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大阪の長居にある肉卸業の老舗が手掛ける焼肉店。母体が永年培ってきた確かなネットワークで1頭買いし、神戸牛、松阪牛、山形牛などのハイブランド牛を基本1人前380円~500円代で提供する。肉質からは考えられない驚きの安さで、一人焼肉目当ての人から芸能人まで幅広い客層で常に賑わいを見せている。母乳しか与えられていない仔牛のタンをはじめ、他ではなかなかお目にかかることのできない部位が揃うのもこの店ならではの特徴。生ビールと楽しむのももちろんいいが、がっつり食べたい人は重量1kgというボリュームの“マンガめし”を彷彿させる『名物大ごはん』と一緒に味わいたい。
コバ「こちらの店は、ぴあから出ている『究極のうまい肉』という本のアワード企画で、総合GPに輝いた超ウマ焼肉店らしい」
松浦「劇場からも近いこんなところに焼肉店があるなんて知りませんでした」
店主「おつかれさまです~(と言ってビール登場)」
コバ「ビールと一緒に『おつかれさまです~』って言われると嬉しくて泣きそうになるわ」
店主「タン刺しどうそ~」
コバ「松浦は、タン刺しなんて食べたことないやろ」
松浦「ないです」
コバ「オレも初めてやから」
松浦「(爆笑)いつも食べてはるんかと思いました」
コバ「オレはいまだにカップラーメンを2つに割ってすするような生活してるからな」
松浦「それ、自分ですから」
(ここから続々と各種部位が登場)
松浦「タン刺しめっちゃうまいですし、上カルビも丸腸も全部うまいです!」
店主「こちらは母乳のみを飲んで育てた仔牛のタンです」
コバ「甘え盛りのベロやな~(と言ってひと口)こ、この甘みは…めっちゃうまい!」
松浦「(店主に)これ、焼き加減はこれぐらいでいいんですかね?」
コバ「いま焼肉店にそれを聞くのはタブーということが分からんのか! 店の人はそりゃ生に近い状態で食べてほしいけど、今のご時勢よく焼いて下さいとしか言われへんからな」
松浦「そうなんですね」
店主「お気遣いありがとうございます」
コバ「オマエは焼肉店の気持ち知らずやな」
松浦「社会人やってたんですけど、常識ないってよく怒られました…」
コバ「分かるわ。そのメガメやもんな」
松浦「メガネは関係ないでしょ!」
コバ「だいたい、そういうメガネを選ぶヤツって常識ないやん」
店主「ゴハン大です~」
2人「おおッ!」
コバ「日本昔話に出てくるご飯やな」
松浦「まさにマンガで見るご飯ですね」
コバ「これはワンバン食いすると旨いから」
松浦「ワンバン食い?」
コバ「タレをつけた肉をご飯にワンバンさせて食べると、白飯がタレごはんになってまた旨いんや」
松浦「なるほど!」
コバ「いま刑務所でこのご飯見せたら、再犯率かなり減ると思うんやけどな」
松浦「(爆笑)」
コバ「でも、ぶっちゃけ焼肉と一緒にご飯食べるの10年以上ぶりかもしれへん」
松浦「そうなんですか!」
コバ「今気付かされたわ。ずっと意地を張ってきただけなんやなって。小学生の時は無心で肉と米を食ってたから」
松浦「焼肉あるあるありました! メニューとかで牛キャラがよく部位の説明とかをしてますけど、オマエ食べられる側やろってツッコまれがちというのは?」
コバ「それは新時代に対応できていない、黎明期のあるあるやな」
松浦「難しいですね~。あるあるまだありますか?」
コバ「これが焼肉屋あるあるかって言われたら言い返せないけど、連れ3人ぐらいで焼肉食べてて、さっきから何回かトイレに行く女の子カワイイなって盛り上がることあるやろ」
松浦「ありますねぇ」
コバ「で、帰り際によく見たらその子、両腕タトゥーの男と一緒に来てて声かけなくて良かった~という」
松浦「(爆笑)それ、焼肉あるあるじゃなくてもいいんじゃないですか??」