呼ばれて振り返ったら、(甲本)ヒロトで。“いや、甲本ヒロトは顔パスでしょ”とかそんなやりとりをして(笑)、“じゃあ後のセッションでね”なんて話して、バラバラに歩いていく。その後、ホテルのエレベーターに乗って、“…さっきのヒロトだよな? ヒロトが俺のことをTOSHI-LOWって呼んだ!”って、いきなり中1の自分に戻って“ヤバいヤバい!”みたいなさ。改めてすごいことだよなと思うわけ。仲井戸“CHABO”麗市が隣にいるときとかもそう思うもん。もう何回も一緒にやってる自分が、ふいに“CHABOが隣にいる!”とか思って」
 
――そんなふうに話すときがというか、まさか一緒に歌うときが来るなんて。
 
「面白いよね。だから自分で自分を決め付けちゃいけない。変わっていくし、変えることもできるし、変えられないことの中でも、自分の意識次第なことがたくさんあると思うんだよね。そういうイメージを『世界は変わる』を聴いた人に持ってもらえればなって。“世界は自由で、君は夢の中で生きていけるよ”みたいな話をしたいわけじゃなくて、むしろ現実は厳しくて、辛くて、不自由なことばっかりだけど、信じてるものだったり好きなものがあったら世界は変わっていくし、そういう自分の視野があってこそ世界を変えていくことができるんじゃないかなって」
 
 
全部をバンドサウンドにする必要がないのも、バンドの成熟だと思う
 
 
――MARTINさん作詞の『Life』(M-5)も、ままならない世の中と同時に、次の世代へ伝えていく愛を感じました。
 
「『Life』を訳して思ったんだけど、『世界は変わる』よりちょっと父性が強いのがすごく良くて。この間まで青年だった人間が父になっていくのは、俺が隣で見てるMARTINのストーリーとしても、“こんなことを言うようになったんだな”と思うし。この間までは訳してても、“若ぇなこいつ”って思う部分がちょっとあったのよ。でも、『Life』はそうじゃない。それもむちゃくちゃ感慨深いよね」
 
――“天はどれだけ努力したか知っている/そして、あなたは努力した”の2行はグッときてたまらなかったです。それにこの曲のアレンジは本当にシンプルですね。
 
「あえてKOHKI(acog)とMAKOTO(cb)とMARTINの3人でやる曲を作った方がいいんじゃないかと思って。というのは、俺とカクさん(=KAKUEI)とRONZI(ds)でやるリズム重視の曲とかもあるから、このまま自分たちが長いショーをやっていけるとすれば、そういうパートも今後はあっていいなと思って。だから本当に厳選して音を間引いてるから。全部をバンドサウンドにする必要がないのも、バンドの成熟だと思うし」
 
――なるほど、故にこのアレンジということなんですね。あともう1曲のMARTINさん作詞で『Sunny Day』(M-3)。これはハワイアンテイストで新鮮ですね。
 
「いいよね。こういうこともやってみたかったというか、ちょっとファニーな曲って意外と難しくて、ふざけ過ぎちゃったり子どもじみてしまうギリギリのさじ加減で。この曲では俺が(ギターを)横にしてスライドギターを弾いてるんだけど…うん、すごく大変(笑)。でも、そういうこともやっとできるようになったというか、確実に良くなっていく部分、広がってる部分を実感してる。だからOAUは収穫が始まってるんだと思う。15年以上かけて種を植えて、やっと実がなってきたイメージかな」
 
――となると、『New Spring Harvest』というタイトルはめちゃくちゃきれいじゃないですか。
 
「ね。今思いついて適当に言ったけどそれそれ!(笑)」
 
――さっきの『世界は変わる』の夢の話もどう着地するのかなと思っていたらうまいこと回収して、“TOSHI-LOWさん、やる〜!”と内心思ってました(笑)。
 
「ちょっと! “こいつ、どう落とすのかな?”みたいな耳で聞いてたの? 大喜利やらされてるみたいじゃん(笑)」
 
――アハハ!(笑) さすがですよ。リリースを記念し『OAU野外音楽堂ツアー「New Spring Harvest」』と銘打って東阪の野音でライブもありますが、今作とはすごく密接な感じがしますね。このライブありきでもあるというか。
 
「うんうん。野音は抽選で押さえる会場だから毎年はできないかもしれないけど、自分たちの活動の中にニューアコ(=『New Acoustic Camp』)があるみたいな感じで、“春は野音、秋はニューアコ”みたいになればいいなって。冬はお酒を飲みながらやろうとか、OAUは年間でそういうサイクルが出来上がってきてるし、季節感とも合ってるのかなと思って。BRAHMANはそんな季節感とかじゃないじゃん? いつだってライブハウスを“グッ!”と自分たちの風景に変えたいわけだからさ」
 
――東京の日比谷野音では昨年もやりましたけど、大阪城音楽堂でやったことはあるんですか?
 
「ないない。行ったこともないから」
 
――意外! イベント出演もなく?
 
「ない。呼ばれないイベント=だいたい芸能系かぁ~って勝手にイメージしてる(笑)」
 
――全然そんなことないですよ(笑)。OAUも絶対にハマる場所です。
 
「だよね(笑)。ちょっと前まではさ、一緒にいることすらできなかったわけだから、とにかく野音に見に来てほしいし、春の匂いと音楽がある空間で感じてもらわないとね。そこで初めて『New Spring Harvest』は完成するので」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
 




(2022年4月19日更新)


Check

Release

コロナ禍に生まれた新曲にインスト
ライブDVDまで付いた最新作!

EP
『New Spring Harvest』
発売中 3850円
トイズファクトリー
TFCC-86825~6

<収録曲>
01. Peach Melba
02. 世界は変わる
03. Sunny Day
04. Apple Pie Rag
05. Life

<DVD収録内容>
『OAU TOUR 2021
 -Re:New Acoustic Life- FINAL』
 at 日比谷野外大音楽堂(2021/4/18)
01. A Strait Gate
02. こころの花
03. Follow The Dream
04. all the way
05. Black and Blue Morning
06. Thank you
07. 朝焼けの歌
08. Dissonant Melody
09. 夢の跡
10. Memories
11. I Love You
12. Americana
13. Where have you gone
※Guest Chorus:細美武士
14. 帰り道
15. 世界は変わる
16. Bamboo leaf boat
17. Peach Melba
18. Again
19. Midnight Sun
20. Making Time
21. 最後のニュース
22.Change

Profile

オーエーユー…写真左より、KAKUEI(perc)、TOSHI-LOW(vo&acog)、KOHKI(acog)、 MARTIN(vo&vl&acog)、MAKOTO(cb)、RONZI(ds)。BRAHMANのメンバーとJohnsons MotorcarのMARTIN、パーカッショニストのKAKUEIにより’05年に結成。欧米をはじめとしたトラッドやルーツミュージックを巧みに織り込んだ有機的な音楽性に、繊細さとダイナミズムとを併せ持ったパフォーマンスで多くのオーディエンスを魅了。国内最大級のフェスをはじめ海外でもライブを重ねるほか、’10年からは、全アーティストがアコースティック編成のみで出演するキャンプフェス『New Acoustic Camp』のオーガナイザーを務めている。’19年春より、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND(旧名)の頭文字を取った OAUにバンド名を改称。同年9月に4thアルバム『OAU』をリリース。同作には、口コミで評判が拡がり日本アカデミー賞最優秀作品賞など多数の賞を獲得した、映画『新聞記者』の主題歌『Where have you gone』や、Twitterの世界トレンド1位ほか多数のドラマ賞も受賞し大きな話題となった、テレビ東京系ドラマ24『きのう何食べた?』のオープニングテーマ『帰り道』を収録している。 ’20年12月には、結成15 周年を記念したベストアルバム『Re:New Acoustic Life』をリリース。最新作は’22年2月2日リリースのEP『New Spring Harvest』。

OAU オフィシャルサイト
https://oau-tc.com/

Live

OAU初の大阪での野音ワンマン!
大阪城音楽堂公演が間もなく開催

 
『New Spring Harvest』

【東京公演】
▼4月16日(土)日比谷野外大音楽堂

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中
※販売期間中は、インターネット(PC・スマートフォン)のみで販売。
▼4月23日(土)17:00
大阪城音楽堂
全席指定6800円
GREENS■06(6882)1224
(https://www.greens-corp.co.jp/)
※未就学児童は無料。席が必要な場合のみ要チケット。雨天決行。荒天の場合は主催者判断のもと中止となります。会場内での傘/日傘の使用は禁止です。パラソル/テント類の持ち込みは禁止です。

チケット情報はこちら


Column

縁という名の道しるべをたどる
大人たちはみな、夢の途中――
熟成するOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDの
まばゆき現在地『FOLLOW THE DREAM』を手に人生の旅路は続く
TOSHI-LOW&MARTIN
インタビュー&動画コメント('14)

Recommend!!

ライター奥“ボウイ”昌史さんの
オススメコメントはコチラ!

「取材にあたって、以前、ぴあ関西版WEBでやったOAUの『FOLLOW THE DREAM』時のインタビューを読み返したんですが、めちゃくちゃいいことを言ってくれてましたよ。他誌のTOSHI-LOWさんのインタビューを見ても思いますけど、毎回気付きがあるというか、プロモーションうんぬんではない生きるヒント=新たな視野をもらえる感覚なんですよね。今回も『New Spring Harvest』にとどまらない多岐にわたる話題を、書けないことも含めて(笑)たっぷり話してくれました。“やる前から絶対にいい時間になると思っていましたが、間違いなかったですね。ホント最高でしたよ”。そして4月23日(土)、OAU初の大阪城音楽堂でのライブを見た後、僕はきっと同じことを言うことでしょう。それでは皆さん会場で!」