今回紹介するのは…
『第1回 大阪中之島ごはん映画祭』
『eatrip』
(C)2009スタイルジャム
思い出の作品、見逃していた作品
目にも心にも“おいしい映画”
16作品一挙上映!!
【概要】
第1回 大阪中之島ごはん映画祭とは、ジャンルを問わず「人」と「食」のつながりを描いた“おいしい”映画を16作品集め上映する映画祭。また映画を観るだけでなく、食事をしたり、音楽を聴いたり、人と語らいながら、総合的にライフスタイルを楽しむことを提案する注目のイベントだ。上映作品は、最近では、なかなか大きなスクリーンで観ることが出来ない『青いパパイヤの香り』や『バグダッド・カフェ〈ニュー・ディレクターズ・カット版〉』などの超名作や、全国公開前のプレミア招待作品『ペンギン夫婦のつくり方』、そしてひとつのジャンルを確立したと言っても過言ではない『かもめ食堂』など。また、多くのメディアで活躍するフードディレクター・野村友里によるドキュメント『eatrip』は、「食べるということこそ、生きること。人生とは食べる旅」をテーマに描き、本映画祭のきっかけとなった作品。
【Movie Data】
●梅田ガーデンシネマ、中之島界隈(中之島BANKS、ほたるまち、淀屋橋、本町ほか)にて開催
公式サイト
http://osaka-nakanoshimagohan.com/
「土井コマキのシネマライフ」一覧
コマキ's レビュー
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映画を観てお腹をすかせて
もりもりごはんを食べましょ!
東京で何度か開催され大好評を博している映画祭が、ついに大阪初上陸! ミナミでもキタでもない中之島周辺という、オトナでオシャレなイメージのエリアで開催されます。上映されるのはリバイバル上映15作品+プレミア招待作品の合計16作品。
悲しいときに同じ物を食べても、全く味を感じなかったり、その味にホロリと癒されたり、その時の状況がすごく味に影響すると思うんです。料理って何なんでしょう、不思議ですね。この映画祭では、そんな「食」と「人」のつながりを描いた、いわゆる名作ばかりが上映され、個人的には『eatrip』や『未来の食卓』などの勉強系も気になります。しかも、映画上映に加えて面白そうな企画もたくさん! 映画+ライブ、映画+食事、映画+トークショーなど、過去にその作品を観たことがある人も、また新たな角度から楽しめるはず。たとえば『西の魔女が死んだ』の上映と風水講座や『未来の食卓』とビオワイン&有機食材を使った料理+食にまつわるトークショーなど。あっちの席やこっちの席から、お腹がギュルルル~と鳴る音が聞こえてきそうな映画祭です。映画を観てお腹をすかせて、もりもりごはんを食べましょ! きっと心豊かな食事になりますよ。
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コマキは見た! その①
『かもめ食堂』
(C)かもめ商会 PHOTO 高橋ヨーコ
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『かもめ食堂』で食べてみたいのは、シナモンロール、珈琲? 私はダントツでおにぎり! スウェーデン人男性がおにぎりを食べた後、口の横についたご飯つぶを夕日を見ながら食べるシーン。彼にとっておにぎりは異国の食文化だけど、それでも沁みる美味しさだったろうなぁ。 |
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コマキは見た! その②
『アメリ』
(C)2001 UGC IMAGES-TAPIOCA FILM-FRANCE 3 CINEMA-MMC INDEPENDENT-Tous droits reserves
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『アメリ』といえばクレームブリュレの表面をスプーンで割るアメリごっこしましたよね? 食べ物に意識を集中して観直すと、美味しそうな鶏の丸焼きが登場! 鶏の“あるパーツ”を食べるのが幸せという男性が、その好物を孫に分けてやる、さりげないシーンにほっこりしました。 |
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コマキ's select
『第1回 大阪中之島ごはん映画祭
』に捧げる“5 Songs”
映画を観て、選びに選び抜いたコマキ的
『第1回 大阪中之島ごはん映画祭』に捧げる5曲を発表!
①井上陽水「クレイジーラブ」
②畠山美由紀&小池龍平「Planter-Cafe」
③ヤン・ティルセン「アメリのワルツ」
④リュクサンブール公園「Nostalgic Safari」
⑤おおたえみり「集合体」 |
①は「かもめ食堂」のエンディングテーマ。え? 陽水さんなの、渋すぎない? なんて思ったんですが、実際に観てみると、これ以上ないほど激ハマりなのです。涙出ちゃうほど。
②は鎌倉にあるカフェ、ディモンシュという超名店から生まれた珈琲のためのアルバムからイブ・モンタンのカバー。
③はアメリといえばの1曲。
④は私の好きなカワイ子ちゃんたち。大阪が誇るアコーディオン楽団の1曲。
⑤はアメリみたいな独特の想像力とピュアさを兼ね備えたピアノ女子。しかも美人ときたもんだ! |
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次回更新は10月19日(金)予定!
(10月5日更新)
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