「ブレイクしないで死ぬまでやるぞ!」
続いてるのに、もがいてる、みんなのスキップカウズが結成25周年!
イマフェス大阪翌日に行われた爆笑トークライブを誌上再現する
『フルムーン』公開インタビュー&動画コメント
(2/3)
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これだけ音楽を続けてきたからこそOKになったというか
もう今はNGが全然ない
――昨日もライブを観ていて思いましたけど、続いてるバンドの出音は違いますよね。
イマヤス「森山は同期で、オセロケッツがデビューしたときにも思ったけど、確かに才能はすげぇあるんだよ。集客力がないだけで」
(一同爆笑)
――いや、アンタもないでしょ!(笑)
イマヤス「確かにね!(笑) でも、森山が一発ギターを鳴らして歌い始めたときのすごさとかって、やっぱり年月だなぁと。森山はいろいろと生活環境が変わっても、ずーっと歌ってる人だからさ。そういう意味でも、いっぱい感動するというか。だから、高橋くんのドラムの一発も、全然違う気がするの。やっぱり続けてきた人の音」
高橋「来てよかったなぁ〜ここに(笑)」
(一同笑)
イマヤス「あとね、背筋が真っ直ぐなところが25年前から変わらない。あのドラムスタイルとか、8ビートの深さね。もう高橋くんはそういうところがすごいよね」
高橋「もう俺8ビートだけで来ちゃったからねぇ。25年」
――高橋さんは今、DQSっていうドラム11台のバンドもやっていて。それも凄まじいライブしますからね。
高橋「それもやっぱり、これだけ音楽を続けてきたからこそOKになったというか。もう今はNGが全然ないんで」
イマヤス「分かる!」
高橋「多分10年前だったらゾンビなんてやってなかったと思うんですけどね(笑)」
※前日のイマフェスで高橋はエアゾンビ(=ジョージ・A・ロメロの映画『ゾンビ』(‘78)のワンシーン)を披露(笑)。
イマヤス「だから、これからの音楽業界に一石を投じるとすれば、ちんちくりんなゆずの偽モンみたいな若いヤツらと(笑)アコースティックライブをやって、例えば俺らが、森山が、高橋くんが一発鳴らしたとき、“やっぱり違うんだ”って気付くというか…俺らが若い頃はそういう人を観て、分かったわけよ。例えば、ギターのAのコードって誰でも押さえられるじゃん? でも、そのAが違うとかさ」
森山「いや、これチバちゃん(GELUGUGU/the sokai・g)とかともよく言ってるんですけど、ずーっとそれだけ続けてる人って、“あの人ホンマにGの音鳴るで!”って(笑)」
――当のチバちゃん、今ドリンク注文中ですけどね(笑)。
(一同爆笑)
イマヤス「でも、チバちゃんのギターもすげぇと思うのよね。何で体型そのままの音が出るの?(笑)」
森山「むちゃくちゃ太いんですよね、もう」
イマヤス「単音が太いもんね。何年も続けてるとそういう深みが分かってくるというか。その強みはやっぱりある」
――スキップカウズなんかまさにそれですよね。もう深みでしかないというか。
エンドウ「だって俺さ、クレイジーケンバンドのケンさんに言われたんですよ。長いことやってきた…」
イマヤス「違うよ! それ怒髪天の増子(直純)さん!」
エンドウ「増子さんか。そっかそっか」
森山「間違うたらアカンとこやん!(笑)」
イマヤス「増子さんに、“とにかくバンドを長く続けて損することなんて1つもない”って」
――おぉ~いい言葉ですねぇ!
イマヤス「増子さんにラジオのゲストで出てもらったときもね、その話から始まって。“イマヤスも分かるだろ?”、“はい、分かります”って」
エンドウ「ケンさんには何て言われたんだっけ? 何かいいこと言われたんだよね」
イマヤス「何だっけなぁ…あ、“イイネ!”って言ってもらっただけだったわ(笑)」
(一同爆笑)
Sasuke(Empty Black Box・ds)「それいつも言ってますよ(笑)」
イマヤス「“あの~イマヤスくん、スキップカウズ聴いたんだけど…イーッネ!”って」
Sasuke「実は僕、ケンさんのバックで3曲叩いたことがあるんですよ」
森山「で、ケンさんに何て言われたん?」
Sasuke「いや、何も言われなかったっす」
――そこは!
森山「“イーッネ!”でしょ!」
Sasuke「それでよかったのか…(笑)」
イマヤス「振ったんだけどな(笑)。まぁそういうこともありまして、やっぱり続けていくと、いろんなエピソードが増えていくという」
大人に全然なり切れてないんですよ!
――25年を振り返って、何か奇天烈なエピソードはありますか?
エンドウ「それはだって昨日でしょ? 確実に」
(一同爆笑)
――昨日のイマフェスの打ち上げで、すごいことが起きましたもんね(笑)。
エンドウ「そうですね。これは、誰が言うん?」
イマヤス「まぁ森山でしょうね。当事者…」
森山「当事者はアンタや!(笑)」
(一同笑)
森山「朝4時ぐらいやんな? イマヤスさんがいなくなって。でも、いなくなっても全然平気で。その前はずっと床に寝たりしてたし」
――まず、イマヤスさんはそんなに酒が強くないのに、ピッチが早いんですよね。ウーロンハイを呑みまくる。
イマヤス「ホントそうなんですよ。すみません…」
――で、どんどん呑んでいって、イマヤスさんは眠たくなっちゃうんですよね。
森山「ゴロゴローッてずーっと床を転がっていって…(笑)」
イマヤス「俺ね、居酒屋に入った瞬間に思ったの。掘りごたつみたいなのがあるじゃん?今日のこのステージも掘りごたつだけど、こういうところがすげぇ好きみたい」
――アハハハハ!(笑)
イマヤス「酔うとね、絶対入っちゃうの」
――もう“イマヤスさん、寝ていいんですよ”って言うんですけど、一応起きようと頑張るんですよね。すっごい苦しそうな顔して(笑)。それで落ち着いたと思ったら…。
森山「店員さんが来て、“お連れ様がお戻しになられてます…”って。だから、処理班的に俺同期やけど年下やから行くわって。誰かついて来てくれるか思ったら、誰も来てくれてへん(笑)。で、現場に行ったらね、居酒屋のちょっと暗くなった廊下の端っこに、体育座りっぽく座ってはるんですよ。パッて下見たら、もう水浸し…(苦笑)」
イマヤス「そこで小便しちゃったんだよな、だから」
(一同爆笑)
森山「そっちのお戻し?と思って(笑) 床に琵琶湖が出来てたからね(笑)」
イマヤス「だからそういう意味では、大人に全然なり切れてないんですよ! 自分で言うのも何なんだけど、俺ちょっと真面目な部分があって。お酒も呑めなきゃいけないと思ってたの。ヘンなことをしないといけないと思ってたの。だから、そういう意味では、ちょっと許して欲しい(笑)」
(一同笑)
イマヤス「この間も公園で普通に寝ちゃって。ガンガン陽が照ってくるぐらいの時間に打ち水されて起きたからね」
森山「漫画のエピソードやん(笑)」
イマヤス「あと、テッシーさん(=手島いさむ・ユニコーン・g)と新宿で呑んだ日だっけ? 俺がベロベロになって」
エンドウ「お店を出て、道端にある大きな地図を一生懸命こうやって…スマホみたいに拡大しようとしてた(笑)」
(一同爆笑)
森山「アハハハハ!(笑) すごいな、もうホンマ伝説」
――楽しいですよね。だってこれで40を過ぎてるわけですから(笑)。
イマヤス「そうなの。だからやっぱり大人になりたくない症候群だから」
エンドウ「ピーターパンだ」
イマヤス「中2のままでいたいからさ」
(2014年12月 4日更新)
Check
Movie Comment
当日は来場者プレゼントもアリ!
12月7日(日)心斎橋AtlantiQsに向け
出演3バンドから動画コメント
スキップカウズ
CURIO
森山公一 the sokai
Release
ユニコーンにレピッシュも参加した
25年目の本気と旨味を見せ付ける新作
Album
『フルムーン』
発売中 2000円(税別)
Line Drive Records
LDRT-014
<収録曲>
01. 下北沢にて DEMO 始
02. 僕は今更しなくていい途方に暮れる
03. さかあがり
04. 想い出ガソリン
05. 冬の怪獣
06. バンド☆エイド
07. 余計なお世話
08. 眠る君のあしもとで
09. むきだしの心臓
10. 下北沢にて DEMO 終
Profile
スキップカウズ…写真左より、直井茂雄(ds)、今泉泰幸(vo)、遠藤肇(g)、小川雄二(b)。'89年、前身バンド・少年倶楽部に今泉=イマヤスが加入。'94年に現編成となり、'97年にはシングル『赤い手』でメジャーデビュー。シンプルで骨太なロックサウンドと、イマヤスの気さくなキャラクターで人気を博す。以降もライブを軸に着実に活動し、'09年には結成20周年を迎え、漫画『クローズ WORST』の公式ソングとして『俺』『キリトリセン』を配信リリース。'10年にはバンド結成20周年記念ベスト『財宝 ~スキップカウズ結成20周年特別盤 非常に分かりやすい入門編~』をオーダーメイド方式で発表。’14年には結成25周年を迎え、『冬の怪獣』『余計なお世話』『僕は今更しなくていい途方に暮れる』の配信3部作に続き、10月1日にアルバム『フルムーン』をリリース。また、バンド活動と並行して、イマヤスはラジオDJとしても活躍中。
スキップカウズ オフィシャルサイト
http://www.skipcows.com/
Live
リリースツアーもいよいよ後半戦
大阪公演は来場者プレゼントも!
『スキップカウズ
「フルムーン」リリースツアー
“うし満月~25年目のフルムーン~”』
【東京公演】
▼11月16日(日)18:30
高円寺 HIGH
前売3500円
[共演]杉本恭一/サクラメリーメン
HIGH■03(5378)0382
【仙台公演】
▼11月21日(金)19:00
LIVE HOUSE enn 3rd
前売3500円
[共演]杉本恭一
LIVE HOUSE enn■022(212)2678
【青森公演】
▼11月23日(日・祝)18:30
Quarter
前売3500円
[共演]杉本恭一
Quarter■017(777)3337
【名古屋公演】
チケット発売中 Pコード241-086
▼12月6日(土)18:30
ell.SIZE
前売券3500円
[共演]CURIO/unQuail
ell.SIZE■052(211)3997
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Pick Up!!
【大阪公演】
チケット発売中 Pコード244-902
▼12月7日(日)18:30
AtlantiQs
オールスタンディング3500円
[共演]CURIO/森山公一 the sokai
AtlantiQs■06(6258)2525
★大阪公演の来場者には、スキップカウズ、CURIO、森山公一 the sokaiの各バンドのサイン入りグッズが当たる激レアプレゼント企画を実施! 詳しくは上記の動画コメントをチェック!!
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【東京公演】
チケット発売中 Pコード239-844
▼12月13日(土)18:30
TSUTAYA O-nest
スタンディング3500円
[共演]CURIO
TSUTAYA O-nest■03(3462)4420
チケットの購入はコチラ!
Column
22年目の新作『オープンエンド』
は盟友オセロケッツの森山公一が
全面プロデュース! 盟友2組が
過去も内情も過剰にぶっちゃける
抱腹絶倒のロングインタビュー(笑)