ホーム > 魂のランキングルメ~たまラン~ 「ケンドーコバヤシのたまらない店」 > らーめん 五劫のすりきれ
ラーメンの食べ歩きが趣味だった店主が、他にはないスープを生み出したいと独学で試行錯誤して出会ったのが鶏のレバー。鶏白湯スープをベースに独自の製法で仕込んだ鶏レバーペーストを大量に合わせたラーメンは、レバーの独特の風味と余韻が口の中に広がるワイルドな仕上がりだ。レバー好きはもちろん必食だが、鶏白湯と鶏レバーが意外に調和しているので、濃厚テイストが好きな人はチャレンジする価値あり。まぜそば、カレー味などノーレバーの季節限定麺も要チェック。
リリー「地階にあるお店なんですね」
コバ「こちらは今年オープンしたお店で、レバーを使ったラーメンが人気だとか」
盛山「レバーって、これまた珍しいですね」
店主「お待たせ致しました(と言ってラーメン登場)」
3人「おおッ!」
コバ「これはインスタに載せるヤツやろ」
盛山「映えますね」
コバ「では早速(と言ってひと口)、めっちゃレバーやん! 臭みもなくて旨い!」
リリー「これは間違いなくレバーですね」
盛山「レッバ!」
コバ「勝手に麺にスープがついてくる感じやな。これぞストーキングスープ」
リリー「かなり美味しいですね」
盛山「レバーやのに軽やかな味わいですよ」
コバ「新しいラーメンを探求してるヤツを連れてきて自慢したいところやな」
リリー「だいたいレバーをラーメンに使おうという発想がスゴイですよね」
盛山「レッバ! 」
コバ「なんやねん、さっきから」
盛山「あまりにレバーのスープが美味しいんで」
コバ「しかし、オレは今日オマエたちに感動してるぞ」
リリー「どうしたんですか?」
コバ「この連載でオレより先に食べ終わろうとしているコンビ初めてやわ。なんや、刑務所でも入ってたんか?」
盛山「(笑)それぐらい美味しいということですよ」
コバ「それならば、極上のあるあるを披露してもらわんとアカンな」
リリー「ラーメンあるあるですよね」
コバ「いや、今日はあえてレバーあるあるでいくか」
盛山「レバーあるあるですか!?」
コバ「ラーメンあるあるは、もうやり尽くしてるからな。レバーあるある、オレは8つはあるぞ」
盛山「レバーあるあるか…。薄いのしか出てこないですよ」
コバ「薄いのは困るぞ、こんなに濃いスープやねんから」
盛山「うまいこと言わんといてくださいよ(笑)」
リリー「自分から行きますね。子供の時、そんなにレバーが好きじゃないけど、美味しさが分かり始めると、耳から血が出るほど旨く感じる」
コバ「さすが後輩たちに憧れられるだけあるわな」
リリー「良かったですか?」
盛山「全然良くないでしょ! 自分も行きますね。レバ刺しが好きな人、ほとんどが実はゴマ油が好きなんじゃないかと思う」
コバ「レバ刺しが食べられなくなったこの時代に、よくそんなことが言えたな」
盛山「鶏とかもありますよ」
コバ「まあ、無いことは無いあるあるやな」
リリー「それじゃ、コバさんのあるある聞かせてくださいよ」
コバ「じゃあ、渾身のヤツをひとつ。漫画『はじめの一歩』で試合が動き出すのは、だいたい一歩のレバーブローが決まってからという」
見取り図「(大爆笑)」
リリー「そんなのアリなんですか!」
盛山「食べるレバー違いますやん! 人のレバーはダメでしょ」
コバ「レバーはレバーやからな。レバーが決まって相手の動きが止まった瞬間から、もうデンプシーロール始まっているから」
盛山「それは『はじめの一歩』あるあるですって!」
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