駅前第３ビルの麺激戦区にオープンして２年、ファンを増やし続けるコチラは、双子の信川兄弟が中心となり、家族で切り盛り。三重県産小麦と北海道小麦をブレンドし、二段熟成して手打ちする“柔能く剛を制す”をモットーにしたうどんは、もっちりとした弾力と伸びが存在感を放つ。きつねうどんは、揚げと共に全体に甘すぎずちょうど良い出汁も秀逸だが、なじみの精肉店から仕入れるイチボなどの赤身肉スライスを惜しみなく添えたパンチある『和牛肉きつね』のコスパが最強だ。すべてにおいて、とにかくお客さんの喜ぶ顔が見たいという店主の心意気に頭が下がる。