インタビュー&レポート

ホーム > インタビュー&レポート > 4年の月日をかけ結成10周年のアニバーサリーイヤーにたどりついた 1000sayの輝ける現在地『BABYLON』! MAN(vo&g&prog)とAPI(vo&b)が紆余曲折のバンド人生を語る 裏エピソード満載インタビュー&動画コメント


4年の月日をかけ結成10周年のアニバーサリーイヤーにたどりついた
1000sayの輝ける現在地『BABYLON』!
MAN(vo&g&prog)とAPI(vo&b)が紆余曲折のバンド人生を語る
裏エピソード満載インタビュー&動画コメント (2/2)

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


きっかけは’11年の震災がすごく大きくて
社会の仕組みに対する怖さみたいなものを、すごく感じたんですよね
 
 
――そして、紆余曲折を経てようやくリリースされた『BABYLON』は近未来都市が舞台ということやけど、この構想は以前からあったと。
 
API「携帯にMANくんが言ったことをたまにメモってるんですけど、3年前ぐらいのメモに『BABYLON』の着想が残ってて、そんなことを確かに言ってたなぁ、みたいな」
 
MAN「前作の『APOLLON』は12星座をテーマにしたアルバムだから、そういった意味ではすごくロマンティックで、いわゆるエレクトロにこだわらない作風だったんですけど、次はもう少し近未来感が際立ったものにしたいなって。きっかけは’11年の震災がすごく大きくて、そのときに社会の仕組みに対する怖さみたいなものを、すごく感じたんですよね。元々ロックってアンチテーゼじゃないけど、社会に対する反骨精神みたいなものが、特に60~70年代のパンクが流行ったときにはあったと思うんですよ。でも、その感覚を僕らの世代ではなかなか味わうことがなくて。僕らにとっては’11年が、リアルにそういうものを目の当たりにした初めてのタイミングだったんじゃないかなって。本当に実感として、“何かおかしくね?”って思った。でも、僕らはやっぱり音楽家だから、それを作品として残したいなって思ったんですよね」
 
――今までもファンタジックな世界は1000sayの持ち味で。ただ、今回は『DET-ROCK』(M-2)とかもそうやけど、言わばファンタジーとかSFの世界観を借りて現在を歌うという。
 
MAN「歌詞もずっと書いてきてるから、やっぱり言葉で何かを発することに対して、より濃度が濃くて、自分の気持ちが乗っかったもの…いわゆる音ノリがいい言葉だけでは、満足出来なくなったんですよね。逆に今までは、完全にそういう楽しみ方だったり表現の仕方だったんです。アルバムのテーマが決まったとき、もっといろんなことを勉強した上で言葉を発したい“責任感”みたいなものが、自分の中に強く生まれた感覚はありました」
 
――あと、APIちゃんは曲が思うように書けない時期があったと。
 
API「MANくんの作る曲が自分からすると完璧過ぎるので、それに並ぶ曲を作るのが自分的にもすごいハードルが高いというか…そういう意識は結構ありましたね。CDを出すことが決まって、MANくんに“自分の曲は攻撃的な曲が多いし、ちょっと違ったテイストが欲しいから、頑張って作って欲しい”みたいなことを言われたのと、そのとき音楽を聴くことがまたすごく好きになってて、いち音楽ファンとして“こういう曲が作ってみたい”みたいな気持ちが芽生えたのが一緒になって、『タイムマシン』(M-6)が出来ましたね。その切羽詰まった感じも出てると思います(笑)」
 
――今作はTwitterでコーラスの募集をかけたり、フランスのオーディエンスの声を録ったり…今まで話を聞いてきて、そういう関係性を楽曲に落とし込もうという発想にも、すごく筋が通ってるなと。
 
MAN「1000sayを応援してくれるコアなファンって、“下手したら自分より1000sayが好きなんじゃないか?”って思うぐらいの人がいるんですよ(笑)。熱量という部分では、そういう人たちの声があってもすごくいいなって。それが『V. I. P.』(M-9)なんですけど」
 
API「これはすごく化けましたね」
 
――『LET IT DIE... LET IT LIVE!』(M-8)はシーンとの親和性も感じるし、キッズたちが喜びそうなビートでありながらあざとくないし、MVもカッコいいよね。今までで一番お金がかかってるかどうか知らないけど、かかってるように見える(笑)。
 
(一同爆笑)
 
MAN「僕はカッコいいなぁと思うMVを、結構ブックマークに溜めてるんです。元々STARBOARDのMVがすごい好きで、たまたまその後に続けてavengers in sci-fiのMVを観たときにどこか似てるなぁと思って掘り下げたら、“あれ!? これ全部同じ監督だ”って気付いて怖くなったんですよ。“誰この人?”って(笑)。小嶋貴之さんっていう、(ストレイ)テナー、the telephones、KEYTALK、the band apartとか…もうめっちゃ撮ってる方なんですけど、好きなものがこれだけ被るということは、絶対に何か通じるものがあるはずだと思って、オファーしたんですよね」
 
――これはAPIちゃんがキレイに撮れてます(笑)。
 
MAN「アハハハハ!(笑)」
 
API「ですよね~私、MVがよく撮れ過ぎてて超不安で(笑)。ライブで観てガッカリしないかな?みたいな(笑)」
 
――APIちゃんはかわいいイメージがあるけど、このMVにはキレイさとかクールさがあるというか。
 
API「実は、このMVを撮る前にMANくんに言われて観た映画があって」
 
MAN「『バトルロワイヤル』(‘00)です。賛否両論ある映画だど思うんですけど、僕はすごい好きで。話の筋は本当にエグいんですけど、あれも1つのファンタジーであって、そこで描いてることは人の心の機微だったり、極限状態になったときに人はどういう行動を取るのか、自分はどうなれるのかみたいなことで。ああいう状況の中でブレずにいられる人…僕はあの映画の中に自分の憧れのヒーロー像みたいなものを見出したんですよね。殺伐とした世の中だからこそ、滲み出る勇気だったり誠実さみたいなものを表現したいなって思ったんですよ」
 
 
たくさんの人に多くの感動を贈るのは素晴らしいことだけど
たった1人の誰かの心をえぐるような曲を作ることも、僕は等価だと思ってる
 
 
――『FIFI』(M-4)はブレイクの連続ですごい展開の曲やけど、このアイディアはロス在住の友人のプロデューサーに対するカウンターの気持ちから生まれたと。
 
MAN「音楽業界と芸能界をつなぐぐらいのラインでやってる人なんで、やっぱり目線はすごく厳しいですよね。だから、“もっとこういう曲を書けよ”っていう話をされたとき、心配して言ってくれてるのも心のどこかで感じつつ、偉そうな物言いに若干ムカついたんで(笑)。たくさんの人に多くの感動を贈るのは素晴らしいことだけど、たった1人の誰かの心をえぐるような曲を作ることも、僕は等価だと思ってるから。『FIFI』は歌詞にあるように元々は“Feel, feel”なんですけど、“FI”って書くと“FIGHT”の“FI”にも見えるし、何か戦ってる感があるなって」
 
――MICHELLE(syn)をモチーフにした『MICHELLE AGAINST THE MACHINE』(M-7)も、今ではある意味ライブのハイライトにもなってる定番の曲で。
 
MAN「これは30~40分で出来た曲なんですけど、捻りのないストレートな曲にしようと思って作ったら、お客さんに届いた感じがすごくあって。悩みに悩んでこねくり回して作った曲も、ストレートに作った曲も、どっちのよさもあるんだなって。それまでは隅から隅まで計算し尽くさないと、作品として出しちゃいけないと思ってたから」
 
――そうだよ。だから4年もかかるんだよ(笑)。
 
MAN「アハハハハ!(笑)」
 
――そういう意味では、こねくり回さなくても届く曲が書けた証やもんね。MICHELLEがきっかけを与えてくれた。
 
MAN「やっぱりね、素材としてMICHELLEはすごく使えるんですよ。逆に言えば、いろんな人から“もったいないよ”ってずっと言われてたし、何のためにあんな身なりなのかっていう話になっちゃうんで(笑)」
 
――率直に、久々にフルサイズのアルバムを録るレコーディングの作業的にはどうでしたか?
 
API「1ヵ月まともに寝なかったですよ。よく乗り切ったなぁと思います(笑)」
 
MAN「僕は寝ないといろいろダメになるタイプなんですけど、研ぎ澄まされてましたね。やっぱり大好きなものを作ってるから、信じられないぐらい集中力を発揮してたと思います。でも、基本的には追い詰められてるから、“ここ、やっぱり違うんじゃないか?”とか思えてきて、いざ録るときに5パターンぐらい違う案を思い付く(笑)。朝までにデータを送らなきゃいけないのに、その良し悪しはやってみないと分からないから、夜の2時から試すとか(笑)」
 
API「その提案を聞いてガーン!って(笑)」
 
MAN「でも、それによって化けた曲が結構多かったなと。追い詰められたときに出たものって、自分の想定を超えたイレギュラーなものなので、予定調和じゃない感じが後から聴くとすごくおもしろいんですよ。もう1人の自分とのセッションみたいに聴こえるんで。でもね、散々そういう話をしてきてなんですけど、次は一発録りしてみたいんですよね。今は圧倒的に“ライブがいい”と言われるバンドに変わったんで」
 
――ライブ、めっちゃカッコいいもんなぁ。
 
API「それ本当に嬉しいです」
 
MAN「結局のところ、ライブもレコーディングも、バンドが呼吸しながら同じ場所で鳴らすことで起きるダイナニズムなんだろうなぁって。だから、今のメンバーで一発で録った音に、すごい興味があって」
 
――それこそさ、一発録りベストアルバムとかいいんじゃない? 昔の曲はライブアレンジも全然違うし。
 
MAN「あぁ~やりたい!」
 
API「緊張しそう!(笑)」
 
MAN「僕はRCサクセションの『RHAPSODY』(‘80)が大好きなんですけど、環境をしっかり整えて、後からミックスも出来るようにして、スタジオアルバムに成り得るスタイルでライブしてもいいですよね。お客さんも入れてね」
 
――その方が4年かからんからいいと思う(笑)。
 
MAN「アハハハハ!(笑)」
 
 
代官山UNITは『BABYLON』のツアーファイナルでもあるんですけど
10年に一度のワンマンぐらいに思ってるんですよ
 
 
――ツアーもあって大阪は北堀江club vijon、ファイナルの東京・代官山UNITも1つの勝負所ですね。
 
MAN「今年の『MINAMI WHEEL』もそうだったんですけど、大阪って反応がすごく正直なんですよね。他のエリアって“何か今日はあんまり盛り上がらなかったなぁ”っていうときに意外と物販が売れたり、“今日は盛り上がった!” っていうときにCDが2枚しか売れなかったり(笑)。でも、大阪は反応がちゃんと結果に表れる印象があるんですよ。そういった意味でも、僕は大阪の人たちがすごく好きだし、信頼してるし、鍛えてもらった感があるんですよね。大阪でワンマンをやるための1つの布石として今回のライブがあるので、是非応援していただきたいですね」
 
API「自分の性格的に人のために何かしたい気持ちが元々すごくあって、やっぱり音楽を人に届けたい、人が元気になるためにやりたいと思ってるんですよ。大阪って人情の街って言うじゃないですか。その気持ちをすごく分かち合えるというか、大阪のそういう人のつながりが好きなので、その想いを大切にやっていきたいなって」
 
MAN「あと、代官山UNITは『BABYLON』のツアーファイナルでもあるんですけど、10年に一度のワンマンぐらいに思ってるんですよ。10周年というタイミングを、自分たちはすごく大きく捉えてて。もう30分だと全貌が見えないバンドになったというか、“結成10周年おめでとう!”だけじゃなくて、その10年の内8年応援してきた人とか、去年出会った人たちも、僕たちの楽曲の幅を堪能してもらえるのはワンマンならではなんで」
 
API「ツアーにはいろんな不安もあるんですけど、その不安の中で頑張ることによって、今までも1人1人がいい表情になってくれたので。その表情を、自分たちの足跡みたいなものを、集大成としてバンッと出せたらいいなって」
 
――10年やってきましたが、ここからは20周年を目指してね。それこそ今後、さっき案に出た一発録りを試してみて感じることもあるだろうし。
 
MAN「作品って、常にその人たちのイメージ100%のものだけを作ってても、あんまりおもしろくなかったりするんですよね。あと、さっき一発録りに興味があるって言いましたけど、アコースティックにも今興味があって(笑)。以前、プラネタリウムでワンマンをしたことがあって、そのときに従来の曲をアコースティックにリアレンジしたとき、“こういう音楽をやりたくて、そう言えば1000say始めたよな”みたいな感覚がすごくあったんですよ。優しい感じだったり切ない感じ、アコースティックならではの和音の響きだったり。ザ・ポスタル・サーヴィスとかも好きなんで、電子音とアコースティックならではのグルーヴって、結構興味深いなぁって」
 
――そう思うと、やりたいことはいっぱいあるんだから、具現化するスピードを上げてくださいって話よね?(笑) あとは、バンドのマネジメントが出来る人募集と(笑)。
 
MAN「これはちょっと声を大にして(笑)」
 
API「ホントにもう募集ー!! よろしくお願いします(笑)」
 
――本日はありがとうございました~! それじゃライブで。
 
MAN&API「ありがとうございました~!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史



(2015年11月13日更新)


Check

Movie Comment

どこかで見たことのあるこの風景(笑)
1000sayからの動画コメント!

Music Video

アルバムの世界観を投影したリード曲
『LET IT DIE... LET IT LIVE!』!

Release

その才能とポップセンスを知らしめる
4年ぶりとなる驚異の2ndアルバム!

Album
『BABYLON』
発売中 2500円
Rock Chipper Records
IKCQ-1009

<収録曲>
01. THE GATEWAY TO BABYLON
02. DET-ROCK
03. SPECTRUM
04. FIFI
05. BORDERLINE
06. タイムマシン
07. MICHELLE AGAINST THE MACHINE
08. LET IT DIE… LET IT LIVE!
09. V. I. P.
10. THE ODYSSEY OF NOAH
11. 流星DESTINY [STARLIGHT VERSION]
12. EXPOSITION (bonus track)

Profile

ア・サウザンド・セイ…写真左より、MAN(vo&g&prog)、API(vo&b)、NON(ds)、MICHELLE(syn)。大学在学中にMAN を中心に結成。幾度かのメンバーチェンジを経て、’05年に現編成に。男女ツインボーカル×エレクトロサウンドを基調としたバンドサウンドで、コンセプトである“次世代ファンタジー”を体現。’08年には1stミニアルバム『STARGAZER ORCHESTRA』を、’09年には2ndミニアルバム『MICROWAVE HEARTBEAT』、3rdミニアルバム『LIGHTNING AMPLIFIER』と立て続けにリリース。’11年には、1stフルアルバム『APOLLON』を発表。また、フランス・パリにて開催されるヨーロッパ最大のカルチャーイベント『JAPAN EXPO 2011』を皮切りに’14年まで4年連続出演し、その公式テーマソング『EXPOSITION』を手掛けるなど、フランスとの親交も深い。’12年1月にはデジタルシングル『流星DESTINY』を配信、3月には渋谷CLUB QUATTROでのワンマンライブも成功させ、9月には初のDVD『サイコの晩餐』をリリース。’13年のフリーダウンロードシングル『SPECTRUM』を経て、’15年10月7日には4年ぶりとなる2ndフルアルバム『BABYLON』をリリース。ツアーファイナルとなる12月5日(土)には、代官山UNITにてワンマンライブを開催する。

1000say オフィシャルサイト
http://1000say.main.jp/

Live

リリースツアーも残り僅か!
大阪公演が間もなく開催へ

 
『1000say 2nd full album
『BABYLON』 release tour
[~さぁ行きますよ!
 ザイオンさん、バビロンさん~]』

【大阪公演】
▼10月11日(日)『MINAMI WHEEL 2015』
【東京公演】
▼10月13日(火)下北沢 CLUB Que
【横浜公演】
▼10月16日(金)club Lizard YOKOHAMA
【東京公演】
▼10月24日(土)
『吉祥寺ミミノコロックフェス』
【仙台公演】
▼11月3日(火・祝)space Zero
【名古屋公演】
▼11月13日(金)ell.SIZE

 

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード277-243
▼11月15日(日)17:00
北堀江club vijon
オールスタンディング2500円
[共演]soratobiwo/Edge Dub Monkeyz(ex.Stereo Osaka)
[DJ]SHIGE(onion night!)
[FOOD]さすらい厨房 trattoria may
club vijon■06(6539)7411

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら


【東京公演】
チケット発売中 Pコード271-792
▼12月5日(土)18:00
UNIT
スタンディング3000円
ネクストロード■03(5114)7444

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら


Column

Don't Think, Feel…!!
エレクトロでマッシブな
ポップソングの応酬
2年の沈黙を経て生まれた
1stアルバム『APOLLON』を語る
'11年の前回インタビュー

Comment!!

ぴあ関西版WEB音楽担当
奥“ボウイ”昌史からのオススメ!

「1000sayとの出会いは'09年。インタビューにも出てくるちょっと売れかけてた時代に(笑)、 イベントに出てもらったのがきっかけ。まぁ当時から音源がポップで、売れない理由がないくらい曲が良い。でも、思ったよりいろいろ苦労してて、思ったより熱くて、思った通り誠実な彼らは、本当にコツコツとキャリアを積んでいきます。毎年恒例のミナホ特集 “俺の推しメン”でも、“1000sayも付き合いはだいぶ長いですが、今が最強です。こんなにポップで、こんなにマッシヴなバンド…嫉妬するほどカッコいい。絶対知って欲しいです”とか、“音クールかつ夜走りで東京帰るのに打ち上げ最後まで出る人柄を兼ね備えた1000sayとかは、毎年のように推してるんで当然観てください”とか(笑)、散々言ってきました。それで遂にこの『BABYLON』ですよ。何でしょう、この高揚感と感動は。ようやく超絶ライブに音源が追い付きましたよ。僕にとって、早く会いたい=早く呑みたい=愛してる、と同じなんで(笑)、その全部を持ってるバンドに、そろそろ出会ってください。あかん、この文章書いてて大好きだと再確認してます俺(笑)。あと、MANくんは話し声もすごくいいので、 動画もぜひ見てください。朝5時の鳥貴族という散々な日常を(笑)。あと、APIちゃんはカワイイとカッコいいが共存する稀有なベーシストなんで、ぜひライブで射抜かれてください。この先の未来が必ずしも心躍るものではなくなってしまった時代に、彼らが見出した希望=『BABYLON』を道連れに」