「もちろん、12年ぐらいバンドをやってきて一番しんどい年ではありましたけど(笑)、楽しいことも一番多かった1年やったんちゃうかなぁって。何やかんやライブもたくさんやらせてもらえたし、これだけリリースを立て続けにすることもなかったので。いろんな人に出会いながら、“これがメジャーデビューか”みたいなことを肌で感じて。このアルバム『Life is beautiful』もめっちゃ自由にやらせてもらったし、3枚目のシングル(TVアニメ『文豪ストレイドッグス』第2クールエンディング主題歌)『風が吹く街』(M-7)も、オーダーも何もな任せてくれてすごく光栄なんですけど、ちょっと言ってくれた方がやりやすいのはあるけどなぁ~とか思いながら(笑)、ドキドキしながら書いてました。去年はめっちゃ楽しかったですね」
――『Life is beautiful』っていうタイトルは、堕ちてるヤツには付けられへんからね(笑)。
ラックライフ…写真左より、たく(b)、イコマ(g)、LOVE大石(ds)、PON(vo&g)。大阪・北摂出身の4ピースギターロックバンド。’05年、高校の同級生であった、により前身バンドを結成。’08年3月にバンド名を“ラックライフ”に改名し、大阪・東京を中心に全国的な活動をスタート。以降、徹底的に現場主義を貫いたライブ活動を軸に、デモ音源を軒並み完売させるなどコンスタントにリリースを重ねる中、’14年には3rdアルバム『my contents』、4thアルバム『正しい僕の作り方。』、1stシングル『ハルカヒカリ』という怒涛のリリースラッシュに加え、’10年に立ち上げた自主イベント『GOOD LUCK』が、この年以降毎年なんばHatchにて開催されるまでにその規模を拡大するなど、バンドとして大躍進を遂げる。‘15年に入ってもその勢いは留まらず、2ndシングル『アイトユウ』、TVアニメ『純情ロマンチカ3』エンディング主題歌となった3rdシングル『変わらない空』を立て続けにリリースするなど話題を集め、各地のサーキットイベントでもハイボルテージなライブを展開。そして、’16年5月11日には、TVアニメ『文豪ストレイドッグス』エンディング主題歌となるシングル『名前を呼ぶよ』にて、遂にメジャーデビュー。若くして10年越えのキャリアと絆が培ったグルーヴ、言葉の1つ1つが伝わる力強いメッセージと歌声、ヒットポテンシャルを存分に備えたグッドメロディ…全国津々浦々で熱い血が通ったポップミュージックをかき鳴らし、オーディエンスのみならず時にバンドマンをも魅了する、ザ・ライブバンド。7月には、TVアニメ『チア男子!!』オープニング主題歌となる2ndシングル『初めの一歩』、11月にはTVアニメ『文豪ストレイドッグス』第2クールエンディング主題歌となる3rdシングル『風が吹く街』をリリース。そして、’17年3月15日には待望の1stアルバム『Life is beautiful』をリリースした。
「いや~毎回何だかエモくなる、PON(vo&g)くんのインタビュー。でもね、これって相手ありきなんですよ。“書く”というよりは“書かされる”。彼らが出会ってきた人たち全てを知ってるわけじゃないのに、『Life is beautiful』を聴いてると、その顔がPONくんの背後に見えるような…って、霊媒師に見てもらったらめっちゃ連れてるかもしらんけど(笑)。なんてアホな話をしていたら、“でも、誰が誰でって言えそうで怖い(笑)”と笑ったPONくんに、このバンドが続く理由を垣間見たような気がしました。今作にはこの2年間に発表されたシングル5曲が収録されていますが、メジャーデビュー曲でもあるラストの『名前を呼ぶよ』(M-13)で、めっちゃ締まる。ホンマいい曲。この曲はいつの間にかYouTubeでの再生回数も500万回を超えてるし、『サニーデイ』のMVからも匂い始めた、もしかしてもしかするかもという空気…マジでタモさんに会える日はそう遠くないかもしれませんよ!」