ホーム > 魂のランキングルメ~たまラン~ 「ケンドーコバヤシのたまらない店」 > 壬滝

 時津風部屋の幕下力士だった大将・久保さんが腕を振るう人気店。ちゃんこ鍋は、鶏ガラに薄口と濃口のブレンド醤油をベースに丁寧とる、後味の良いスープが具材の旨みを引き立てる。自家製のつくね、豚肉、牛肉、鶏肉、野菜が山盛りとなるボリュームも話題だ。卓上に置かれた「テーブルコショー」を振って食べるとまた美味しい、締めの中華そば290円も忘れずオーダーするべし。お好み焼や鉄板焼きメニューがそろうのもこの店ならでは。



コバ「移動中の車で酔ってるヤツ、この連載で初めて見たわ」
タグ
「もう大丈夫です。いや~いかにも、ちゃんこ鍋屋という感じの雰囲気のええ感じの店ですね」
コバ
「この相撲甚句がええよな」
大将
「ちゃんこ用意しておきました」
3人「おおッ!」
真べぇ
「見た目すごいボリュームですね」

コバ「実はこれでも1.5人前らしいからな」
大将
「(鍋に具材を入れながら)そうなんです。足らなかったらまた言ってください」
コバ
「こちらの鍋は豚や牛も使っているんですね」
店主「“手を付く”という意味で本当は鶏以外の牛や豚は使わないんですけど、うちは商売用としてやっぱりダシが美味しくなるんで使わせてもらってるんです」
タグ「手を付くってどいうことですか?」
コバ「牛や豚は四つ足の動物やから、手を付いてるやろ。相撲では最も縁起が悪いということや」
タグ「なるほど!面白いですね」
(ここから元力士大将による相撲雑学談義が続く)
真べぇ「大将の話が面白いから、いつまででも聞けますね」

大将「鍋ももう食べられるんでどうぞ」
コバ「では早速(と言って鍋をひと口)う、美味い!!」
真べぇ「ええダシ出てますよね」
タグ「自分が今食べているのは牛肉ですかね」
コバ「それは知らんわ!」
真べぇ「つくね、滅茶苦茶美味いですよ」
コバ「野菜もナンボでも食べれるな」

タグ「これはパワーつきそうですね」
コバ「車酔いするような軟弱なヤツは、しっかり食べとけ。では、そろそろちゃんこ鍋あるあるを披露してもらうとするか」

タグ「では、自分からいきますね。つくねが入っている竹の筒みたいなやつ、あの名前を言えるヤツおらへん」
コバ「それは、つくねあるあるや」
真べぇ「ちゃんこ屋あるあるなんですけど、元力士のお店、表に全盛期の写真飾りがち」
コバ「それ、ミナミの劇場近くの千日前通りの店やろ」
全員「(爆笑)」

コバ「やっぱりまだまだやな。しっかり王者のあるあるを聞いとけよ」
ダブルアート「お願いします!」
コバ「ちゃんこ鍋を皆で食べている終盤に、『“ちゃんこ”って実は鍋ではなく、ご飯のことを言うねんぞ』みたいな雑学を誰かが言い出したら、大体すぐにお会計して解散するという」

ダブルアート「(大爆笑)」
タグ「確かに、すぐそういうこと言う人いますよね」

(ここから、大将による“ちゃんこ”の語源に関する諸説の説明がスタート)
タグ「大将の話、本当に面白いですね。ユーチューバーになったら稼げますよ」
真べぇ「今度イベントに出てくださいよ」

大将「相撲のことなら何でも聞いてください」
コバ「じゃ、ここらで会計して解散しよか」
全員「(爆笑)」

壬滝
住所 大阪市都島区東野田4-2-17
電話番号 06(6351)8680
営業時間 17:30~23:30(22:30LO)
※2018年4月1日から~23:00(フード22:00LO、ドリンク22:30LO)
定休日 水曜(12月、1月は営業)休、7月24・25日
席数 24席
個室 なし ※2階貸し切り可能
駐車場 なし
予約
予算 約4000円
カード 不可
喫煙
客層 相撲好きの方
BGM 相撲甚句
主な取り扱いビール アサヒ
アクセス 各線『京橋駅』下車、徒歩5分