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貴花田が単独力士として初めて表紙を飾った1991年から
「若・貴フィーバー」による空前の相撲ブームが到来!
今、大相撲が再び大人気だ。横綱・白鵬が大鵬を上回る33度目の歴代最多記録となる優勝を飾った今年の初場所は、東京場所としては18年ぶりに全15日間続けての「満員御礼」を記録した。これは「若・貴フィーバー」が続いていた1997年の初場所以来のことで、一時低迷していた大相撲人気が完全復活したことを物語っている。
その社会現象にもなった「若・貴フィーバー」に沸いた1991年、単独力士として初めて「ぴあ関西版」の表紙を飾ったのが、当時18歳10ヶ月という最年少で小結昇進を果たした貴花田(現貴乃花親方)だ。この年の5月場所初日に千代の富士から金星を挙げ、「昭和の大横綱」に事実上の引導を渡した一番は今でも語り草になっているほど。ここから数々の最年少記録を更新する活躍を見せ、1992年1月場所では幕内初優勝、この年に最年少での年間最多勝を記録し、貴乃花に改名した1993年に大関に昇進。そして、1994年11月場所に2場所連続全勝優勝を飾って見事横綱昇進を果たし、歴代6位となる22回優勝の記録と共に相撲人気を牽引し続けてきた(2003年初場所で引退)。親方となった現在も、日本相撲協会理事として相撲界の発展に貢献し続けている。
そして、この「平成の大横綱」貴乃花と肩を並べられる日本人スター横綱の誕生が待たれる2015年の相撲界だが、外国人力士全盛の中、期待の日本人力士が徐々に頭角を現し始めている。絶大なる人気を誇る遠藤は、ここ最近負け越しが続いているが、大関の稀勢の里、豪栄道、琴奨菊ら綱獲りを狙う日本人力士3人は揃って1月場所を勝ち越し。3月8日(日)に大阪府立体育会館で初日を迎える三月場所では、2006年初場所の栃東(現・玉ノ井親方)以来となる日本人力士による幕内優勝に期待が高まる。
当然、白鵬の幕内最多優勝記録更新などの見所も多い、年に一度の三月場所。再び盛り上がりつつある相撲人気をぜひ会場で感じてもらいたい。
(2015年1月28日更新)