「自分に残された時間はあんまりないと思ってる」 リリースツアー後半戦、そして8年ぶりの日本武道館へ―― Ken Yokoyamaのルーツと生き様と意地を刻んだ 『Sentimental Trash』撮り下ろしインタビュー&動画コメント
Ken Yokoyamaの最新作『Sentimental Trash』は、メロディックパンクやメロディックハードコアと呼ばれる、本来のKen Yokoyamaの音楽とはまた異なる様々な要素が入ったアルバムだと言われている。だが、彼が関わってきた音楽は、Hi-STANDARDをはじめどの音楽もメロディアスであったと思うし、昔から作品にカバー曲を入れていたことからも彼が生粋の音楽好きであり、自分の音楽だけでなく、単純に良質な音楽を届けようとしていることも伝わってきたと思う。‘11年の東日本大震災以降、よりメッセージを直接的に伝えようとしている彼はこのインタビューでも赤裸々に語ってくれているが、“新しい世代の音楽、感性にはある意味叶わないし、新しい世代のお客さんには自分の音楽、感性は古い”…キャリアがある人間、それもしっかりと結果を出してきた男が、そこにあぐらをかかず、自分を問いただす。その作業は簡単ではなかっただろうし、そこを乗り越えたからこそ、再度自分を信じてルーツミュージックを振り返り、また新たな音作りに臨んだ、『Sentimental Trash』。若きミュージシャンにもお客さんにも自分の想いを意識的に伝承しようとしているこのアルバムは、46歳の横山健という人間の生き様であり、聴いた人間は必ず何かを想うはずだ。いよいよ開催されるリリースツアー後半戦、そして8年ぶりの日本武道館公演『DEAD AT BUDOKAN RETURNS』を前に、是非ともこのインタビューをじっくりと読んでいただきたい。
どれもノリだけじゃなくて、すごくメロディアスだった
だから、その時期にメロディで音楽を聴くという耳が養われたかもしれない
――『Sentimental Trash』は、今までの作品以上にKenさんのルーツミュージックを感じることが出来る内容だと思いました。改めて、Kenさんが最初に出会った音楽というようなルーツを、まず教えていただけたらと。
「中学くらいのときに洋楽の情報をクラスの友達と交換し合ったのが、音楽に興味を持ち始めた最初かな。クラスに洋楽に詳しいヤツがいて、ホール&オーツを教えてもらったりしてね。まぁ、ラジオっ子だったんで。だから自然と洋楽に興味を持って、全米TOP40とかを追いかけてたし。ビルボードとかキャッシュボックスとか、アメリカのチャート雑誌のチャートが、日本でもFM情報誌で知ることが出来た時代だったから。懐かしいな。FEN(現AFN)という米軍向けのラジオも、電波が入って土曜日の午後に聴けてたからね。“あの曲は何位だ!?”とか、本当に楽しかったな。ありとあらゆる音楽を知ることが出来たからね。ヘヴィメタルもあったし、マドンナやマイケル・ジャクソンが新人だった頃だよ。マイケルは『スリラー』(‘83)の頃だね。2人とも日本では一発屋かもしれないって、まだ思われてた頃だから(笑)。本当にいろんなタイプの音楽があって、どれもノリだけじゃなくて、すごくメロディアスだった。だから、その時期に“メロディで音楽を聴く”という耳が養われたかもしれない。コード進行とかを覚え始めたのも、その頃かな。80年代前半だよね。実際に楽器を持つのは、高校に入ってからだけどね。その頃にMTVとかも出てきたのかな。だから、土曜夕方はラジオでFENを聴いて、夜にはMTVで夕方に聴いた音楽のPVを見るという流れだったね」
――MTV全盛でPVでも音楽を楽しむ時代になった頃ですね。本格的にギターを持つようになった大きなきっかけって、何かありますか?
「ヴァン・ヘイレンの影響もあって、ギターが弾きたくなったんだよね。最初はコピーばっかしてたけど、高校を出て、すぐ組んだバンドはオリジナルだったね。ブルーハーツの真似事みたいなバンドだったけど(笑)。メタリカとかスラッシュメタル、ハードコアパンク、セックス・ピストルズとかの初期パンク…何でも聴いてたなぁ。でも、やっぱりブルーハーツの出現で全てを持っていかれた。等身大の説得力があったから」
――そんな中で自分独自の音を見付けたのは、どのようなきっかけからですか?
「イギリスのパンクもアメリカのパンクも聴いてたから、自然とパンクのギターを覚えていったんだよね。その頃は最初の自分もそうだけど、ブルーハーツの真似事バンドが本当に多くてね。でもさ、ブルーハーツがいれば、それでいいわけでしょ。真似事のバンドなんていらない。だから、どの真似事バンドも通用しなかった。Hi-STANDARDは、何だか分からないけど自信があってね。ちょうどイギリスのスナッフに新しいパンクロックを感じていたの。スナッフにはジャムもキンクスも、それからイギリスのビートパンクも全て入ってたから、それを自分たちでやってみようと思って。だから、英語で歌うのも自然だったね。ちょうどテレビ番組の『イカ天』が終わった後で、ライブハウスが地の底まで落ちてる時期だったんだよ。そんなこともあって“音楽でプロになるのは無理でしょ”と(今となっては)いい意味で諦めを持っていて、それがDIYという精神につながっていたのかな。そういう精神的手法と音楽的な新しさを持ってたら、俺たちは絶対にいけると思ってたね」
みんなに戸惑われるかもとも思ったけど
でも自分の欲求の方が強かったんだよね
――Hi-STANDARD時代から、Kenさんはカバーソングを大事にされていますよね。
「だって、ルーツ、バックボーンだからね。僕らのカバーソングがきっかけで、聴いてる子たちに古い音楽も知ってほしいし。これは“昔はよかった”論ではなく、単純に、本質的にいい音楽だからね」
――そういうルーツやバックホーンは持ちつつも、今回は明らかに鳴らす音を変えられたところはありますよね。
「うん、使用機材が変わったからね。若い頃は音を歪ませてガッガッガッと弾くのが気持ちよかったけど、チャック・ベリーやエルヴィス・プレスリーとかが今、聴く音楽になり始めて、そういったエッセンスを素直に出してもいいのかな、はみ出してもいいのかなと思えて。最初はメンバーをはじめみんなに戸惑われるかもとも思ったけど、でも自分の欲求の方が強かったんだよね」
――震災以降、Kenさんが音楽で伝えようとするメッセージも強くなっていると思います。
「前作は自分から進んで震災にフォーカスしたいと思ってたけど、今回は自然と、そういう歌詞になったんだよね。伝えたいメッセージが、よりしっかりしてきてるかな。自分で言うのもあれだけど、いいさじ加減になってると思う。あんまりお説教臭くなるのは嫌で、ちゃんとユーモアは出したいから。そういう意味では、前作の『Best Wishes』(‘12)はターニングポイントだったのかも。自分が責任のある世代にもなってきたからね、もう46歳だし。自分に残された時間はあんまりないと思っている。もう悠長なことも言ってられないし、自分もだいぶ俯瞰で見られるから。感性としてもベテランというか、単純に古くなってきてると思うしね」
自分が聴いてきた音楽を、ちゃんと自分を通して出したい
そうじゃないと嘘になっちゃうから
――先行シングル『I Won't Turn Off My Radio』(‘15)は、そういう自分を曝け出すように歌われていますよね。ある意味ショッキングな歌詞だったし、でも、そこからしっかりとメッセージを伝えていこうとするKenさんの姿勢が伝わってきて、グッときました。
「自分のことを歌っちゃったからね」
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――“Ricky Punks”シリーズという、自分と照らし合わせたリッキーという主人公の楽曲も今までにあったじゃないですか。今回も、そのシリーズにしてもよかったと思うんです。でも、そうじゃなく、より直接的に自分を歌ったのが、本当にカッコよくて。
「あ~確かに『Radio Ricky』とかでもよかったもんね! まぁ、さっきも言ったけど、僕自身本当にラジオっ子だったんで。でも今の時代、みんなが便利なツールに走るのが当たり前なのも分かる。新しい世代に殴られてるのは分かるんだけど、でも、ちょっとした意地があるんだよ、僕にもラジオにも。実際、震災のときにラジオを頼りにしてたわけだし。うん。意地はあるな。でも、若い子の感性にかなわないのも分かっている。だからって、僕が突然EDMをやっても、それは嘘だしね。自分が聴いてきた音楽を、ちゃんと自分を通して出したい。そうじゃないと嘘になっちゃうから。今作でハコもの(=セミアコースティック)のギターを使うことで、その辺りの気持ちも開けられちゃったというか。例えば、ビートルズも『ラバー・ソウル』(‘65)の時代とか、ローリング・ストーンズもミック・テイラーがいた頃とか、そういう音楽も好きだからね。そういう“オールディーズ”というか初期の感覚、メロディにしてもリズムにしても昔はみんなに愛されるものが存在して、人によってはそれを“マジックがかかる”と言ったりするけど、かつて自分がそう思っていたものを、自分の音楽で出してもよくなってきちゃったというか、素直に自分の音楽でも出したいなと思ったんだよね。年をとると、いろんなことを思うようになるんだな。おもしろいよね」
――そのマジックみたいなものを、今までずっとKenさんの音楽にも感じてたんです。だからこそ、Kenさんが世代の差を感じて、改めて考え直されていたことにも驚きました。
「ここ数年は、特に若い者にはかなわないと本当に思ってる。若いお客さんに自分の音が届いてないという気持ちも、すごくあるしね。今の子にとって、自分の音楽は古いんだなって思ってる。それはちゃんと認めないといけないし、自覚しないといけない。その上でいいものを作れば、若い世代にかなわないわけではないからさ」
――そこまで思えるようになる…要は敗北感をしっかりと受け止めたわけじゃないですか。それはものすごく大変なことだったと思うんですけれども…。
「そりゃ、なかなか大変だったよ。自分の根っこはいまだに“流行クソ喰らえ!!”なんでね(笑)。でも、年をとってきて世の中を認めざるを得ない自分がいてね。それに認めると、意外と楽なんだよ。認めようとする最中はしんどかったけど、認めた後はすごくポジティブに挑めるから。今回でそういうマインドが出来たよね。自分で言うのもあれだけど、Hi-STANDARDからKen Yokoyamaになったときも大変だったから。僕はギターコーラスだったから、メインで歌うとなると風景が変わってくるからね。ライブにおいてはド新人のつもりでやってたから、それと同じだよね」
――これだけのキャリアがある中で、常に自分を見つめ直されているのは本気ですごいと思います。
「力がある、才能がある、キャリアがある、とかではなく、謙虚にならないといけない。何よりも“あの頃はよかったおじさん”になったらいけないので。ソロになってからも最初はイケイケだったよ。でも、4枚目のアルバム『Four』(‘10)のときに“負けた感”が初めてあったね。自分では納得していたアルバムなんだけど、みんなには響かない感じがしていて。そっからかな~、いろいろと思い始めたのは」
そりゃ、いつまでも自分をナンバーワンと思っていたいけど
音楽で若い子にもいい想いをさせてやりたいよ
――Twitterでライブの動員についていろいろとつぶやかれ始めたのも印象的でした。例えば、“今日のライブに人が入ってないから、来てほしい”とストレートに伝えるのって…今まではタブー感があったじゃないですか。
「ミュージシャンの中には、お金の仕組みやスタッフとかの人の仕組みが分かってないヤツも多くてね。もっともっとミュージシャン自体も、必死にならないといけないからさ。ミュージシャンって別に特別な存在ではないからね。街のパン屋さんだって、新しい商品を常に作ってちゃんと売っていかないといけないという点では、ミュージシャンと一緒だから。そういう想いでモノを作っていかないといけないし、そうやってちゃんと音楽をやっていきたい。自分の感性の衰えを感じて、若い世代にかなわないことも感じながら、いつもそういうことは考えてるし、やれることはちゃんとやっていきたいから。僕が動くことによって、若いヤツらが動きやすくなるとも思うしね。Hi-STANDARDは、90年代にいい時代を経験させてもらったと思う。そりゃ、いつまでも自分をナンバーワンと思っていたいけど、音楽で若い子にもいい想いをさせてやりたいよ。Hi-STANDARDが売れたのって、偶然だと思う。でも、偶然でも一度掴んだら離しちゃダメだよね。いろいろ考えて謙虚になりながら、エッジも持ってないといけない。だから、ギターのフレーズ1つにしても、今までだと使わなかったようなものも今回はいっぱい入ってる。だから、『Sentimental Trash』はすごいカラフルだよ。オールドスクール、ロカビリーマナーに沿っていったらこうなったというか。『A Beautiful Song』(M-11)みたいなアイディアも、今までなら湧かなかったしね」
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――『A Beautiful Song』みたいなスローなナンバーで、ここまでメロディを際立たせたのにはビックリしました。
「だからこそ、メンバーにあの曲を理解してもらうのも大変だったよ。でも、Ken Yokoyama=バンドだから、メンバーに理解してもらった上で進みたいからね。そういう意味では、今回のアルバムはメンバーを相当悩ませたと思うよ。シングルの『I Won’t Turn Off My Radio』に入ってた1曲目の『Dance, SIng, Then Think』とかは、ラモーンズみたいなリフがあって、メンバーに“えっ? 何これ!?”という顔をされたしね(笑)。でも、そこは老いていく自分の感性の話もちゃんと伝えて、思ってることをちゃんと理解してもらって。結果、今まで以上に踏み込んだことで、バンドもエキサイト出来たしね」
――あと、『Yellow Trash Blues』(M-9)には、今までの作品の中でも最も哀愁を感じました。
「ブルースというのは、悲哀だからね。僕の悲哀が詰まってる。今の自分を現してると思うよ。年をとったからこそこういう作品を作れたのだから、それは嬉しいことだよね」
言うべきことを全て言えたから、これでモヤモヤはなくなったかな
――アルバムタイトルの『Sentimental Trash』は、いつ付けられたのですか?
「レコーディングが全て終わってからだね。最初は強烈過ぎるかなと思ったけど、ノスタルジックでセンチメンタルな自分を見ることが出来たのはよかったかな。“センチメンタルなクズ野郎”って自分で言ってるわけだから(笑)。今まではね、ノスタルジックな部分は出さないようにしてたから。パンク=若者の音楽であって、そこにノスタルジックさは必要ないと思ってたので。ノスタルジーとパンクマインドが同居することが出来るのかは、ずっと疑問でもあったしね。だけど自分自身、昔からドラマチックなモノが好きな感じはあったから。今回は言うべきことを全て言えたから、これでモヤモヤはなくなったかな」
――Kenさんが今後どのように進んでいくのかも気になります。50、60歳のKenさんはどうなってるんだろうって。
「いつまで出来るかも、分かんないですから。周りで若くして亡くなった人も多いしね。まぁ、年子の兄貴を病気で亡くしてるのも大きいと思うし、やりたい気持ちがあっても、亡くなっちゃうこともありますから。ただ、(甲本)ヒロトさんやマーシー(=真島昌利)さんを見てると、“まだまだやんないと”とは思うよね。あの人たちのことは、自分の物差しにしてる。あの人たちにやれて、自分にやれないことはないと思ってるから。だからこそ、死をリアルに捉えるようになってきたのも確かだし。追いつくまでに何とかね」
――ブルーハーツに全てを持っていかれて、ブルーハーツの真似事バンドを見ていく中で、Kenさんは自分にしか出来ないオリジナルの音楽を作ってきたわけで。ヒロトさん、マーシーさんをそこまで意識されているというお話が聞けたのは、何だか感慨深いものがあります。
「デカい存在だよ。しかも、デカい存在は形を変えて、今も存在してるわけで。でもね、昔は憧れだったものが、今はその2人に電話が出来るような関係になった。だからこそ、嫌われたくないんだよね。追いつこうという努力は必要だしずっとしてるけど、ある意味、追いつきっこないんだよ。どれだけ時間が経っても、憧れの先輩にはかなわない。まぁ、これは日本人独特の美学なのかもしれないけど。もし僕が2人の10倍売れようと、かなわない」
――Kenさんにとって、ヒロトさん、マーシーさんのお2人がいつまでたってもかなわない憧れの先輩であるように、Kenさんのことをそう思うミュージシャンはたくさんいます。そういう美学というか、必然の切磋琢磨があるからこそ、日本のロックンロールはカッコよくなっていくんだなと。本当に今日は深くて濃いお話をたくさん聞かせてもらえました! ツアー、楽しみにしています!!
Text by 鈴木敦史
Photo by 河上良(bit Direction lab.)
(2016年1月19日更新)
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Movie Comment
新作への想いやLOSTAGE五味兄との 対談についても語る動画コメント!
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Release
ルーツと向き合い、今と向き合う 3年ぶりとなる渾身の最新アルバム!
Album 『Sentimental Trash』 発売中 2190円(税別) PIZZA OF DEATH RECORDS PZCA-73 <収録曲> 01. Dream Of You 02. Boys Don't cry 03. I Don't care 04. Maybe Maybe 05. DA DA DA 06. Roll The Dice 07. One Last Time 08. Mama, Let Me Come Home 09. Yellow Trash Blues 10. I Won't Turn Off My Radio 11. A Beautiful Song 12. Pressure Drop
Profile
ケン・ヨコヤマ…’69年10月1日生まれ。Hi-STANDARD、BBQ CHICKENSのギタリスト。’04年にソロアーティストとしての活動を開始し、Ken Yokoyama名義によるアルバム『The Cost Of My Freedom』を発表。’08年1月に初の東京・日本武道館公演を実施したほか、’10年10月には『DEAD AT BAY AREA』と題したアリーナライブを神戸と幕張で敢行。’11年にはHi-STANDARDのライブ活動再開や『AIR JAM 2011』開催など、ソロ以外の活動も続々と展開。’13年11月にはドキュメンタリー映画『横山健 -疾風勁草編-』が全国60館の劇場にて公開され、’14年9月に『Stop The World』収録のCD付属のDVD『横山健 -疾風勁草編-』も発表。’15年7月には8年4ヵ月ぶりとなるシングル『I Won't Turn Off My Radio』を発表し、『ミュージックステーション』に初出演。そして、9月2日発表のニューアルバム『Sentimental Trash』を引っ提げ、年をまたいだ全国ツアー『Sentimental Trash Tour』を開催。3月10日(木)には8年2ヵ月ぶりの日本武道館公演『DEAD AT BUDOKAN RETURNS』を控える。Ken Yokoyama オフィシャルサイト http://kenyokoyama.com/
Live
軒並み完売のリリースツアー ファイナルは8年ぶりの日本武道館!
『Sentimental Trash Tour』 【東京公演】 ▼9月25日(金)CLUB QUATTRO [ゲスト]COUNTRY YARD【長野公演】 ▼10月6日(火)長野CLUB JUNK BOX [ゲスト]dustbox【石川公演】 ▼10月7日(水)金沢EIGHT HALL [ゲスト]dustbox【新潟公演】 ▼10月9日(金)NIIGATA LOTS [ゲスト]ROTTENGRAFFTY【群馬公演】 ▼10月10日(土)高崎 club FLEEZ [ゲスト]SCOTLAND GIRL【宮城公演】 ▼10月15日(木)BLUE RESISTANCE [ゲスト]PULLING TEETH【福島公演】 ▼10月16日(金)Hip Shot Japan [ゲスト]SCOTLAND GIRL【青森公演】 ▼10月18日(日)弘前 Mag-Net [ゲスト]DRADNATS【秋田公演】 ▼10月19日(月)Club SWINDLE [ゲスト]DRADNATS【岩手公演】 ▼10月21日(水)club change WAVE [ゲスト]SLANG【宮城公演】 ▼10月22日(木)仙台Rensa [ゲスト]SLANG【山形公演】 ▼10月24日(土)山形ミュージック昭和Session [ゲスト]GREED【神奈川公演】 ▼12月19日(土)横浜ベイホール [ゲスト]SAND【岡山公演】 Thank you, Sold Out!! ▼1月20日(水)CRAZYMAMA KINGDOM [ゲスト]BURL【鳥取公演】 Thank you, Sold Out!! ▼1月21日(木)松江canova [ゲスト]LABRET【熊本公演】 Thank you, Sold Out!! ▼1月23日(土)熊本B.9 V1 [ゲスト]THE BACK HORN【鹿児島公演】 Thank you, Sold Out!! ▼1月24日(日)鹿児島CAPARVOホール [ゲスト]THE BACK HORN【長崎公演】 Thank you, Sold Out!! ▼1月26日(火)DRUM Be-7 [ゲスト]HAWAIIAN6【福岡公演】 Thank you, Sold Out!! ▼1月27日(水)DRUM LOGOS [ゲスト]HAWAIIAN6【愛媛公演】 Thank you, Sold Out!! ▼1月29日(金)WstudioRED [ゲスト]THE→CHINA WIFE MOTORS【広島公演】 Thank you, Sold Out!! ▼1月30日(土)広島クラブクアトロ [ゲスト]/Northern19【静岡公演】 Thank you, Sold Out!! ▼2月10日(水)SOUND SHOWER ark [ゲスト]UNLIMITSThank you, Sold Out!! ▼2月11日(木)Live House 浜松 窓枠 [ゲスト]HOTSQUALL
Pick Up!!
【大阪公演】
Thank you, Sold Out!! ▼2月13日(土) 19:00 なんばHatch 1Fスタンディング3000円 2F指定席3000円 [ゲスト]SHANK SMASH WEST■06(6535)5569 ※小学生以下は保護者同伴に限り無料。但し、2F指定席はお席が必要な場合は有料。【餓鬼割】各公演当日17:30より、中学生以上から18歳未満の方は身分証(学生証・免許証等)提示で2000円返金。
【愛知公演】 Thank you, Sold Out!! ▼2月14日(日)ダイアモンドホール [ゲスト]SHANK【東京公演】 『DEAD AT BUDOKAN Returns Sentimental Trash Tour Final』 Thank you, Sold Out!! ▼3月10日(木)18:30 日本武道館 アリーナ立見5800円(立見/ブロック指定) スタンド指定4800円 スタンド着席指定席4800円(立見不可) [ゲスト]SLANG スマッシュ■03(3444)6751 ※小学生以上はチケット必要。未就学児は保護者同伴に限り無料。席が必要な場合はチケット必要。小学生以上18歳未満は当日会場にて2000円返金。要身分証明書。
Column1
LOSTAGEの五味岳久(vo&b)と Ken Yokoyamaが熱く語る! 連載企画『奈良からの手紙』で 感動の対談が再び!!
Column2
音楽に何が出来るのか 音楽で何が出来るのか 震災復興、ハイスタ、AIR JAM そして『Best Wishes』 3.11以降の全てを語るインタビュー
Column3
神戸での初の大規模ライブ にかける、熱きパンク魂! 挑め『DEAD AT BAY AREA』 言魂に震える'10年のインタビュー
Comment!!
ライター鈴木淳史さんからの オススメコメントはこちら!
「Kenさんのインタビューを初めて担当させていただいたのは、5年前だった。そのときにメロコアという言葉を、メロディックパンク、メロディックハードコアと正しい意味で伝えてくれながら、“言葉を使う仕事なんですから、いつまでも言葉アレルギーでいてくださいね”と言われたのをいまだに覚えている。Kenさんのインタビューは、いつも自分の姿勢を正せるし、それは何と言っても、Kenさんがいまだに自分の姿勢を正されているからだと思う。自分が初めて出会ったときのアルバムが、実は敗北を感じるきっかけになったというのには本当に驚いたし、改めて誠実さ真摯さを感じることが出来た。昨年の『ミュージックステーション』出演、その後のブログ、そして普段のワンマンやフェスやイベントのライブ…今、Kenさんはお客さん、バンドマン、関係者に明らかに何かを伝えようとしている。それは音楽を、ロックンロールを信じているからこそ、危機感を見て見ぬ振りするのではなく、しっかりと受け止めてほしいという魂の叫びだと思う。だからこそ、Kenさんの言葉をインタビューやライブで聞くと、涙してしまうことも多い。まぁ、流石にインタビューで泣くことは出来ないが…。と、そんな話はさておき、とにかく、このアルバムを聴いてほしい。Kenさんもインタビューで言っているように、ここにはKenさんの悲哀全てが詰まっている、和訳を読めば、必ず何かが伝わるはずだ。そして、とにかくKenさんのメロディは昔から本当に美しい。Kenさんの音楽は、いつかオルゴールアレンジをしてほしいと思うくらいだ。いい言葉がいいメロディに乗る…そして、そこにはメッセージがある。冬のお供に是非とも『Sentimental Trash』を」