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16年目のマイペースが放った
オルタナティブなボディーブローミュージック!
シュリスペイロフの開花の一撃『その周辺』を語る
宮本英一(vo&g)インタビュー&動画コメント

 まさか、である。結成からすでに14年が経過した’13年、メジャーデビューも契約終了もとっくに経験したタイミングで北海道から上京(笑)。3年ぶりのリリースとなったミニアルバム『turtle』を昨年発表したシーン屈指のマイペース・オルタナ歌モノバンド、シュリスペイロフから、1年というインターバルでフルアルバム『その周辺』が届いた。彼らが“ゼロ年代”に“北の最終兵器”と呼ばれたことを知る人は、もう少ないかもしれない。だが、ここにあるのは間違いなく歯車が回り出したバンドが鳴らす、瑞々しくも頼もしい音楽だ。何かを選択しても満たされない想いを綴る切なきパワーポップ『空中庭園』を皮切りに、束の間の無気力を描いた身も蓋もない『働きたくない』(笑)、アヴァンギャルドでスリリングな展開に翻弄される『憂鬱に踊る』、サイケで気だるい白昼夢『さよなら宇宙』、日々徒然なるフォーキーな『スターレット』、宮本(vo&g)の作家的な手腕に唸り意外なエピソードに笑う『ルール』、壮大でロマンティックな『地球を歩く』etc…その16年目のボディーブローは、聴けば聴くほど心地よく効いてくる。バンドのピークは20代なんて誰が決めた!? ようやく加速し始めた才能・シュリスペイロフ恐るべし!

 
 
“覚悟”みたいなものは、今よりは少し薄かったのかなぁって
 
 
――それこそ前回は3年ぶりにようやく音源を出せましたっていう話だったのが、今回のリリースは1年待たずというペースで。“次に取材があるのは3年後かな~?”みたいに言ってたのが(笑)。
 
「そんな話してた(笑)。去年そんな話をしてたのを覚えていたので、“まぁ1年以内に出さなきゃなぁ”って思ってました(笑)。やっぱり大きいのは、(山中)さわおさん(vo&g・the pillows)がプロデューサーに付いて、曲との向き合い方がだいぶ変わったなぁって。アレンジを練り過ぎることによって隠れちゃうものを、もうちょっと出してあげたかった感じもあったし。それで結構スピードアップした感じですね」
 
――ブラッシュアップするためとは言え、曲をこねくり回し過ぎて元の地点から離れていくのを回避すると。さわおさんからは具体的にどういったことを言われました?
 
「最初に出会ったときから言われてたんですけど、“曲に入り過ぎるな”っていうことですよね。その話をヒントに、僕自身が自然に作れるものを考え出したというか。バンドをやり始めたときから、“新しい音楽、個性的な音楽って何なんだろう?”って考えてはいたんですけど、やっぱり人の身体を通して鳴るようなものが、ちゃんとみんなに伝わらないとなって。それが=個性だったり、新しいと感じるものになると思うんで。それに気付いたところですよね」
 
――それで言うと、バンドにとって変われるタイミングというか、やってみようと思えるタイミングだった?
 
「バンド自体は16年ぐらいになるけど、その内10年ぐらいライブをし続けてきて…ちょっと身軽に表現が出来るようになってきたというか。ライブでも構えずに普段の自分たちを出して行こうみたいな方向に向いていたので、多分その影響もあって楽曲もそうなったのかなぁって。歌詞に関しても、“ここの語尾は何を使うのか”みたいなところはずっとあったんですよね。でも今は、細部にこだわるというよりは、もうちょっと“大事なものをどう伝えるか”の方に、目が向いてる感じですね」
 
――すごく解放されましたよね。何なんでしょうね。やっぱり上京したのがデカいんかな? でも、最初は上京するのはイヤだったんですね。
 
「“怖い”というのはあったかなぁ。僕は親が引っ越して1人で暮らしてたんですよ、何でこんなにいい環境が整ったんだろう?って思うぐらいの一軒家に(笑)」
 
――その環境はなかなか手放しづらいなぁ(笑)。
 
「ということは、僕がいなくなると誰も住む人がいなくなるから、人に売るか貸すかになる。だから、荷物も全部出さなきゃいけない。東京に行く前日とかは、空っぽになった家で過ごしたんですけど、何かすごい寂しかったんですよね。何にもなくなって」
 
――気軽に戻れない感じもしますしね。
 
「そうなんですよ。出発する朝もすげぇ寂しくて。東京に着いて、自分の家の近くにチンチン電車が走ってるのを見て、やっと“あ、この街にしてよかったかも”って少し思えたぐらいで、それまではすごい怖かったですね。札幌にいた頃も、バンドもやれたしCDも出せたし、たまに東京でライブとかもあったんですけど、やっぱりその“覚悟”みたいなものは、今よりは少し薄かったのかなぁっていう感じはありますね。“バンドをするために”東京に行くということが、ちょっと大きかったかなぁ」
 
――メジャーデビューするタイミングならまだしも、わざわざ長年暮らした故郷を、しかもコミュニティも自分たちの立ち位置も出来ているところを敢えて手放してね。
 
「はい。メンバーもそうだと思うんですけど、そこがちょっと気持ちが変わったかなぁと思いますね」
 
――地元在住で音楽活動を続ける人って、良くも悪くも東京ほど“今誰がキテる”とか、“あいつら全然ライブ良くないのに動員ある”とか(笑)、ダイレクトな情報が入ってこないからこそ、惑わされず自分たちの音楽を研ぎ澄ませていくパターンもあるわけで。シュリスペイロフに関しては、上京してもなおそのスタンスを保ててるというか、むしろ活性化につながってますね。
 
「自分たちは札幌にいた頃からも我関せずではあったんですけど、東京に来てから、もっとそうなりましたね。“僕らは僕らなんだ”って、ハッキリ感じてるのはありますね」
 
――だからこそ、今作でエレクトロなフレーバーを導入してダンスロックになりました、とかじゃない(笑)。ちゃんとこのバンドの道筋通りの音楽が鳴っていて、今この感じの音を鳴らすバンドがいないからこそ新鮮に響くというか。その“我関せず”のスタンスが逆に個性みたいになってきますよね。
 
「あんまりいないですよね? それにはちょっと自信ありますね。このバンドを16年やってきて、野口(b)が最近よく、“何で俺たちまだ音楽やってんのかね? やっぱり世の中舐めてるんだろうね”って(笑)」
 
――アハハハハ!(笑)
 
「でも、年齢的に言ったら、辞めるタイミングはもうとっくに…(笑)。多分何かしらどこかであったと思うんです」
 
――ヘンな話、デビューをきっかけに20代で上京してたら、“言ってもデビューも出来たし、何かすげぇヤツは周りにいっぱいいるし、東京は住みにくいし、契約も切れたし、もう北海道に帰ろう”みたいなことになってたかもしれないけど、シュリスはそういう時期を過ぎてから行ってるから(笑)。機を逃したからこその延命みたいな。だってもう、今さら音楽を辞めるメリットがないもん。
 
「そう! そうなんですよね」
 
――30過ぎるまでバンドをやっちゃったら、辞めるメリットより続けるメリットの方が絶対に多いと思いますもん。
 
「確かに、制作にしてもライブにしても、気分がすごく楽になっていったので、やっぱりどんどんバンドが楽しくなってきましたしね。『ルール』(M-7)は、アルバムにもう1曲足そうと急遽作って、やったことのない感じの曲だったんですけど、割とサクッと出来たんです。さわおさん自体もそんな僕らに求めてくるものって、“新しいことを何かしてくれ”みたいなことではなくて、何て言うのかな…さわおさんの無理強いしない感じというか、“こんな感じの曲だったらいいけどねぇ”とか“これだったら出来んじゃないの?”って言われるものは、本当に出来るんですよ。自由にやらせてもらってるけど、ちゃんと修正してくれてる。よく分かってくれてるのを感じるんですよね」
 
 
こんなにだらしない言葉ですけど、結構想いが乗ってる(笑)
 
 
――その『ルール』も、前半は恋の始まり特有の焦がれる寂しさを描いていたのが、ある部分を境に後半はもう別れていて、過去を想う寂しさに変わっていて、同じ“寂しさ”でも温度がガラリと違う。すごく作家的で、上手いなぁと。あと、『ルール』って、基本的にちょっと否定的に響くじゃないですか。でも、この曲においてはすごく強くて美しい。肯定的に捉えてますよね。これも珍しいなって。
 
「あぁ~(照笑)。これも結構サラッと書けたんですけど、それは同時にすごい自信にもなりました。何か、女の娘の子供っぽい、ヘンなこだわりがおもしろくて好きなんですよね。僕が若い頃に付き合ってた女の娘から、もう別れるぐらいのときに“だって私の家の電話番号知らないじゃん! 覚えてないでしょ!?”みたいなことを言われたんですけど、僕はそんなことは全然大事じゃないと思ってたんですけど、彼女にとっては大事だったんだなぁって…(笑)」
 
――アハハハハ!(笑) “ソラで言えない=大事にしてない”みたいな感じなのかな?
 
「何かそれをずっと覚えてて(笑)。そういうところを大事にするのってかわいらしいなぁって。何かそんなことを思い出したんですよね」
 
――いつも自分から振る? 振られる?
 
「どうかなぁ? 振られることの方が多かったかなぁ」
 
――振ることもあるんや(笑)。
 
「フフフフフ(笑)。でも、多分1回ぐらいしかないです(笑)」
 
――だってこの歌詞を読んでたら、この人は多分いつも愛想を尽かされるんだろうなっていう(笑)。ガマン大会が続いたけど、相手が出ていく、みたいなパターン(笑)。
 
「アハハ(笑)。そうですねぇ~何かそれを願ってる感じがありますね。僕からは…」
 
――引導を渡して欲しいというね。男にはそういうところがあるかもしれないなぁ…。あと、『働きたくない』(M-2)という身も蓋もない最高のタイトルがありますが(笑)、かつてミドリカワ書房が“働かずに生きて行きたい”というキラーワードを『だまって俺がついて行く』(‘09)の歌詞の中で綴りましたが、それは完全にヒモの歌で(笑)。
 
「アハハハハ!(笑) 何もやる気が起きなくて働きたくなかったとき、本当にその瞬間に生まれたメロディに曲を付けたんですよね。だから、こんなにだらしない言葉ですけど、結構想いが乗ってる(笑)」
 
――アハハハハ!(笑) でも、この束の間の無気力みたいなものって、誰しもが持っている部分だと思うので。
 
「うんうん。そうだ。この間、自分のバイト先でライブしたんですけど…」
 
――Twitterでも“19時から僕のバイト先のTSUTAYA三軒茶屋店でインストアライブでございます”とか、明言してるのがすごいよね(笑)。
 
「たまにお客さんが来てくれたりしてね(笑)。そこでライブをやったとき、店内で曲を掛けてくれてるんですけど、『働きたくない』も当然流れるんですよ、バイト先で(笑)。何かそれが最初はすごいドキドキした。“どう思われるんだろう…”とか思いながら(笑)」
 
 
『その周辺』と『スターレット』は、自分の中での満足度がすごく高い
 
 
――『地球を歩く』(M-9)は、映画『生きてるものはいないのか』(‘11)からインスパイアされたということですが、何とも不思議な世界観というか。『夜の公園』(M-8)にも思ったけど、この着想はどこから来てるのかなぁと。
 



「東京に引っ越して、最初は職場まで電車で通ってたんですけど、『turtle』を出したぐらいから何となく歩いて帰ったりして。『地球を歩く』と『夜の公園』とは内容的にはつながってる感じなんですけど、歩いて帰ってる内にいつの間にか夜になって、公園にたどり着くと(笑)。東京の公園って、何か夜に入るのが怖いなぁとか思ったり、その歩いてるときに思ったこととか、浮かんだメロディをiPhoneで録ったりしながら、そういうものがぐちゃぐちゃと混ざり合ってる感じですね」
 
――あとは、北海道だと車移動だけど、東京だと電車とか徒歩移動も増えるだろうから、それで観える風景の違いとかもあるでしょうね。
 
「歩くようになったのは、一番世界が変わった感じがしますね。自分の周りがより近くなったというか、車の窓ガラス1枚挟んで観る景色から、普通に感じられるものになってきた感じ」
 
――歌詞も『憂鬱に踊る』(M-3)は4行、『その周辺』(M-4)なんかは2行しかなくて、『憂鬱に踊る』は歌も後半からしか出てこない半インストな展開も含めておもしろいですね。
 
「『憂鬱に踊る』は最初、前半から歌を入れようと思ったんですけど、もしかしたらインストでも聴かせられるんじゃないかと思って、バッサリ抜いてみたんですよね。それが今までにない感じでちょっとおもしろいじゃんって。あと、『その周辺』と『スターレット』(M-6)に関しては、自分の中での満足度がすごく高いですね」
 
――『スターレット』は取材メモに二重丸しました(笑)。いいですね。
 
「おぉ(笑)。他の曲に関しては挑戦とかも結構あったりするんですけど、この2曲に関しては自分の中での完成形を出せたような到達感があるんで」
 
――その2行しか歌詞がない『その周辺』の1行目の“どこかにいきたい”は曖昧な感情ですけど、2行目の“あの娘にあいたい”はハッキリした対象だからおもしろいなって。
 
「なるほど! 全然意図してなかったところですけど、それも歌詞を考えるときにその2つがメロディにバチッとハマって。昔だったらもっといろいろと考えたけど、逆にこの2行だけにしたことで、もうちょっと深いところに行けたような気がします」
 
――そもそもシュリスって、風景をハッキリ明示するよりは、もうちょっとぼやけた世界を描くところが表現の妙でしょうけど、その極みですもんね。『空中庭園』(M-1)の“君は見えないものをみていた”とか、『スターレット』の“見えないものをぼくら見ようとしては”とかもそうですけど、この形ないものに対する感情は何なんでしょう。
 



「何か…生きていると選択肢がいっぱいあって、何か選ぶともう1つの可能性が全部浮いてしまう。最初、『空中庭園』は“浮いてしまった可能性”っていうぼんやりした言葉だったんですけど、それに名前を付けるなら“空中庭園”かなって思ったんですよね。その言葉を思い付いて、その“見えないもの”がハッキリした感じですね」
 
 
MCでお客さんとタメ口がきけるようになってきた(笑)
 
 
――この前シュリスに会ったのは、未完成VS新世界の解散ライブ@下北沢でしたけど、同期というか同世代のバンドがいなくなってきてますよね…。
 
「そうですよねぇ。以前サポートでギターを弾いてくれていた男の子も同時期に上京してたんですけど、その子も全然やらなくなっちゃったし。何かみんな、少しずつ音楽から離れてくなぁっていう感じはしますね」
 
――未完成~なんか、音楽やらなかったらマジでどうすんの?っていうバンドなのにね(笑)。
 
「そうなんですよね(笑)。でも、ちょっと前から“いつまでやるとか決めてるの?”とか“最近そんなことを考える”みたいなことは言ってたんですけど、言ってもまぁこの人は音楽を辞められないよなって思ってたんだけど、辞めちゃうんだなぁって。ちょっとビックリしましたね」
 
――そう考えたら、シュリスはよく続いてますね。
 
「そうなんですよ。本当に“よく続いてるなぁ…”っていう感じが、何かクッキリし出しましたよ(笑)。そんなにぶつかり合うこともなく…まぁブチョー(ds)はちょっとイジられてるから、不満はあるかもしれない(笑)。でも結局、みんなそこまで不満はなさそうですし、楽しくやれてるのが不思議な感じはありますね」
 
――多分普通だったら、このスローペースに逆に着いて行けないと思う(笑)。奇跡的に同じテンションと、同じ時間の使い方の3人が集まったのかもしれないですね。
 
「そうですね(笑)。何かこの静かな感じが珍しいっぽいですね。楽屋が共同とかだと、若手のバンドなんかが来たら小さくなっちゃってね。みんなギャーギャー騒いでるのに(笑)」
 
――アハハハハ!(笑) 最近のライブはどうですか? 上京後はコンスタントにやってますよね。
 
「気楽に出来るようになったから、MCもお客さんとタメ口がきけるようになってきたんで(笑)、何となく距離が近付き始めた感じがしますね。今回で言うと『さよなら宇宙』(M-5)とかは分かりやすいみたいですけど、ちょっとマニアックな感じの昔の暗い曲とかをやると、お客さんはポカーンだったりすることがあるので(笑)、これまではそういうマニアックなものからみんなが好きそうなものまで詰め込もうとする感じがありましたけど、最近のセットリストはジワジワとそこに持っていったり、“初めましてだからちょっと分かりやすい曲をやろう”とか、結構柔軟になってきたというか、頑なな部分が少しなくなってきた。今回のアルバムで、振り幅のグラデーションの空いてる部分に、少しずつ曲を入れられるようになったかなぁって」
 
――おもしろいですよね、ここに来てバンドの元気が出てきた感じ(笑)。まさかシュリスペイロフにもう1回春が来るとは、じゃないけど(笑)。蘇ったというか、ずっと掛からなかったエンジンがようやく掛かった感じがします。それこそ他のバンドたちが、上京したときに“よし、やるぞ!”って盛り上がっていくキャリア5年目ぐらいまでの熱さが、時間差で15年目ぐらいで出てきた(笑)。
 
「アハハ!(笑) そうかもしれないなぁ。ライブに関して率先して意見が出るようになったし、“リハビリしてたのかよ?”っていうぐらい(笑)、最近は楽しそうにやってるし。そうですね。みんな楽しそう」
 
――ツアータイトルもいいですね。『そちらの周辺ツアー』って。まずはツアーで会いましょうということで。本日はありがとうございました!
 
「ありがとうございました!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史



(2015年6月30日更新)


Check

Movie Comment

雰囲気伝わる!(笑) バンドを代表し
宮本英一(vo&g)からの動画コメント

Release

ジャケットイラストは宮本画伯!
4年ぶりとなる充実の4thアルバム

Album
『その周辺』
発売中 2500円
DELICIOUS LABEL
BUMP-045

<収録曲>
01. 空中庭園
02. 働きたくない
03. 憂鬱に踊る
04. その周辺
05. さよなら宇宙
06. スターレット
07. ルール
08. 夜の公園
09. 地球を歩く
10. エンドロール

Profile

シュリスペイロフ…写真左より、ブチョー(ds)、宮本英一(vo&g)、野口寛喜(b)。’99年、札幌にて結成。以降5年間は「ライブハウスが怖い」という理由でスタジオでの曲作りのみの活動を続ける。’04年、勇気を出して初のライブを開催。’05年、タワーレコード札幌ピヴォ店限定で3曲入りEP『ダイバー』をリリース。その後は札幌を中心としながら東名阪などへも積極的にイベント参加。’07年には、同郷のサカナクション、MONOBRIGHT、sleepy.ab、スモゥルフィッシュらと共にライブイベント『NORTHERN EDGE』に参加、以降も定期的に出演を果たす。’08年には1stアルバム『シュリスペイロフ』を、’09年には2ndアルバム『もぐる。』をリリース、自身初のツアー『水深3cm』を東名阪京の4ヵ所で開催。『THIS IS FOR YOU~THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM』に楽曲『SO YOUNG』で参加する。’11年、初のライブアルバム『シュリスペイロフ LIVE十一』、3rdアルバム『0.7』をリリース。’13年より山中さわお(the pillows)主宰のDELICIOUS LABELへ移籍、東京に拠点を移し活動を始める。’14年には『ROCK AND THYMPATHY -tribute to the pillows-』に楽曲『カーニバル』で参加。3年ぶりのリリースとなるミニアルバム『turtle』を発表。『ARABAKI ROCK FEST.14』にも出演を果たす。そして’15年5月20日、4年ぶりとなるオリジナル4thアルバム『その周辺』をリリース。バンド名の由来は、宮本が敬愛する漫画家・しりあがり寿の著作『真夜中の弥次さん喜多さん』に、1コマだけ登場する人物の名前から。

シュリスペイロフ オフィシャルサイト
http://syurispeiloff.jp/
 

Live

リリースツアーがいよいよ開幕!
初日の大阪公演が間もなく

 
『シュリスペイロフ“その周辺”発売記念
「そちらの周辺ツアー」弾き語り編
~宮本の周辺、弾き語りツーマン in 京都~』
チケット発売中
▼7月1日(水)19:00
SOLE CAFE
前売3000円
[出演]宮本英一/三浦コウジ
SOLE CAFE■075(493)7011
 

Pick Up!!

【大阪公演】

『シュリスペイロフ“その周辺”発売記念
「そちらの周辺ツアー」』
チケット発売中 Pコード263-718
▼7月2日(木)19:00
LIVE HOUSE Pangea
オールスタンディング2700円
[共演]山中さわお(the pillows)/ドラマチックアラスカ
LIVE HOUSE Pangea■06(4708)0061

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら


【名古屋公演】
チケット発売中 Pコード262-209
▼7月3日(金)19:00
アポロベイス
前売2700円
[共演]山中さわお/Homecomings
ジェイルハウス■052(936)6041

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら


【新潟公演】
チケット発売中
▼7月5日(日)18:00
GOLDEN PIGS BLACK STAGE
前売2700円
[共演]山中さわお
GOLDEN PIGS■025(201)9981


【東京公演】
チケット発売中 Pコード261-709
▼7月10日(金)19:00
下北沢 CLUB Que
スタンディング2800円
下北沢 CLUB Que■03(3412)9979

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら

 
【札幌公演】
チケット発売中
▼7月24日(金)19:00
mole
前売2500円
Sound Lab mole■011(207)5101
 

Column

“人よりダメだからこそ出来ること”
最後に亀は勝つ!? シーン屈指の
マイペース・オルタナ歌モノバンド
が15年目の上京と2年8ヵ月ぶりの
『turtle』を語る全員インタビュー

Comment!!

バッドミュージック宣伝担当
狹間一恵さんからのオススメ!

「シュリスペイロフは、自信を持って、ぜひ聴いて観ていただきたいバンドです。私自身がライブを観ていたときに、曲を聴きながら自分を投影していろいろ考えていたことがあり、聴き手を受け入れてくれる余白を持ってくれている音楽だなあと、ふと思いました。今回は、約4年ぶりのフルアルバム。1曲目から10曲目までの流れが心地よくて、あっという間に聴けてしまいます。なんと、繰り返し聴いていても全く飽きがこない。日常に寄り添ってくれながら、日常をいつもとちょっと違う景色に見せてくれる音楽です。そして、ライブでは演奏とMCのバランスが絶妙です(笑)」