ホーム > 魂のランキングルメ~たまラン~ 「ケンドーコバヤシのたまらない店」 > らーめん 颯人
出身地である北海道の名店と、カドヤ食堂で腕を磨いた店主・石垣さんが、培った技と自らのセンスを駆使し、関西の麺シーンにハイレベルなラーメンを投じる。故郷の味をアレンジしたオリジナルの味噌ラーメンが話題だが、店主のおすすめである醤油味は、通でなくてもぜひ試してほしい一杯。注目はメニューの裏に書かれた数量限定の「裏しょうゆ」。通常の醤油味とは異なる、魚介系を使わずに動物系素材のみで丹念にとるスープと、醤油の配合を変えたタレによってシンプルで深い味を追求している。喉越しと食感が良い自家製の細平打ち麺もスープによく絡み、一気に完食の美味しさだ。2016年5月からスタートした「しおらーめん」(800円)もぜひ。
奥田「ええ香りがしてますね~」
四条「醤油、塩、味噌がありますね。悩みますが自分は塩にしていいですか?」
店主「裏醤油というメニューもありますよ」
コバ「裏醤油? それは気になるところやけど、裏を知るにはまず表を知らんとアカンやろうからオレは醤油でお願いします!」
奥田「じゃ、自分はこちらの一番人気という味噌で」
コバ「キレイに分かれたけど、次に裏醤油を食べる権利があるのはオレだけだからな」
四条「いや~楽しみですね」
(5分後)
店主「お待たせしました~」
3人「おおッ!!」
奥田「うまそう~!」
四条「めっちゃキレイ!!」
コバ「では早速(と言ってひと口)旨ッ!! やっぱり醤油にしてよかった!!」
奥田「いや、味噌の方が旨いですって!」
四条「いやいや、絶対塩ですよ」
コバ「たぶん塩も旨いんやろうけど、応援しているオマエが信頼できへんからな」
四条「いや、ホント旨いですよ。こんな塩食べたことないですから」
コバ「じゃ、旨さの根拠を言ってみろ」
四条「めっちゃあっさりしてます」
奥田「それが塩やから」
コバ「いや、この醤油こそタダモノじゃないぞ。醤油の香りがやけに広がるわ」
(無心で各々のラーメンをすする3人)
奥田「スゴイですね、結局誰もシェアしようとしないという」
コバ「悪いけど今日はこの醤油と最後まで添い遂げるわ」
奥田「自分もこの味噌と添い遂げますよ」
四条「いや~最高の塩ラーメンでした」
コバ「じゃ、そろそろラーメンあるあるを聞かせてもらおうか」
奥田「では自分から行きますね。ラーメン食べ終えて水を飲んで、いったん口をリセットしたはずなのに結局もう1回スープを飲んでしまう」
コバ「奥田よ、意外とちゃんとしたあるあるが言えるようになったな」
奥田「ホントですか!ありがとうございます!!」
コバ「ま、ちゃんとしてるだけでオリジナリティーとか面白さがあるワケではないけど」
奥田「(苦笑)実は、まだあるあるをよく分かってないです」
四条「じゃ、自分も自信のあるやつ行きますね。髪の長い女性が髪をかきあげて、麺をすするとかじゃなくて麺をレンゲの上で折り畳みながら食べてる人を見たら『ラーメンに本気になれ!』って思いがち」
コバ「……」
四条「いいでしょ、これ」
コバ「2度と来んといてくれるか」
四条「ええ!ダメですか!!」
コバ「使い古されたこと言うな。他は?」
四条「ラーメンの食券の販売機前で何を食べようか悩んでる時、後ろにお客さん来たらプレッシャーに負けて頼みたくないメニューのボタン押してしまいがちとかは」
コバ「ま、あるけどそれは食券販売機あるあるやからな。まだまだやな」
四条「じゃ、コバヤシさんのあるある聞かせてくださいよ!」
コバ「ラーメンに関しては無限にあるからな」
奥田「そんなにあるんですか?」
コバ「こないだのM-1決勝みたいなもんやな。どれを落とすか悩むという」
四条「その中でも一番のやつを、ぜひお願いします」
コバ「今回のあるあるは、読者にも学天即にもピンと来ないかもしれへんけど、間違いのないあるあるを披露したるわ」
学天即「お願いします!」
コバ「これは東京に限ったあるあるやねんけど、言葉が出てこなくて『何言うんやったっけ?』ってなってるヤツに、『オマエは金ちゃんラーメンか!』ってツッコんでも、そのCMが流れてなかったからすべるという」
学天即「(爆笑)」
コバ「吉本の名だたる先輩たちが出てたCM知ってるやろ、水戸黄門様に扮した金ちゃんラーメンの社長が『何言うんやったかいの??』って言うて、助さん角さん役のいくよくるよ師匠がズッコけるCM」
奥田「うっすら覚えてますけど、正直ピンときてません」
コバ「そうやねん、奥田。ピンと来ないまでがあるあるやねん(笑)」
奥田「スゴい!そこまで込みのあるあるなんですね!」
コバ「この上ないタイミングでこのツッコミを東京で入れても、全くウケないということだけは覚えておいてくれ」
奥田「たぶん関西でもビミョーだと思いますよ」
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