ホーム > 魂のランキングルメ~たまラン~ 「ケンドーコバヤシのたまらない店」 > よしこ
なにわ筋から西、国道2号線の南エリアの福島3丁目界隈は、細い路地裏に様々な飲食店がひしめくホットな場所。3軒のスナックが並ぶ一角の一軒がこの、よしこ。スナッカーを自負する人がイメージする理想的な看板&店内の雰囲気、そして佳古ママの柔らかいお人柄。一見客も常連さんもすぐ一緒に和める暖かく上品な癒し空間がここにある。
粗品「この辺、実家の近所ですよ」
ママ「皆さん、今日はわざわざありがとうございます」
コバ「これはこれは、また綺麗なママで。ママはおいくつなんですか?」
ママ「62歳です」
3人「ええ~ッ!!」
コバ「全然見えないですよ。若すぎて、腕に真珠が散りばめられてるように見えました。これは錯覚ですかね?」
せいや「いえ、本当にしてますから」
粗品「しかし、こういう雰囲気だとやっぱりお酒が進みますね」
コバ「お通しのサラダがまた美味い。なかなかこういう野菜をちゃんと食べられる機会もないやろ」
粗品「そうですね」
せいや「めっちゃフレッシュです」
※ここからママお手製の付き出しが数品登場。
コバ「いつも、こんなに出るんですか?」
ママ「今日は取材で用意しましたから特別ですけど、あれば色々出しますよ」
コバ「これがスナックや、分かるか? ママも話しやすいやろ」
せいや「こんな気さくな方いないですよ」
コバ「やっぱり“マザー”のお店はなぜか落ち着くよな。コチラはひとりでやってるんですか?」
ママ「以前はバイトの子がいたんですけど、もう今は1人でやってます」
粗品「ええ!カウンターいっぱいになったら大変じゃないですか」
ママ「でも、全部の席がちゃんと見えてますから。意外と中からは端から端までお客さんの顔が見えるんです」
せいや「舞台と一緒ですね。自分も結構客席の端から端まで見えてますから」
粗品「ウソつけ!」
コバ「見えるんや?」
せいや「この客、これで笑わんかったから次はこのネタでいってみようとか考えません?」
コバ「粗品、オマエたちそんなことしてるの?」
粗品「全くしてませんけど」
せいや「ちょっと、裏を取るのやめてくれません?」
コバ「(大爆笑)」
ママ「せっかくなんで、何かカラオケ唄ってくださいよ」
コバ「こういう雰囲気で何を唄うかで空気が読めるかが分かるからな」
粗品「古い曲あまり知らないんですけど」
ママ「最近の曲でも全然大丈夫ですよ」
コバ「最近言うてもLINDBERGぐらいまでやけどな」
粗品「古ッ!!」
せいや「カラオケなら自分に任せてくださいよ。だいたいママ世代はスパイダースを唄えば喜んでくれるんですよ」
ママ「全然喜びませんけど」
コバ「無理せんと得意なヤツでええから。そう言えば、せいやはモノマネができるんやったっけ?」
せいや「自分、サザンの桑田さんのモノマネが得意です」
コバ「とは言え、富好さん(ちゃらんぽらん)には勝たれへんやろ」
せいや「悪いですけど、自分の方が似てます」
コバ「じゃ、何か唄ってくれや」
せいや「ではこれを(と言いつつデンモク送信)」
※画面に『LOVE AFFAIR 〜秘密のデート』の文字
コバ「なるほどな」
せいや「ちょっと本気で行きますね(と言って1曲丸々熱唱♪)」
粗品「コバさん、ずっと全く無の表情なんですけど」
コバ「上手いけど全然、冨好さんの方が上やな」
せいや「ええ~本当ですか!」
コバ「サザンは富好さんのもんやから、あきらめろ」
せいや「あきらめられないですよ」
コバ「じゃ、挽回策として恒例のあるある、スナックあるあるを披露してもらおうか。粗品は行ったことないから不利やけど」
せいや「スナックあるあるですか?」
コバ「100は出るぞ」
粗品「イメージでいきますね。お店が混んできて荷物を置くところに困っていたら、常連客が率先して自分の荷物の上に載せてくれるとかは?」
コバ「どうした? オマエ、スゴイぞ。スナック行ったことないのに」
粗品「OKですか?」
ママ「よくありますよ」
コバ「何で行ったことないのに、そんな光景が見えるねん」
粗品「いや、イメージです」
コバ「さすがオールザッツ漫才覇者やな」
せいや「自分もいきますね。壁の色黄ばみがち」
コバ「(しばらく無視)ホンマに学校に犬入ってきてテンション上がるレベルのあるあるやな」
せいや「じゃ、コバさんのあるあるも聞かせてくださいよ」
コバ「では、ジャブ程度のあるあるをひとつ。常連のオッチャンが店に入ってきて『ちゃうねん今日はちゃうねん!忘れ物やねん!』言うて、壁にかかっている帽子をとって去っていくという」
粗品「(爆笑)忘れ物取りに来ただけなんですね」
せいや「スゴイですわ。これがジャブ程度のあるあるですか」
コバ「しかも当てる気のないジャブやからな」
ママ「確かに、そういうお客さん結構いますよ」
せいや「参りました。でもさっきのがジャブ程度のあるあるなら、もう1ランク上のあるあるを披露してもらっていいですか?」
コバ「全然ええぞ。これはお客さん側のあるあるなんで、ママには分からないと思うけど、スナック行った帰りにGパンのロールアップのところを見たら、ナッツの皮がいっぱい入っているという」
霜降り明星「(大爆笑)」
せいや「もう勝たれへんわ~」
粗品「スナック行ったことなくても面白い、さすがです!」
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