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勇気と覚悟をくれたのはいつだってミュージック!
FoZZtoneが解散の危機から音楽の夢とプライドを語り尽くす
結成10周年に高らかに掲げられた新作『Reach to Mars』&
激動の10年を総括するメンバー全員ロングインタビュー (2/2)

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未知の要素がないと俺らが楽しめない
 
 
――ここ2年は割とコンセプチュアルな2作が続いて、しかも常に2枚組(笑)。大作を2作品作ってきてからの今回のアルバムは、ライナーノーツにも“キャリア史上最も身軽で爽快な”と銘打たれてます。
 
渡會「FoZZtoneがインディーズになっても精力的だ、コイツらの元気は一切衰えていないってことをアピールするのに、とにかく大量に曲を作ることが1つの方法論だと思って2枚組を続けてきましたけど、それでまぁいろいろ勉強したので(笑)。もう次のアルバムをどうするって話の前からずっとみんなで、“1枚でいい1枚で!”って(笑)」
 
竹尾「前作『INNER KINGDOM』(‘12)のキネマ倶楽部でのライブのときに、ワッチが同期をガッチリ作ってきて。俺たちもそれに甘えてしまった部分もあって、結局一番良かったのって、全く同期の入ってない自分たちの演奏の部分だけで(苦笑)。そのライブ終わりで、俺たちってホントしょーもないなって話をして、次のアルバムはもっと肉感的というか、バンド感を押し出していこうって」
 
――でも、前作も割とフィジカルを意識したアルバムやったのにね~(笑)。
 
渡會「そうなんですけどねぇ~(笑)」
 
竹尾「やっぱりDISC2の組曲の方を作り込んでしまうんで。ワッチも自分で曲作っといて入り間違えたりとか(笑)」
 
――アハハハハ!(笑)
 
キャノン「あれはケイオスだったね~(笑)」
 
――じゃあより明解に、よりストレートにと制作の過程で向かっていったというか。今作を例えて“『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか、往年のハリウッド娯楽映画を観た後の爽快感”と資料にはあるけど、大学時代はミニシアターで知る人ぞ知る映画を観るのが楽しくても、歳をとるにつれて分かるジャッキー・チェンのスゴさみたいな(笑)。
 
キャノン「アハハハハ!(笑)」
 
――『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ってやっぱ夢があるもんね。車に乗ったら時間を遡れるとか、ゴミがエネルギーとか(笑)。
 
(一同笑)
 
竹尾「飛び立った後の車輪の火の残り方とかね(笑)」
 
――ああいう明解なワクワク感というか、理由を探して並べ立てた良さとかじゃなくてね。
 
渡會「インスピレーションで分かるっていう。だから『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいなアルバムを作りたいって(笑)。『世界の始まりに』(M-1)とかも、竹尾の持ってきたリフをスタジオで聴いた瞬間に、もうこれは絶対にやるしかない! 竹尾がイヤって言おうが何だろうが絶対やろうって」
 
――今回は作曲者が入り乱れてるのがオモシロいよね。渡會曲がいつもより少ないし。
 
渡會「竹尾4曲、俺4曲がバーッて先に出揃ったんですね。お互い出せるものは出したから、何か未知の要素がないと俺らが楽しめないって無理矢理振って(笑)」
 
――それにもオーダーがあって、キャノン曲の『1983』(M-7)は、Perfumeの『チョコレイト・ディスコ』的な曲を作れって言われたのにスタジアム・ロック(笑)。
 
渡會「全然違う期待に応えてる(笑)。まぁでもコイツはコイツの仕事をしたなぁと」
 
キャノン「でも、竹尾がレコーディング当日まで練習してくれなかったんです。この曲は練習しない方がいいって」
 
竹尾「単純にコイツが曲を作ってきたときにスタジオにおらんかったし、gmailに曲を送ってきたときも、その当時gmailを全然使いこなせてなかったんで」
 
キャノン「ホントに当日まで聴いてすらなかったんですよ(笑)」
 
渡會「竹尾が何かドンと構えてるなぁって思ってたら、ホントに初見(笑)。でも、2回目でキッチリ刻み入れてきて、それだと何かダメだなって(笑)」
 
――ウマくなり過ぎるから練習したらダメ、みたいな感じですよね。
 
渡會「それに対してキャプテン(=武並)はね、ホントにオーダーに忠実に仕事したなって(笑)」
 
――まさに『ニューオリンズ殺人事件』(M-8)っぽい曲に(笑)。
 
竹尾「仮タイトルですよ? そんな真面目に考える必要なんかないんですよ?って言ってんのに、“いや、ニューオリンズはこうだから”って」
 
渡會「ジャズコードっていうのはこういう並びになるから!みたいな」
 
竹尾「m9(マイナー・ナインス)のコードなんてChar以来ですよ!みたいな(笑)」
 
――でも、武並さんに普通に曲を書いてくださいって頼むって、ホンマにメンバーみたいなモンなんやね。
 
渡會「ほぼ正規メンバーと言っていいんですけど、彼自身スタジオ・ミュージシャンを長くやっていて、そこから吸収することがスゴいあるんですよ。“誰々のドラムを叩きに行ったときこうだったんだよ。だからこうしたらいいと思う”みたいな情報って、スゴく大事なんで。あと、インタビューのときに彼がいたらもっと話が長くなると思う(笑)」
 
――武並さん、ホントに嬉しそうにドラム叩くよね。いいよなぁ。
 
竹尾「そこが一番大事なんですよ」
 
キャノン「めちゃくちゃいい笑顔しますからね、ホントに」
 
渡會「振り返れば、常に笑顔」
 
竹尾「ちょっと自分たちが不安に感じてても、大丈夫だよっていうあの懐の深さ。そういうことですよね」
 
――オフィシャルHPのプロフィールを見ててもね、武並さんだけ宇宙服着せられてね(笑)。
 
(一同笑)
 
――あと今回は歌詞。『She said』とか『BABY CALL ME NOW』はめちゃいいなと。
 
渡會「やったね! 嬉しいです。『BABY CALL ME NOW』は、竹尾が曲を持ってきたときに、これに死ぬほどクサい歌詞を乗せたいって。“俺のいない場所で泣くんじゃないよ”みたいな内容で、邦題は『BABY CALL ME NOW=悲しい気持ち』(笑)」
 
――渡會くんの配分が減る=責任がちょっと減ることで、逆に遊べるというか。
 
竹尾「前まではやっぱ難しい顔して作ってましたもん(笑)」
 
渡會「もっと真剣に考えて構築していけば絶対に伝わるはずだ!って思ってたのが最近、俺ダメなんだ、俺ヘンな人だったんだって結構諦めたところもあって(笑)。『Shangri-La』(M-5)とかも、OLたちと遊びに行って歌詞考えるみたいな感じだったし(笑)」
 
――ここ2作は音楽の効用の1つとして白昼夢的に異世界にトリップ出来る良さがあったけど、今作はあくまで現実に軸足を置きながら、いろんな世界へと行くというか。歌詞もやメロディやサウンドの風通しの良さも、今までとは何か違うなぁと。
 
竹尾「このアルバムから地上のスタジオで録り出したんですよ。今までは地下だったんで」
 
渡會「そうだわ(笑)」
 
――なるほど、そんな効用が。
 
竹尾「ちゃんと自然光が入ってくる中で録ったのはデカイですね」
 
キャノン「結構それはあるかもしんない」
 
 
音楽なんて夢しかないんですよ
 
 
――今回のタイトル曲でもある『Reach to Mars』はどこから?
 
渡會「結構この曲も早くに出来てて。『世界の始まりに』とか同じぐらいかな」
 
竹尾「それを初めて聴き終わったとき、もう歌えたんですよ。これはいい曲やなぁって」
 
キャノン「印象深かったしねぇ。もうスケールデカー!って(笑)」
 
渡會「ティンパニがドコドーン!と鳴ってて、もうコールドプレイです(笑)。っていうテイストをみんなに伝えて。『LOVE』がバンドが続く限り一生歌い続けられるアンセムになったし、あのテイストはどのバンドにも絶対に出来ない。だからとにかくデカいこと、あとはティンパニが鳴っていること(笑)。あと、俺が最近衝撃的だったのが、聖徳太子ってこの世にいなかったことになってるらしくて」
 
――え!? 事実上の人物じゃないん?
 
渡會「じゃなくなってるらしいんですよ。いろんな歴史研究家が調べたら、聖徳太子は実は蘇我入鹿だったんじゃないかみたいな。それって恐ろしいなって。言ったら、誰かが好き勝手に“FoZZtoneなんかホントはいなかった”って言ったら、この世から存在が消えてしまうかもしれない。そんなことを思ってたタイミングで、NASAが今後は月に行かないって発表して。今までいろんな人が開発に向けて頑張ってきたことも全部なかったことになっちゃったのかって思ってたら、今度からは火星に移行しますって…それはホントによかったなと思って。開発者たちは生き残れた。とりあえず何かを更新続けてたら消えないんだってことに、俺は勇気をもらったので。それこそね、周りのバンドも解散に次ぐ解散で、もうTwitterを見る度に」
 
――“○○からの大切なお知らせ”。
 
キャノン「あるあるあるある! あれは嫌だなぁ~」
 
――楽しい話じゃ絶対にないもんね。
 
渡會「そういう時代の中で、FoZZtoneは今頑張るか頑張らないかっていうタイミングだったから。俺たちが少しずつ評価されてるとしたら、やっぱり頑張ったからだ思うんですよ。近しいお客さんたちがアンケートとかに、“頑張ってるときのBGMとしてFoZZtoneを重宝しています”って書いてくれたとき、俺たちが“なんでもっと報われねぇんだろう?”って日々思いながら頑張っていることが彼らの励みになっていると気付いたとき、これはいいテーマを選ばなきゃって。そのタイミングで聖徳太子と火星があったという」
 
――そしてその『Reach to Mars』のPVではね、この2013年において竹尾氏が崖の上でギターを弾くという偉業を達成して(笑)。
 
渡會「グランド・キャニオンじゃなかったことだけがね、申し訳ない(笑)」
 
――ヘリで空撮出来なくてゴメンねっていう(笑)。でも楽しいよね。崖の上でギターを弾くという明確なロック像を引き受けるということ、それこそライブでのマーシャル(アンプ)三段積みもそうやけど。
 
竹尾「ホントね、世の中ってドンドン分かり辛くなってきてると思うんで。音楽もそうだし。結局それって伝えることから逃げてるから分かり辛くなってる。けどロックっていうアイコンのことを考えたら、こんなに分かりやすいものなんかないじゃないですか。それをちゃんとやることが自分の仕事なんだろうなって。古くさいって言われるかもしれないですけど、今この時代にこれが出来るヤツ誰がおんねん? これが似合うヤツ誰がおんねん?って」
 
キャノン「男のロマンみたいなモノが、もうずっとあるみたいな」
 
竹尾「いまだにそうなんですけど俺、ホテルでドラえもんの映画とか観てるからね(笑)。ジャイアンむっちゃええヤツやん! 頑張って!みたいな」
 
――映画のときのジャイアンはええヤツやからね(笑)。
 
キャノン「アハハハハ!(笑)」
 
竹尾「例えば80年代の商業ロックとかって、音楽好きからはディスられるんですけど、あの派手さってめちゃくちゃ勇気を与えたと思うんですよ。だからヴァン・ヘイレンの『ジャンプ』とかもスゴく好きで。自分が影響を受けたモノに対してはやっぱり正直でいたいと思うし、結局音を出した時点で自分の音になる。別にヴァン・ヘイレンだと思って弾いてるわけでもないし、スラッシュのつもりで弾いてるわけでもない。単純に、次の世代にドンドン勇気を与えていければええなぁって思うんですよね」
 
――夢がないとやってられんよね。
 
竹尾「そう! ホンマ音楽なんて夢しかないんですよ」
 
――今作が出来たとき、何か今までとは違う感覚はあった?
 
渡會「今までは明確に違ったとは思います。ちゃんと俺たち王道だったと思うんですよね、ずっと。ミスチル大好き、スピッツ聴いてました、ウルフルズ素敵だと思います、イエモン最高じゃないですかって過ごしてきた人間たちが、てらいもなくちゃんとやってきたとは思うんですけど、ただそこでね、俺たちも勇気がなかったし、難しくしてたんだなって。そういうことを全部経験して10年経って、ようやく恥ずかしげもなく『Master of Tie Breaker』(M-3)もやってますし、火星へ行こうぜとか言えてますし(笑)」
 
――これぞスタジアム・ロックな『Master of Tie Breaker』をライブでやったときの、キャノンの顔がめっちゃいいねんな~髪型を含めた横顔のシルエットが抜群にいい(笑)。
 
(一同爆笑)
 
キャノン「実は俺、事務所の社長にも“お前、横顔出せ”って言われた(笑)。今回は作ったうちらでも、繰り返し何回も聴けるようなアルバムになったと思いますし、ホントにいろんな人に言われてきたんですけど、今までは気合入れて“よし、聴くぞー!”みたいなアルバムだったんですけど、今回はホントに気軽に何回も聴いてもらえる」
 
渡會「だからちゃんと人に向けて作ったアルバムだと思うんですよ」
 
竹尾「何回も言ってると思うんですけど俺、自分の音源って聴かないんですよね。興味がないっていうか。でも、このアルバムだけはめっちゃ聴いてるんですよ。だから売れると思います(笑)」
 
 
いろいろ知ってるが故に音楽でそれが全部チャラになる瞬間がある
 
 
――10年やってきてそれこそ一番バンドが危なかった話は聞いたけど、逆に今までやってきてよかったなぁって思った瞬間ってあります?
 
キャノン「いまだにアイコンタクトしながら、みんなで笑い合いながらライブ出来てるのって、スゴくいいなって思うんですよね。やっぱり今までいろんなことが…ホントに思いますね、やっててよかったなぁって」
 
竹尾「俺は逆にフラストレーションしかないっすよ。何で俺たちのこの曲がこの規模なんだって。もちろんライブは楽しいし、葛藤を抱えていくのはミュージシャンとしてつきまとっていくことやとは思うんですけど、俺は安室(奈美恵)ちゃんみたいに、デッカいところでやって、MCで泣きたいんだって」
 
(一同笑)
 
竹尾「だからホントに、ステージで泣けるぐらいの感動があったときが、やっててよかったって思うときじゃないかな。BLITZで初めてワンマンやるときなんて、絶対泣くやん俺!って思ってたけど、結局そんな感じじゃなかったし。ただ、自分たちに見合った場所はホントは分かんないですけどね。もしかしたらスタジアムでも泣かないかもしれないし、スゴい小っちゃいライブハウスで泣くかもしれない。その瞬間が来たときに、ようやくそう思うでしょうね。それを知りたいから続けてるんじゃないかな」
 
渡會「俺はライブしてるときに、お客さんの全部が分かるみたいな瞬間が年に2回ぐらいあるんですよ。ガンガン歌ってる最中に、あ~コイツはスーツのまんまライブに着たんだな、上はTシャツ着てるけど下はスラックスだなとか、お前今日は疲れて来たんだな、でも、もみくちゃになりながらめっちゃ笑ってるなとか、完全調和してるその瞬間、コイツらが喜んでるからとりあえず歌っとけっていう瞬間は、何の疲労感もないしボンボン歌が出てくる。それはホントに幸せな瞬間だし、そのときはメンバー全員が分かってるんですよ。あ~キタわ~最高だって。そういう素晴らしいライブが年に1回か2回あるときに、ホントにやっててよかったなって思いますし、それと同時にホント悔しいなぁ~腹立つなぁ~って思ったときに、あ~こういう曲書こう!とか…次の創作力が悔しさから湧いてくるときに、あ、もうダメだな俺。音楽しかないって(笑)」
 
(一同笑)
 
――マネージャー曰く、“辞めたら死ぬ”やからね(笑)。
 
渡會「最近はもうホントに自覚し始めて。やるしかねぇ、むしろこの職業に出会えてよかったなって感じますね。あと、人のライブ観てるときってほぼお客さんを観てるんですけど、演者としていろいろ知るために観ていても、そんなことすら全部忘れていい曲だなぁって思える瞬間がある。いろいろ知ってるが故に音楽でそれが全部チャラになる瞬間がある。今日のGOING UNDER GROUNDのラストにやった曲、ホンットに久々に泣きそうなった」
※今回の取材はGOING UNDER GROUNDも出演したグッドモーニングアメリカ主催『あっ、良いライブここにあります。2103』at BIGCATの合間に行われた。
 
竹尾「ヤバかったね、ホンマ。さっき(松本)素生(vo&g)さんにも言ったんですけど、“俺、人のライブ観てメロイックサイン作ったのガンズ以来ですよ!”って」
 
――アハハハハ!(笑) アクセルと並んだんや(笑)
 
渡會「隣で何かオカシイ反応してる人がいるな~と思ったら竹尾が(笑)。俺らも10周年でようやくこのアルバムを作れて世の中に打って出ようっていうタイミングだから、そこを越えた上でやってるバンドのライブを観ながら…今日はチクショー!みたいな感覚が結構あったんですよ。でもそんなの関係ねぇ。主役は俺とお前しかいないみたいな、あの感覚は素晴らしいです」
 
竹尾「だからホンマにね、あれもスタジアム・ロックなんですよ。勇気を与えてますから。多分帰るときに、ちょっと肩幅大きくなって帰るんですよ(笑)」
 
渡會「10年前だったら絶対に言えなかったけど、音楽に勇気を俺らはもらってるし、勇気を与えたいなってホントに思いますね」
 
 
10周年の策は…まだ一発だけリボルバーに弾丸が残ってるかどうかかな
 
 
――そして、『Reach to Mars』のツアーもあって、今回は基本的にそれなりのキャリアがあるバンド、いろんな状況がある中でも続けてるバンドを呼んでいて。大阪のゲストのLUNKHEADなんかは、ちょっと先輩やね。
 
竹尾「もう大先輩! 友達みたいな感じですけど、めちゃめちゃ尊敬してるし、内情もいろいろ知ってるし」
 
――境遇も似てるよね。ドラムが辞める。ドラムが堅気になろうとする(笑)。
 
キャノン「確かに!」
 
竹尾「で、ウマいことやってるっていう(笑)」
 
――あと、サポートの人がメンバーみたいになってる(笑)。
 
竹尾「そうそうそう(笑)。同じっスよ、ホンマ」
 
――そういうサヴァイブしてるバンドたちがね。福岡ではさっき話に出たGOING~と対バンやし。そしてファイナルは曰くつきの場所、赤坂BLITZワンマンで。10周年はまだ続きますが、この先まだ何かありそう? 
 
渡會「10周年の策は…まだ一発だけリボルバーに弾丸が残ってるかどうかかな(笑)」
 
――まあこの先はお楽しみということでね(笑)。本日はありがとうございました!
 
全員「ありがとうございました~!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
 



(2013年7月19日更新)


Check

Release

“キャリア史上最も身軽で爽快”
と謳われた無敵の最新作!

Album
『Reach to Mars』
発売中 2800円
SPACE SHOWER MUSIC/
TIME'S MARK
PECF-3050

<収録曲>
01. 世界の始まりに
02. 情熱は踵に咲く
03. Master of Tie Breaker
04. She said
05. Shangri-La
06. BABY CALL ME NOW
07. 1983
08. ニューオーリンズ殺人事件
09. 21st Century Rock'n'roll Star
10. Reach to Mars

Profile

フォズトーン…写真左より、竹尾典明(g)、渡會将士(vo&g)、菅野信昭(b)からなるロックバンド。一度聴いたら虜になる切ないメロディと一癖あるアレンジで独自の世界観を確立している。2nd アルバム『The Sound of Music』(‘09)では70年代クラシックロックをテーマに制作、3rd アルバム『NEW WORLD』(‘11)ではクラシックミュージックの構築美を追求し、組曲を作り上げ、ロックオペラライブを演出した。アルバムジャケットは主に渡會のイラストデザインで、『NEW WORLD』のジャケットは小説の作りになっている。音楽をもっと楽しんで欲しいという想いから、購入者が選曲し曲順を選べるという業界初の試み“オーダーメイドアルバム企画”を実施し、その企画を支持したタワーレコード13店舗との“タワーレコード店舗別オーダーメイドアルバム企画”も実現するなど、音楽で真摯に遊ぶロックバンドである。’13年は結成10周年のアニバーサリーイヤーであり、意欲的に制作/ライブ/企画に取り組んでいる。

FoZZtone オフィシャルサイト
http://www.fozztone.com/


Live

盟友たちとの対バンツアーを経て
ファイナルは曰くつきのあの場所で!

【大阪公演】
チケット発売中 Pコード196-569
▼7月20日(土)18:00
梅田Shangri-La
オールスタンディング3000円
[共演]LUNKHEAD
[オープニングアクト]Talows
夢番地■06(6341)3525
※3歳以上は有料。

【仙台公演】
チケット発売中 Pコード197-503
▼7月26日(金)18:30
LIVE HOUSE enn 2nd
オールスタンディング3000円
[共演]MONOBRIGHT
G・I・P■022(222)9999

【福岡公演】
チケット発売中 Pコード200-582
▼8月9日(金)18:30
DRUM SON
スタンディング3000円
[ゲスト]GOING UNDER GROUND
キョードー西日本■092(714)0159
※6歳未満入場不可。

【東京公演】
チケット発売中 Pコード201-331
▼9月7日(土)18:00
赤坂BLITZ
スタンディング3300円
2F指定席3300円
ディスクガレージ■050(5533)0888
※3歳以上はチケット必要。

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